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これまでは取り外した部品を戻すだけだった。 ハンダを使うのを横着した主人は 容赦なくPUのケーブルは切ってしまい、 戻す時には結線して絶縁チューブをかぶせるのみ。 これで音的には何の支障も無いようだ。 ところが今回は主人、 ふたつのPUをみっつにするなどと言う 電気に弱い者としては殆ど暴挙とも言える行為に出た。 穴を掘るのは得意でも 線をつなぐのは苦手なのである。 それには知識が無いと言う他に理由がある。 近いところが年々見づらくなって、 配線の様な作業が事の他難しいのである。 だったら拡大鏡でも使えば良いだろうと思われるかも知れないが、 元々そんな作業を頻繁にやる訳でもないので、 今まで買わずにいるのである。 しかし、そろそろ必要になって来たかもしれない。 とにかく主人はホームセンターで1,280円で買った 老眼鏡を掛けただけで作業を開始した。 まず、元のスイッチについているケーブルを外す。 短気にペンチで切ったりせず、 感心にちゃんとハンダを溶かして外している。 それが終わると今度は取り付ける予定のみっつのPUの 線の先っぽの皮をペンチで剥いた。 出てきた銅色の細い線をぐりぐりと束ね 真ん中にめしべのような白い線の皮を剥き、 そこから出てきた銀色の線もグリグリした。 一切の説明書と言うものが無かった。 別にどうとでも好きな様にしてくれと言う勢いである。 しかし、主人としては是非 みっつのPUを独立して使いたいのである。 その為にはどの様に配線すれば良いのか。 恐らく主人の力だけだったら無理だったかも知れないが、 世の中にはこう言う事に実に詳しい御仁がおられるようで、 主人はどうすれば良いかと言う事を事前に教えてもらっていた。 スイッチ自体、その方のアドバイスで買ったのである。 主人はその接続方法を確認し、 実際に線を持ってみる。 そこでふと疑問に思ったのである。 スイッチの裏側には6本の小さな円筒が出ている。 果たしてこの筒の中に線を差し込めと言うのだろうか。 主人はちょっと差してみた。 しかし、それで別に固定できる訳でもない。 やはり差した上でハンダ付けするようだ。 時に吾輩不思議でならないのだが、 こう言う部品、どうして差すだけで良いと言う構造にしないのだろうか。 PCの部品の取付でハンダなど全く不要である。 なのにギターの部品はどうしてこうも時代遅れなのであろうか。 猫である吾輩がこんな事を考えるくらいだから、 主人はもっとそう思っている。 実際、フェルナンデス社のサステナーの主回路は 全てコネクター式になっており、 PUは勿論、ジャックへのケーブルも コネクターでパチンパチンで終わりである。 ところがアースはハンダだったりするから吾輩理解に苦しむ。 主人はさっきグリグリした部分に ハンダをあてがい少しつけてふーふーしている。 何でも予備ハンダとか言うのだそうだ。 全ての線の先っぽにこの作業を施した主人は いよいよスイッチへの接続作業を開始した。 レバーを倒した方を左にした状態で 1 2 3 4 5 6 と番号をつける。 聞いた情報では 1にフロント
3にセンター 6にリア 2と4を結線して 5からボリュームへとつなぐ であった。 それを必死で忠実に行う主人。 ヘタクソなハンダではあるものの、 無事作業が完了した。 主人は、この回路をギターへ取り付ける前に、 正しく出来ているかどうかを確認した。 それぞれのPUを仮に結線し、 ギターのケーブルをジャックに挿し、 アンプの電源を入れる。 そしてドライバーでフロントをこんこんと叩く。 するとアンプから『コンコン』と音が出た。 目出度し目出度しである。 ところが、センターに切り替えて叩いてみると 全く音が出ない。 試しにリアを叩いたら『コンコン』と 有ってはならぬ音がする。 リアに切り替えて叩いてみると、 さっきも鳴ったのにやっぱり『コンコン』と アンプから音が出た。 なんとどう言う訳かフロント、リア、リアになってしまっている。 これではセンターの立場が無い。 主人は何度も接続を確認したが間違いはないようだった。 さて困った。 この問題を解決する能力を主人が持ち合わせているとは、 生憎ではあるが、我輩飼い猫でもあるが到底思えない。 暫し途方に暮れた主人であった。 ちょっと何かブツブツ言いながらタバコを吸って休憩する主人。 出来れば肩でも揉んでやりたいものだが、 迂闊に回転座椅子の背に飛び乗って 主人諸共後にひっくり返りでもしたら大変なので止めにした。 主人、教えてもらったやり方をもう一回しげしげと見る。 それで吾輩、はっと気がついた。 主人は重大なる間違いを犯している。 縦と横を勘違いしているのだ。 教えてくれた方は 1 4 2 5 3 6 と書いている。 然るに主人は 1 2 3 4 5 6 だと思ってしまったのである。 回路的にどこがどう違うのかわからないが、 とにかく教わった事とは違うと言う事だけは確実である。 さて、主人。 これに気がつくだろうか。 これをどうやったら主人に教えてやる事が出来るだろうかと考えて、 特に良い案が浮かばなかったので とりあえず吾輩興奮を抑えるために顔を洗った。 なでなでなでなで ふと顔を上げる。 主人、宙に指で何かを書いている。 一体何を・・・ ああ、そうか。 端子の位置が違うと言う話だった。 どうやら主人、 自力で己の間違いに気がついたようだ。 そこでどこがどう違ってしまったかを 確認しているのである。 結論として、 ボリュームへつながる線を救うと フロントの予定でつないだPUが センターになる。 その他は全て外さざるをえないようだ。 そこで外した主人であったが、 もう一回つなごうとしてはたと困っている。 ハンダが邪魔で線が入らないのである。 本来はこう言う場合、 要らないハンダを取り去ってから改めて行うのだそうだ。 それにはハンダを吸い込むのだとか。 しかしそんな道具を主人は持っていないので、 如何ともし難いのである。 仕方なく、筒の脇にくっつける主人。 まぁ、取れなければ良いのかも知れない。 そんな調子で何とか再び配線した主人、 もう一回アンプにつなげてみる。 今度は無事ちゃんとひとつずつ音が出た。 やれやとため息をつく主人。 ピントの合わない目と格闘し、 主人の根気はこれにて尽きた。 また明日であるようだ。 に、にゃ ふぁああああぁぁあぁぁああ がっ |

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ここは俺も苦手な分野です…
2009/5/5(火) 午前 11:14
作業が終わってハンダゴテを片付ける時、コテ自体が熱いのは警戒した主人だったが、コテを置く台までが熱くなっているとは予想外だったらしく、思い切り握ってしまって深夜に声の無い絶叫を上げていた。 我輩の毛と言う毛が思わず逆立った。
2009/5/7(木) 午後 1:58 [ たくあん ]