エレドラ V-DRUM

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ギター&ドラム部屋

 
主人、二階の洋間は作業部屋及び倉庫として使うつもりのようだが、
和室の方はドラムとギターの部屋にするつもりであった。
 
しかし、色々とトラブルが有ったりして作業がなかなか進まなかったのだが、
ようやくそれが形を見せた。
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
6帖間の西側の窓の前に22インチのテレビを置いた。
その台となっているのはエレドラの箱である。
その前にタイル式のマットを敷き、V−DRUMをセットした。
 
それは良いが、どうも主人、元に戻すのに苦心してする。
アパートでどんな風にセッティングしていたのかが
わからなくなってしまったのである。
なにしろ1回組んでから一度も分解したことが無かったので、
取り付け器具をどんな風にしていたのかがわからないのである。
 
どうも思い通りの角度にそれぞれが収まらない。
しかも、クラッシュ・シンバルの右が鳴らなくなってしまった。
パッドが故障したのではなく、
どうやら断線してしまったようなのだ。
 
TD−3は一本一本、ケーブルが独立していたから
断線したら交換すれば良いのだが、
これはヤマタノオロチのように幅広の端子からケーブルが生えているのである。
従って、一本駄目になったからといって、おいそれと直せないのだ。
 
 
奥の壁際にはラックを作るつもりが
面倒になって只積んでいるだけのアンプなど。
 
その手前に古い方のPC。
台は簡単だかお手製である。
 
 
まだギター系の配線をしていないが、
予定ではスツールの後にフロア・エフェクターなどを置くつもりの様だ。
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
こっちは洋間の南側。
こんな収納ボックスを仕入れ、
左側にギター製作の道具。
右側にエフェクターなどギター関係の道具をしまった。
 
なんともはや、知らぬ間に随分増えたものである。
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
下から買ったばかりのプリ・メイン・アンプ。
古いDVDレコーダー。
その上がBOSSの『ギター・ドライバー』と言うギター用のプリ・アンプ。
更に『SUPER CHORUS』と言うステレオ・コーラス
一番上が8chのミキサーである。
 
左端の乗っている小さい箱がHDDプレーヤー。
これで音楽を聴いている。
 
 
以前、両親と同居していた時代にやっていたのだが、
フロア・エフェクターからギター・ドライバーに行ってコーラスに行き、
ステレオにしてミキサーに入れて、
それをオーディオ・アンプで鳴らすのである。
 
以前はここにCDもテープもビデオもDVDもテレビもつながっていた。
だから、何を聴きながらでもギターが弾けたのである。
 
ここではそう言うネットワークは必要ないのだが、
コーラスでステレオにする最も安いやり方であると
主人は考えているようだ。
 
オーディオでギターを鳴らすのと
ギター・アンプで音楽を聴くのと天秤に掛けた結果である。
 
やはり、ギター・アンプで音楽を聴くのは辛いものがあるだろう。
オーディオからギターの音を出すと、
やはりギターっぽさが無くなる。
録音されたギターの音という感じになってしまうが、
元々ギター・アンプだけで演奏するという事が殆ど無い主人なので、
それよりも安くステレオ化がしたかったのである。
 
このステレオ化は、一度やると病みつきになるらしい。
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
 
 
窓際、ドラムの向こう側に置かれた22インチのテレビ。
なんと2万円台だったのである。
 
なんでももう、ドラムを叩くときの必需品なのだそうで、
「ぱひゅーむ」とか言う、若い人間の雌の三人組が
鳴きながら動き回っているところを見つつドラムを叩くのである。
 
 
 
ところで今までは我輩、
ドラムがベッド下にあったので、上から覗いていたものだが、
今度からはどこに居を構えようか。
 
居心地がよさそうなのはPC前のクッションだろうが、
洋間のど真ん中に寝そべるというのも魅惑的である。
 
しかし、一番我輩が気に入っているのは洋間の南の窓から出た屋根なのである。
流石に夏場はこんがり焼けてしまうので無理だが、
冬場はさぞかし暖かく過ごせる場所であろうと思っている。
 
これまでは主人が窓を開けた隙に出ていたのだが、
これからは自分で開ける事を覚えなければならない。
 
なーご
 
 
 
まったく、いい歳したおっさんが何をやってんだとお思いだろうが、
もう先が大して無いからこそやるのである。
 
自由に出来るのは後10年も無いだろうと主人は考えているらしい。
 
 
 
主人は今、幸せなのである。
 
 
 
 
に、にゃあ〜
 
 
 
 

イメージ 1


さて久しく主人のエレドラについて書かなかった。
大した進展も変化も無かったからなのだが、
唯一違った点と言うと、
TD−9と言う機械を買ってようやく半年にして、
ハーフ・リム・ショットの音が出せるようになった事くらいか。

いや、技術的に出来るようになったのではない。
それは以前から出来ていたのだが、音が出なかったのである。

ようやくどこかおかしいと感じ始めた主人は
メーカーへと問い合わせの電話を入れた。
すると、使うパッドの機種を登録しないといけないのだそうだ。

主人はスネアだけは一番高い機種を使っている。
他のは一番安いものばかりだし、
バスドラに至っては、一番最初にスネア用に使っていたものを
代用しているくらいなのである。
従って設定などは必要なかったのだが、
高い奴はその能力の故か「これ使いますよぉ」と
いちいち教えなければいけなかったらしい。
 
やっとそれがわかって目出度くハーフ・リムが
出来るようになった主人であった。
 
  
 
ところで最近、主人は変な事を始めた。
いつもは主人、平べったいPCを使うか、
四角い小さな箱をつなぐかして
音楽を聴きながら叩くのが常であった。
 
主人が耳に当てている黒くてでかい耳当てからは
なんでも音楽とドラムの音が出ているらしい。
しかし、傍で見ているものにはそれが全く聞こえないので、
『こんこん ぱさっぱさっぱさぱさぱさ』
としかならない。
 
本人は至ってノリノリの様だが、
ぱさぱさぱさぱさ こんっ!
と言うのは見ていて実に滑稽なものである。
 
実は主人、去年からある音楽家が気に入っている。
若い人間のメスの三人組で
名前を「ぱふゅ〜む」と言うのだそうだ。
それのライブDVDを買って以来、
もう繰り返し何度と無く見ていた。
 
ある日の事、主人は突然部屋の電気を消した。
映画やライブのDVDを見る時には時々やるので、
それだけでは吾輩別段驚きもしなかったのだが、
主人はテレビの側面に
なにやら黒いヒモを差し込んだ。
するとテレビ殿、何が気に入らなかったのか知らないが、
突然だんまりを決め込んでしまった。
なにか主人の所業に対する無言の抗議なのかと思ってみていると、
主人は主人で慌ててドラム・セットへ潜り込み、
例の耳当てを当てると、
細い棒切れを両手に構えてテレビを凝視している。
 
ところで主人の今の部屋は11畳ほどなのだそうだ。
とは言っても、吾輩は1畳がどんな物なのか知らないので
比較のしようがないのだが、
とにかく以前住んでいた主人の部屋のほぼ倍はあるようだ。
その壁際にテレビがあり、
その真向かいにロフト・ベッドがある。
その下にちょうど収まっているのがエレドラ殿である。
 
まるでしつらえたかの様にぴったりなのがおかしい。
 
だからドラムの前に座ると当然テレビと対峙する事になる。
さて何が始まるのだろう。
 
 
テレビでは、主人が喜んでみている
ぱふゅ〜むの「GAME」と言うライブが始まろうとしている。
すると主人、いきなり黒い円盤を2枚同時に
『ぽこん!』と叩いた。
一応解説すると主人の耳には
『ばしゃーん!!』と鳴っている筈なのである。
そして
 
ここここここここここここここここここここ こーん
    ぽそばふぽぽぱふぽそぱふぽぽぱふ
 
と盛大に叩き始めた。
いや、とにかく盛大に鳴っているのであろう具合に叩き始めた。
 
なんとなく画面と有っているように見えなくもない。
しかし、画面を見てここで叩いたろうと思って主人を見ると
もう叩き終わっているようだ。
主人がシンバルを叩いたので
合っているのだろうかとテレビを見ると、
もうそのシーンは終わっている。
なかなかこれは剣呑な具合である。
 
吾輩、あっちを見たりこっちを見たり忙しかったが、
いくらなんでも180℃違う物を同時に見ることは出来ない相談である。
主人が画面に合わせて叩いているのかどうかはしばらく確認できなかった。
 
しかし先日、
もう何度目になるのか数え切れないほどなのだが、
主人はたまたま吾輩がベッドで寝ているときに叩き始めた。
ふと見ると主人は吾輩の真下。
テレビは向こう側。
ほぼ同時に見る事が出来た。
 
ここに於いてようやく吾輩は
主人がテレビの画面に合わせて
ドラムを叩いているのであると確信を得るに至った。
 
しかし、最初のうちは
始まりと終わりが合わなかったりもしていたが、
最近では、ピタリを一緒に終われるようになったようだ。
リズムが途中で狂う事も無くなった。
どんな物で進歩と言うものはあるものである。
 
それどころか主人は
一曲ごとにドラムのセットを替え、
違う音で叩いたりもしている。
そう言うところがエレドラの良いところであるらしい。
 
 
前半だけだと約40分。
全部やると1時間20分余り。
 
散歩の代わりにこれをやると丁度良い運動になるようだ。
汗も随分かいている。
 
 
しかしギターと違って
生音が音楽になっていないのが生憎な物である。
 
 
 
に、にゃあ〜

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相も変わらず吾輩自身は音を聴いてはおらぬのだが、主人が叩きながらなにやらブツブツ言っ

ている言葉をまとめるとどうやらこう言う事の様だ。 


まず、それぞれのパッドの音はTD−3殿より格段に良くなっている。 

叩く強弱による音の変化も以前より大きくなって、より本物に近くなっているらしい。 

何より嬉しいのはシンバルである様だ。 

以前のものはある程度の強さで叩くと強引に最大の場合の音が出てしまったらしいのだが、今

度のは弱く叩けば弱く、強く叩けば強い音が出るらしい。 

例えば以前のものだとクラッシュをハイハットやライドのように叩き続けると言う事などはう

るさくて使い物にならなかったのであるが、今度のTD−9殿は本物と同じ様に軽く叩けば軽

い音のライドとしても使えるらしい。 


これによりぐっと演奏の幅が広がったと言って主人は喜んでいる。 

また、ハイハットも以前のものはオープン、クローズがはっきりしていて、クローズで叩いて

すぐに開けた場合の音は出なかったのだが、9殿は賢く出してくれるらしい。 

これもハイハットを多用する者にとっては嬉しい変化である様だ。 

更には3殿ではあくまでおまけのようなものであった効果音的な物が意外と使えるらしい。 

特に主人が気に入ったのがティンパニとスティール・ドラムであった。 

ティンパニはなかなか堂に入った音が出るし、スティール・ドラムはもっと沢山のパッドでエ

レクトリック・スティール・ドラムと言う物があれば良いなと思わせるほど良い音らしい。 


更に本物ではねじ回しのように物を使うらしいが、皮の張り具合を調整する事で音の高低が変

えられるらしいが、9殿はそれをも真似する事が出るのである。 

しかも本物であれば数本有るネジを一本一本少しずつ回していかなければならないところを、

9殿はジョグ・ダイヤルでさっと変えられるのである。 

それからミュートも3種類あって変えられる。 

更にエコー処理も色々と変えられるので、殆ど無限大の組み合わせが存在するといって良いよ

うだ。 



良い事ばかり書いているが悪い事も有る。 

いや、これは9殿に欠陥があると言う事ではない。 

主人の欠陥が露呈してしまうのである。 



今までのは叩いた強弱が余り表現されなかったので、メリハリが無い分、安定していたとも言

える。 

ところが今度のはその逆になってしまったので、表現力が豊かになった分、主人のへたくそ振

りも如実に表現されてしまうのである。 


3殿では有る程度の強さで叩くと、それ以上いくら強く叩いても変化が無かったので結果的に

楽が出来たのだが、9殿では今までより『強く叩けば叩いた分、強く叩いた時の音が出る』の

でそう言う場合は強く叩かなければならないのである。 


結果、大変腕が疲れるらしい。 これまで、足は疲れても腕が疲れると言う事は無かった主人

なのだが、1時間叩くとかなり腕の筋肉が披露し、翌日物の見事に筋肉痛が出たらしい。 

それだけ本物に近いと言う事である様だ。 

見た目は全く変わっていないのに不思議な事もあるものだ。 




さて、数日間、本体を左側において叩いていた主人であったが、右側に置く事を諦めた訳では

なかった。

何しろ左側に置いたのでは邪魔なのである。 

マッチド・グリップでも何となく邪魔なのだが、レギュラーにすると完璧に邪魔になってステ

ィックがぶつかってしまうのである。 


そこで主人は対策を考えざるを得なくなった。 

まず主人はメーカーである「ローランド社」のサービスに電話をした。 

ひょっとして、長さが逆になっているケーブルを用意しているなどと言う事がありはしないか

と言う淡い期待を抱いたのである。 

しかし、生憎そんなものは無かった。 

電話の相手はその様な話を聞いた事すらなかったようだった。 

しかし、主人は話をしていてふと気がついたのだ。 

ケーブルを延長すれば良いだけの話だと。 



台に置いているだけになっているタム用の取り付け具を近所の楽器屋に注文したついでに、主

人は延長用のコネクターかケーブルを買う事にした。 



休みの前の日の土曜日。 

主人は近所の楽器店に行き、注文したものを受け取った。 

ネットで買えばよりやすく買えたのだが、送料がかかるのでそれを計算に入れるとここに買い

に来た方が安く済んだのだ。 

それにたまには地元の楽器店も利用してやらねば。 


電話で応対したおねぇちゃんが居ないらしく、他の店員が取り付け具を探すのに手間取ってい

たが無事出てきた。 

ついでに主人はコネクターがあるかどうかを聞いた。 

幸い安価の物があった。 

それも購入。 

すると脇からなかなか可愛い雌が出て来て主人に挨拶した。 

どうやら電話で応対した者らしい。 ほ

んの一瞬では有ったものの、「こんなに可愛いと言う事を知っていたなら、断固この娘を指名

したのに・・・」と主人が考えたのは明白であった。 

全く生憎な事で御座いました。 
 


やや己の不運さにガッカリしながら帰宅した主人は早速取付金具でタムを固定した。 

これでもう演奏中に直さずに済むという物である。 



そして本体を強引に右側へと移動させた。 

何が強引なのかと言うと、ケーブルを差したままだったのである。 

ハイハットのペダルとハイハットとスネアだけを外して、それ以外は差し込んだまま移動する

という芸当をして見せたのである。 



さて、問題のハイハットペダル。 

右側からグルッとケーブルを伸ばすと阿仁はからんや届いてしまった。 

到底無理と思っていたのにギリギリではあったものの届いてしまった。 



一瞬主人の顔が凍りつく。 

安価とは言え、無駄な買い物であったのか。 

しかし、幸か不幸か無駄ではなかった。 

それどころかもうひとつ有っても良かった。 

ハイハットに全く届かなかったのだ。 



そこで早速例のコネクターを昔のケーブルにつないで延長した。 

無事ハイハットもつながった。


ところが今度はスネア殿が危ない。 

デカイ上に接続の穴が反対側になってしまったので距離が必要なのである。 


しかし、ここはなんとかかんとか届いた。 

と言うか無理矢理届かせた。 

ケーブルはピンと張り詰めてはいるものの用は成すし邪魔にもならぬ。 

万事問題は無い様だった。 



これにて目出度くTD-9殿が右側へと移動になられた。
 

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一晩何事も無く過ごした主人は翌日、ようやくと重い腰を上げ新しく仕入れた「TD−9」な
 
る機械の設置に着手した。 

まず、前任の「TD−3」殿は、なんら釈明の機会も与えられず彼が座っている座から引っこ
 
抜かれ、何本もの黒いケーブルを引きずったままロフトベッドの足元に置かれている黒いベー
 
ス用の角ケースの上へと移動させられた。
  
その後釜に「TD-9」殿が座った。 
 
別段、挨拶などは無かったようだ。 


主人は同封のケーブルを9殿に差し込んだ。 

ところがその形状は今までのものとは著しく違っていたのである。 

今までのは一本一本独立していた物だったのだが、今度のは片方が四角くて平べったい箱にな
 
っていて、そこから蛸の足の如くケーブルが伸びているのである。 

このような怪物に我輩出合った事は無かったが、端っこの箱だけはどこかで見た覚えがあった。 

そうだ、主人のPCの後にも同じ様な物が刺さっている。 

箱から出ているケーブルの数に違いがあるだけである。 


主人、なにやら一本ケーブルの先を目を細めて一心不乱に見ている。 

どうやら先に付いている小さな札のようなものに書いてある文字が読みたいらしい。 

どうせ老眼と近眼と乱視が混ざってきた主人の目にそんな物が読める筈が無い。 

しかし、目を細めて眉間にシワさえ作れば何とかなると思っているようだが、そんな努力をも

許さないほどそこに書いてある文字は小さかったようで、主人は仕方なくメガネを取りに行っ

た。 

再び見直す主人。 

そこには「HHC」と書いてあった。 

恐らくは『HI-HAT CONTROLLER』の略であろうと我輩猫ながら推察した。 

つまりハイハットのペダルと言う訳だ。 


しかしそのケーブルを摘んだまま主人は苦笑いを始めた。 

別にHHCがおかしい訳ではない。 

そのケーブルが他の物と比べると極端に短かったのだ。 


よく見るとケーブルの長さは皆同じではなかった。 

主人は取説を広げると接続について書いてあるページを開いた。 

そこには図解があった。 

なんとこの「TD−9」は、ドラム・セットの左側、つまりハイハットの隣に置き、裏側をケ

ーブルがグルッと半周するように作られていたのだ。 

つまり、本体から近いハイハットやスネア用のケーブルは短く、一番遠い右側に置くべきライ

ド・シンバル用の物が一番長いのである。 


これはメーカーである『ローランド社』の心遣いなのだろうと吾輩想像するが、生憎と主人に

とっては迷惑至極であった。 

何しろ主人は本体を右側、つまりフロア・タムの隣に置きたいのである。 

ところがそれをやりたくても到底届くような長さが無かったのである。 


暫く考えていた主人は9殿をその座ごと取り外すと、反対側のバーに取り付けた。 

どうやら不満ではあるものの、無い物は仕方が無い。

何か対策は後で立てるとして取り合えず設置してみる事としたようだ。 
 

電源をつなぎ、左上についているボタンを押すとそこが赤く光った。 

早速TD−3殿には無かった芸当である。 

そして中央の大きい窓に「V−TOUR」と表示された。 


ヘッドフォンをして叩き始める主人。 

相変わらずどんな音がしているのかは我輩にはわからない。 

主人は下の方に付いている『+』と書かれた黒いボタンを押した。 

すると表示が変わった。 

どうやら予め記憶させてあるドラムのセットのようだ。 


主人は少し叩いては『+』ボタンを押し、また少し叩いては押すを繰り返した。 

暫く叩いている場合もあればすぐ次にいってしまう事もあった。 

どうやら気に入らなかったか、どうでも良いと判断したようだ。 


3殿は32種類記憶されていたが、9殿はもっと多いらしい。 

何でも45位はあったようだ。 


次に主人は「SONG」とかかれたボタンを押した。 

すると何かにせかされたように突然ドラムを叩きだす主人。 

「SONG」と言うからには『歌え』と言う事なのかと思ったがどうやら違うようだ。 

3殿には無かった機能だが、9殿には予め様々なタイプの曲が入っていて、それを聴きながら

ドラムの練習が出来るのである。 

しかも、「SONG」の上についている「MUTE」と言うボタンを押せば、ドラムの音が消

えて、自分が出す音だけに出来ると言う優れものなのである。 

勿論テンポも変えられるらしい。 


それぞれ専用のボタンがあるのは実に使いやすいと言う主人。 

曲の変更も+−のボタンを押すか、「ジョグ・ダイヤル」と言う黒くて丸い物をくるくる回し

て変える事も出来る。 

これは一気に飛ばしたい時便利である。 

主人はとりあえずそこに入っている曲を全て試したようだ。 

何でも20曲ほどは有った様である。 

それだけで優に1時間が経過し、主人の体力と気力が尽きた。 



初めての音だしは主人、大変満足したようであった。
 

昇格?

イメージ 1


主人、暑くなって来た今でもエレドラと言う奴を叩いている。 

叩いては大汗をかいている。 

たったの1時間ほどの苦行で上半身がビショビショになるから大した芸である。 

滝などにわざわざ打たれに行かずとも全身が濡れると言う訳である。 

大変経済的な苦行だ。 


そんな主人ではあるが、現状にすっかり満足しているのかと言うと決してそんな事は無い。 

最初は音が出るだけで驚いていた物でも、時が経ち慣れてくると色々と不満も出てくるらしい
 
のだ。


 
主人が求めているのはよりリアルな表現であるらしい。 

リアルなと言われても我輩本物のドラムと言うものに出会った事が無いので何とも比較のしよ

うが無いのであるが、よりタイコはタイコらしく、よりシンバルはシンバルらしくあって欲し

いようだ。 


そんな折、新しく発売されたのが主人が持っているものと同じ会社のTD−9と言う機械であ

った。 

これは主人が使っているものと、その最上機種の真ん中あたりに位置するものらしい。 

いくらか機能は少ないものの、音に関しては最上機種に負けないという振れ込みである。 


主人、これを早くから狙っていた。 

ところがその値段がそうおいそれと買えるような金額ではなかった。 

ギターとしても高い方の部類に入る金額だったのである。 


そこで主人はボーナスまで待つ事としたようだ。 

ボーナスが出ればの話だと我輩は思うのだが、そう言う考え方は禁句らしい。 

決してその様な可能性を論じてはいけないのだそうだ。 


ボーナスは主人の会社の場合、7月の20日過ぎになる。 

世間からすると随分と遅いのであるが、出るだけ有り難いのであるから主人などはじっと息を

潜めて待つのみである。 


額は少ない。 

しかし、いくら少ないとは言え、幸いTD−9が買えないと言うほどでもない様だ。 



それとは別に主人は最近有るギターを発見した。 

すっかり一通り買ってしまって特に欲しいギターの無い主人では有ったが、アコースティック

・ギターで主人の気を引いた物が出たらしい。 


それは毎度御馴染み「エピフォン」社のギターで、本家ギブソンで言うところのJ−200C

Eと言うものなのだそうだ。 


J−200と言えば、主人がはじめて買ったギターがそれのインチキ・レプリカである。 

それと格好は同じなのだが、カッタウェイになっている。 

つまりボディの向かって右肩の部分がえぐられているのだ。 

それに伴ってピックガードの形状が少し変えてあるのだが、面白い事に本家の物とエピフォン

の物とが少し違うのである。 

それが主人にはエピフォンの物の方が断然良く見えたらしい。 

色もブラウン・サンバーストというのか、ちょうどES−175の色気と同じで、とても格好

が良いのである。 


主人、すっかりお気に入りであった。 

しかも、エピフォンなので元々安く、それが25%引きで売り出されたのである。 


主人、一気に色めき出す。 

TD−9にお金を使わなければならないと言うのに、こいつが欲しくなってしまったのである。 


そこで今月予算でこれを買い、ボーナス予算でTD−9を買う事にしたようだ。 


ところがである。 

世の中はどうしてこんなにも主人を混乱させるような事ばかりするのであろうか。 

主人が良く見ている楽器店のHPに、TD−9の安売りが掲載されたのである。 


このTD−9。

実は何処の楽器店でも殆ど値引きと言うものが無い。 

流石のI店でも殆ど定価である。 

それが約1万円引き出てたのだ。 


実はこれが二度目。 

以前にも一度出たのだが、その時は主人が少し迷っている間に即売してしまったのだそうだ。 


今度はそのチャンスを逃したくないと考える主人は、早速問い合わせのメールを出した。 

主人にはひとつふたつ確かめたい事が有ったのだ。 

だから実機を見に行って買うつもりであったのである。 

 
一番気になっていたのが使うパッドの事であった。 

主人のスネアはナマイキにも最上機種なので問題は無いのだが、それ以外はPDX−8と言う

下から二番目、メッシュ・ヘッドの一番安い奴なのである。 

これだとちゃんと作動しないと言う可能性があった。 

現にこれをスネアとして使用した場合には音の強弱の表現に限界があり、ブラシなども使えな

いのだそうだ。 

したがってもし、TD−9を買ったところで、出てくる音が同じであったら買う意味が無いの

である。 

他に違う便利な機能がついているらしいが、そんな物は無かったとしても特に問題は無い。 

有れば便利と言うだけである。 

しかし、折角グレード・アップしたのにパッドが安いからちゃんと作動しませんでは、なにや

らコンピューター関係の話と同じ様で、騙された様な気がするではないか。 


それを恐れた主人、メールでそのあたりを問質した。 

感心にも返事はすぐに戻ってきた。 

大丈夫と言う事であった。 


この大丈夫が信用できない疑り深い主人は、ローランドにも電話を掛けた。 

そんな事するのならメールなど出す必要は無かったのではなかろうかと我輩猫ながら思うもの

である。 

電話でも同様の返事をもらって安心した主人は、とうとう全く実機を見ないままに購入してし

まった。 

どうか、希望にたがわぬ物でありますようにと、主人は願っていたに違いない。 


それがやって来たのが金曜の夜である。 

翌日は都合よく休み。 

しかし主人はギターを買ってきた場合によくやるように、出しただけでそのままにしている。 

どうやら今夜は音は出さないつもりのようだ。 



相変わらず吾輩には理解の出来ない奇癖である。 
 

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