私は駅前の喫茶店でバイトしている。
高校の時からだから、もう5年になる。
喫茶店の大きな窓から、駅員さんが切符を受け取り、ホームを出入りするのが見える。
小さな町だから、改札機なんかないんだ。
私はい
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「どうぞ、おかけになって。お紅茶でよろしいかしら?・・・ちょっと!」
パンパンって手を叩く麗。
向かいのソファーに腰掛けたら、麗の合図でどこからともなく体格のいい無愛想なおばさんが
ドスドス現われて、そのヒラヒ
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私は麗が嫌いだ。
ちゃんと理由はある。思い出したくないから、思い出さないけど。
それから二日後くらいのことだった。麗とのことが頭にあったせいで、夢を見たんだ。
誰かに背中を押されて真っ暗な井戸の底に落とさ
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