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8/25にトークショーがありました。
私の
大それたことを・・・
新派の公演が綾部に来るので
その観客を増やす為の、第一弾イベント。
綾部の町中からほんの少し離れた山の上に、
使い勝手の良い劇場があります。
私は、こまつ座の巡業で行きました。
駅から遠く、小高い丘?の上に、
天文台もついていたと思うんですが、
そんな会館なので、
車がないと行けません。
でも、それがまた、芝居を観るという
現実離れした世界への第一歩みたいな気分を味わえるんです。
別に、木が生い茂った森の中ではありません。
駐車場と、会館とがある、ひらけたところです。
8/25は、福知山にふるさときゃらばんの芝居が来ていて、
夜は盆踊り、さらに綾部では選挙が間近で、
定員50名のところ20名ほどだったのですが
50名も来て頂いたらおそろしい。
20名程で助かりました。
友人が忙しいところ、お花を持ってきてくれたり、
当日、母の着物で行ったのですが、
きものやさんがお菓子とお花をくださったり、
高校時代の先生が駆けつけてくださったり、
なんだか、懐かしい顔の見える中で、
お茶のみ話しかできませんけど ッてな具合で
始める事が出来ました。
今思うと、何を話したか、忘れてしまったのですが、
まず、自己紹介から。
ずっと、福知山で育った事をアピール。
高校卒業して、東京へ出て、劇団に入って、
辞めて事務所に入って、商業舞台を中心に活動している話をひととおり。
その後は、舞台の説明。
ホワイトボードを用意していただいていたのは正解でした。
舞台の図を描いて、
上手 下手 花道 緞帳 舞台そで・・・
そんな説明をして。
その絵があったおかげで、
昔歌舞伎では、舞台袖に客席があったんですって。
とか
みなさんは、どのあたりから観たいですか?
とか、
質問しながら話が出来ました。
しかし、ネタはすぐに尽きるもので・・・
どうしようかな〜なんて思っているところへ
高校の演劇部の顧問でお世話になった先生が、
タイミングよく質問してくださり
また、一番前で楽しそうに聞いてくださってた男性から
台詞覚えるのってたいへんじゃないですか?
とか
方言のこととか
また、お芝居好きの方が参加してくださっていたので
朗読の会に参加してますとか
映画に出ましたとか
いろんな話を聞かせてくださいました。
和気藹々
その時に話した中で、いい話といってもらったのが、
劇団の時にやったピノキオ公演の時のハプニング。
オープニング、
ミュージカルなので、
人形役のみんなが歌って踊っているのですが、
歌終わりでピノキオが
「いやだ!そんなのは!」
と、2mほどの高い台の上に、勢い良く登場。
そう、私がピノキオだったのですが、
台の後ろの階段にスタンバイして
歌の終わりを待ち、勢い良く登場したら
突然、高所恐怖症になりました。
もう、何度と無く同じ舞台をやっていたのに
この日はなぜだか怖くて怖くて
しょっぱなに恐怖を味わってしまったものだから、
最後の最後まで、ず〜っと、怖いよ〜早く終わらないかな〜
と思いながらやってました。
気持ちはまったくピノキオじゃなかったのです。
みなさんご存知かと思いますが、
ピノキオは最後に人間になります。
この人間になるシーンが来たら、終わりなんです。
そして、やっと
「なれた!なれたんだ人間に!僕はもう、人形なんかじゃない!」
そして、歌・・・
やっと終わった。
終わったあ〜!!!
人間になれた気持ちと、恐怖からの開放とがリンクしたのか
すっごくうれしい感動でいっぱいだったのです。
しかし・・・
気持ちは自分の恐怖心のままやってしまった舞台。
おこられるだろうな〜
最悪だったろうな〜
と、恐る恐る楽屋へ帰ると
「今日が一番良かった!」
いつも怖かった制作の人に言われた時はびっくり。
嘘や、お世辞は言わない人なので。
そして、楽屋から出るように言われついて行くと
男の子が3人。
「わ〜ピノキオだ〜!!」
と、うれしそうな笑顔で迎えてくれました。
忘れられない公演になりました。
役作りってわからないもんです。
気持ちよくやってる時の方が、最低って言われます。
自分の中でいろいろ役に関係なく葛藤してたりすると
がっくりするんです。反省っていうのか、最悪って感じで。
でも、その方がよかったって言われることの方が多いです。
なんでしょうね〜。
たぶん、葛藤してる方が、生きてるんでしょうね。
ただ、台詞をぺらぺら歌うようにしゃべってるだけではなくて
気持ちが揺れているのだとか、そういうのが見えるんでしょうかね。
6月の上方喜劇の会でも
泣きそうな気分でやってましたが、
評判は悪くなく。
確かに、まだまだへたくそなんですけど、
硬くなく、自然でよかったって褒めていただきました。
ひとりで台無しにしていなくてよかった〜って
安心したら、また泣きそうになりました。
うるうる
そんな体験をたくさんしながら
今までやってきてしまったので
辞められないのでしょうね。
舞台は生もの。
お客さんの反応によっても芝居が変わります。
お客さんに感動させられた事もありました。
やられた〜って感じです。
そんなお客さんになってください。
役者もがんばらないとね。
お互いに、やられた〜って思えるような舞台にめぐり合いたいものです。
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