晴れ、時々虫好き

夏の3ケ月間だけ虫好きになる、軟弱老年虫屋の徒然記

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今回も古い映画で 恐縮です。

1965年作 小林正樹監督作品 「怪談」 です。

流石にこれは、私もリアルタイムでは見ていません。

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え、何?

この映画、昆虫なんて出てこない?

はい、その通り、よくご存じですね。

でも、昆虫に関係するものが 登場するのです。


映画は オムニバス形式になっています。

怪異譚のオムニバスというと、ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェリーニがそれぞれ監督した

「世にも怪奇な物語」がありますが、

これは 小林正樹の「怪談」にインスパイアされたものと思われます。


この映画、ある種 日本映画の到達点を示す 究極の作品と思います。

何が すごいって アンタ その美術セットは ハンパではありません。


小泉八雲 つまり ラフカディオ・ハーン の話を原作としています。

「黒髪」「雪女」「耳無し芳一の話」「茶碗の中」 の4話です。

どれも映画としては凄いのですが、ここで取り上げるのは 2話目に登場する「雪女」です。


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お話は皆さんご存じの 雪女のお話ですが、私が注目したのは 雪女が 仮の姿で

人間の女房として暮らす その里山の 風景です。



これだ。

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墓参りする 女房のうしろに広がるのは、紛れもない 『台場クヌギ』である。

台木 には クヌギだけではなく、スギやその他あると聞いているが、

これは 間違いなく 『台場クヌギ』であろう と思われる。



北摂の里山では どこでも普通に見らる 『台場クヌギ』である。

しかし、映画で見るのは、 私も 初めてである。

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雪女 の舞台は たぶん 越後の国と思われるので、

あっちにも 『台場クヌギ』があるということである。

しかも、これ セット なんである。

監督か 美術監督が 『台場クヌギ』の存在を知っていて、

運んできたか 作ったか したのである。

この広さ デアル。 

そーとーのモンである。 

今の 日本映画では 信じられない規模である。

当時の 日本映画の 底力を 感じずには おられない。

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モニュメント的な作品であるので、一度は見ていただきたいが、子供向けではない。

★★★★☆

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