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追跡京都2007:産婦人科医の減少問題 府内初、助産師だけで分娩 /京都
情報元は勤務医 開業つれづれ日記さんです、いつもお世話になっております。8月26日13時1分配信 毎日新聞 ◇「出産に携わることが本来の役割」−−舞鶴医療センター「院内助産所」 地方を中心として医師不足、特に産婦人科医の減少が深刻な問題となっているなか、 国立病院機構・舞鶴医療センター(舞鶴市行永、平野伸二院長)の「院内助産所」がいま、 注目されている。常勤医がいなくても助産師だけで分娩(ぶんべん)ができる府内では初めての施設。 舞鶴医療センターでは06年春、産婦人科の常勤医3人すべてが多忙な勤務を理由に退職した。 残った助産師約10人が「出産に携わることが自分たちの本来の役割」と立ち上がった。【村上正】 院内助産所は緊急事態にも対応できる出産のための施設。 正常分娩が可能であることを前提として、助産師が妊娠中の指導や分娩措置、産後のケアなどを行う。 医師との連携も確保され、利用者は医師、助産師いずれかの措置による出産を選択できる。 日本看護協会の遠藤俊子・助産師職能理事は「全国的に産科医不足と病院の集約化が進むなか、 今後は医師の措置が必要な出産と助産師による出産のすみ分けが不可欠になる。 すみ分けができている病院は全国でも数えるほどで、 舞鶴医療センターのように医師不在での開設は先駆的」と話す。 舞鶴医療センターでは常に助産師が2人態勢で出産をサポートし、 切開などを行わない自然な出産を目指す。別に婦人外来の嘱託医を置き、 母子の状態に異常がみられた場合は最寄りの舞鶴共済病院に支援を仰ぐ体制も整えている。 院内助産所開設のきっかけは舞鶴医療センターに設けられた「母子医療センター」の存在が大きい。 極小未熟児や、呼吸不全で人工呼吸器を必要とする子どもに対処できる新生児集中治療室(NICU) を備え、高リスクの分娩を担う拠点施設として「府周産期医療サブセンター」の指定を受けていた。 しかし、常勤医がいなくなり、十分にその機能を果たせなくなった。他の病院で生まれ、 異常が判明した新生児を小児科医が保育器を使って舞鶴医療センターへ搬送し、 NICUに収容する例がいまも月1度はあるという。 また、分娩前に異常が見つかった妊婦は態勢が整った京都市内の病院にヘリコプターで搬送しているが、 舞鶴共済病院の河原和美・産婦人科部長は「ヘリに乗ることで母体に大きなストレスがかかる。 遠隔地の北部から母体を搬送する難しさが一番の問題」と指摘する。 綱渡りの状況が続くなか、いまだに医師不足解消のめども立たない。 中・北部の現状打開を図るため、府は06年7月に「医師バンク」制度を導入。 府立医科大が北部3病院に産婦人科医8人を派遣したが、 「どの病院でも派遣医師枠の充足を維持するのが精いっぱい」の状況だ。 病院、診療所の連携で地域の産科医療を支えながら、舞鶴医療センターの助産師たちは 自らの役割を自問し続けてきた。助産師の森谷幸子さんは「医師不足解消の一助となりたい」。 母子医療センターの吉田美和子師長は「できる限り助産師が分娩を担当し、 異常があった時に医師の手を借りれば、医師の負担が減る」と話す。 助産師たちの思いがこもった院内助産所は、もう一つの出産スタイルの提案でもある。 7月中旬に1人目の赤ちゃんが誕生して以来、センターの利用希望者は増え続けている。 畳敷きの個室は風呂やトイレを備え、妊婦が自宅にいる感覚に近づけるよう工夫されている。 自宅出産を考えていた舞鶴市の塩谷美加さん(32)は、1カ月前から助産師外来に通い、 妊婦検診や乳母ケアなどを受けて出産に臨んだ。夫や両親に付き添われ、 「家にいる時と変わらず、ずっと笑い合っていた」と振り返り、 「苦しい時も家族の顔を見るとリラックスできた」と言う。 出産時の希望を記した「バースプラン」も予定通りに運んだ。 へその緒を夫に切ってもらい、出てきた子どもを自分の手で受け止めた。 立ち会った西一代助産師は「お産は自分で決めるもの。可能性を広げたい」と語る。 病院間の連携の下、スタートした院内助産所。 新たな医師派遣に備えて態勢を整えながらチャレンジが続く。 8月26日朝刊 http://ameblo.jp/med/ エブリデイ新聞ですから、あくまでも産科医療崩壊を招いた自らの責任は認めず、 「助産所」を支援する気持ちはわかります。 が、この記事には看過できない誤りがいくつかあります。 院内助産所は緊急事態にも対応できる出産のための施設これは完全にダウト!です。助産師がどんな緊急事態にも対応できるのでしょうか?医師法上は、助産師は医療行為は出来ません、百歩譲って新生児はNICUの医師が対応するとしても、 助産師は産婦には何も出来ません緊急で帝王切開が必要になったら、転院させなければいけません医師との連携も確保され、利用者は医師、助産師いずれかの措置による出産を選択できる。ですか?この「舞鶴医療センター」での選択の余地はありません。医師は居ないのですから… 出産時に異常があったら、その時点で転送しなくてはいけません。 それとも、「舞鶴共済病院」から医師が飛んでくるのですか? 毎日新聞は、いい加減なことを書かないでもらいたい 分娩前に異常が見つかった妊婦は態勢が整った京都市内の病院にヘリコプターで搬送している分娩中の異常はどうするのですか?正常分娩でも、いつ急変するか解らないのが出産ですそれを、あたかもこの「院内助産所」での出産は安全かのように書く…「院内助産所」というのは、あくまでも常勤の産科医師が居るのが前提です。 常勤の産科医師が居ない施設は、「助産院」と名のるべきです。 私は助産院での出産を、完全否定する気はありません。 こころのケアなど優れている面は多数あります。 しかし、産科医の後ろ盾のない助産院での出産にはかなりのリスクが伴うことは、当然知っておくべきです。「お産は自分で決めるもの。可能性を広げたい」などとぬかしてますが、安全に勝る物があるのでしょうか?助産所は安全?もご参照下さい。 「助産院」と「院内助産所」は明確に区別して報道すべきです。 舞鶴医療センターでは06年春、産婦人科の常勤医3人すべてが多忙な勤務を理由に退職した。その理由を考え、どうすれば常勤医が戻ってくるか考えるべきではないでしょうか。 |
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コメントありがとうございました。
お医者様には、一般の人には見えない真実が読めるのですね。
地方は医師の確保に苦労しているみたいです。
ほとんどの若いお医者様は都心部の大きな病院で経験を積みたがっている、報道をテレビで見たことがあります。
2007/8/28(火) 午後 9:20 [ yoc*_c*n*er ]
yocoさん、こちらこそコメント・トラックバック有難うございます。
コメントでは「初歩的」と書きましたが、
大新聞自ら「院内助産所」だから安全と書いてますので、
誤解するのも当然です。
>地方は医師の確保に苦労しているみたいです。
>ほとんどの若いお医者様は都心部の大きな病院で
>経験を積みたがっている、
何故かといえば、自分が成長するためには
良き指導者に師事することが重要だからです。
yocoさんの記事にもあるように、
かつての「舞鶴市民病院」のように
優れた指導体制があれば、研修医は地方へ行きます。
その為には、お金をかける事が必要ですが…
2007/8/29(水) 午前 1:42
こんにちは、うろうろ先生。
学会発表の準備で忙しく、あまりネットに繋げていなかったのですが、息抜きに繋いだ所…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070829-00000041-mai-soci
さすがエヴリディとしか言えない他人事さ満点の記事を見つけました。
こうなったのは、「周産期医療の救急体制の不備」以前に、紛れも無くエヴリディの戦果でしょう。私が当地の医師であっても、何らかの理由を見つけて依頼は断ります…JBM偏重の法曹界やプロ市民と結託しているエヴリディに狙われたくありませんから…
2007/8/29(水) 午後 0:56 [ 内科医研究中 ]
内科医研究中先生、コメント有難うございます。
ついに起こってしまったか…という事件ですね。
厚生労働大臣も替わりましたし、今後の医療情勢が好転することを祈ります。
記事もさっそくupしました。今さら何をという内容ですが…
2007/8/29(水) 午後 1:30