うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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妊娠の心得11か条

LUPO先生からの転載です。(ちょっと見やすく、Wiki文法を使っています)
http://blogs.yahoo.co.jp/mihyon0123/18482021.html

現役産婦人科医の心の叫びですね。
ではどうぞ。

Yahoo!とエキサイトの記事になったので、リンクを貼っておきます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081117-00000003-cbn-soci
http://www.excite.co.jp/News/society/20081117/Cabrain_19185.html


作りました。出来るだけ一般の女性に読んで欲しいです。
コピペ、リンクを貼るなどして広めていただけると嬉しいです。
また、訂正・加筆などのアドバイスがあればお願いします。

1.セックスをしたら妊娠します。

この世に100パーセント避妊する方法は、セックスをしない以外にありません。
(ピルですら100%ではありません。でも、もちろん避妊することは
望まぬ妊娠を大幅に減らすことが出来るので、妊娠したくない人は必ず避妊しましょう!!)
日頃セックスをしているなら、常に妊娠の可能性を考えましょう。
そして、子供が欲しいと思っているなら、赤ちゃんの神経系の病気(二分脊椎など)を
防ぐために葉酸のサプリメントを飲みましょう。(1日0.4mg)


2.「この男の子供を産むためなら死んでもいい!」と思うような男の子供しか妊娠してはいけません。

妊娠出産は何が起こるかわかりません。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病など、
妊娠にまつわる病気になるかもしれません。また、お産も体にとっては大きな負担となります。
毎年、約60人の妊婦が出産で死亡しています。
あなたが生きて出産を終える保証はどこにもありません。
妊娠をするにはそれなりの覚悟が必要ですよ!
(妊娠はよく考えて、覚悟を持って!、というたとえで
シングルマザーなどの選択を否定するものではありません。)


3.妊娠しただけでは喜ばない。安易に他人に言わない。

妊娠が非常に初期に診断されるようになってから、
妊娠初期の流産が15%以上と非常に多いことがわかりました。
最低でも妊娠4ヶ月に入るまでは手放しで喜んではいけません。
職場で仕事を軽くしてもらいたいと上司にお願いするなど重要な時だけ人に言いましょう。
出来ることは赤ちゃんを信じてあげることだけ。
また、運悪く15%に入っても、あなたのせいじゃありません。
不必要に自分を責めないでくださいね。

4.神様から授かったら、それがどんな赤ちゃんでも、あなたの赤ちゃんです。

この世に完全に正常な人間なんていません。
重いものから軽いものまでいろんな障害を持って生まれてくる赤ちゃんもたくさんいます。
妊娠中に診断できる異常はごく一部。中には幼児になってからわかる異常もあります。
誰しも自分の赤ちゃんが正常だという保証のもと、出産することなんて出来ません。
親になるということは、どんな赤ちゃんが生まれても自分の子供として受け入れることです。

5.産む、産まないは自分たち夫婦で決めましょう。

とはいえ、妊娠中に赤ちゃんの異常や、もしかしたら異常があるかもしれない
というサインがあると主治医に告げられるかもしれません。
それが中期(妊娠21週まで)であれば、望んだ妊娠であっても
異常の程度によっては中絶という選択肢が出て来る場合もありますが、
あくまでも夫婦二人でよく話し合って決めましょう。
価値観や考え方は人それぞれ。大事なことは責任を持って自分たちで決めましょう。
(大事なことを責任を持って決められる大人になってから妊娠しましょう。)
また、このことについては妊娠前から二人で話し合っておくべきです。


6.かかりつけ医をもちましょう。

当然ですが、ちゃんと妊婦健診を受けましょう。
きちんと初期に超音波で予定日を決めること、
HIV、B型肝炎、血液型、梅毒などの初期検査を受けることは、
妊娠中に管理方針を決めるのに後々重要であったり、
あなたの赤ちゃんを守ったりするために必要です。
また妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の早期発見には欠かせません。
もしあなたにお金がなくても、自治体が発行する母子手帳には
最低限の妊婦健診を受けるためのチケットがついていますし、
分娩費用も援助してくれる制度があります。
また、産科医不足からお産を出来る場所が限られています。
妊娠が分かったら、病院などに早めに問い合わせてお産をする場所を確保しましょう。
里帰りしようなどと思っていても、受け入れてくれる場所がないかもしれません。

7.赤ちゃんは全ての運命をあなたに預けていることを忘れないで。

赤ちゃんは栄養や酸素など、生きて成長するために必要なものを全てあなたに依存しています。
お母さんが煙草やお酒など赤ちゃんにとって毒となるものを摂取すると、
胎盤を通して赤ちゃんに移行します。 
体型を気にして、妊娠中にダイエットをするなどはもってのほか。
(妊娠前に標準的な体重だった人は9〜12キロ体重を増やさなくてはいけません。)
煙草が我慢できないような人は、お母さんになる資格はありません。
また、「出産したら遊べなくなるから」と旅行をするのもいいですが、何かあっても後悔しない程度に。旅先で何かあってもすぐに診てくれるところがあるかは最低確認を。
おなかの赤ちゃんのために時には自己犠牲を払うことも覚悟の上妊娠しましょう。


8.赤ちゃんが完全に元気であるか分かる方法はありません。

胎児心拍のモニターや超音波など、赤ちゃんが元気であるか評価する検査はありますが、
どれも完全ではありません。
予定日を目前にお腹の中で突然死をしてしまう赤ちゃんもいます。もし動きが少ないと思ったら病院へ。
無事に産まれるまでお母さんも赤ちゃんも安心できないのが妊娠なのです。
毎年5000人以上の赤ちゃんがお産の間際や生まれてすぐに死亡しています。
また、脳性麻痺になる赤ちゃんがいますが、その90%は分娩前にすでに原因があり
分娩を機に脳性麻痺になる赤ちゃんはわずか10%であることも知っておきましょう。


9.出産は出来うる限り安全な場所でしましょう。

妊娠経過にどれだけ異常がなくとも、
出産の時に赤ちゃんやお母さんが急変することは誰にでもありえます。
専門家が考える安全な場所とは、緊急時に、高次の医療機関
(産科医と新生児医と麻酔医が揃っていて、帝王切開や未熟児医療ができる体制)か、
そこへすぐ搬送できるくらいの近さの産院です。
部屋がきれいだから、ご飯がおいしいから、好きな姿勢で産めるから、上の子を立ち会わせたいから・・
そんな理由で緊急時の安全性が劣る産院を選ぶのはおすすめしません。
もちろん、納得の上でなら構いませんけれども。
お産をなめてはいけませんよ。
(残念ながら現在産科医不足のため、妊婦さん全員が安全性の高い病院を選ぶとパンクしてしまいます。
だから、リスクの低い妊婦さんには高次の医療機関ではなく
開業の産婦人科を選んでもらわないといけない場合も多いです。
でも、最低でも産婦人科医立会いの下お産しましょう。


10.下から産んでも、お腹から産んでも、あなたはお母さん。

人によっては骨盤位(逆子)などの理由ではじめから帝王切開をしないといけない人もいます。
また、陣痛が来て頑張っても、下から産まれなくて帝王切開をしないといけない人もいます。
どんな出産になっても、あなたが身を削って赤ちゃんを産んだことには変わりありません。
帝王切開で産むと子供の性格が悪くなるとか、
親子の愛情が無くなるとかいう悪意に満ちた色々な妄説に惑わされないで。
あなたと赤ちゃんにとって一番安全な方法でお産をしましょう。


11.妊娠・出産は一つとして同じものはありません。

妊娠・出産を経験すると、自分が何でも知ってる気になってしまう人がいます。
年配のご婦人で「私のときはこうだったわよ」のように先輩面をする人もよくいますよね・・
でも、一つとして同じ妊娠・出産はありません。
同じ人が次にまた妊娠しても、同じようになるとは限りません。
自分の経験を別の人や別の妊娠にあてはめないようにしましょう。

閉じる コメント(16)

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リンク貼らせていただきます。
とても大切なことだと思います。

2008/11/1(土) 午後 0:48 かいつま(開 妻)

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開妻さん、ご紹介有難うございます。
コピペしてもらった方が、読みやすいかもしれませんよ。

2008/11/1(土) 午後 1:48 さすらい泌尿器科医

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転載させていただきます。

2008/11/2(日) 午後 1:37 ぷりんまま

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ありがとうございます!LUPO

2008/11/3(月) 午前 11:42 LUPO

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母体リスク回避する女性自身への健康管理が無責任なのか、無知なのか、良く分からなくなってきている現代ですよね。

ここへ訪問したのは、新規記事を投稿後に、関連記事のご案内がありましたので来てみました。

私の見解は・・・・・争い事には興味ありません。その人が幸せと喜びについて、いかに努力して行くのかだけです。
どうぞ、当方へもご訪問をして来て欲しいと思っております。

2008/11/3(月) 午後 2:04 book of  koba

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ぷりんままさん、転載有難うございます。m(__)m
多くの方に読んで頂けると幸いです。

2008/11/3(月) 午後 11:15 さすらい泌尿器科医

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LUPO先生、わざわざお越し頂き有難うございます。

今後とも宜しくお願いします。m(__)m

2008/11/3(月) 午後 11:16 さすらい泌尿器科医

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コバヤシさん、コメント有難うございます。
>母体リスク回避する女性自身への健康管理が無責任なのか、
>無知なのか、良く分からなくなってきている現代ですよね。
核家族化や、地域の繋がりが希薄になることによって、
お産に関する情報の伝承が閉ざされていますし、
自分の欲望を抑えられない(タバコや飲酒など)現代人気質もありますよね。

>その人が幸せと喜びについて、いかに努力して行くのかだけです。
仰る通りですね。

2008/11/3(月) 午後 11:28 さすらい泌尿器科医

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転載させていただきました。

市役所の福祉現場では、できちゃった子どもを生み、育てられない親がひしめいています。さながらサスペンス劇場のようです。
妊娠しても男性に捨てられてしまったり、堕胎してもリスクがあるし、堕胎しようとしてもその費用さえ支払えない方もおります。

子どもができにくい時代であっても、避妊しなければ子どもができる可能性もありますし。
できてしまえば、女性は大きなリスクを背負うこととなります。
性情報は氾濫していて、学校でも性教育をやっていますが、意外に知らない人が多いです。

せっかく妊娠したのに、医師の指示を守らない、妊婦が増えているような気がします。

2008/11/4(火) 午前 0:15 あきら

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dさsd

2008/11/14(金) 午後 5:22 [ あああ ]

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産科医療のこれからでも見させていただきました
この内容は
教科書にのってもいいと思います。

2008/11/22(土) 午後 7:08 [ ker*y_a*l*n_jr ]

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@niftyのトップニュース"大反響"http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-30749/1.htm
とありました!
そうでしょうね…日本って当たり前のことをきちんと言う習慣がないくせに、当たり前のことがどんどん風化する土壌を持ってますから…(文字を持たない文化のようですね(^^;))
せっかく文字になったので、私も教え子(ちょうど今女子高にいます!)に配ります。

2008/11/24(月) 午後 11:53 [ ノリ★ママ ]

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産科医11ヶ条

1.医師は応召義務があります。
2.「患者を救うためなら死んでもいい!」と思うような人しか医師になってはいけません。
3.医師になっただけでは喜ばない。安易に他人に言わない。
4.患者が来たら、それがどんな患者でも、あなたの患者さんです。
5.診る・診ないはあなたが決めることではありません。
6.勤務医になりましょう。
7.患者さんは全ての運命をあなたに預けていることを忘れないで。
8.患者さんが完全に元気であるか分かる方法はありません。
9.治療は出来うる限り安全な場所でしましょう。
10.下から産ませても、お腹からませても、あなたはお医者さん。
11.妊娠・出産は一つとして同じものはありません。

2008/11/25(火) 午前 11:33 [ 産科医はこちらを ]

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kerry先生、先日はメールしそびれてしまいました…すいません。m(__)m
私もそう思います。
大反響なのが嬉しい限りです。

2008/11/25(火) 午後 8:54 さすらい泌尿器科医

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ノリ★ママさん、情報有難うございます。
そのせいですかね?
LUPO先生のブログは凄いアクセスです。

私も再度、記事にしました。どうも有難うございます。m(__)m

2008/11/25(火) 午後 8:55 さすらい泌尿器科医

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産科医はこちらをさん、面白い冗談です…。
>2.「患者を救うためなら死んでもいい!」
冗談でもないのですが…

>9.治療は出来うる限り安全な場所でしましょう。
ということで、不十分な設備のウチの病院では受け入れられませんが、何か?

>4.患者が来たら、それがどんな患者でも、あなたの患者さんです。
宋先生も仰っていますが、飛び込み出産は妊婦さんにもリスクが高いのです。

2008/11/25(火) 午後 9:01 さすらい泌尿器科医

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