避妊手術したのに妊娠 仙台の夫妻が賠償請求 12月16日11時20分配信 河北新報 避妊のためパイプカット手術を受けたのに子どもができ、 不貞を疑って夫婦関係にも亀裂が入ったとして、 仙台市の40代の夫と30代の妻が15日までに、 宮城県仙塩地区の医院に計1900万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。 訴えによると、既に2人の子どもに恵まれた夫婦は妻の体調や経済事情から避妊を決め、 夫が2005年5月、同医院で手術を受けた。しかし、今年2月に妻の妊娠が判明。 医院から「手術ミスは絶対にない。夫の子ではない」などと説明を受け、 夫は妻に厳しく当たるようになった。妻は潔白を証明しようと出産し、 DNA鑑定の結果、夫婦の子だと分かった。 夫婦側は「医院側がミスを認めず、妻に不貞があったかのような発言をしたため 夫婦の信頼関係が害され、妻は危険な出産まで経験した」と主張している。 医院側の代理人は「手術ミスをおわびし、既に慰謝料などで300万円以上を支払っている」 と話している。 パイプカットしたのに妊娠…損害賠償求める
http://www.sanspo.com/shakai/news/081216/sha0812160503005-n1.htm2008.12.16 産経スポーツ 夫がパイプカット手術を受けたのに妻が妊娠したとして、 宮城県仙台市の夫妻がクリニックの院長に計1900万円の損害賠償を求める訴訟を 仙台地裁に起こしたことが15日、分かった。 院長は夫に“妻の浮気”を疑うようにいったというからビックリ。 妻は出産し、その後のDNA鑑定で夫妻の子であることが証明されたという。 パイプカットしたからそのままで大丈夫♪…のはずが、みるみるうちにお腹がポッコリ。 院長が疑ったのは浮気だった。 訴えによると、夫は2005年、宮城県内のクリニックでパイプカットの手術を受けた。 時は流れて、今年2月。なんと妻の妊娠が判明した。 なんで? 夫妻が院長に聞くと、驚がくの答えが返ってきた。 原告側によると、院長は夫に 「今度の妊娠は99.9%あなたとの間の子ではないから妻に問いただしなさい」とズバリ指摘。 さらに妻にも「夫以外の男性との間での妊娠しか考えられない」と“直球”で話していた。 夫から不貞行為を疑われた妻は、身の潔白を証明するため6月に出産。 そして運命のDNA鑑定。結果、生まれた子は夫妻の子であることが分かった。 もちろん、夫妻はカンカン。院長に1900万円の損害賠償を求めて訴訟を起こしたのだ。 院長側は手術のミスを認めており「これまで慰謝料として300万円を払っているので、 これ以上の額は出せない」とコメントした。 パイプカットは自然な性生活が得られる男性避妊法で、数ある避妊法の中でも最も確実とされる。 手術も20−30分と簡単で、性感や射精感も損なわれないという。 類似する裁判としては1996年に山口地裁岩国支部で行われたケースがある。 パイプカットの2カ月後に妻の妊娠が判明。夫の体内に精子が残っていることがわかり 中絶手術を受け、夫妻が病院側に計約540万円の損害賠償を求めて訴訟を起こした。 同支部は判決で手術ミスが原因とする原告側の主張は退けたが、 手術直後に避妊措置をとるよう説明を十分尽くさなかったと認定。 病院側に対し夫妻に各55万円を払うよう命じている。 http://www.sanspo.com/shakai/news/081216/sha0812160503005-n2.htm これは酷いですね。 ご夫婦が怒るのは当然です。 医師としてではなく、社会人としての口の利き方の問題です。もしかしたら、パイプカットをしても『稀には再開通が有り得る』という事を知らなかったのでしょうか? それなら、知識不足について賠償すべき責任があると思います。 非常に稀な事ですが,自然に再開通してしまい, 精液中に精子が存在するようになってしまう事もあります. 手術は比較的簡単で短時間に終ります. 精嚢の中に残った精子が完全に無くなるまでは妊娠の可能性があり, 普通は2-3カ月は他の避妊法を併用する必要があります.http://hiroshima.cool.ne.jp/bigbommer/FAQ_vasectomy.html この2つの事は、泌尿器科医ならば『常識』と言っても過言ではないですから、 それを無視して、 「今度の妊娠は99.9%あなたとの間の子ではないから妻に問いただしなさい」「夫以外の男性との間での妊娠しか考えられない」などという暴言を吐いたのは許されません。時事通信も同じですね。院長が謝罪し、和解すべきだと思いますが、
今後の成り行きには注目していきます。 |
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一部の例を全般化しようとするマスコミには格好のネタとなり得るんでしょうね。
それにしても、パイプカットって痛そうです。
ふたをされた後、精子はどこに行くのでしょうか?
2008/12/16(火) 午後 5:11
これもまた、医療に絶対はありえないということの例ですね。
2008/12/16(火) 午後 5:41
LUPO先生、この記事の内容からすると
本当に困った同業者ですね…
2008/12/16(火) 午後 5:52
KIDNEYさん、上の図にある通りで、
精管の一部(1cmくらい)を切って両方の断端を縛る手術です。
でも何故か、まれに再開通するのですよね…
2008/12/16(火) 午後 6:00
otome_pandaさん、その通りです。
私も手術ミスではないと思います。
この院長の人間性の問題ですよね。
>計画的に手術したのに悔しくてもう1人を出産したのですから、
>これからかかる子育てのお金やそんな理由で産む事になった
>赤ちゃんや家族の一生への償いで1900万円は妥当だと思います!
そんな理由で産まれてきた子供が、
出生の理由を知ったらぐれないか、ちょっと心配です…
2008/12/16(火) 午後 6:04
ぽこ先生、動物では有り得ない手術ですよね。
陰嚢自体はあまり敏感な臓器ではないので、それほど痛くはないみたいです。
傷も1cmx2箇所ですし…
>ふたをされた後、精子はどこに行くのでしょうか?
自然に吸収されるそうです。
当然、精管の閉塞が長期化すれば妊娠させる力は落ちますが、
妊娠させないようにする為の手術ですからね。(笑)
2008/12/16(火) 午後 6:09
Wagonさん、そんなに大げさなものではないのですが、
信じられないことが時々あるのが医学の面白さです。(笑)
2008/12/16(火) 午後 6:12
私は、友人の泌尿器科医にパイプカットしてもらいました。
まさに、ここで言われているような注意をきちんとしてもらいました。
で、説明がなっていないというのは、私も同感なんですが(ただし、新聞記事がはたして事実かどうか、これは疑ってかからないといけない、何しろマスコミですから怪しいもんだ)、説明が不適切っていうので何千万というのもありなんですか?
2008/12/16(火) 午後 6:42 [ 町医者 ]
あの紫色の先生が名誉毀損でマスコミ相手に裁判に勝訴して80万円ですよ。
たったの80万円。
相手の人間性を否定するような発言をしているのは同じ。
マスコミの言葉による影響力は、個人によるものよりはるかに大きい。
で、たったの80万。
これはいったいいくら払えと?
2008/12/16(火) 午後 6:46 [ 町医者 ]
> この2つの事は、泌尿器科医ならば『常識』
一般人として素朴な疑問なのですが・・・
ということは、一度パイプカットしても、数年後にパイプを繋ぐ手術をすれば再び妊娠させることが
できるってことですか?
カットしたら生涯不可能と思ってましたが <もちろん加齢でアウト、もあると思うけど
ところで、社会保障費の2200億円を圧縮するために道路特定財源の一般財源化に伴い創設される
新交付金「地域活力基盤創造交付金」の約1兆円から、600億円を回すようですね
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc_30&k=2008121600375
もっとも、これまで「毎年2200億円社会保障費削減」という薪を焚き続け真っ赤になった
「社会保障」という石に600億円では・・・
まさに『焼け石に水』でしかないけど・・・(涙)
2008/12/16(火) 午後 8:46 [ 少彦梛(一患者) ]
再開通は話として
MTしていました。
TUR−PもEDのMTが必要です(論文あります。)
自由診療でリガシュアー(局麻)で(ハーモニックも)
いけそうなような気もしますね。
3−4cmは離れそうですよね?
まーーー
再開通は
滅多になさそうですが!
しかし
in vitroで
受精した後(内緒で)
なら、、、、、、
怖い世の中でし。
(二子めはin vitroですが)
元気です。ははは
2008/12/16(火) 午後 8:55 [ ker*y_a*l*n_jr ]
いい加減な手術で結紮のみで終わらせたらあり得ますね。
まともな手術で再開通したのなら、精管の造影とか物的証拠が必要かと
ああDNA鑑定したんですね。
2008/12/17(水) 午前 11:19 [ 元外科医 ]
町医者先生、コメント有難うございます。
>新聞記事がはたして事実かどうか、これは疑ってかからないといけない
まったくです。
そういう目では常に見ています。
>説明が不適切っていうので何千万というのもありなんですか?
どうなんでしょうね。
起こってしまった結果が重大ですから
「子供の養育費を払え」といった認定を裁判所がする可能性は有り得るような気もします。
どうなのでしょうか?
>あの紫色の先生が名誉毀損でマスコミ相手に裁判に勝訴して80万円ですよ。
これは本当に酷い話です。
2008/12/17(水) 午後 0:37
少彦梛(一患者)さん、コメント有難うございます。
>一度パイプカットしても、数年後にパイプを繋ぐ手術をすれば
>再び妊娠させることができるってことですか?
リンク先の記事に詳しいですが(Q3あたり)
「戻る可能性がある」というレベルです。
現実には精巣上体や精巣から精子を採取して、
顕微鏡受精をすることとなります。
>これまで「毎年2200億円社会保障費削減」という薪を焚き続け
>真っ赤になった「社会保障」という石に600億円では・・・
>まさに『焼け石に水』でしかないけど・・・(涙)
まったくです。
批判する気にもなりません…
2008/12/17(水) 午後 0:42
kerry先生、そういえば前の前の病院でTUR−Pの時に
精管結紮をしてましたね。
精巣上体炎の予防の為でしたが、やってもやらなくても変わらないですね。
仰るように、
再開通はめったにないはずですが…
2008/12/17(水) 午後 0:51
元外科医先生、確かに自身と技量は比例しませんからね…
精管造影や精液検査が問題無くても、DNA鑑定には勝てませんね。
2008/12/17(水) 午後 0:55
>そういえば前の前の病院でTUR−Pの時に
精管結紮をしてましたね。
ーー私のいたとこはしてなかったんですが、
成る人はなりますよね!(やってもしなくても)
リガシュアーで切ってみたいですね。(自費で)
特許だしてみようかな?
2008/12/17(水) 午後 3:11 [ ker*y_a*l*n_jr ]
お久しぶりです。
なるほど、パイプカットも再開通があり得るのですね。我々の分野では卵管結さつ後の妊娠を見た事があります。
最近、旦那がパイプカットしたのに妊娠した方が受診しました。パイプカットの事は詳しくありませんでしたが、卵管結さつの応用で100%の避妊はあり得ないと説明しました。
どんな方法をとっても世の中には100%の避妊方はあり得ませんから。
2008/12/17(水) 午後 6:20 [ bei**252*25 ]
kerry先生、TUR−Pの時の精管結紮は今もしていませんし、
その1ヶ所の病院だけでした。
精巣上体炎の発生率は変わりませんね。
傷の痛みや感染なども起こしますし…
2008/12/18(木) 午後 5:49
beiow先生、同じようなものですよね。
普通は再開通しない点も含めて…
>どんな方法をとっても世の中には100%の避妊方はあり得ませんから。
その通りだと思いますし、
人生「知らぬが花」という事は沢山ありますよね。
2008/12/18(木) 午後 5:51