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ダイヤモンド・オンラインからです。 確かに日本は弱者に冷たいですよね。 生保は別ですが… 雇用環境も福祉も欧米以下! 日本は「世界で一番冷たい」格差社会
http://diamond.jp/series/worldvoice/10012/World Voice 【第12回】 2008年06月30日 米国の著名社会政治学者が大警鐘 日本の格差問題も英米に比べればまだまし――。そう考える人は多いことだろう。 しかし、ハーバード大学のマルガリータ・エステベス・アベ教授は、 福祉機能で米国に劣り、雇用環境で欧州以下の日本こそが、 先進国で一番冷たい格差社会であると警鐘を鳴らす。 (聞き手/ジャーナリスト 矢部武) 日本で格差問題が悪化したのはアメリカ型の市場原理を導入したからではないか、 との批判が高まっているが、これにはいくつかの誤解がある。 アメリカは確かに国家の福祉機能が小さく、利潤追求と競争の市場原理を重視しているが、 それがすべてというわけではない。市場原理にまったく従わない 民間非営利セクターが大きな力をもち、福祉機能、すなわち社会を維持する役割を担っている。 貧困者や市場で失敗した人たちの救済活動はその分かりやすい例だろう。 非営利団体はホームレスのシェルター(無料宿泊所)を運営したり、食事や古着を提供したりしている。 ハーバード大学の学生も忙しい勉強の合間にボランティアで恵まれない子供に勉強を教えたり、 あるいはシリコンバレーで成功した人が社会貢献活動をするのがブームになったりしている。 このようにアメリカには、政治に対する意識とは別に 自分が社会に何を還元できるのかを考える人が多いのである。 日本はアメリカと似て国家の福祉機能が小さく、また、「自助努力が大切だ」と考える人が多い。 しかし、企業や社会にはじき出された人を守るシステムが弱く、家族に頼らなければならない。 経済的に余裕のある家庭ならばよいが、問題は家庭内で解決できない時にどうするかである。 意外に聞えるだろうが、生活保護の受給条件はじつは日本のほうが厳しい。 アメリカでは個人に受給資格があればよいが、日本では家族の所得も事実上調査される。 大学教授だった私の知人は裕福だが、息子は生活保護を受けている。 日本だったら、まずあり得ない話だろう。日本の役所は生活保護の申請書をくれなかったりするが、 他に助けてくれる所がないから行政に行っているのになかなか助けてくれない。 ちなみに、アメリカ型の市場原理に対する批判はヨーロッパでもある。 ただ、欧州先進国の多くは国家の福祉機能が大きく、 「市場で失敗するのは個人だけの責任ではないので、国家が助けるのは当然だ」 と考える人が多い。 こうしてアメリカとヨーロッパ、日本を比べてみると、日本が一番冷たい社会のように思える。 正規・非正規社員の賃金格差の問題にしても、 同じ仕事をしながら賃金に大きな差がでるということはアメリカではあり得ない。 もしあれば明らかに組織的な差別であり、 企業は訴訟を起こされて何十億円もの莫大な賠償金を強いられるだろう。 日本企業ではインサイダー(内輪の人間、つまり正規社員)の雇用保護が強いので、 アウトサイダーの非正規社員が不利益を被ることになる。 皮肉なことだが、日本が本当に市場原理を導入していればこのようなことは起こらないはずだ。 本来は労働組合が何とかすべき問題だが、 企業内組合なのでアウトサイダーのために本気で闘おうとはしない。 ■正社員の雇用保護が強い欧州ですら 非正規社員への賃金差別は許されない インサイダーの雇用保護はヨーロッパでも起こっており、日本特有の問題ではない。 ドイツやフランスなどで若者の失業率が高くなっているのはそのためだ。 しかし、ヨーロッパでは労働組合(産業組合)が強いので、 非正規社員に同じ仕事をさせて賃金を低くするという雇用形態は許さないだろう。 日本は非正規社員を守るシステムが事実上ほとんどないが、これは政治的に解決できる問題だ。 政府がそれをしないのは、企業の反対が強いからだろう。 しかし、日本企業もいつまでインサイダー保護を続けられるかというと、限界がある。 製造業にしても正規社員が増えるわけではないし、 これまでのやり方では社会保障などのコストが高くなりすぎる。 正規社員が減れば厚生年金加入者も減り、受給者とのつじつまが合わなくなる。 高度成長の時代ではないので、何が持続可能なのかをよく考える必要がある。 最終的には日本人がどういう社会で生きたいのかということだ。(談) Margarita Estevez-Abe(マルガリータ・エステベス・アベ) ハーバード大学で博士号を取得し、ミネソタ大学助教授を経て、 2001年よりハーバード大学政治学部准教授。 専門は日本の政治経済、比較政治経済、比較社会政策。 主な著書に『Negotiating Welfare Reforms: Actors and Institutions in Japan』 『Institutionalism and Welfare Reforms』『Welfare and Capitalism in Postwar Japan』。 2007年11月には連合総研のシンポジウムで「市場社会と福祉行政」について講演し、 日本の雇用形態にも疑問を呈した。 日本は非正規社員を守るシステムが事実上ほとんどないが、これは政治的に解決できる問題だ。政府がそれをしないのは、企業の反対が強いからだろう。その通りでしょうね。経済財政諮問会議が大きな顔をしているように、 日本の大企業は絶大な権力を持っていますからね。 |
政治・経済
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うろうろ先生メリークリスマス!です。
これは大事な記事なので、転載させて頂きますね。
労働者のこの状況は日本の暗い未来を予測させますね。
なぜ、そんな事が政治家や経団連がわからないのか?不思議です。
2008/12/25(木) 午後 8:39
いつも、拝見させていただいております
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政治は、解決すべきことを、どうしたら、どんな理由をつければ、さきおくりすることができるか、を考えてばかりのようで、いやになります
2008/12/25(木) 午後 9:56 [ やまおやじ ]
まおさん、いつも有難うございます。
>なぜ、そんな事が政治家や経団連がわからないのか?不思議です。
自らの利権に囚われているのでしょうね。
政治家も輸入した方がいいかもしれませんね…
2008/12/26(金) 午後 2:38
やまおやじさん、トラックバック有難うございます。
本当に、すべて先送りしていますよね。
消費税上げも3年後ですからね…
そんな先の事など、だれにも解りませんよね。
>「最低福祉高負担」へといくのでしょうか?
このままでは本当にそうなりかねません…
2008/12/26(金) 午後 2:41
まさにそのとおり。そういう政権を選んでしまったのは国民です。それを変えうるのもわれわれ、国民です。ヨーロッパのような弱者にもチャンスを与える政策をどこが唱えているか、よく考えて、人任せにせず、選挙に行くことこそ、最短の改革方法です。与党は小泉改悪の総括をしておりません。決別もしておりません。
2008/12/27(土) 午前 0:26 [ sap*oro*p ]
sapporo4p先生、コメント有難うございます。
>ヨーロッパのような弱者にもチャンスを与える政策をどこが唱えているか、
>よく考えて、人任せにせず、選挙に行くことこそ、最短の改革方法です。
仰る通りですが、野党が信用できるかというと
何とも言えないのが困ったところです…
まともな政治家って居ませんね…(輸入する?)
2008/12/27(土) 午後 3:16
やっぱり取りかかりは労働運動の再生・再構築をやり遂げることでしょう。
何としても 連合なる翼賛組織を粉砕・突破する事からやらなくてはいけない、
考えれば考えるほど連合運動は害毒です
2008/12/28(日) 午後 1:07 [ - ]
たんぽぽさん、コメント有難うございます。
連合は民主党の支持母体ですよね。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=14831
確かに問題は多そうですが、与党もね…
2008/12/29(月) 午後 1:03