うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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看護師2万人が過労死予備軍=疲労感強い20代、事故不安も−看護協会
4月24日20時44分配信 時事通信

 過労死レベルに相当する勤務状態にある看護師は全国で2万人程度いるとみられることが24日、日本看護協会の勤務実態調査で分かった。特に20代で疲労感が強く、疲れている人ほど医療事故に対する不安が大きかった。同協会は、残業時間の削減や、疲労が蓄積しにくい勤務体制の構築など、待遇改善に向け取り組みを進める方針。
 調査は、看護師の過労死を認定する判決が相次いだことを受け緊急実施。昨年11月から今年1月にかけ、無作為に抽出した病院勤務看護師1万人に調査票を送り、3010人が回答した。 

「過労死の危険ある」看護師2万人、時間外が月60時間超
4月24日20時41分配信 読売新聞

 深夜勤をこなしながら、月60時間超の時間外労働をする「過労死の危険のある看護師」が推計約2万人に上ることが、日本看護協会の調査で分かった。 特に、仕事を始めたばかりの20歳代の時間外労働が長い傾向にあるという。

 調査は昨年11月〜今年1月に実施。3010人の看護師から回答を得た。

 交代制勤務をしながら、時間外労働が月60時間超に上る看護師は、全体の2・46%。厚生労働省の調査で、看護師の総数が約80万人となっていることから、約2万人の看護師が過労死の危険があると推計した。時間外労働があると回答したのは2572人で、平均23・4時間。年代別にみると、20歳代が平均25・9時間と最も長かった。

 また、時間外労働のうち、残業代などの手当が支払われたのは平均7・9時間分に過ぎず、サービス残業が横行している状況が浮き彫りになった。

 過労死は通常、「月80時間超の時間外労働が続いている」ことなどが認定基準となっている。しかし、昨年10月の大阪高裁判決は、くも膜下出血で死亡した看護師(当時25歳)について、時間外労働が月60時間以下でも、日勤と深夜勤を繰り返していたことを理由に過労死を認めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090424-00000909-yom-soci
看護師さん達の過重労働・サービス残業の多さは、私も身近で目の当たりにしています。

交代制勤務をしながら、時間外労働が月60時間超に上る看護師は、全体の2・46%。

実際はもっと多いと思いますし、
3交替制での「日勤→深夜勤」などの過酷なシフトや、2交替制での仮眠時間が取れない事は
数字以上に身体に負担がかかるはずです。

こういう過酷な労働実態が放置されている最大の原因は(医師と同じですが…)

サービス残業が横行している状況が浮き彫りになった。

ことです。
1日で8時間を超える分の残業(時間外労働)
・8時間を超える普通の残業・・・25%増し
・午後10時から朝5時までの深夜残業・・・50%増し
・休日労働の場合・・・35%増し
などを下回っていると労働基準法違反になります。

残業代がきちんと支払われていれば、事業主は(看護師の)人数を増やして残業代を減らそうと考えます。

看護協会の報道資料(PDF)にも、
4.未払い残業の実態
時間外勤務(月平均23.4時間)のうち、「申告している」時間数は8.3時間である。
これは実際に行った時間外勤務の約4割で、時間外勤務手当が支払われていない
未払い残業(いわゆる「サービス残業」)があることが示唆された【看護職員調査】。

未払い残業の問題については、「前残業」「院内研修」「持ち帰り仕事」などを、
看護職員が「時間外勤務として申告」しない、または「病院が時間外勤務として扱っていない」ため、
手当てが支払われないという問題があります。
そして、最後に
6.看護管理者の悩みは深い
看護管理者が労働時間管理に課題があると考える場合、その原因を3つまで挙げてもらうと、
トップは「長年の慣例・習慣」【看護管理者調査】(図6)。
以下、「職員定数を増やすことができない」「欠員のまま充足されない」と続く。
労働時間管理において、深刻なのは「職員定数を増やすことができない」
「欠員のまま充足されない」という、人員の問題です。
「人件費の抑制方針」も含めて多分に病院経営の問題であり、
看護部門の努力だけでは対応しきれない大きな課題です。
背景には医療政策・医療保険財政などの問題があり、病院個別の努力では限界があるのも事実です。
仰る通り、労働時間管理においての最大の課題は、人員の問題です。

人数が多いほど良好な労働環境となるのは当然です。

人件費の抑制方針」も含めて多分に病院経営の問題であり…

「だから医療費を増やすべき!」とは何故か言わないのですよね…

昔から看護協会は厚労省べったりですから、仕方がないのでしょうが…

こんな役立たずの上層部はほっといて、

現場の看護師さんも「サービス残業根絶」に立ち上がりましょう!

閉じる コメント(8)

はじめまして・・・
こんな状態では益々人員不足でこれからの介護はどうなっていくのでしょう?
リハビリも3ヶ月切捨てでは今患者の為の医療なのか疑問が沸きます。

2009/4/25(土) 午後 1:28 [ - ]

ドラバさせてくださいね。

2009/4/25(土) 午後 1:29 [ - ]

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yume_takakoさん、コメント有難うございます。
リハビリ問題も厳しいですよね…
澤田石先生が頑張っていますが、なかなか…
http://homepage1.nifty.com/jsawa/medical/

お金も人員も不足していますので、今後の医療や介護は心配です。

2009/4/25(土) 午後 1:43 さすらい泌尿器科医

こんばんわ。
大変興味深い記事ですね。
看護師気質もあり、サービス残業になってしまうのかもしれません。
そういえば、脳梗塞を起こした後輩は、26歳でした。。。

2009/4/26(日) 午後 8:59 haibi

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NORIさん、こちらこそ始めまして。
上司などのプレッシャーが厳しくて、正当な残業なのに
きちんと申告できない雰囲気は良くわかります。
残業代がきちんと出る病院の話を聞いたことが無いくらいです。
看護師も不足しているのに、待遇は改善しませんよね…

一人の力では厳しいと思いますが、何とかしないといけませんよね。

2009/4/27(月) 午後 4:29 さすらい泌尿器科医

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まーこさん、われわれも少し前までは無料奉仕を当り前と思っていました。
行政も苦しいのはわかりますが、
医療者がその尻拭いをしなければいけない義理は本来はないはずです。

まあ、ぼちぼちやりましょう。

2009/4/27(月) 午後 4:33 さすらい泌尿器科医

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haibiさん、こちらこそ始めまして。
そういう看護師気質は良く解ります。
ただ、労働基準法は権利ですので、これを機に意識改革をしていきましょう!

26歳で脳梗塞ですか…辛いですね…
どうしても勤務時間が不規則になりますから、体調管理には気をつけて下さいね。

2009/4/27(月) 午後 4:39 さすらい泌尿器科医

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看護師になり就職し、様々な大切な物を失い人生が目茶苦茶になりました。
私的で被害に遭い考えなかったり、相談に行きたくてもそういう時間すら、この職場はありません。年休なんてものは自分自身の希望の年休等一度もとった事もありません。毎日2〜4時間にも及ぶ不払い残業をし、休みの日は看護研究や組合活動、委員会に出席させられ、休みは殆どありません。
昼休みも30分はありませんし、夜勤の休憩も5分もありません。
女性職場特有の職場の人間関係も陰湿です。
私は師長や主任、同僚達に酷いいじめに遭いました。毎日ビクビクしながら勤務に行っています。
師長からは「貴女の仕事のやり方が悪んだからこの残業代は消せ」
「休みの日にも病院へ勉強へ来い」と散々言われました。
親が入院しても、休みをもらえる事はありませんでした。
何を言われても耐えました…。私的でも大きな問題を抱えていたのに、精一杯頑張って頑張って…本当にこの重なりで鬱病を患い何年も苦しんでいます。
看護師になった事が人生の失敗でした。

2011/5/22(日) 午前 1:00 [ あき ]

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