うろうろドクター

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こんな話は、私も知りませんでした。(爆)


低体温症どう防ぐ? 夏山登山に潜む危険
7月24日12時54分配信 産経新聞

 北海道・大雪山系で登山客ら10人が犠牲になった遭難事故。死因は夏山では珍しいとされる「低体温症(凍死)」だった。寒さや雨で体の熱が奪われることで起き、最悪の場合は死に至る低体温症。中高年の登山ブームが続くなか、低体温を防ぐにはどうすればよいのか。症状が出たら、どう対処すればよいのか。「自己責任」が原則の登山では、登山者自身の十分な知識と事前準備が必要だ。(道丸摩耶)

◆北海道では珍しくない

 「北海道では夏山での低体温症は珍しくありません」と語るのは、苫小牧東病院(北海道苫小牧市)の船木上総副院長だ。

 船木医師は昭和56年、ヨーロッパアルプスのモンブランから下山途中、クレバス(氷河などの割れ目)に落下。約16時間後に救助され、体温28度から回復した。低体温症の恐ろしさを身を持って知る一人だ。

 船木医師は「大雪山系は一般的な夏山とは必携品が違う。手袋やセーターがないと登れない場所」と指摘。季節は夏であっても、その山に応じた十分な装備の必要性を強調する。

 それでも気象条件などで低体温症になることはある。船木医師は対処方法として、(1)避難(2)着替え(3)保温・加温−の3点を挙げる。まずはテントを張るか山小屋に戻るかして、風雨を避ける。そのうえで、ぬれた衣服を着替え、保温や加温で冷えた体を温める。

 ただ、もっとも怖いのは登山者に小屋へ戻る体力が残っていないケースだ。小屋が少ない山も多く、低体温の症状が出たときには、戻れない場所にいることも多い。船木医師は「携帯電話の電波が入る場所なら気象情報は手に入る。天候を見て、早めに判断することが重要だ」と話す。

◆事前の準備が必要

 「登山に必要なのは、山を知ることと、自分の体力を知ること」と話すのは、昨年、三浦雄一郎さん(76)のエベレスト登頂に帯同した次男でプロスキーヤー、豪太さん(39)。

 豪太さんによると、「登山は考えられないほどの体力を使う。最低でも5〜7キロの荷物を持って歩き続けるわけで、通常のウオーキングだけではトレーニングとして不十分」という。

 豪太さんは「以前は遭難の要因は落石、濃霧、雪崩だったが、最近は疲労で歩けなくなるなど登山者側に理由があるケースが多い。『ガイドツアーだから安全』ではない。体力管理はあくまで自分でするもの」と指摘。事前に山の標高差や歩行距離を細かく調べた「山のカルテ」を作り、その山に合わせたトレーニングの必要性を訴える。

 死亡した10人のほとんどは60代。船木医師によると、中高年は若い人より疲労回復が遅く発熱能力も低いため、低体温症が出やすいという。

 しかし、中高年だけが危険ではない。豪太さんは「中高年が目標を持って山を目指すのはすばらしい。だからこそ、自分の体力に見合った山に挑戦してほしい」と、正しい知識と準備で山に挑むことを呼びかけている。

【用語解説】低体温症

 寒さや雨などで体の熱が奪われて起きる全身の障害。直腸温などの中心体温が約33度以下になると、体温を上げるための「体が震える」などの発熱反応が消え、判断力が低下。歩けなくなり、眠気、錯乱、意識消失、不整脈などの症状が出始める。30度以下になると昏睡(こんすい)状態になり、死亡例が増える。低体温になると、安静にしていても通常時より大量のエネルギーを消費する。そのため、登山時は低体温症になる前に予防することが最も有効とされる。低体温症で死亡することを凍死という。
安易な考えでツアー客を募集したり、登山に臨んではいけないのだと思います。

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真夏の道東でキャンプしたことがありますが、平地にも関わらずめちゃめちゃ寒かったです。考えてみれば、北海道の平地には、本州で「高山植物」とされる花が咲いてたりします。そんな土地での2千メートルを、本州の2千メートルと同じに考えてはいけないですよね。
そもそも、力量の分からない者同士がパーティーを組むというのが間違っていると思います。

2009/7/24(金) 午後 10:49 [ ジュリーママ ]

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舟木先生は凍る体の著者ですね。

低体温症には、麻酔科のhypothermia と事故性・偶発低、体温症accidental hypothermia が有りますので、一応区別して、表記にて。 どれだけ体温保持が可能かですね、予防するしかないと、30年近く前に医学部の方に教わりました。

トムラウシ山のツアーコースの問題以前から指摘されていたようです。2002年7月に2人のどう症例で死亡をだしていますし、非難小屋を常時の宿泊場所として使用する事への問題のようです、非難小屋であるので、避難場所として使用されるべきもので、宿泊施設としての常時はオカシイのではなか?。との事のようです。非難小屋を当てにしないルート計画が必要で、それが時間的に無理なのでは、やめるべきではないか?。 のようです。 助けに行く方にも、迷惑であります。 航空自衛隊救難飛行隊の主な任務は、民間の山岳救助が多数を占めておりますし、 救助に行く方も命がけです。 長野県警山岳遭難救助隊は、高齢者の要救助要請が多発している事から、高齢者向けの講習会を実施しているようです。

2009/7/24(金) 午後 11:51 [ おみぞ ]

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昔は山屋さんが、登山家の遺体回収に行っておられました、山の捜索は公的機関以外は、自費ですので、膨大な出費になるため、要請をしない事を、家族ともども暗黙の了解が徹底されていたようです。

2009/7/24(金) 午後 11:52 [ おみぞ ]

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「ツアー」であるがために、またツアー会社に全て責任を丸投げするのでしょうか?自己責任もあるでしょう。
高齢者の登山には反対しませんが、天気予報や天気図を見れば危険認識くらいはできるはずです。比較的天気の安定した時期・季節を選んでするべきでしょう。
また緯度と標高が高くなれば気温が下がるのは常識。
私は気象と地理には昔から関心が強いので、そういう基本的な知識・情報もない素人の人々が安易に北海道で登山をしようとすることが問題なのではないでしょうか?
私の親が登山に行くともし言ったら、死を覚悟してないのならやめとけと言いますね。
最近は高齢者でも家族を含めて、全然死を覚悟してない人が多いから、いざコトが起こるとパニックになるのでは。

2009/7/25(土) 午前 9:15 [ SNS ]

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las*ij*さんくらいの備えがあれば、事故にあう確率はかなり低くなりますよね…

>登山の体力配分として、1/3は登りに、1/3は下りに、
>残りの1/3は不測の事態に、ということを教わった覚えがあります。
なるほどです。

2009/7/25(土) 午後 1:28 さすらい泌尿器科医

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べんべんさん、その番組は見損ないましたが凄い内容ですね…

>番組中で、この大事故の後でも能天気に「ベテランガイドさんがいたので安心でした。」と大雪山登山をしていた中高年女性の話ぶりには脱力しました。

生死を分けたのは「時の運」だけなのでしょうね…


>自分の荷物も持って歩けないような人が登山ですか?
そういう方は、高尾山とか箱根くらいで我慢して欲しいものですね…

2009/7/25(土) 午後 1:33 さすらい泌尿器科医

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ナナちゃんさん、確かにツアーはお手軽ですね。

ただ、自分の安全は自分で守るべきですよね。

2009/7/25(土) 午後 1:36 さすらい泌尿器科医

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小麦畑を渡る風さん、確かにそういう安易な誤解をしても仕方ないネーミングですし、
パンフレットも良い事ばっかり書いてあるのでしょうね…

2009/7/25(土) 午後 1:38 さすらい泌尿器科医

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ジュリーママさん、高山植物が生えている理由を良く考えて準備すべきですよね。

報道によれば、ほぼ全員が初対面だったようですね。
極限状況でチームワークも発揮できないのは辛いですね…

2009/7/25(土) 午後 1:42 さすらい泌尿器科医

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おみぞさん、非難小屋(笑)は風雨を完全には防げない
本当に避難の為の施設だそうですね。

>救助に行く方も命がけです。
まったくその通りです。
2次災害が起きなかったのは不幸中の幸いですね。

そういえば、山岳救助隊の方が遭難男性を滑落させて死亡した事故がありましたね…
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/27861747.html

2009/7/25(土) 午後 1:50 さすらい泌尿器科医

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SNSさん、その通りですね。
ツアー会社の安易な計画は避難されるべきですが、
参加者にも責任の一部はあるだろうと思います。

>最近は高齢者でも家族を含めて、全然死を覚悟してない人が多いから、
>いざコトが起こるとパニックになるのでは。
医療事故と似たような構図ですね。(爆)

2009/7/25(土) 午後 1:54 さすらい泌尿器科医

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センセ、ロープウェイで我慢すれば駒ケ岳や蔵王も行けますねw
まあ天漢さんのとこにもありますが、百名山行脚を安易に煽った某TVも罪深いですよね。
あれみてると、本当に自分でも登れそうだって錯覚起こす人いるだろうなぁと。舞台裏の苦労なんて微塵も感じませんからね。
「山なんて信用のおけない人と登るもんじゃない」って私なんかは思うので、こういうツアーはまずあり得ませんけどねぇ・・・
高齢者は観光ツアーでも最近はシングル参加が多いので、皆がほぼ初対面ってのはやはりその程度の軽〜い認識だったんでしょう。
天気だって「プロが大丈夫っていうんなら平気よ〜」ってレベル。
それも含めて自己責任ですから仕方ないですが残念ですね。

2009/7/26(日) 午後 6:09 [ cha*o*ile05** ]

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chamomileさん、TVのお気楽な特集はやはり問題ですよね。
もちろん、それに便乗して一儲けしようとする旅行会社も…

しかし、本当にシングル参加が多かったみたいですね。
最近は「夫婦揃って」の参加はしないのでしょうか?

2009/7/27(月) 午後 6:16 さすらい泌尿器科医

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もちろん夫婦でって方も大勢いますが、昔に比べると一人でとか同姓の友達とって方がとても増えてる印象ですね。
旅行会社が一人参加をしやすいよう配慮するようになったのもあると思います。

2009/7/28(火) 午前 8:52 [ cha*o*ile05** ]

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熟年夫婦で仲の良い人達・・・あまり見かけません(爆笑)
一緒に行動をしていても、会話はほとんどしていませんねw
会話→喧嘩になりますね〜。
こんな親たちを見て育った人が、独身を貫くんですかね(笑)
(少子化の原因は、実はここにありました?・・・(-_-;)
命がけの山登りなら、なおさら熟年夫婦は行きません(笑)

2009/7/28(火) 午前 9:39 [ みみ ]

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蔵王程度の標高の低い山で、しかも真夏に、ミゾレ交じりの雨になることだってあります。私は沢登りを時々するんですが下界で真夏のくそ暑いときに全身濡れネズミになると、晴れた日でも日蔭では寒さに耐えきれないほどです。亡くなった方々には申し訳ないが、今回の事故は自己責任でしょう。いくらガイドがいるったって歩くのは自分の足です。エスカレータでひとりでに進むのではありません。動けなくなったってガイドが担いでくれるわけではありません。私もかつて大雨の日(しかも夜になってから)動けなくなった子牛のように大きなおばあさんを登山道を2キロもしかも一人でずっと背中に乗せて四つん這いになり山小屋まで連れて来たことがあります。行っちゃいかんとは言いませんが何か起こったとしてもそれを人のせいにしてはいけません!防波堤で釣りをしていてたまたま来た大波にさらわれてしまったようなものです。

2009/7/28(火) 午前 9:58 [ saki ]

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訂正デス

下界で真夏のくそ暑いときに全身濡れネズミになると

下界で真夏のくそ暑いときでも、山では全身濡れネズミになると

2009/7/28(火) 午前 10:01 [ saki ]

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chamomileさん、山という極限状況に
同姓の友達と一緒なら解りますが、
一人でふらっと参加する心理が私にはわかりません。

やはり山を甘く見ているのでしょうね…

2009/7/28(火) 午後 3:46 さすらい泌尿器科医

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みみさん、なるほど…
仲の悪い夫と一緒よりは、一人の方が良いのでしょうね。
(もう一歩進むと、熟年離婚になるのでしょうか?)

そういえば、介護前離婚という話が出ていました。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/saizensen/20090623-OYT8T00725.htm

2009/7/28(火) 午後 3:51 さすらい泌尿器科医

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sakiさん、山の気象は私のような
下界でのほほんと暮らしている一般人には想像を絶するのだろうと思われます。

>動けなくなったってガイドが担いでくれるわけではありません。
一人で5人を担ぐのは絶対に不可能ですからね…

マスコミ報道は「自己責任」とは決して言いませんね…

2009/7/28(火) 午後 3:55 さすらい泌尿器科医

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