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通りすがりさんからの情報です。どうもありがとうございます。m(__)m なるべく多くの方に読んでもらいたい文章です。 新型インフル 秋・冬へ(上)
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=280000009080400012009年08月04日 朝日新聞 新型インフルエンザの感染拡大が収まらない。府内の感染者は7月24日現在で1023人。流行が広がりやすい秋・冬になれば、爆発的に患者が増える恐れがある。そのときまでに何をすべきか。パニックとなった春の教訓をふまえ、3人の専門家に聞く。 ◆「防止」から「治療」へ転換を けいゆう病院 菅谷憲夫医師 ――新型インフルエンザ、一体いつまで警戒したらいいんでしょう この春、大阪では学校を全部休校にしたり、イベントをやめたり、何とか感染を防ごう、かからないようにしようと大騒ぎになりましたが、今後数年間のうちに国民全員が新型インフルにかかります。もちろん症状には差があり、亡くなる人もいれば数日間で全快する人もいますが、防ごうとしても必ず感染します。 ――そうなんですか 季節性インフルだって同じです。ただ季節性の場合は、過去に流行したウイルスがマイナーチェンジして流行を繰り返すのでワクチンが作りやすい。ワクチンを接種すれば体内に抗体ができ、70〜90%は感染を防げます。でも新型インフルは、いわばフルモデルチェンジ。だれも抗体を持っていないので、感染を逃れることはできません。 秋から冬にかけて第1波が来て、国民の約20〜30%がかかります。第2波が1年後に来て、また20〜30%がかかる。ここまでで国民の半分、感染しやすい子供は80〜90%が感染する。そこまでいけば抗体を持つ人が増えるので、以降は5〜10%と感染率は落ちますが、最後は全員がかかります。その後は季節性インフルエンザとなって、毎年マイナーチェンジしながら流行していくのです。 ――それなら休校やイベント自粛は何だったんでしょう 一時的に感染を防ぐ効果はありますが、休校になれば親が仕事を休んで子供の面倒を見なければならず、経済的損失は大きい。学校を休校にするのと、タミフルを予防的に使うのとでは、休校の方がコストが数十倍もかかるという報告もあります。 厚労省がつくった対策ガイドラインが推奨する「食料を備蓄して数週間家にこもる」というのもおかしい。みんながそんなことをしたらそれこそ経済がストップして、インフル被害など比べものにならない損失が出てしまいます。 ただ一気に感染拡大すると、医療機関はパニックになるでしょう。学校は感染拡大の場所ですから、急速な広がりを抑えるには、症状や患者数に応じて学級閉鎖にしたり、学年閉鎖にしたり、弾力的に対策を変えていけばいいと思います。 ――秋冬までにどんな対策が必要ですか まずは国単位で抗ウイルス薬のタミフルやリレンザの十分な備蓄を急ぐことです。ワクチン製造も急ぐべきですが、どうしても時間がかかる。実際、初めは2500万人分作る予定が、1400万人分に下方修正されました。第一波は抗ウイルス薬で食い止め、その間にワクチン製造を進めるべきでしょう。タミフルに耐性を持ったウイルスが見つかりましたが、薬の有効性は揺らいでいません。 そして、全国の診療所で診察できる態勢をとること。高齢者は細菌性肺炎にかかって重症化する例が多いので、こうした患者へ投与する肺炎球菌ワクチンの普及や、治療に必要な人工呼吸器の配備が必要です。 患者が入院するのは隔離病棟でなくてもいいんです。国民の4分の1がかかるのに、隔離病棟とか陰圧室だけ選んでいたら全く追いつきません。医師が防護服を着るのもナンセンス。ひっきりなしに患者が来るのに、いちいちその労力をかけていたら間に合いません。 ――そもそも、症状の軽い今回の新型インフルエンザを怖がる必要はないのでは それは違います。ニューヨークでは5〜6月に入院した909人のうち、4分の1の225人が集中治療室に入り、124人が人工呼吸器をつけ、5%にあたる45人が亡くなりました。日本で死者が出ていないのは、早めの抗ウイルス薬投与ができているからです。今後、ヒトへの感染を繰り返すと感染力の強いウイルスが生き残り、臨床的に重くなる可能性もある。1968〜70年の「香港かぜ」では7〜8万人が亡くなりました。 重要なのは、第一波に向けて一刻も早く、「感染を防ぐための対策」から「全員が感染することを前提に、すみやかに治療するための対策」に切り替えること。日本はこれまでも毎年、季節性インフルエンザに対応してきました。インフルエンザを正しく診断できる医師がたくさんいるのは大きな強み。海外からは「日本ほどの医療態勢があれば」とうらやましがられます。切り替えさえできれば、世界でも最小レベルの被害に抑えられるはずです。 新型インフル 秋・冬へ(下)
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=280000009080700012009年08月07日 朝日新聞 ◆水際作戦は無意味 羽田空港 木村もりよ検疫官 ――現役の空港検疫官として、国会で新型インフルエンザの水際作戦を「パフォーマンス」と批判しました 水際作戦は、新型インフルをことさら特別な病気のように見せかけました。羽田では輸入食品のモニタリングをする職員までかき集め、防護服を身につけさせ、機内の一人一人にサーモグラフィーで発熱していないかチェックし、質問票を配り、メキシコなど新型インフルの汚染地に行っていないか滞在地を書かせ、住所や電話番号を記入しない限り入国させないという徹底ぶりです。「未知の生物との遭遇」のような雰囲気を演出し、水際で食い止めれば日本は守られるというイメージを振りまきました。 でも、新型インフルは「インフルエンザ」。どこかで流行すれば必ず日本でも流行する。そういうものなのです。 そもそも潜伏期があるものに検疫は役立ちません。症状も発熱、せき、倦怠(けんたい)感といろいろですし、サーモグラフィーや本人の申告で見つけるのは限界がある。一人の感染者も国内に入れないなど出来ないことなのです。どれくらいの費用を投じて何人見つけたのでしょう。同僚はあきらめ顔で粛々と検疫をしていましたが、私は途中で防護ガウンを脱ぎました。 ――国内感染1号を知ってどう感じましたか やっぱりと。スペイン風邪が流行した蒸気船の時代でも水際作戦は意味がなかった。ましてや空に国境はありません。どの国のどの空港で乗り換えてだれと交わるのか、考えてみてください。 ――なぜ意味のない水際作戦が行われたのでしょう 冷静になるべき政府が現場の声を聞かないままパニックを起こし、新型インフルにどれほどの効果があるのか理解に苦しむ大げさな行動計画を実行して国民に不安をあおってしまった。今でも世界保健機関はフェーズ6を維持していますが、国民の気持ちは落ち着いています。あのときは、まさに政府の対応が国民をあおってしまった。 ――秋冬にもっと流行が広がったらどうなりますか 政府は水際作戦を縮小すると発表しましたが、なぜあのような意味のない作戦に予算も人手もつぎ込んだのか総括も反省もしないままでは、この先、きちんとした対応ができるかどうか疑問です。今のままでは1人でも死亡したらパニックが起きるでしょう。新型インフルの流行で2千億円〜数兆円の経済損失が出るとの試算もありますが、もっとふくれあがり、感染者が差別される危険性もある。 まずはインフルエンザについて、冷静な、正しい情報を徹底して公開するべきです。インフルエンザは広がって収束するもの。「患者を出さないようにしましょう」というのは、あり得ない虚構のストーリーです。一波が過ぎると二波が来る。ウイルスもやんちゃになっていきます。重症化したら死ぬ人もいる。せきエチケットと手洗いを徹底しなければいけない。 季節性インフルだって重症化すれば死ぬ人はいる。パニックになる必要はありません。感情的ではなく常識的な判断をくだせるよう、国民も政府もマスコミも、秋までに頭を整理し直す必要があるのではないでしょうか。 感情的ではなく常識的な判断をくだせるよう、国民も政府もマスコミも、秋までに頭を整理し直す必要があるのではないでしょうか。まだ時間はあるのですから、今のうちに啓蒙活動をすべきなのですが、政府は機能不全に陥ってますし、マスコミは視聴率にならないから黙殺ですからね… 死者が出てからパニックが起きないことを、祈るばかりです。
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通りすがりさん、改めまして情報有難うございます。m(__)m
『妊婦さんの死亡者』にはマスコミは飛びつきそうですね…
医療機関をバッシングしても仕方がないのですが…
適切な予防と治療の必要性を広めて欲しいものです。
大多数の自然に治る患者さんの中から、
死の危機に直面するごく一部の患者さんを救出するために知恵を絞るべきです。
2009/8/11(火) 午後 1:58
おみぞさん、コメント有難うございます。
>次の政権は小児科、産科へどのように対策をしうるのでしょう。
今よりは良くなると期待はしていますが、
国民の過度な要求へのセーブも大切なのですけどね…
2009/8/11(火) 午後 2:01
SNSさん、コメント有難うございます。
>これだけ感染者が大量に出ても死者がでないのは、
>まさに医療者の奴隷的労働と検査・治療薬使用のおかげですね。
そういう賞賛の声は寡聞にして聞きませんね。(爆)
日本人が特異体質なのかもしれませんが…
>今や感冒症状で外来来た人に簡易キット検査しなかったり
>タミフル出さないと怒られかねません。
そういう社会の風潮が間違っているのですが、
医師個人が突っ張っても仕方がないのですよね…
秋冬はどうなりますかね…
私は医療従事者の感染が相次いで、病院・病棟閉鎖が相次ぐのでは…
と懸念しています。
2009/8/11(火) 午後 2:06
http://www.asahi.com/health/news/OSK200908050151.html
新型インフル、初の人工呼吸器 大阪の6歳、回復し退院2009年8月6日0時54分
大事に報道されてますが・・・。
無気肺により呼吸状態が悪化したため、人工呼吸を開始。なのですが・・・。季節性でもあることなのですが。 医師に取材しまして?。
先が思いやられます。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3551.html
掲載日 2009/8/6
<速報>ウイルス分離により確認された新型インフルエンザの国内初症例について―横浜市
迅速診断キット陰性、リアルタイムRT-PCR検査およびRT-PCR検査でA型共通のM遺伝子、AH1pdm HA遺伝子、季節性AH1、AH3型のHA遺伝子検索を行ったがすべて陰性であった。
2009/8/11(火) 午後 2:46 [ おみぞ ]
分離培養検査ではMDCK細胞を用い、培養液に2%アガロースを加えたプラーク培養を行った。培養2代目にCPE陽性となり、リアルタイムRT-PCR検査でAH1pdm HA遺伝子を確認した。また、分離株はモルモット血球に対し16HA価を示し、HI試験ではAH1型抗血清(A/Brisbane/59/07)やAH3型抗血清(A/Uruguay/716/07)に反応しなかった。
です。
こちらのほうが、新事実としては、報道する価値があると思い、ますが。
現行のRT-PCRは遺伝子解析ができていますので、精度的に特定可能にありますが。 新型であれば、短時間での特定は困難の可能性があるわけです。
2009/8/11(火) 午後 2:46 [ おみぞ ]
おみぞさん、その大阪の人工呼吸器の話は初耳です。
普段、ヤフー記事しか検索してないせいでしょうか…
産経では出てましたが…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090805-00000665-san-soci
あまり読まれた形跡はありません。
(ブックマークも関連ブログも0件…)
「重症事例ではない」という内容は理解不能です。
生命の危機ではなかったかもしれませんが、
挿管して人工呼吸器を4日も付けるのが
「重症ではない」というのは理解不能です???
後半の分離培養検査の件は、手間暇がかかりそうですね。
そこまでして診断をつける意味があるのかどうか…
いえ、研究の面からは十分に意義があると思います。
2009/8/11(火) 午後 4:25
重症かは微妙だと思います。肺炎を併発したのでもないのですが?肺炎を併発する可能性はありますが。 この辺は呼吸器科の先生のご意見を。 ただ、季節性の場合は報道などされないのですが、いかにも、新型は特別なニュアンスがあります。
感染研のニュースは、国内初症例は横浜市であったということです。 この時点では、迅速診断キット陰性、リアルタイムRT-PCR検査陰性で、すべての検査をすり抜けたようです。 大阪の高校生より以前にすでに、国内で、感染者がいたのです。 初期段階で新型を検出するのがいかに困難かでしょう。
2009/8/11(火) 午後 4:56 [ おみぞ ]
おみぞさん、調べてみましたが、
救命救急センターの重症度の定義は、都道府県毎に異なるとか…
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/pdf/kanrenjigyou-p-07.pdf
「重症呼吸不全」で重症のような気がしますが…
他にも、岩田先生のブログでは、SMART-COP分類なるものがあるそうです。
http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-d44e.html
>重症者については入院も考慮する必要がある
ですから、ハードルは低そうです。
2009/8/11(火) 午後 6:45
「重症呼吸不全」で重症ではあるとは思います。でなければ気管挿管の必要性もないのですが。 秋からの感染者が増えれば、気管挿管の必要な場合も当然増えてくるわけで、当たり前ですが。 今まで死者でてないのが奇跡としか。
SMART-COP分類は、肺炎の重症度分類(A-DROP システム)に近いのでしょうか?と私、無知を露呈しているのですが。
呼吸器科の先生。
2009/8/12(水) 午前 10:13 [ おみぞ ]
おみぞさん、記事の元ネタである厚労省の発表を発見しました。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/08/dl/infuh0805-03.pdf
※本症例については、喀痰の貯留・気管支閉塞による無気肺であり、
新型インフルエンザによる重症患者ではありません。
だそうです…、禅問答みたいですね。
新型インフル感染の男児が集中治療室に―国内初の重症例
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090812-00000000-cbn-soci
という話があるようです。
回復を祈ります。
2009/8/12(水) 午後 3:16
無気肺は、合併症だと思うのですが?。
ICUの方には回復を祈ります。
2009/8/12(水) 午後 8:25 [ おみぞ ]
初めまして
新型インフルエンザについての話が分かりやすくまとまって、助かりました
親の看病で病院に通っているので、そこで感染するのでは、等と心配していました。
そして今回の騒動で、保険所の役割が大切と良く分かりましたが、ドンドン減らされていって 秋の感染も予想されるのに大丈夫なのかと思っています
まず個人ができる対策、手洗いなどは今後もきちんとするつもりです
が。
2009/8/12(水) 午後 10:33
おみぞさん、私もインフルエンザと関係した合併症だと思います。
茨城のお子さんも回復して欲しいものです。
2009/8/13(木) 午後 5:47
ピーちゃんさん、お褒め頂き恐縮です。
保健所も普段は目立たないだけに(検疫所もそうでしたが…)
予算や人手を削られがちですね。
今後とも宜しくお願いします。m(__)m
2009/8/13(木) 午後 5:49
初めまして。政府の対応とマスコミの問題は以前より記事にしていたのでトラックバックさせて戴きました(ご迷惑なら解除するのでお知らせ下さい)。
インフルエンザ対策は各国の事情(人口密度や医療体制)によって異なるべきだとは思いますが、日本の狂ったような感染者叩きは異常でしたね。
こういった反応をしたのは日本・韓国・台湾といった島国、中国のような民度の低い国、アルゼンチンのような国民の教育レベルの低い国が主のようです。
この中で日本は、医療体制の素晴らしさ(貧困層でも治療を受けられる、医療機関が24時間フル稼働)を考えると他国に比べて騒ぐ理由が少ないと思いますが、水際対策や発熱外来で皆さんボロボロだそうです。
2009/8/18(火) 午前 8:00 [ bloom@花咲く小径 ]
花咲く小径さん、こちらこそはじめまして。
コメント&トラックバック有難うございます。m(__)m
あの「感染者叩き」騒動は、まだ3ヶ月前ですが
マスコミは反省しているのでしょうかね…
マスコミは民度を映すと言われると、その通りのような気もします。
「医療体制の素晴らしさ」によって、日本では0.5%を大きく下回る致死率なのだと考えますが、
今度の秋冬はどうなるか?予想ができません。
良い方に予想が外れて欲しいものですが…
2009/8/18(火) 午後 6:21
うろうろドクターさん、相互トラックバック有り難うございます。
致死率はウイルスそのものの性質(病原性・毒性)、個体が抗体を持っているか、人種などによる体質、衛生状態・栄養状態・慢性疾患などの違い、感染してから受診するまでの期間、感染した季節、国内の医療レベル・・と色々な要因が絡みますが、日本では 0.5% は考えにくいと思います。
ただし、これは医療関係者の皆様が頑張り続けて下さったら・・という前提であって、日頃の過労状態から意欲を喪失したり、医療関係者が次々にインフルエンザで倒れると数値は悪くなるでしょう。
致死率はコントロール出来る数値であることを意識する方が大切ですよね。
2009/8/18(火) 午後 7:08 [ bloom@花咲く小径 ]
bloom@花咲く小径さん、重ねてコメント有難うございます。
これから秋冬になり、どうなってしまうのか予想がつきません。
医療従事者が感染して病棟閉鎖になったり、
抵抗力の弱っている外来・入院患者さんに院内感染を起こして
重傷者が続出したらどうなるのか…
ゾッとしますね…
2009/8/19(水) 午後 3:58
>死者が出てからパニックが起きないことを、祈るばかりです。
本当に死者が出て、パニック状態になりつつありますね…
悪い予想は当たらないで欲しいものです…
2009/8/19(水) 午後 3:59
関連記事から来ました。
記念に足跡残していきます。
ペタリ。
2013/4/27(土) 午後 11:46 [ haruyama_arch ]