うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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新型インフル ワクチン緊急輸入 政府方針 安全性に疑問も
8月25日7時58分配信 産経新聞

 秋以降の新型インフルエンザの本格的な流行に備え、政府は24日、不足するワクチンを輸入する方針を固めた。国産と製造方法が異なる海外ワクチンの緊急輸入については専門家から「安全性を担保できない」との異論も出ている。世界的なワクチンの品薄状態の中、日本が大量輸入すれば、「買い占め」と受け取られかねない側面もあり、課題は山積している。(今泉有美子)

 新型用ワクチンについて、政府はワクチンの必要量を5300万人分と見積もり、製造が追いつかない約2000万人分を輸入したい考えだ。

 ワクチンを含め薬剤を海外から輸入する場合、薬事法は国内で安全性などを確認する臨床試験(治験)を実施することを製薬会社に義務付けている。通常、治験には5年程度かかるケースが多いが、今回のような緊急時には、海外で承認された薬剤を国内でも認める特例承認の適用が可能だ。

 ただ、海外の新型用のワクチンは免疫力を強める製剤を加えるなど国内ワクチンと製造方法が異なり、安全面から輸入に慎重な姿勢を示す専門家も多い。

 大阪市立大医学研究科の広田良夫教授(公衆衛生学)は「摂取から10〜20日後に神経症状などが出てくる可能性もある」と注意を促す。

 国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦センター長も「海外で使われているからといって、そのまますぐに日本でも承認したのでは安全性は担保されない。少数でもいいから日本人でも調査を行うべきだ」と指摘する。

 政府は輸入に向け欧米の製薬会社との交渉に入っている。しかし、製薬会社は輸入したワクチンで副作用が起きても、責任を取らないことなどを契約の条件に挙げているという。厳しい条件提示の背景には、世界的なワクチンの品薄状態があるとみられる。

 また、医療体制の整った日本が大量輸入すれば、「途上国向けの調達に影響を与える」などと国際的に非難される可能性もある。

 国の対策本部の専門家諮問委員会委員長を務める自治医科大の尾身茂教授は「輸入したワクチンの一部を途上国に寄付すれば、国内分を確保しながら途上国にも届けることができる。海外の製薬会社などは途上国へのワクチンの寄付を表明しており、日本もそうした配慮をする必要がある」と指摘している。
土曜日の読売の報道は大きく取り扱われなかったですが、
昨日の官房長官の発言もあり、話が広がってきました。

医療体制の整った日本が大量輸入すれば、「途上国向けの調達に影響を与える」などと国際的に非難される可能性もある。

本当に恥ずかしい話です。

麻疹輸出国などの悪名もかねてからありますが、
今回、ワクチンを大量に輸入して、しかも副作用を恐れて使わなかったりしたら
どれだけ『国際的な非難』を受けることやら…

本来は『自称』先進国である日本は、どんどんワクチンを作って途上国に寄付すべきです。

少なくとも、ワクチンの輸入に頼らざるを得ないことを恥だと思うべきです。

ワクチンの副作用を過度に報道したマスコミや、
適切な被害者救済・補償を怠った厚労省や国に大きな責任があるのは事実ですが、

ここまでワクチン行政を破壊したのは、『ゼロリスク信仰』の国民なのですから。

この秋冬は、輸入ワクチンに頼らずに治療するしかないでしょうね。

閉じる コメント(19)

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うろうろさん
転載しますね。とんでもない事態ですね。

2009/8/25(火) 午後 0:19 まお

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全ての崩壊の原因は「ゼロリスク信仰」にあり。
それを助長するマスゴミと妄信する国民。
狭い島国にそういう国民が1億3千万もいて、多くが都市部に集中してるわけですから、新型インフルエンザがパンデミックになれば必要以上にパニックになるのは必至である事は想定されました。
それなのに油断してたのかワクチン生産を早めに急がなかったのは理解できませんね。

2009/8/25(火) 午後 0:48 [ SNS ]

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目先の金儲けしか考えてない、現政権と官僚なんで、これが当たり前でしょうね。
儲けにならないから福祉は切られたわけだから。

2009/8/25(火) 午後 0:56 まお

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まおさん、転載有難うございます。
副作用を過度に恐れる国民性からは、場合によっては国内生産分も余るのでは?
と私は思っています。

「急いで作ったワクチンなので、副作用が起こる可能性は
季節性インフルエンザワクチンより高いかもしれない」
ときちんと説明すべきですね。

そう考えても、
5300万人分のワクチンは、「今の日本には」多過ぎると思います。

もし、新型インフルエンザによる死者が広がった時のために、
「私達は頑張ってワクチンを集めましたが、
副作用を恐れて接種しなかった国民のせいで被害が広がったのです」
という、アリバイ作りをしているのだとしたら、許されません。

2009/8/25(火) 午後 1:13 さすらい泌尿器科医

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SNSさん、長年にわたるワクチン行政の破壊により、
国内でのワクチン生産は、増やす余地がなかったのだと考えます。

これを機に、「ゼロリスク信仰」をマスコミには改めて欲しいものですが…

2009/8/25(火) 午後 1:21 さすらい泌尿器科医

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世の中に100%のものなんてない、というごく当たり前の事に気がつかない人が多過ぎです。
今回の件も自分の頭でリスクとベネフィットを天秤にかければいいだけでしょう。
ゼロリスクを求め過ぎて国内のワクチン生産を壊滅状態にしながら、
「何故ワクチンが足りないんだ」と主張する連中にはうんざりしますね。99%のベネフィットより1%の許せずにネガティブキャンペーンをしたのもマスコミじゃないですか。

2009/8/25(火) 午後 1:44 [ 通りすがり ]

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マスゾエさんも、健康局も、季節性に近い数量は、確保しようとした事は確かそうです。

季節性を前倒生産にはいっていますから。ただ、新型の株が、有精卵での増殖が弱くて、2500万人分の量の確保が出来ないとなっりましたし。 12月まで生産しても1700万人 ほどに成りそうな事になったのは、しかたありません。 有精卵培養は、有精卵の数量も急激に増やす事は出来ませんし、製造量が初期に決められますので、急な変更は通常ムリです。

日本が某社製を買う話は、6月ごろから出ていましたから、驚きはしませんが、日本で治験は必要の声もでていましたし。 日本で治験すれば良いのですが。 国産は、卵アレルギーには、アナフィラキシーの問題が0ではありませんし。 化学物質が存在するわけですから、アナフィラキシーの問題は避けて通れません。

ワクチンは抗体獲得に優れているほど、副反応は強くなりますし、弱ければ、副反応も減少しますが、抗体獲得も減少します、ですので、2度の接種が必要となります。

2009/8/25(火) 午後 2:51 [ おみぞ ]

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予防接種法を改正して、10月1日施行に間に合わす。 インフルエンザを1類圧かにするには、法改正しか。予防接種法施行令の改正では出来ませんから。これが出来るのは、立法府しか出来ません。

国内製のみで、一切の抗議は受け付けないか。これやると、小児科が一番の矢表に立たされるので、迷惑千万。

打ちたい者は打って、政府もぐちゃぐちゃ言わずに、補償すればいいのですが。

ワクチンにコダワル、もうひとつの問題は、感染予防法の新型インフルエンザから、2009 A/H1N1をはずせないことにも有ります。 多くが免疫を獲得した、にこだわると、ワクチン接種または、国民の多くが感染して、免疫を獲得したですから。

ワクチン途上国の現実です。

2009/8/25(火) 午後 2:52 [ おみぞ ]

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一様購入しておいて、国内使用を見合すなら、他国へ援助すれば良いのですが、自国で使えないモノを、援助と称して譲って良いのかと、バッシング。

2009/8/25(火) 午後 2:55 [ おみぞ ]

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ワクチンの素となる”株”の繁殖力(増殖力?)の想像外の低さは、一部では報道も為されていました。ワクチンというものの性質に鑑みると、”株”の繁殖力の程度に由来する部分は、人為的に何等かの介入を行う余地は少ないと考えています。

※札束の力で、製造能力のない他国民の犠牲の上に、自国民を守るという方針については、必ずしも得心できない部分があります。

ワクチン生産量・接種可能時期の問題は、”株”自体の生成の問題もあり、特に生産量について行政や製造組織の問題に帰することは出来ないと思います。

そうやって、人知や科学技術の限界・当事者による制御が困難な外部環境要因に起因する限界等をよく考えもしないで、脊髄反射で厚労省を叩くという姿勢が、現状のワクチン行政の貧困を招いた側面があることは忘れてはいけないでしょう。ある意味自業自得です。

ワクチン製造機関は、経営的・時間的・能力的に限界まで稼働していると思いますし、寧ろ今までワクチン製造機関が存在し続けてきた事の方が不思議というか。

2009/8/25(火) 午後 4:41 [ 素人の浅知恵 ]

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この国では”補償をどうするか?”という以前に、議論がそこに到達する事が出来ません。補償を要するような事案の発生に際しては、”当該事案が発生したことの犯人捜し・何故そのような問題のあるモノを導入したのか?”に終始してしまい、補償の枠組みとか財源の手当などの議論に話が進まないと思えます。(嘆息

言霊信仰の影響からなのか、”避けられない少数の実害によって、全体が救済される”という前提を伴うような議論は、禁忌に近いですから。そうした前提に立つ”補償”について冷静に論じることが出来ようはずもなく。

※結局、民度以上の政府は存在出来ないのですよ。(ボソッ

2009/8/25(火) 午後 4:49 [ 素人の浅知恵 ]

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連投ご容赦。m(__)m

先刻の拙投稿(16:41 付)中、第2段落(※印のついた段落)は、本来最終段落にする予定だったのですが、不手際で第2段落になってしまいました。結果として、文章の構成がおかしくなってしまいました。m(__)m

2009/8/25(火) 午後 4:56 [ 素人の浅知恵 ]

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通りすがりさん、1の副作用で100の効用を忘れる国民性を
マスコミが作り上げてしまいましたからね…
(ネタ元がどこだったか忘れました…)

舛添大臣は「特例承認」して輸入する気みたいですが、本当に可能なのでしょうか?

2009/8/25(火) 午後 5:53 さすらい泌尿器科医

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おみぞさん、確かに技術的な問題で生産量が減りましたね…

だから不足量を輸入するということ自体には、必ずしも反対ではありませんが、
なぜそこまで急いで輸入して接種するのかは、明らかに説明不足です。

>打ちたい者は打って、政府もぐちゃぐちゃ言わずに、補償すればいいのですが。
それしかないと私も思いますが、補償するのが嫌なのでしょうね…

2009/8/25(火) 午後 6:00 さすらい泌尿器科医

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素人の浅知恵さん、500字という制限が嫌ですよね…
長文のコメントを有難うございます。m(__)m

私もワクチンの製造量の減少を責める気はありません。
ワクチン製造機関は必死に頑張っていると思います。

本来は「ワクチンが足りないから、元気な老人には予防接種できません」
と言うべきなのですが、選挙前に高齢者の機嫌を損ねることは禁忌なのでしょうかね…

>この国では”補償をどうするか?”という以前に、議論がそこに到達する事が出来ません。
嘆かわしい事ですね、犯人捜しからは何も生まれないのに…
医療が崩壊する訳です…

>”避けられない少数の実害によって、全体が救済される”
>という前提を伴うような議論は、禁忌に近いですから。
戦前には特攻隊精神があったのですがね…

2009/8/25(火) 午後 6:11 さすらい泌尿器科医

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特攻隊精神は医療関係者がワクチン接種含むインフルエンザ対策で発揮するべし、というわけですよ。金なし物資なし人材なし。そっくりじゃないですか、お上から強制されて泣く泣く、というところまで。

2009/8/25(火) 午後 10:18 [ fn ]

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fnさん、それはあえて書かなかったのですが…(涙)
現実にそうなる可能性は高いです…

医療関係者がどうなろうと、厚労省にとっては痛くも痒くもないでしょうし…

2009/8/26(水) 午前 1:58 さすらい泌尿器科医

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新型ワクチン‥体調が悪くなった方が身近に出て不安です。特に幼児には‥今は手洗いうがいが一番ですかね?

2009/10/30(金) 午後 10:36 [ はるよ ]

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輸入ワクチンとても 不安です。実験されているような気がします。国産の安全性の高いワクチンの製造に頑張ってほしいと思います。

2010/2/13(土) 午前 8:48 [ とろろ ]

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