うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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新こども病院 PFI方式を可決 福岡市議会 病床数など課題も
9月19日7時8分配信 西日本新聞

 福岡市立こども病院の人工島移転をめぐり、施設建設などにPFI方式(民間の資金と手法の活用)を採用する議案について、福岡市議会(定数63)は18日、賛成多数で可決した。市は2014年3月の開院を目指し、今年12月にPFI事業者の公募を行うなど作業を本格化させるが、課題も少なくない。

 議案成否のカギを握ったのは、最大会派の自民党市議団(19人)だった。市議団内には「PFIの規模が中途半端でメリットがない」「市の説明が不十分」との意見があり賛否が拮抗(きっこう)していたが、最終的には「開院が遅れるのは望ましくない」として賛成に回った。

 議会側が懸念するのはPFIのリスクだ。PFIは公共施設の建設や運営を民間に委ね、行政が対価を払う仕組み。長期契約で一括発注するためコスト削減につながるとされたが、公立病院が経営難に陥り、契約を解除するケースが相次いだ。

 このため、市は当初計画を大幅に見直し、PFI対象を施設建設や飲食店運営などの8業務に限定。コスト削減効果は30年間で約85億円から、15年間で約17億円に下方修正した。議員の一部には「事業者の収益見込みが減ったため、入札に応募がない可能性もある」との懸念もくすぶる。

 また、市は新こども病院の病床数を当初計画通り小児病棟(190床)と周産期センター(70床)の「260床」で整備する方針だが、県の医療審議会は「233床」が適切であると知事に答申している。県は開院時に233床しか許可しないこともありうるが、市は「医療環境は変化しており、再度の増床申請も可能」と強気の姿勢だ。

=2009/09/19付 西日本新聞朝刊=
ネタ元は中間管理職先生です、何時もお世話になっています。

高知でも近江でも失敗したPFI方式をあくまでも強行するみたいですね…

最終的には「開院が遅れるのは望ましくない」として賛成に回った。

リンク先の中間管理職先生の記事
人口島移転の経緯を含む、インチキ計画の概要が載ってますが
最後まで引き返す事は出来なかったのですね…

開院をやみくもに急ぐよりも、長期的な視点を持つべきではないのでしょうか…


こうして税金がまた無駄に使われる…

こういう時にこそ、市長をリコールして欲しいものですが…


福岡市議会第2委 こども病院PFI見直し 「試算、信用できぬ」の声 不採用 コンサル基に積算
9月17日7時7分配信 西日本新聞

 福岡市立こども病院の人工島(アイランドシティ)への移転計画をめぐり、16日の市議会第2委員会は施設建設などに採用するPFI(民間資金・手法の活用)方式に関する議案を審査。市が現地建て替え費用の見積もりを委託し、“不採用”にしたコンサルタント会社の情報を基に、PFIのコスト削減効果を試算したことなどに対し、議員側から「信用できない」との声が上がった。

 市側は、PFIの対象業務から長期契約にリスクのある病院運営業務を外し、施設建設など8業務に絞り込む大幅な見直しを計画。それに伴い、コスト削減効果も当初の「約30年で約85億円」から、「約15年で約17億円」に下方修正した。

 市側は同日、従来方式と比べたPFIによる施設建設費のコスト削減効果は、アドバイザー契約を結んでいるコンサル会社からの情報を基に、神戸市など4病院の成功例を参考にして10%とした点などを説明。

 中山郁美議員(共産)は「市は現地建て替えの見積額を採用せず、ゼネコンから意見聴取をして1.5倍にした。そのようなコンサル会社の意見に正当性はない」と追及。コンサル会社が、失敗例とされる高知市の病院PFIにもアドバイザーとして関与している点にも、疑問を呈した。

 これに対し、市側は「コンサル会社からは客観的な情報を集めたが、PFIの中身は主体的に、より安全な形で検討した」と答弁した。

 また、中山議員は、試算の前提となる病床数が「260床」であり、県医療審議会が答申した「233床」としていない点も「増床の現実性があるのか。(PFIを検討する以前に)233床で作れば、全体コストは大幅に削減できる」とただした。市は「小児・周産期医療をめぐる環境は変化が予想され、新病院の機能を最大限発揮するには、260床が必要。今後も、県に増床を働きかける」と答弁した。

=2009/09/17付 西日本新聞朝刊= 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090917-00000003-nnp-l40

市側は「コンサル会社からは客観的な情報を集めたが、PFIの中身は主体的に、より安全な形で検討した」と答弁した。

神戸が成功しているという話は寡聞にして聞きませんが…

どう安全なのでしょうか…

閉じる コメント(4)

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賛成した市議たちにとっての「成功」は、あくまで「PFIを導入すること(で関係業者のみを税金で潤す)。」なのでしょう。

病院の収支や納税者のことなんか知ったこっちゃ無く、当然赤字になった暁には無知な市民の代弁者のような顔をして「効率的なシステムなのに赤字になったのは医療者のせい。」と正義派ヅラもできると考えているのでしょう。

そういうところに「NO」を突きつけられて国政で歴史的大敗したという認識も反省も全くないようですね。

2009/9/21(月) 午前 10:57 [ まおパパ ]

この問題は、まず原点に立ち変えるべきだと思います。
現状の設備の老朽化と医療の高度化に対応できないのは事実だと思います。
次に、現在の地に拡張再建築するのと、人工島新築するのを比較考量すべきだと思います。建築コストはどうなのか? そこにいろんな人のよこしまの思いを介入させるからややこしくなるんだと思います。
特に僕は一部団体の新築反対の根拠のアクセスの利便性には懐疑的です。この病院は、西日本各地からの重症患者が通院・入院する高度医療機関です。人工島への福岡市内からの所要時間を現在地と比べる事を反対の根拠の一つにしているのはどうなんでしょうか?緊急時の搬送より、医療設備の充実の方が患児にとって効果的だと思います。
とにかく、客観的な事実に基づいた冷静な議論を望みます。

2009/9/22(火) 午後 2:10 KIDNEY

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まおパパさん、私にも『土建屋行政』の匂いはプンプンします。

何故に、ここまで失敗例の続くPFIにこだわりますかね…

2009/9/22(火) 午後 6:47 さすらい泌尿器科医

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KIDNEYさん、ご指摘の通りで、
病院の性質を考えると、むしろ人工島への移転による「(軽症者の)アクセス制限」は
医療従事者のことを考えれば望ましいのかもしれません。

東京でも小児病院の集約化が問題になっていますが、
http://www.jichiroren.jp/modules/topic/index.php?page=article&storyid=977
こういう専門化した特殊な病院は「ある程度の赤字はやむなし」で経営して欲しいものです。

2009/9/22(火) 午後 6:53 さすらい泌尿器科医

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