患者7人の延命中止、2医師を不起訴へ…富山地検 11月12日6時36分配信 読売新聞 富山県の射水(いみず)市民病院で、末期がんなどの患者7人の人工呼吸器を外して死亡させたとして、殺人容疑で書類送検された男性医師2人について富山地検は、いずれも不起訴とする方針を固めた。 死亡との因果関係の立証が難しいうえ、遺族が処罰を望んでいないことなどを考慮したとみられる。 富山県警は昨年7月、同病院元外科部長の伊藤雅之医師(54)を7人の患者全員について、元外科第2部長の男性医師(49)をうち1人について、それぞれ殺人容疑で富山地検に書類送検した。ただ、取り外しによって死期がどの程度早まったかが不明などとして「厳重処罰相当」との意見は付けなかった。この国で尊厳死が認められる日は来るのでしょうかね… 元外科医先生のブログから、過去記事です。
富山呼吸器外し立件困難 書類送検へ、不起訴の公算 射水市民病院6人死亡で
富山県の射水市民病院で2000年から05年にかけ、元外科部長の男性医師(52)が人工呼吸器を外し、50―90代の末期患者6人が死亡したとされる問題で、県警は15日までに医師の立件は困難と判断し、「刑事処分相当」などの意見を付けずに、近く殺人容疑で書類送検する方針を固めた。 書類送検を受け、富山地検は起訴しない見通し。 捜査関係者によると、県警は医師数人にカルテなどの鑑定を依頼。今年4月までに「呼吸器を外さなければ、数時間生存した可能性がある」とする鑑定書や「数日から10日程度生存した可能性があった」などとする鑑定書を得た。 しかし検討した結果、呼吸器を外したことが直接の死因になったとまでは言えず、医師は当時、家族から呼吸器を外す了解を得ており、遺族に被害者感情がないことなどから、立件は困難との結論に達した。こうした捜査結果から、地検は医師の行為は「延命治療の中止」に当たり、起訴は難しいと判断しているもようだ。 医師はこれまでの共同通信の取材に「患者さんは一両日中の死亡が予想される脳死状態で、家族との信頼関係の中で呼吸器を外した。自分は犯罪ではないと思っている」などと話していた。当初医師がかかわったのは7人とされたが、その後の捜査で6人と判明した。 最近の呼吸器取り外しでは、北海道立羽幌病院で患者=当時(90)=を死亡させたとして道警が05年5月に医師を殺人容疑で書類送検。旭川地検が06年8月に「因果関係が認められない」として不起訴とした。 ▽富山呼吸器外し問題 富山呼吸器外し問題 富山県の射水市民病院で2005年10月に元外科部長の男性医師(52)が患者の呼吸器を外そうとしたことが発覚。病院は調査委員会を設置し2000年―05年に、50―90代の末期患者7人の人工呼吸器外しに男性医師が関与したとする調査結果を公表した。その後、医師の関与は6人だったことが判明。県警は関係者の聴取やカルテの鑑定など捜査を続けていた。 更新:2008/07/17 00:00 共同通信社 |
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患者さんにも患者さんのご家族にも大変慕われていた先生だったようですね。
最初から亡くなられた患者さんのご遺族に処罰感情は無かったのに、
逮捕して実名を晒して、警察はこの先生方の経歴に傷をつけた事を
どう思ってるのでしょう?
長年この先生方に診て貰ってた患者さん達も大変な迷惑を蒙った訳です。
医療現場の判断を刑事で裁く無理を感じます。
2009/11/12(木) 午後 3:11 [ 通りすがり ]
これは、刑法199条、人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
(自殺関与及び同意殺人)
202条 人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する。
に係るからです。本件は、刑法199条を適用されたようです。
これは、警察も検察も悩むところです。
尊厳死を定める法はありません。
今回、報道は珍しく、送致の時に意見を書いていますね。 「厳重処罰相当」なんて、報道にしゃべりませんけどね、相当処分とかなら、言いますが(検察と意見が違った場合にこまるでしょ、相当なんて、表に言わない)。 通常、警察の意見を何も報道しないくせに、今回は報道するのですね。 作為を感じます。
書類を検察庁に送る際、処罰に関する意見を伝えます。
起訴を求める「厳重処分」
検察に判断を委ねる「相当処分」
厳しい処分を求めない「寛大処分」
起訴を求めない「しかるべき処分」
2009/11/12(木) 午後 3:41 [ おみぞ ]
通りすがりさん、この先生方も確信犯的に実施したのでしょうから、
仕方が無い面はありますが、本当に良かったです。
>医療現場の判断を刑事で裁く無理を感じます。
同感です。
2009/11/12(木) 午後 6:11
おみぞさん、確かに警察も検察も悩んでいたと思われます。
法整備の不備ですからね…
>通常、警察の意見を何も報道しないくせに、今回は報道するのですね。 作為を感じます。
マスコミの十八番ですね。(爆)
2009/11/12(木) 午後 6:33
みなさんと同感ですね。医療現場での終末期医療の問題をずっと先送りにしてるからですね。
今の法律では急変していざ呼吸器をつけてしまえば絶対外せない。
本人や家族の意志に反して、ずっと悲惨な状態で延命されている患者が日本中にどれだけいるでしょうか?
マスコミはそういう事実は当然一切報道しないから、一般人も当事者(延命治療の家族)にならないと一生わからないのですね。
2009/11/12(木) 午後 6:42 [ SNS ]
http://www.yabelab.net/blog/2007/03/29-152347.php
http://www.yabelab.net/blog/medical/2006/09/27-212738.php
Yosyan先生ところでも議論した記憶が。
ただ、捜査から、送致まで3年近くかかるのは、ほぼ不起訴です。
検察が不起訴にするのは、警察の立場もありますから、警察も同意で、嫌疑なしです。
2009/11/12(木) 午後 11:58 [ おみぞ ]
SNSさん、何とかしたいですよね…
>本人や家族の意志に反して、ずっと悲惨な状態で延命されている患者が
>日本中にどれだけいるでしょうか?
医療費もかかりますし、家族の負担も大きいです。
苦しんでいる家族はごく一部ですので、マスコミは興味が無いのでしょうね…
2009/12/21(月) 午後 5:26
おみぞさん、どっちの記事もコメントが少ないですね…
あまり意見の相違が無いからでしょうか?
>捜査から、送致まで3年近くかかるのは、ほぼ不起訴です。
検察のやる気が、時間に表れるのですかね?
2009/12/21(月) 午後 5:29
良く知らないのですが、問題提起したのはマスコミですか? で警察が動いた
話しが発展した原因を知りたいです。
2017/7/21(金) 午後 0:36 [ iinami ]