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正直、今後は生きている人の診療すらままならないのに、 亡くなった患者さんの真相究明にまで手は回らないのですけどね… <大野病院事故>「裁判での解明不十分」弁護団が報告書
11月22日2時31分配信 毎日新聞 産科医が逮捕され医療界に衝撃を与えた04年12月の福島県立大野病院の医療事故について、各種の医療事故で患者を支援している弁護士で構成する「医療問題弁護団」が、遺族の協力を得て取り組んだ独自の検証結果をまとめた。裁判では採用される証拠が限定的となり「再発防止策を講じるのに必要な論点が、刑事訴訟手続きでは十分に解明されていない」と総括した。弁護団は関係学会などに報告書を配布し、再発防止に向けた活用を求めている。 大野病院の医療事故では、妊婦が出血多量で死亡した帝王切開手術を執刀した医師が業務上過失致死罪などに問われたが、1審で「標準的な医療を逸脱した過失はなかった」として無罪が言い渡され、判決が確定した。 弁護団は遺族から訴訟記録の提供を受け、裁判で証拠採用された10倍以上の医学文献も参照して、診療経過や事故後の対応など5項目を検証した。 その結果(1)争点となった、胎盤をクーパー(手術用はさみ)ではがした行為の医学的妥当性(2)手術前の準備や家族への説明、事故後の対応(3)地域医療や輸血供給体制など医療制度上の課題−−といった問題が裁判では十分に解明されなかったと指摘。有罪か無罪かの判断を目的とする刑事裁判では、再発防止の教訓をくみとることに限界があると結論付けた。 弁護団は報告書を、日本産科婦人科学会など3団体に送付し、事故調査委員会の設置などを要望した。厚生労働省などにも近く提出する。 報告書をまとめた松井菜採(なつみ)弁護士(東京弁護士会)は「無罪判決ですべてを幕引きしてしまっては、再発防止につながらない。妊婦の死を無駄にしないために、医療界が自ら、医療死亡事故の原因究明の在り方などの議論を進めてほしい」と話している。【清水健二】 裁判では採用される証拠が限定的となり「再発防止策を講じるのに必要な論点が、刑事訴訟手続きでは十分に解明されていない当たり前ですが…裁判とは、原告・被告どちらの主張が正しいかを裁判官に認めさせる『闘い』であり、真相究明や再発防止とは両立するはずがありません。有罪か無罪かの判断を目的とする刑事裁判では、再発防止の教訓をくみとることに限界がある萎縮医療への教訓とはなりましたが…根本的にやり直すべきですね。 医療版事故調 設置に期待も 11月21日2時43分配信 産経新聞 医療事故の原因解明では、今回のように刑事司法が介入するケースが増える一方、医療行為への刑事処罰が医療を萎縮(いしゅく)させるという懸念も根強い。患者や遺族と、医療側の双方から、医療紛争の解決には第三者機関の創設が「有効な手段になる」と期待する声も上がる。 5年前、福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性が死亡、執刀した産婦人科医が逮捕された事件。医療界がかたずをのんで見守った裁判は昨年8月、医師に過失はなかったとの無罪判決が下された。 事件を契機に、警察の介入を嫌う医療界は、専門家による調査機関の必要性を強く訴え、国は昨年6月、第三者機関による医療版事故調の創設に向け、医師や法律家による調査チームの設置などを盛り込んだ大綱案をまとめた。しかし、大綱案に「警察への通知」などが盛り込まれたことに反発もあり、法案提出は宙に浮いたままになっている。 年間1万件以上とも推計される医療事故。警察庁によると、警察から検察庁への送致件数は平成11年の10件から18年には98件に増加。医療不信の高まりを受け、捜査機関が積極的に介入したことが背景にある。 「誰が日本の医療を殺すのか」などの著書がある医師、本田宏さんは「日本は医療に責任追及を求める風潮が強い。警察が過失を判断するのではなく、専門家が公正な立場で判断できる組織は必要」と指摘する。 一方、13年に医療事故で娘を亡くした平柳利明さん(59)は「事故調査は被害者にとっても負担。課題はあるが、裁判ではない形で紛争を解決する第三者機関を一日も早く実現してほしい」と話した。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091121-00000506-san-soci 課題はあるが、裁判ではない形で紛争を解決する第三者機関を一日も早く実現してほしいちゃんと課題を解決してから立ち上げないと、医療をさらに破滅に導くと、何度言ってもご理解頂けないようで… |
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制度設計は簡単ですよ、内務省を復活させれば、いいのです。
http://expres.umin.jp/genba/kaisetsu01.html
2009/11/22(日) 午後 1:46 [ おみぞ ]
http://blogs.yahoo.co.jp/momohan_1/49762728.html
司法解剖、行政解剖、医療解剖を一括して行う必要性があります。
刑事訴訟法は大陸型の法制度を真似ていますから、当時は、内務省が管轄していました。
2009/11/22(日) 午後 1:55 [ おみぞ ]
その昔、祈祷が医療であった時代からすると、理屈に沿った医療が行われるようにはなりましたが、それでも医療に完全なルールを作ることは難しいと思います。
スタンダードは踏まえたうえでの、医師なりの我流はあるし、それを細かくルール化することは限界がある。医学は、日々進歩しますからね。その時々に修正をしていくことは現実不可能。
何よりもまず、医学は完全ではないことを国民は知るべきです
結果論ではどうとでも言えますから。
もちろん、静脈のルートに経管栄養を流した事件などは、検証して再発防止に繋げていく必要はあるでしょうが、この事件の何を調査そ、どう改善して欲しいのかはいまひとつ見えてきません。
2009/11/22(日) 午後 3:05
病理医も法医学関連の人員も足りてませんが?
おみぞ先生も仰っているように司法解剖も行政解剖も医療関連の病理解剖も一括して管理すべきですよね。
ことに司法解剖と行政解剖を何故そこまで峻別するのか意味不明ですし、人材育成と共に考え直して欲しいものです。
2009/11/22(日) 午後 3:56 [ 通りすがり ]
現代の臨床医学の現場の状況とシステム、医療安全への世界的な考え方を全く理解できないと、間違った制度設計になりますね。
日本の厚労省の試案や大綱案は、国際的基準から外れすぎてると、指摘されています。
患者さんに起きた有害事象を裁判にしたところで、医療安全が進むことはありません。
それは、先進国の医療安全部局の考え方や制度設計でも示されていますよね。
それに、患者さんが死亡することは、事故ではありません。
殆どが基礎疾患あるいは合併症からくる病死です。
まず、患者サイドや一般人だけでなく、患者側弁護団を含めた司法関係のかたがたが、そういう認識を持ってもらわないと、まともな医療安全のシステムは作れませんよ。
2009/11/23(月) 午前 2:09 [ 鶴亀松五郎 ]
金も出さずによい医療が買えるわけがありませんよね
財務省に医療予算が削られたら終わりでしょうww
2009/11/23(月) 午後 7:43 [ 元外科医 ]
患者死亡=医療事故・医師の罪では誰もやってられません。
自然経過というのを修飾してしまって誰もが忘れているのが現実。
多くの国民が高度医療が当たり前の日本では患者が死なないのが当然だと信じていますからね。超高齢者の死すら受容できないのが現実。
いっそ医療を一度全部やめてしまえばいいのではないかとすら思いますね。暴論かもしれませんが。
この国では医療の進歩がデメリットになってるのではないか?と。
財務省が医療予算を削りまくってTHE ENDですね。医療に未来なし。
2009/11/24(火) 午後 1:14 [ SNS ]
そんなに、科学的検証がしたいともうなら、死因究明センター設立です。予算は65億(病理医、法医学教室たの予算別)。 刑事訴訟法、死体解剖保存法、食品衛生法 、検疫法 の改正です。現在、強制解剖権を持つのは、司法警察員、検察員、知事、検疫所所長。 後は遺族の承諾。
後は、英米ですが、コロナ制度の設立。尚、コロナ制度も海難審判所同じ制度ですから、司法は別に動けます。通常はコロナの判断を待ちますが。
ここまで、本気ならやる必要があります。
どうする、民主党、死因究明センター設立は民主党の法案です。
2009/11/24(火) 午後 1:42 [ おみぞ ]
おみぞさん、ももちゃん先生のその案には賛成です。
死因究明センターの設立にも賛成です。
ただ予算が少しでは、機能不全になるのはやる前から明らかです。
(事故調大綱案も同じです。)
メディエーターの活用も、是非お願いしたいものですね…
まあ何よりも、医療には不確実な部分がある事を理解して欲しいものです。
どんなに医療が進歩しようとも、死者をゼロには出来ませんし、
(出来たらそれはそれで、地球が破滅しますね…)
死因を100%究明することも不可能です。
2009/11/24(火) 午後 6:28
あいさん、医療の進歩が逆に医療者を苦しめているのは皮肉ですよね…
>医学は完全ではないことを国民は知るべきです
まずはマスコミに知って欲しいものですが…
2009/11/24(火) 午後 6:30
通りすがりさん、本当に人員が足りてないのに
無理ばかり言われてもね…という所です。
関心の高まりから、予算が回ってくると良いのですが…
2009/11/24(火) 午後 6:32
鶴亀松五郎さん、遺族団体の方々は『まともな医療安全のシステム』
を望んではいないのでしょうね…
だから未来を指向した議論ができません…
2009/11/24(火) 午後 6:35
元外科医さん、医療費はどうなりますかね…
個人的には絶望的な気分です…
2009/11/24(火) 午後 6:38
SNSさん、本当にやってられませんね…
>多くの国民が高度医療が当たり前の日本では
>患者が死なないのが当然だと信じていますからね。
医療の進歩による幸せは、忘れやすいですからね…
医療と研究の予算を削りまくって、何が残るのでしょうか?
2009/11/24(火) 午後 6:41