うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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注目していた事件ですが、びっくりです。
いったい何の為にそんな事を…



記録に虚偽の血糖値、京大病院看護師を逮捕
3月2日17時55分配信 読売新聞

 京都大病院(京都市左京区)で昨年11月、意識不明となった入院中の女性患者(94)の体内から高濃度のインスリンが検出された事件で、京都府警は2日、同病院の看護師木原美穂容疑者(24)を公電磁記録不正作出と供用の容疑で逮捕した。

 発表では、木原容疑者は昨年11月14〜16日、女性が低血糖のため重篤な状態に陥っているのに、容体が安定しているよう装い、看護記録に虚偽の血糖値を入力した疑い。


24歳看護師を逮捕=京大病院インスリン事件−京都府警
3月2日18時11分配信 時事通信

 京都市左京区の京都大医学部付属病院で昨年11月、入院中の女性患者(94)が一時意識不明となり、治療に不必要な高濃度のインスリンが検出された事件で、京都府警捜査1課と川端署は2日、看護記録に虚偽の血糖値を入力したなどとして、公電磁的記録不正作出・同供用容疑で、京都市左京区吉田、看護師木原美穂容疑者(24)を逮捕した。容疑を認めているという。 

(追記です)
京大病院 インスリン検出 「カルテにうそ」看護師逮捕
2010年3月3日 読売新聞

 京都大病院(京都市左京区)で昨年11月、容体が急変して意識不明になった入院中の女性患者(94)の体内から高濃度のインスリンが検出された事件で、京都府警は2日、電子カルテに虚偽の血糖値を記入したとして、同病院看護師、木原美穂容疑者(24)(左京区)を公電磁的記録不正作出、同供用容疑で逮捕した。調べに対し「うその記載をしたのは間違いありません」と容疑を認めているという。府警はインスリンが故意に投与された可能性が高いとみており、今後、木原容疑者が投与にも関与していないかどうか慎重に調べる。

 発表では、木原容疑者は昨年11月14〜16日に数回、容体が悪化した女性の血糖値を検査した際、女性が低血糖状態に陥っていたにもかかわらず、正常な値だとする虚偽の数値を、ナースステーションのパソコンからカルテに記入した疑い。

 女性はこの3日間に3回、低血糖発作を起こし、一時、意識不明の重体になった。体内から高濃度のインスリンが検出されたが、女性が患っていたのは心不全でインスリン投与の必要はなく、カルテにも記載はなかった。その後、女性は回復し、現在は退院している。

 木原容疑者は当時、循環器内科に勤務し、同科に入院していた女性を担当。パソコンの起動時には個人認証用IDとパスワードの入力が必要で、問題の記載があった際は木原容疑者のIDなどが使われていた。

 同病院によると、木原容疑者は今年2月22日、カルテの改ざんと、女性の容体悪化を知りながら対処しなかったことを上司に打ち明けた。病院側が木原容疑者が使用した血糖値の簡易測定器を調べたところ、カルテとは異なる正しい数値が記録されており、府警に告発したという。

 病院側が改ざんの動機を聞いたところ、「約3か月前から、受け持ち患者に急変が多く、同僚から軽口をたたかれたことがしんどいと感じたため正常な思考ができなくなった」と話し、「誤ってインスリンを投与していないか」との質問には「思い当たる節はない」と否定したという。

仕事ぶりまじめ 病院長が陳謝
 京大病院では2日夜、中村孝志病院長が記者会見し、「大変遺憾で、被害に遭った患者さんやご家族に心からおわびする」と陳謝した。病院の説明では、木原容疑者は2008年から同病院循環器内科に勤務。仕事ぶりはまじめだったという。中村病院長は、木原容疑者の受け持ち患者に容体が急変するケースが多かったかどうかについて、「把握しておらず、慎重に調べたい」と述べた。木原容疑者が「精神的にしんどかった」と動機について話していることには、「厳しい環境に置かれていたとは聞いていない」と語った。

 同病院は昨年11月末、木原容疑者を循環器内科から、直接患者と接しない看護実践支援室に異動させていた。また、再発防止策として、▽2人の医療関係者でダブルチェックをする▽薬剤の管理を徹底する▽医療関係者らに対して医療倫理教育を再度実施する――などを挙げた。

 長男(10)の治療のために同病院に通っている京都市山科区の主婦(42)は、「生死をさまよう病気から長男を助けてもらい、先生や看護師を信頼している。もし自分の家族に同じことが起きたらと考えると、背筋が凍る思いがする」と話した。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100303-OYO1T00493.htm?from=top

「誤ってインスリンを投与していないか」との質問には「思い当たる節はない」と否定したという。

じゃあ、何でカルテを改ざんしたのでしょうか?
謎です。

京大病院:高濃度インスリン検出 看護師逮捕 院長「患者さんにおわび」 /京都
3月3日12時57分配信 毎日新聞

 ◇直前まで勤務
 「患者さん、ご家族に心からおわび申し上げます」。高濃度インスリンで低血糖発作を起こした女性患者(94)の看護記録に虚偽の血糖値を記載したとして、京都大病院の女性看護師が逮捕された事件。同病院の中村孝志院長は会見で深々と頭を下げた。
 病院によると、公電磁的記録不正作出容疑などで逮捕された木原美穂容疑者(24)は08年4月、同病院に就職。勤務態度はまじめだった。事件後に病棟勤務を外れ、看護実践支援室に異動した後も、新卒看護師のための研修資料を作成、逮捕された2日も勤務していた。
 「情状酌量の余地はない」と厳しく糾弾した中村院長。しかし、事件の背景を問われると「動機が分からない。精神的なことが問題だとしたら、(防ぐのは)非常に難しい」と言葉を濁した。
 また、インスリン投与の有無について任(にん)和子看護部長も「(木原容疑者)本人は低血糖を起こすようなことをした覚えはないと話している」と述べ、質問が細部に及ぶと一山智副院長は「捜査中なので」と繰り返した。【広瀬登、橘建吾】

3月3日朝刊

逮捕された2日も勤務していた

日頃の勤務態度は問題なかった、という事なのでしょうね…

閉じる コメント(29)

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亡くなってないです。無事退院されてます

2010/3/4(木) 午前 11:47 [ まこ ]

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uckdragon2009さん、そもそも糖尿病じゃないと、前回の報道にはあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/31016187.html
(帰依ましたが…)

94歳の方の、血糖測定と自己注射はなかなか厳しいですよね。

2010/3/4(木) 午後 4:33 さすらい泌尿器科医

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sippoさん、追記分の報道には、

>約3か月前から、受け持ち患者に急変が多く、同僚から軽口をたたかれたことがしんどいと感じたため正常な思考ができなくなった

とありますが、インスリンを注射した(まだ容疑段階ですが…)
「理由」にはなるはずがないですよね。

2010/3/4(木) 午後 4:38 さすらい泌尿器科医

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通りすがりさん、そういう可能性もありますよね。

94歳ですが…

2010/3/4(木) 午後 4:40 さすらい泌尿器科医

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都筑てんがさん、rad*o1*09*さん、その通りですね。

報道による印象は黒いですが、
本当は、まだ『仮名』報道でも良いのでしょうが…

2010/3/4(木) 午後 4:44 さすらい泌尿器科医

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SNSさん、本当に動機はストレスなのでしょうかね…

ウチの科も高齢者が多いですが、
ADLや家族のサポートに応じて、対応を変えないといけませんよね。

2010/3/4(木) 午後 4:46 さすらい泌尿器科医

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vog*ls*ng7さん、そういう「事故」ならば
本来は、カルテの血糖値の値を改ざんする必要は無いですよね…
(というより、異常値ならすぐに報告してくれないと…)

なるべく、取り違え事故は起こさないように、
工夫して保管すべきですね。

2010/3/4(木) 午後 4:50 さすらい泌尿器科医

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大仏の頭さん、まこさんがご指摘しているように回復しています。
(勘違いしてしまうお気持ちは、良くわかりますが…)

>診ていたのは木原容疑者だけだったのでしょうか・・・
現在の人員配置では(特に夜間は)、
1人の患者さんの状況を、複数の看護師で見る余裕はありません。
(40人の患者さんに、看護師3、4人くらいが普通です)

こういう『故意の犯罪』(と決まったわけではないですが)を、
起こる前に防ぐのは不可能に近いです。

2010/3/4(木) 午後 4:57 さすらい泌尿器科医

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あらら。
そもそも糖尿病じゃあなかったんですか?
何か、別の場所なんですが、意識昏睡があった時に、すい臓がんによるインスリン増加も疑うんじゃない? という話がありまして。

2010/3/4(木) 午後 11:47 [ luckdragon2009 ]

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インスリン、と言われると、最初に糖尿病考えちゃいますが、違うとなると、やはり最初に、すい臓がんあたりを疑ったんでしょうかねえ
> 患者の意識不明(でも記録上の血糖値は正常?)

2010/3/4(木) 午後 11:53 [ luckdragon2009 ]

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あっちにも書きましたが、自分のコメントなので、ここにも一応書いておきますが。

不思議だなあ...。

(1) そもそも、情報改竄はどこで見つかったのか? (2)意識不明が繰り返された時点で、何かの病気発現を疑ったのか? (3)患者の意識不明はどういう状態で発見されたのか? (4)血糖測定値は改竄後、どう記載されたのか? (5)改竄された状態から、状況判断をどう類推していったのか? (6) 看護師の行動不審はどこで明確化されたのか?(25日の異動は関係あり?)

ミステリー状態です。報道情報だけだと、ここらへんの謎が解けません。

なお、すい臓がん(insulinoma)に関しては、記事にはちらりとも出てきませんが、病院で腫瘍マーカーとかの検査はやってないんでしょうねえ?

2010/3/4(木) 午後 11:59 [ luckdragon2009 ]

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ひょっとすると「カルテの改ざん」と「インスリンの過量投与」は別の事件として考えなくてはいけないのかもしれませんね。血糖値が異常ということは、当然それに対する処置が必要になります。心身が疲弊して仕事に正常な情熱が傾けられない場合、異常を発見しても「対処したくない」と思い、事なかれ主義に走る可能性はあるのではないでしょうか。無論すぐにばれるし、医療従事者としてはあってはならないことですが・・。
「精神的にしんどかった」人間が、わざわざ担当患者にインスリンを過量注射してわざわざ「面倒な」状況を作り出すでしょうか?普通愉快犯や誰かを陥れようとしたのなら、自分が直接関係ないところで犯行を行うと思います。もちろん「正常な思考が出来なかった」ので常軌を逸した行動をした可能性はありますけどね。

2010/3/5(金) 午後 0:55 [ masammmmm ]

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luckdragon2009さん、確かに低血糖の原因のひとつに
すい臓がんなどのインスリン産生腫瘍がありますね。
(そんなに多くはないハズですが…)
CT検査や腫瘍マーカー(NSE?)をチェックしたかは記事からは不明ですが、
どうなのでしょうか?

いずれにせよ、虚偽の血糖値を入力する理由にはなりませんよね。
(検査値などを正直に報告して怒られることは普通は無いです。)

>木原容疑者は今年2月22日、カルテの改ざんと、女性の容体悪化を知りながら対処しなかったことを上司に打ち明けた。

と記事中にはありますが、その背景は不明ですね。

2010/3/5(金) 午後 1:41 さすらい泌尿器科医

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masammmmmさん、そうですね。
容疑者はカルテの改ざんや、低血糖状態を放置したことは認めているようですが、

>低血糖を起こすようなことをした覚えはない
http://mainichi.jp/kansai/news/20100303ddf041040022000c.html
と話していたそうです。

>心身が疲弊して仕事に正常な情熱が傾けられない場合、異常を発見しても「対処したくない」と思い、事なかれ主義に走る可能性はあるのではないでしょうか。

その可能性はあると思います。
ただそうすると、高濃度のインスリンが検出されたのは何故でしょうか…???

とりあえず、送検されたようですし、捜査の行方を見守ります。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100305ddlk26040505000c.html

2010/3/5(金) 午後 1:47 さすらい泌尿器科医

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ふと思ったのですが、単純に患者取り違えてインスリン入れてしまい、情報隠蔽図ったってことないですか?

これ、かなり素直に繋がりますよ。

2010/3/5(金) 午後 3:47 [ luckdragon2009 ]

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luckdragon2009さん、その可能性はありますが、
普通は、3日連続では間違えないと思いますが…

2010/3/6(土) 午前 11:13 さすらい泌尿器科医

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あ、三日連続なのを忘れてました。
すみません。やっぱ故意でしょうね...。

2010/3/6(土) 午後 0:09 [ luckdragon2009 ]

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追記あったんですね。
失念してました。

実際、最近犯行を告白したとの事、やはりインスリン投与と、低血糖状態の部分がミステリーじみてますねえ。

2010/3/6(土) 午後 2:10 [ luckdagon2009 ]

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この件で思い出すのは、断定してはいけませんが、小学校のウサギ小屋の事件です。[ウサギが殺されていた]

もし、故意だとしたら、社会のストレスが弱い方へ弱い方へと、しわ寄せされていく印象を持ちます。

そういう意味では、各自が自らの心を強く持ち、思いやりを忘れないことが求められている、と強く感じました。

2010/3/6(土) 午後 2:21 [ luckdragon2009 ]

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ちょっとだけ、補足。

別のところに出ていて、三回連続でなければありえそうな話だったのですが、途中で出ていた、ヘパリンと間違えて、インスリンを投与した場合、意識喪失を起こす事例になりうるとのことでした。
また、糖尿病でなくても、インスリン投与の対処はあり、その事例の指示と取り違えて、看護師が輸液を作った可能性自体は存在するとのこと。

ただし、さすがに三回連続して間違えるのは、かなり変なので、故意を疑われてしまいますね。

2010/3/7(日) 午前 7:29 [ luckdragon2009 ]


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