うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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昨日の記事のような衝撃的な話もありますが、全体的にはこういう流れです。

医療訴訟で原告側勝訴が減少 過去10年で最低
2010年6月1日 09時56分 中日新聞

 全国の地裁で2009年に言い渡された医療訴訟の判決で、一部でも原告側の訴えを認めた割合を示す「認容率」は25・3%(速報値)と過去10年間で最低だったことが最高裁のまとめで分かった。示談など裁判外の紛争解決の増加が一因とみられる一方、「『医療崩壊』が指摘される中、裁判所が医療側に厳しい判断を出しにくいのではないか」との見方もある。

 最高裁の統計によると、地裁の民事訴訟全体の認容率は過去10年間、82・4〜85・3%と横ばい。このうち医療訴訟では、07年37・8%だった認容率が08年26・7%へと10ポイント以上下がり、09年もさらに低下した。

 奈良県内の町立病院で出産時に意識不明となり、相次いで転院を断られて亡くなった女性の遺族が町などに損害賠償を求めた訴訟の判決で大阪地裁は今年3月、請求を棄却する一方、担当医の過酷労働に言及。「こうした医療体制をそのままにするのは、勤務医の立場からはもちろん、患者の立場からも許されない」と批判した。

 医療訴訟に詳しい弁護士は「医療崩壊が社会問題化して以来、過失と被害の因果関係が認められにくくなったと感じる。医療体制の課題は訴訟と切り離して考えるべきで、認容率に影響しているなら問題」と訴える。

 医療訴訟の提訴件数は04年をピークに減少傾向にある。だが、医療過誤を扱う弁護士でつくる医療事故情報センター(名古屋市東区)の増田聖子副理事長は「医療過誤が減ったという実感はない」とした上で、「訴訟外での解決が増えたなら被害側にとって歓迎できるが、本当にそうなのか把握、検証する仕組みが必要」と指摘する。

 医療事故をめぐっては04年、国立病院や大学病院など全国273の医療機関に報告が義務付けられたが、どう解決されたかを集約する取り決めはない。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010060190091525.html

医療訴訟に詳しい弁護士は「医療崩壊が社会問題化して以来、過失と被害の因果関係が認められにくくなったと感じる。医療体制の課題は訴訟と切り離して考えるべきで、認容率に影響しているなら問題」

マスコミが主導する、「遺族感情に寄り添う」判決が減っただけだと思いますが…

本来は、訴訟件数が減ったのなら認容率は上がるはずですが、
そうならない理由をよく考えて欲しいものです。

前記事にも書きましたが、訴訟が医療体制に与える影響は大きいです。
この方々は意図的に無視していますが…




閉じる コメント(14)

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医療訴訟に詳しい弁護士。誰?。最低でもこの道30年はでしょうし。 徒然、医者側、でも勝てるようでないと、弁護士としては、お涙頂戴弁護しか出来ない、でしょう。

集中部が出来たので、時間はかかるが、厳密になってきたという事でもあります。 裁判官も毎日医療裁判してれば、結構に専門性が出てきますから。

2010/6/1(火) 午後 6:40 [ おみぞ ]

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>医療訴訟に詳しい弁護士
「実名を出せ」というようなマスコミみたいなことは言いませんから、せめて遺族または患者側の弁護をしているのか、医師側の弁護をしているのかくらいは明記をしていただきたいものです。
発言内容でまるわかりですが

普通の記事だと、対立意見側のインタビューを行うものですが、なぜこうした報道だと一方しか聞かないのでしょうね?

2010/6/1(火) 午後 6:42 [ はにほ ]

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おみぞさん、医療集中部ができたことは、
『医療訴訟に詳しい弁護士』さんにとっては、悪いことだったのでしょうかね?

聞いてみたいものです。

2010/6/1(火) 午後 7:07 さすらい泌尿器科医

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はにほさん、マスコミが何時も取材しているのは、一方に偏っているかと…(笑)

>普通の記事だと、対立意見側のインタビューを行うものですが…
そうでしょうか?

被害者側のみの取材による記事ばかりのような…
(医療訴訟記事は、特に顕著ですが…)

2010/6/1(火) 午後 7:13 さすらい泌尿器科医

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>医療訴訟に詳しい弁護士
>過失と被害の因果関係が認められにくくなったと感じる

訴訟に詳しくても、臨床医学に詳しくない患者側弁護士では、裁判官に因果関係を認められなくなった言うことです。
臨床医学に無知で無学な患者側弁護士では、駄目ってことでしょうね。

2010/6/1(火) 午後 7:24 [ 鶴亀松五郎 ]

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お涙頂戴の感情論で訴訟を起こすのは法律論でも医療論でも資源の無駄使いだと言う事だと思います。
人の死亡率は100%なんですし。

2010/6/1(火) 午後 7:40 [ 通りすがり ]

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>医療体制の課題は訴訟と切り離して考えるべきで、認容率に影響しているなら問題

個人犯罪容疑者の弁護人がよく、
「個人の犯罪を罰しても根本的解決にはならない。容疑者の生い立ちや、生育環境、社会環境こそが真の犯人で、そちらを是正せねば…。」

などと御大層な論理を振りかざすのとは180°違いますねえ。さすが法律のプロは違うわ〜。(棒)

2010/6/1(火) 午後 11:16 [ まおパパ ]

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まあ額面通り信じられませんがね。すでに萎縮医療と防衛医療が医者隅々にまで浸透していますから手遅れですよ。
どんな事象でも結果が悪ければ結果責任を追及して裁判沙汰にすれば、誰でもまともに医者をやるのが馬鹿馬鹿しくなりますよ。
いっそ、国民と裁判所はジャンジャン医療裁判をやって経験値を積んでほしいですね。そして日本からまともな医者は1人ずついなくなり
医療は完全崩壊すればいい。そこまでいかないと日本は無理でしょ。
そうすれば90歳で裁判するような馬鹿なこともなくなるでしょう。
今こそ江戸時代の原点に帰るべき。

2010/6/2(水) 午前 8:56 [ NMD ]

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>90歳で裁判するような馬鹿

バカではありません、利口だった。
だって、1200万円儲けたんですよ。

その結果、社会がバカを見ているととるのは、医者くらいなもので、大衆もマスコミもよくやったと、悪い医者をやっつけてくれたとしている。
我々医者は、そこをよく考えて行動すべき。
バカなのは誰か、そこをよく考えて。

2010/6/2(水) 午前 9:39 [ 町医者 ]

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某掲示板で、公判記録の抜粋を読みましたが、
主治医と遺族との考え方の違いや、説明不足はあったのでしょうが、

「90歳女性」の死亡に、慰謝料1000万円オーバーは
やっぱり納得はできません。

似たような訴訟が全国的に発生したら、と思うとゾッとします。

2010/6/2(水) 午前 10:59 さすらい泌尿器科医

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まおパパ さん それは、相手が違います。 相手が国家権力ですから。 国家権力あいてなら、土下座弁護、お涙頂戴弁護もします。 死刑の求刑があれば、尚。 被告人が言い事言って、その上で裁判所の意見なら、と言うなら別ですが。結構にこう言う被告人もいますから。 医者から金取るより、国からかねとる方法の法が、世間受け良いですが。勝っても、多くの救済の治療への道は開けませんが。 民事訴訟なんて、金で解決ですから。 それ以外はなんら関係しません。 何の過失もないのに、金を請求される方は、迷惑千万です。訴訟法からは、逆訴訟も出来ますが、医者は人が良いから、やらないだけです。

2010/6/2(水) 午後 0:29 [ おみぞ ]

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90歳の余命損失額の計算からは、1200万は、高すぎませんかね。どのような計算方法でしょうね。

2010/6/2(水) 午後 0:37 [ おみぞ ]

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あと40年くらい生きる予定だったんでは?

2010/6/2(水) 午後 2:52 [ cha*o*ile05** ]

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>おみぞ様

(棒)です(棒)。

弁護士さんのマルチプルスタンダードぶりに、感心しているだけですって。

2010/6/2(水) 午後 8:56 [ まおパパ ]


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