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医療の不確実性と限界を語っている、良い記事だと思いました。 宜しければ、ご覧下さい。 「私たちは神様でもないし、牧師にもなれない」―― 患者が知らない医療現場の現実とホンネ ●最新の治療にはリスクがある●手術中の予期せぬ出血●高齢患者のがん手術●余命の告知……「正解はない、しかし正解しかない」 手術中には想定外のアクシデントがいつでも起こりうる。どう対応するのか?
「私の専門である大腸がんの治療は手術で取り除くことが第一。もしくは放射線と化学療法がうまく効いてくれれば助かる可能性が出てくる。でも、放射線治療には不確かな部分がまだあります。だからがんが再発したら、何とかして手術で治してあげたいと思うのですが、ただ再発の場合の手術は大変難しく、リスクを伴います。そうすると、やはり医者は逡巡するんですよ。『切除できないかもしれない、化学療法にしようか、放射線がいいかもしれない』と、ぐるぐる頭の中で回っているんです。 そんなとき“スーパードクター”なら迷うことはないのかもしれない。でも私みたいな普通の医者は、とくに手術中、切除か撤退かを迫られたとき、本当に孤独なんですよ」 こう明かすのは、北里大学病院(神奈川県相模原市)外科教授・渡邊昌彦医師。大腸がんに対して、体にやさしい低侵襲な腹腔鏡手術の道を日本で最初に切り開いたパイオニアだ。そんな「がんの名医」である渡邊医師ですら、治療法について迷うことがあるのだ。 医療は100%の正解がない世界である。にもかかわらず患者やその家族からは100%を求められる。そして医者は患者の生命を左右する判断を迫られる。そんな素振りを患者に見せることはできないが、人間である以上、医者も迷う。 では、医者はどんなときに考え込むのか。名医たちに本音を聞いた。(中略(買ってね(笑))) 最後の部分だけ、転記させて頂きます。 患者はどうすればいいか
お名前は始めて耳にしましたが、今後とも注目させて頂きます。このように医師は迷い、悩んでいる。だがどんなに一生懸命に治療にあたっても、正解のない世界ゆえに、ときには間違えることもあるだろう。 一方で、患者側は医者に100点を求め、過度な期待をし、わずかなミスも許さない。前出・駒込病院の森(武生)医師がこんな話をする。「患者さん側との信頼関係の維持に自信が持てないことがあります。誠意を持って行った治療が、まったく理解されないおそれがある。最近とくに増えています。例えば、最初の手術のとき、100%駄目と考えられたステージの患者さんが8年生きて、最後は再発で亡くなったケースがあります。その家族は『再発を見逃すとは何事だ、医者の責任を追及する』と食ってかかってきました。こちらは何も言うこともなく『8年間は楽しく過ごせましたか』と亡くなった患者さんに心の中で語っていました」 より良い治療を受けたいならば、医者の迷いや悩みを理解すべきだろう。 「やはり医者は神様ではないのです。牧師にもなれないのかな。患者さんには最後までこちらを信じて欲しいと思うだけです」 森医師はそう語る。もちろん患者側にも医師を選ぶ眼が必要なことは言うまでもないが、医者も人間だ。自分を信頼してくれる患者に対しては、憂いなくベストを尽くせることだろう。 (取材・青木直美) |
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奈良南部の産科医療を消失させた毎日新聞の青木絵美と一文字違いなだけですね・・・。特に意味はありませんが気になったもので。
週刊現代読んでみます。
2010/6/9(水) 午前 11:09 [ rad*o1*09* ]
rad*o1*09*さん、私も気になりましたが、
「青木さん」は身近にもたくさんいますからね…(笑)
2010/6/9(水) 午前 11:38
駒込病院の医者の言葉重いですね。
患者さんは、もしかしたら納得して逝ったのかも知れないのに。
2010/6/9(水) 午後 0:20 [ luckdragon2009 ]
久しぶりに週刊現代を買ってみようと思いました。幻想の中にしかいない名医を追い求めるような記事があふれる中、貴重な現実をみつめた記事ですね。青木さんも直美、絵美も女性によくある名前なので
かぶるのはありかと。知り合いに両方います(笑)
2010/6/9(水) 午後 1:28 [ kak*t*ba*a27*000 ]
将来的な外科医&内科医不足は深刻なものになるでしょうね。
新たに医師を志す若者が訴訟沙汰を恐れて、リスクの高い診療科(特に内臓を扱う外科)を選ばないという深刻な事態です。
ここ10年余りのマスゴミを先頭にした過剰でヒステリックとも思える医療(医師)バッシング奏功したようで何よりですね。
現役の外科医も続々と引退して行きますので、今後は手術はできなくなることを国民は覚悟したほうがいいでしょう。
2010/6/9(水) 午後 1:37 [ NMD ]
ブラックジャク、坊さんには、なれませんが、Drキリコには、成れるかも。
BJに、「神様とやら!あなたは残酷だぞ」
「医者は人間の病気を治して命をたすける」
「その結果世界じゅうに人間が爆発的にふえ
食糧危機がきて何億人も飢えて死んでいく」 「そいつがあなたのおぼしめしなら…」
「医者はなんのためにあるんだ」
昔は、坊さんが、医者もやってたんですよね。
2010/6/9(水) 午後 2:58 [ おみぞ ]
>おみぞさん
まさに今の日本は爆発的に高齢者が増えてますね。
開業医・農業・漁業に従事する人間も続々と高齢化しつつあります。
おそらく何年後かには食糧も医療も全くなくなり、増えすぎた高齢者は飢えて病気も治療もままならず死んでいくのでしょうか?
アフリカの戦争難民と大差ない状況に陥りそうです。
2010/6/9(水) 午後 4:04 [ NMD ]
自分には出来ない事でも他人には平気で求める人が多過ぎるんでしょう。
無謬なんてあり得ないのに求めては勝手に失望して訴訟沙汰。
これでは医師はやっていられないでしょう。
良質な記事が一人でも多くの人の目に触れる事を祈ってます。
2010/6/9(水) 午後 4:14 [ 通りすがり ]
「患者様」側は相変わらず…。
↓
患者より怒りを込めて!15.8.10 - 夢亥書店 「全労済不払い」・「医療過誤」・「死ぬ準備」他 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/mugai1234/25509985.html
医師よ 看護婦よ
もっと生々しく生きよ
ブルーならブルーなりに
ハイならハイなりに
日報の帳尻ばかりに気をとられず
一旦緩急あらば敢然と困難に立ち向かい
失敗を恐れず
さりとて最大限の注意を払い
命の尊厳に目覚め
生き物としての共感をもち
注射一本打つにしても痛みが走り血が噴き出すことを忘れず
もっとなまなましく生きろ
結果がどうであれ
ありがとうございましたと遺族が頭をさげるように
そんな感謝される仕事をしろ
2010/6/9(水) 午後 7:46 [ KRTさん ]
昔の小林桂樹さんのテレビ「赤ひげ」で当時 岡っ引きで労咳でかなり重態だったのに必死に頑張っていた冬吉さん(当時黒沢年男さん)が理不尽にも侍に無礼打ちされます。赤ひげさんは 冬吉さんを抱きかかえて 理不尽を詰りますが、侍は黙って去っていきます。時々その場面がフラッシュバックのように蘇ります。赤ひげを例えに出す人はその悲しみを知らないのだと思います。
2010/6/9(水) 午後 10:30 [ ゆずにすもも ]
多くのコメント、有難うございます。m(__)m
なかなか難しい問題ですが、こういう記事が増えて、
少しづつでも医療者と患者・家族側との理解が深まることを願っています。
2010/6/10(木) 午後 5:19