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入院患者から多剤耐性「NDM1」=渡航歴なく国内感染か―厚労省
時事通信 10月4日(月)16時7分配信
 厚生労働省は4日、さいたま市民医療センター(さいたま市)の入院患者から、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性遺伝子「NDM1」を持つ肺炎桿(かん)菌が検出されたと発表した。患者に海外渡航歴はなく、国内で感染した可能性が高いという。
 同センターは「感染経路は不明だが、搬送時に患者は既に保菌していた」と指摘。NDM1は接触感染するが、職員も手袋、マスクの着用を徹底し、院内感染には発展しなかったとしている。
 同省などによると、NDM1の確認は国内2例目。ほかの入院患者からは検出されていない。 
 
朝日の記事の方が、詳しいですね。 
NDM1持つ新型耐性菌、国内患者で初感染か さいたま
2010年10月4日19時28分

 厚生労働省は4日、大半の抗生剤が効かない新型の多剤耐性遺伝子「NDM1」をもつ肺炎桿菌(かんきん)が、さいたま市民医療センター(さいたま市)に入院中の90代の女性患者から見つかったと発表した。女性はここ数年、海外渡航歴はなく同省は国内でこの遺伝子をもった菌が体内に入った可能性が高いとみている。国内検出は2例目だが、海外渡航と関係ない事例では初めて。
 同省や同センターによると、女性は8月下旬、入所している高齢者施設から肺炎の疑いでセンターに救急搬送され入院。尿がうみのようだったため検体を採って調べたところ、多剤耐性の肺炎桿菌が検出された。肺炎桿菌は一般的な腸内細菌だが9月中旬に国立感染症研究所(感染研)が検査し、新型の多剤耐性遺伝子を持つ菌だとわかった。
 女性は現在も入院中だがほぼ回復している。家族もここ数年は海外渡航歴はなく、他の入院患者からも同じ菌は検出されておらず、感染経路は不明だという。
 NDM1は多剤耐性の酵素で、この遺伝子を持った菌がインドやパキスタンなどで広がっている。欧米では現地で外科手術などを受けた際に感染した患者が帰国し、菌を持ち込む例が問題化。国内でも9月上旬にこの遺伝子をもつ大腸菌が栃木県で、インドから帰国した男性患者から初めて見つかった。
 これを受け、厚労省はこの遺伝子を持つと思われる細菌が患者から見つかった場合は、検体を感染研へ送るよう全国の医療機関へ求めていた。今回のほかに6例の菌が1日までに送られたが、検査の結果、新型は検出されなかったという。同省は「新型遺伝子を持つ菌が国内に広がっている可能性もあり実態把握を続けたい」という。
 舘田(たてだ)一博・東邦大准教授(微生物・感染症学)は「今回の例はすでに国内に広がっている可能性を示している。ただ、すぐに重症や死亡に至るものではない。過剰反応する例ではないが長い目で見ると新型の遺伝子の広がりが加速する可能性もあり、注意する必要がある」と話している。
 
先月は『昨年5月』の国内初検出の話題がありましたが、今度は国内発生だそうです。
他にも、台湾でも初検出という報道もありました。
(こちらはインド帰りのようですが…)
 
尿がうみのようだったため検体を採って調べたところ、多剤耐性の肺炎桿菌が検出された。
尿道バルーンや胃ろうの有無は不明ですが、
『90代の女性』『高齢者施設入所中』ですので、
全身状態が良いはずがありませんし、
何度も『(尿路)感染→抗生物質投与』を繰り返しているうちに、
「多剤耐性遺伝子「NDM1」をもつ肺炎桿菌」が生き残り、
増殖したのではないでしょうか?
 
尿路疾患を扱う(しかも高齢者が多い)私も、どんどん検査すれば検出できるかもしれません…
 
現時点では、大騒ぎしたり必要以上に恐れる必要はありませんが、
生来健康な人の肺炎や尿路感染でも、「NDM1」がどんどん検出されるようになったら、ちょっと大変です。
 
地道に対策をするしかないですね。

閉じる コメント(4)

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院内感染対策に走っている最中に、マスコミ対策などの余計な時間をとられるようなことは問題だと思います。

でも、こういう国内にある程度広がっている可能性が示唆されているのであれば、素人としてはある程度定点観測的なことをしたほうがよいようにも感じます。

2010/10/6(水) 午前 7:29 [ はにほ ]

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はにほさん、定点観測は必要だと思います。

ただ、国立感染症研究所に送って、遺伝子検査をしないと判明しないので、
手間暇かけて検査をするかどうかで、結果は大きく変わってしまうのです。

定点観測が、現場の実情を反映するかというと…

予算もつく訳ではないですしね…

2010/10/6(水) 午前 10:09 さすらい泌尿器科医

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平均寿命を超えた年齢の超高齢者や高度認知症状態の高齢者が尿バルーンカテーテルを永久留置されてるのを診るのは正直辛いです。こういう方に何度も感染を繰り返すたびに何度も抗生剤を使用せざるをえないのはもっと辛い。
明らかに不健康長寿者大国ニッポンの副作用だと思います。
これだけ高齢者施設に尿カテーテルやPEGを留置した免疫力の低下した不健康な高齢者が増えれば、その数に比例して、抗生剤の使用頻度も増加します。1人が1年間に5回以上抗生剤使用されれば、製薬メーカーはホクホクでしょうが、こういう多剤耐性菌が増加するのは自然の流れですね。

2010/10/6(水) 午前 10:57 [ NMD ]

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>私も、どんどん検査すれば検出できるかもしれません…
帝京がマスゴミ対策で
入院時に全例アシネト検査なんてアホなことをやったら、
マジで多剤耐性アシネトバクターが引っかかったそうです。

2010/10/8(金) 午前 0:11 [ nyamaju ]

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