以前にも、何度か取り上げた話ですが、
この有罪確定はショックですね…
原因究明や再発防止のため、刑事責任と事故調査のどちらを優先させるべきかが社会的に大きな問題になっており、刑事責任を明確に認めた最高裁の判断は今後の議論に影響を与えそうだ。
明日はわが身ですね…orz
01年の日航機ニアミス事故 管制官2人の有罪確定へ
2010年10月29日4時46分
静岡県焼津市の上空で2001年1月、日本航空(JAL)の旅客機2機が異常接近(ニアミス)し、多数のけが人が出た事故で、最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)は、業務上過失傷害罪に問われた管制官2人の上告を棄却する決定をした。26日付。2人を執行猶予付きの禁固刑とした二審・東京高裁判決が確定する。
5人中4人の裁判官の多数意見。行政官出身の桜井龍子裁判官は無罪とする反対意見だった。
ニアミス事故で管制官個人が起訴された初めてのケース。今回の決定は今後の責任追及のあり方をめぐる議論に影響を与えそうだ。
有罪が確定するのは、訓練中に誤指示を出したとして禁固1年執行猶予3年とされた蜂谷(はちたに)秀樹被告(36)と、指導役として禁固1年6カ月執行猶予3年とされた籾井(もみい)康子被告(41)。禁固以上の有罪が確定すれば、国家公務員法により2人は失職する。
管制官側は「ニアミスは衝突防止装置の指示に反して1機が降下した異常事態によるもので、誤指示と因果関係はない」と無罪を主張。上告審でも誤指示とニアミスの因果関係や、けが人が出ることを予測できたか(予見可能性)が争点になった。
第一小法廷は、蜂谷管制官が958便でなく上昇中の907便に誤って降下を指示したことについて職務上の注意義務違反があり、籾井管制官も是正しなかった過失があると認定。その上で、907便の機長が空中衝突防止警報装置(TCAS)の上昇指示に反して降下を続けた点について「誤指示に大きく影響された」と述べ、誤指示とニアミスとの因果関係を認めた。
さらに、管制官2人は当時の知識でもTCASが958便に降下指示を出す予測はできたと指摘。「2機がともに降下して異常接近すれば、衝突を避けるため急降下などの措置が余儀なくされる」と述べ、けが人が出る予見可能性も認めた。
当時は管制官とTCASの指示が矛盾した場合の優先順位が明確に決まっていなかった事情にも触れたが、 「ニアミスの責任すべてを両被告に負わせることは相当でないことを意味するに過ぎず、業務上過失傷害罪の成否を左右しない」と述べた。
反対した桜井裁判官は、誤指示が不適切な行為でニアミスのきっかけになったことは認めつつ、当時はTCASの指示を管制官が即時、確実に把握できるシステムがなかったことや、機長がどちらの指示を優先するか教育・訓練が不十分だった事情を重視し、「過失犯として処罰できるほどの予見可能性はなかった」と刑事責任を否定した。
現在では、管制官とTCASが異なる指示を出した場合、TCASに従うルールになっている。(延与光貞)
◇
〈日本航空機のニアミス事故〉 静岡県焼津市の上空で2001年1月、韓国・釜山発成田行き958便と羽田発那覇行きの907便の日航機2機が高度差約10メートル(東京高裁判決)まで接近し、衝突を避けるため急降下した907便の乗員・乗客100人がけがをした。東京地検は、便名を間違えて回避指示を出した管制官2人を、57人のけがに対する業務上過失傷害罪で在宅起訴した。907便の機長も業務上過失傷害容疑で書類送検されたが、不起訴となった。06年3月の一審・東京地裁判決は2人を無罪としたが、08年4月の二審・東京高裁は「実質的に危険な指示」と認定し、2人に執行猶予付きの禁固刑を言い渡し、管制官側が上告していた。
現在の法解釈では仕方がないのかもしれませんが、
私は納得できませんね。
ミスは明らかですが典型的なシステムエラーです。医療や航空など人命に関わる産業では人間の注意力に安全の責任を負わせるようなシステムはそもそも欠陥システムだと言えます。
JR西日本ではATSでスピードオーバーを未然に防ぎましたし、北海道の管制エラーも対地接近警報装置が事故を予防しました。安全対策は刑罰ではなく、人は一定確率で誤りを犯すことを前提にこうした安全システムを整備していくことではないでしょうか。
日本の法曹やメディアは何十年も遅れています。
2010/10/28(木) 午後 10:51 [ 元外科医 ]
何が彼女をそうさせたか システムが悪い 私は悪くない 反省も謝罪も賠償もしなーーーい
けが人に申し訳ないのかけらも無い、システムが悪いから 世の中が悪いから
エタ 労働組合 在日の三大汚れがタッグを組み日本を支配する
金正日の肛門を舐める労働組合幹部よ 今度は仙谷と岡崎トミ子の肛門をまめとけ
2010/10/29(金) 午前 10:51 [ 労働組合はエタ ]
トラックバックさせていただきました
2010/10/29(金) 午後 0:52
元外科医さん、
>安全対策は刑罰ではなく、人は一定確率で誤りを犯すことを前提に
>こうした安全システムを整備していくことではないでしょうか。
私もそう思います。
メディアに期待はしていませんが、法曹がこれでは困るのですが…
2010/10/29(金) 午後 1:42
Bearistaさん、TB有難うございます。
私にも凄くショックな判決です…
「安全性の向上」より「責任追及」が大事とは…
2010/10/29(金) 午後 1:47
ttp://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20101029059.html
>ある現役管制官は「限られた人員で膨大な数の航空機をさばかなくてはならず、安全装置などの機械によるシステムに支えられながら日々やっているのが現状」と緊張を話す。
思わず、自分の職場を連想してしまいました。
>>限られた人員で膨大な数の患者をさばかなくてはならず、32時間連続勤務・週2〜3回の当直などの個人の犠牲に支えられながら日々やっているのが現状
2010/10/29(金) 午後 8:25 [ so-shiro ]
so-shiroさん、まったくですね。
医療事故でも、『結果が悪ければ有罪』になる日々が
再びやってくるかもしれませんね…
2010/10/30(土) 午後 1:24
こんな時代錯誤判決では,坂本竜馬もビックリ仰天,日本は終わったじゃき..と冥土でお嘆きのことでしょう.
日本人は飛行機には乗れないわ,死にそうになったら医者にはかかれないわ,野垂れ死にするしかありませんね.
アメリカ便が飛んでるうちに海外逃亡を真剣に考えないと.
2010/11/1(月) 午後 11:29