うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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緊急時避難準備区域解除 深刻な医師不足、震災前から激減 福島
産経新聞 10月1日(土)7時55分配信

 原発から主に20〜30キロ圏の緊急時避難準備区域が30日、解除された。だが、インフラや市民サービスの復旧は道半ばだ。特に医療サービスの不足は深刻。南相馬市は常勤医が震災前から半減し、県全体でも約12%の医師が自主退職した。医療現場からは「国の強制力がなければ医師拡充は期待できない」(南相馬市健康づくり課)と悲鳴が止まらない。(中川真)

避難した住民が帰還するための大きな条件のひとつに医療サービスがある。しかし、緊急時避難準備区域から解除された南相馬市原町区にある同市立総合病院では、震災前の3月1日に21人いた常勤医が10人(8月1日現在)に半減した。

 この結果、18科あった診療科のうち、産婦人科や眼科など6科が休診したままだ。「市内での出産は2つの民間医療機関に委ねるしかない」(南相馬市)という。仮に除染が進んでも、妊産婦が安心して帰還できる環境とは言い難い。

 入院機能の弱さも深刻な問題だ。同市内の各病院は震災前、計1329病床を擁していたが、震災後の避難や規制の結果、現在機能しているのは285床だけだという。

 県病院協会の前原和平会長(白河厚生総合病院院長)は、「震災前から医師不足が深刻だった地域で、一旦離れた医師復帰は難しい」と指摘する。

 同協会が7月、県内127病院に行った調査(54病院が回答)でも、浜通りや県北・県中を中心に、震災前に1168人いた医師のうち、67人が3月末までに離職し、7月までに全体の約12%にあたる計135人が離職した。

 看護師も同様で、震災前は6554人いたが、7月までに464人(約7%)が離職している。

 日本医師会や日本薬剤師会などでつくる「被災者健康支援連絡協議会」では全国から医師派遣を続けているが、数週間の短期支援が多いのが実情だ。「施設説明などで期間が終わってしまう。半年、1年来てほしいのだが」(前原会長)という。

 南相馬市では「解除されても見捨てられた状況は変わらない」(飲食業女性)との憤りは住民に根強い。全面帰還に向け、国の幅広い対応が求められる。

住民の転出も相次いでいるはずですが、ここぞとばかりに医師バッシングをしてますね…(笑)
福島の転出超、最大の7800人=震災後の人口移動―総務省
時事通信 9月29日(木)18時33分配信

 総務省は29日、住民基本台帳に基づく今年3〜8月の人口移動状況を発表した。東京電力福島第1原発事故があった福島県では、住民の転出が転入を上回る「転出超過」が6〜8月で7828人を記録。この期間の転出超過では、統計を始めた1954年1月以降で最大となった。
 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城両県は3〜5月の転出超過状態から6〜8月は転入超過に転じており、被災3県の中でも福島県の深刻な人口流出が浮き彫りとなった。被災3県の3〜8月の転出超過は合計3万8031人。高度経済成長期の69年以来、42年ぶりに3万8000人を超えた。 

医療現場からは「国の強制力がなければ医師拡充は期待できない」(南相馬市健康づくり課)と悲鳴が止まらない。

こういう発言は、逆効果にしかならないように思えますが…

『震災前から医師不足が深刻』だった理由を考えたほうが良いのではないでしょうか?


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28日の読売の記事も、保存しておきます。
福島の医師、12%が自主退職…原発から避難?
読売新聞 9月28日(水)14時33分配信

 東京電力福島第一原発事故後、福島県内の24病院で常勤医師の12%に当たる125人が自主退職していたことが、県病院協会の調べでわかった。

 原発事故からの避難などのためとみられ、看護師の退職者も5%に当たる407人(42病院)に上った。県内の病院では一部の診療科や夜間救急の休止などの影響が出ている。

 調査は7月下旬、県内の医師らの勤務状況を調べるため、全139病院のうち、同協会に加盟する127病院を対象に実施。54病院から回答を得た。

 主な市町村で、原発事故前の医師数に占める退職者の割合が高いのは、南相馬市の4病院で46%(13人、警戒区域の1病院1人を含む)、いわき市の5病院で23%(31人)、福島市の6病院で9%(41人)、郡山市の4病院で8%(25人)。

 看護師では、南相馬市の4病院で16%(44人、警戒区域の1病院2人を含む)、いわき市の7病院で8%(113人)、福島市の9病院と郡山市の6病院は4%でそれぞれ68人、54人減少した。 

閉じる コメント(9)

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医療現場(南相馬市健康づくり課)ですか、、、、現場の声は違うと思いますけど、、、、

人間が人並みに生活する場がないと医療は成立しないですよ。
農業が可能で、作った物を食べ、恋をして、子供を産み、育て次の世代
に繋げていく。
その中の人間の生活を支えるのが医療ですから、、、、、今の当該地域で生活する医師は特別な人以外無理ではないかしら

2011/10/1(土) 午前 11:10 [ whi*ebe*r*ki*ball ]

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行政などが医療が機能する環境つくりを何もせず、カネも出さず、
マスゴミを使ってすべて現場の医者に責任を擦り付けるやり方は毎度の常套手段。多くの国民がこういう報道に騙され、数少ない貴重な僻地の医者に責任を覆いかぶせられ、耐えられずに去っていくという悪循環の繰り返しではないでしょうか?
こういう環境で新たな医者が来るはずもないと思いますが。
特に今は震災後という非常事態ですから、地縁もない他の地方出身の医者がいきなり来て長期的に福島県で医療業務をするのは現実的には難しいでしょうし、このさい福島県出身者に地元に帰ってもらうしかないのではと思いますが、それ相応の環境整備を早急にするのがまず先決ではないかと。
いずれにしても今のようにマスゴミを使って医者の個人攻撃してるだけでは、医療の復興など遠ざかる一方だという事に早く気がつくべきですね。

2011/10/1(土) 午前 11:29 [ NMD ]

思い切って首都を福島にして、全ての中心地にするというのは?
医師だけでなく政治家も全てのえらいさんに住んで頂けるように…。

2011/10/1(土) 午前 11:33 [ Tangled Alice ]

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今も南相馬に医師派遣はしているようですよ。
ただ、病院が希望しないと言う話です。
2週間来てもらうのに100万くらいの支払いが必要で、そのお金が出せないので希望出来ないなんて聞きました。
福島医大には1000億かけて放射線センターを作ろうと言う話ですからね。
今なんとか耐えている南相馬の病院や診療所を救わないで、何をやっているのでしょうかと思います。
こういうことは、多くの方に知って欲しいです。

2011/10/1(土) 午後 1:31 [ すーさん ]

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勤務医は何とか短期なら手配できるでしょうが。開業の先生方がいないことには、2次も成り立ちません。 南相馬も津波での損傷も甚大ですので、放射線などより公共インフラの整備のほうがはるかに課題でもあります。 生活機能の回復であり、医療はその中の一部でありです。 30km圏内は作付け禁止区域でもありますし。

南相馬市は、準非難区域ですから、子供、妊婦、病人、要介護の方はいてはいけないのですから、医療サービスも限定されるわけで、このような人の医療等がないのは当然で、維持もできないのですから、退職者が出るのは当然で、給与も払えない状況であったわけですし。 それを、解除になったその日から以前の状況にとは、行きませんし。 これは医療に限ったことでもないでしょう、子供関連、妊婦関連、介護関連の商売もやはり同じであると。 割合も母数すくなければ、退職者数が同じでも割合は大きくなります。

2011/10/1(土) 午後 9:34 [ omizo ]

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まぁ報道さんの意図的な切り張り記事なのかも。 行政も関係者もいろいろ言ったことの欲しい部分のみ、編集した可能性はありますから。 南相馬に住み続けようと思う人で、医者批判する人はいないと思いますし。 避難しろとの声に、心を病んでしまう人も出ているようですし、こちらの方が問題のようです。

2011/10/1(土) 午後 9:35 [ omizo ]

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原則、「子供、妊婦、病人、要介護の方はいてはいけない」とはなってましたが、現実は居住していたわけで・・・ で、県民の他県への移住人口比に対して、「医師が12%」というのは、やはり極端に多いと思うのですよ。

もちろん、統計マジックや「病院が実稼働してない」などの理由により退職された医師の方もいらっしゃるとは思うのですが。

南相馬は、公共インフラや生活機能は、かなり平常に近いところまで回復していると感じますし(農業は別として)、少なくとも、それらの問題を飛び越えて「医療」を問題視しているわけではないと思います。

私も、コ・メディカルなので、マスコミの医師バッシングは酷いと常々思ってますが、これについては、「笑」を書かれるほど、偏った記事とは思いませんでした。
(尤も、私の地元の話題であり、親戚が話題の病院で医師として勤務を続けている関係から、判官びいきになっているのかもしれませんけど)

2011/10/1(土) 午後 9:55 [ なおりん ]

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中小企業と異なり医療法人への運転資金の仮払いを東電は行う気がありません。

もともと、医療資源の厳しい地域として有名でしたし運転資金の目途がつかなければ、これを機に医院をたたむ開業医が一気に増えても仕方がないかと思いますので相対的に医師の離職者が増える様に見えるのは自然だと思います。

よって、本気で多職種と比較するなら、
1. 開業医で廃業した人と勤務医で離職した人の割合。
2. もともと撤退予定でありながら年度末人事であったがために含まれている人数。
のバイアスをとらないと、医師の離職率が高いと見せるデータを作るのは難しくありません。

それを踏まえると、バイアスを考慮してないデータをもとに公務員でもない医師に対し強制配置をミスリードされるかのような記事を大手新聞社が書かれていることには苦笑せざるを得ないかと思います。

2011/10/2(日) 午前 11:33 [ 根無し草 ]

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なおりんさん、確かに地元の方々にとっては、
笑い話では済まされない切実な問題ですよね。

福島ではいろいろありましたので、
私なんかは、ついつい被害妄想的な目を向けてしまいます。(爆)

ご気分を害されましたらすいません。m(__)m

昨日のニュースで、福島県内に『医療従事者確保支援センター』を作るという話がありましたが、
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20111002/1810_ishi.html
上手くいくと良いのですが…

2011/10/3(月) 午後 0:29 さすらい泌尿器科医


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