うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

救急医療

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万一の時「延命治療しないで」 一般患者も「事前要望書」島根大医学部付属病院
2012年3月13日 読売新聞

 島根大医学部付属病院(出雲市)は、自分にしてほしくない延命治療を、意思表示できなくなる前に患者本人が病院に文書で伝えておく「事前要望書」の提出制度を一般患者や外来患者に拡大し、12日、発表した。

 事前要望書の制度は、終末期医療を行う各地の病院が取り入れているが、対象を一般患者らにまで広げたのは全国で初めてという。

 延命治療をすることで、かえって患者の尊厳を傷つけてしまう場合もあることから、同病院は2008年6月、終末期患者を対象に同制度をスタート。今回、万一の場合に備えて拡大を決めた。

 専用の用紙に、回復の見込みがなくなった場合、▽人工呼吸器装着▽気管切開▽胃ろうによる栄養補給▽輸血・血液製剤使用――など10項目について拒否するかどうか記入。患者本人、家族らが署名し、同病院に提出して登録しておく。

 同病院で受診したことのない人も診察券の作成料(105円)を払えば要望書を作成、登録できる。登録者が別の医療機関にかかり、意思が確認できない状態になった場合も、照会があれば登録内容を知らせる。

 小林祥泰院長は「尊厳をもって終末期を迎えるために元気な時から意思を表明してもらいたい」としている。問い合わせは同病院医療サービス課(0853・20・2193)へ。(高田史朗)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=55953

自分にしてほしくない延命治療を、意思表示できなくなる前に患者本人が病院に文書で伝えておく「事前要望書」の提出制度を一般患者や外来患者に拡大し、12日、発表した。

私は全面的に賛成です。

急変してから、つまり患者さんご本人の意思を確認することができない状況で、
延命治療をするかどうかの議論を、ご家族と主治医などがしているのが現状です。

その結果として、無難な延命治療が全国的に行われています。

こういう試みによって、「尊厳をもって終末期を迎えられる」方が少しでも増えることを
私は願っています。


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閉じる コメント(15)

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2012/3/13(火) 午後 3:21 knob

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人間の尊厳だけに依存していたのでは無意味な心マッサージ・レスピレータ装着が減るとは思えないんですが.....。心マ・挿管わかりましたー、ただしここからは全額自費ね!じゃないと無理なような気がします

2012/3/13(火) 午後 7:03 [ RPHJE150 ]

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本来の意図とは別にfool proofとしても機能しそうな予感。

花粉症の薬が欲しいだけで外来受診したのに、こんな物騒な物書かされるとは!この病院は危ない病院じゃないのか!?もうここに来るのは止めておこう!

な〜んて事を真剣に考えるようなDQN患者を敬遠するのに役立つかも!?

2012/3/14(水) 午前 11:01 [ GAO ]

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健康保険証の 裏面に 記入欄を付けるようにしましょう。

2012/3/14(水) 午前 11:45 [ whi*ebe*r*ki*ball ]

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knobさん、どうも有難うございます。

2012/3/14(水) 午前 11:46 さすらい泌尿器科医

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RPHJE150さん、いずれはそういう時代が来るかもしれませんが、
現時点で強硬に実施すると、現場でトラブルが続発しそうです…

2012/3/14(水) 午前 11:48 さすらい泌尿器科医

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GAOさん、大学病院に花粉症の薬をもらいに来るのは…(笑)

今後、その患者さんや家族が来るかどうかはともかく、
急変時の対応を少しでも考えてもらえると良いかと思います。

2012/3/14(水) 午前 11:51 さすらい泌尿器科医

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whi*ebe*r*ki*ballさん、いい考えだと思います。
臓器移植の可否と同じように、元気なうちに考えておいて欲しいものです。

2012/3/14(水) 午前 11:53 さすらい泌尿器科医

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CPAまでに至る前に認知症や脳梗塞ですでに本人の意志確認できない方々も物凄く多数いて、家族間意志の統一ができておらず現場が振り回されるなんて事が日常茶飯事なわけで、私は国民全員に60歳までにリビングウィルの意志確認しとけと言いたいわけですが。
つい最近も重度認知症で失語になっている85〜90歳の方が病院へ紹介すればガンで普通に手術受けてストーマ造られたりしてます。
いくら本人が文書で残していても、家族の鶴の一声で覆されるのが
ジャパンクオリティですからね。北欧などからすれば日本の超高齢者に対する濃厚過剰医療などアンビリーバブルなわけですが。

2012/3/14(水) 午後 2:56 [ NMD ]

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結局全てはカネだと思いますから、超高齢者や重度脳障害者の急性期以後の濃厚過剰医療継続はすべて自費負担にすればいいと思います。
これだけでかなりの医療費が削減できると思いますが。

2012/3/14(水) 午後 3:03 [ NMD ]

私自身も、病気を抱えていますので、万一の場合に備えて、考えを家族に主治医に伝えています。
私の場合は医学の発展に寄与したく、献体登録をしているので、献体や病理解剖、標本作製に支障が出るものは全て拒否。それ以外の場合は、人工呼吸器、心マ、強心剤までかな。
あと、今まで医学の力で持病を抱えながら生かされてきたので、最後に後足で砂を掛けたくないので、どんな不都合があっても、民事・刑事問わず訴求はしないようにと家族に告げてあります。 目指すは、解剖学講座や医学部講義塔の片隅にひっそりと置いてある、VUR腎症の腎臓、尿管植替施術後の膀胱のホルマリン漬です。

2012/3/15(木) 午前 0:06 KIDNEY

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NMDさん、
>国民全員に60歳までにリビングウィルの意志確認しとけ
そうなると良いですね。

>(自分は)胃瘻だの点滴だの酸素吸入だの全身に管を刺され、意思表示もままならぬまま死にたくない。かといって、家族には一分一秒でも長く生きてほしいと思うのも人情
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120304-00000307-sasahi-soci
こういう考え方を何とかしたいと、私は常に思っています。

>いくら本人が文書で残していても、家族の鶴の一声で覆されるのがジャパンクオリティ
確かにその通りですが、
ご本人の文書があれば、少しは家族を説得しやすくなると思います。
(それでも最終的には、ご家族の意向に沿うことになりますが…(汗))

2012/3/15(木) 午後 6:08 さすらい泌尿器科医

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KIDNEYさん、さすがです。
そこまで達観されている方は、なかなか居ませんね…

2012/3/15(木) 午後 6:11 さすらい泌尿器科医

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お疲れ様です。救急の現場では延命を望んでいないにもかかわらずCPAになったことで救急要請する人もいます。救命するために我々は出動して行くのに、「救命処置はしないで下さい」では、なぜ救急車を呼んだのでしょうか・・・・という話にもなってきます。
DNARについてはこれから先、もっと患者・医師・介護施設などを含めきちんとした話し合い対応がなされて行くことを期待します。

2012/3/28(水) 午後 4:56 常次郎

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常次郎さん、救急車を呼ぶ=救命処置を希望する、ということを知らずに
突然の急変にあわてて救急車を呼ぶご家族は多いですね。

>DNARについてはこれから先、もっと患者・医師・介護施設などを含めきちんとした話し合い対応がなされて行くことを期待します。

その通りですね。

「何も相談していない、考えてもいない」ケースが、
少しずつでも減ることを願っています。

2012/3/29(木) 午後 1:55 さすらい泌尿器科医


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