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非専門医でも診断義務」 脳梗塞後遺症で賠償命令
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E4E2E1818DE3E4E2E6E0E2E3E09191E3E2E2E22012/04/17 0:56 日本経済新聞 脳梗塞の前兆の発作を医師が見逃し治療を怠った結果、脳梗塞で半身まひなどの後遺症を負ったとして福岡市の70代女性が、救急搬送先の同市の村上華林堂(むらかみかりんどう)病院側に約8千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁は16日までに440万円の支払いを命じた。 消化器などの担当医が対応したため、専門外でも脳梗塞を疑う発作と診断する義務があったかが争われ、増田隆久(ますだ・たかひさ)裁判長は「発作は一般的な医学文献に載っており、非専門医でも診断すべきだった」と判断した。 16日に記者会見した原告代理人の弁護士は「専門外の診断義務について判断基準を示した判決は例がない」としている。判決は3月27日に言い渡され、確定した。 判決によると、女性は2009年3月、飲食店での支払い時に硬貨を何度も落としたため、店主が脳梗塞を疑って119番通報し搬送されたが、同病院の医師は発作と診断せず、15日後に別の病院で脳梗塞と分かった。 判決は、発作だと診断していても脳梗塞を完全には防げないとしたが、重篤な後遺症の発生を免れた可能性はあったと認定した。 病院側は「十分な診療をしたと考えているが、紛争の長期化を避けるため控訴しないことにした」とコメントしている。 「発作は一般的な医学文献に載っており、非専門医でも診断すべきだった」と判断した。判決は、発作だと診断していても脳梗塞を完全には防げないとしたが、重篤な後遺症の発生を免れた可能性はあったと認定した。結果を知ってから裁判官は判決を下す訳ですから、何とでも認定できますよね…これが裁判の恐ろしいところです。 約8千万円の損害賠償請求に対して、440万円の支払いですので、 弁護士費用を考えると、原告女性の手元にいくら残るのか… 原告代理人の弁護士さんは、かなりお喜びのようですね。 |
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私も記事にしていますが、次の日にこの被告の病院の原告の主治医(循環器科医)が診察しTIAを否定しています。
裁判長は、「適切な治療をしていない」と断罪していますが、適切な治療とはなんでしょうかね。
http://blogs.yahoo.co.jp/kidneydesease/33613079.html
2012/4/17(火) 午後 6:48
こんばんは
これは「ぶぶ漬け判決」ですね.
民事裁判の判決はあくまでも「目の前で争われている事案を解決する」のが目的です.「その判決を知った他人がどのように行動するか」を考えるなんて裁判官には「専門外」です.それ以上のことは法の下では求められておりませぬ.
「専門領域にはプライドを持って対処するが,専門外のことについては他人に任せる」ということでしょうから,その点では医師と考えていることは変わりませんよ,恐らく.
2012/4/17(火) 午後 7:54 [ 耳鼻科医 ]
http://www.karindoh.or.jp/blog/gairai/doctor/
この病院は余り聞きませんネ!?はじめて聞いた名前です。
もし、事実なら、440万はいかがなものか?病院側は痛くも痒くもない金額です。反省にはならないかも???
適切な治療・・・たとえば、画像を取って確認するとか・・・したのでしょうかネ??
2012/4/17(火) 午後 10:34 [ 脳脊髄減少症 福岡 ]
おはようございます.
脳脊髄減少症 福岡 様
TIAの画像診断方法って開発されたのでしょうか.
私の知識では
「画像では診断不可能.専門知識を持った医師による問診にて診断」
でしたが.
2012/4/18(水) 午前 6:28 [ 耳鼻科医 ]
KIDNEYさん、情報を有難うございます。m(__)m
翌日に主治医の診察を受けている訳ですから、
病院側のアフターケアも悪いとはいえないのですけどね…
一過性脳虚血発作(TIA)は発作が納まったあとは、症状もありませんし、
CTやMRIでも所見がないのが普通です。
私も実は知らなかったのですが(汗)
>TIAが疑われたら、速やかに発症機序を確定し、
>脳梗塞発症予防のための治療を直ちに開始しなくてはならない
となったのは、つい最近だそうです。
http://no-kosoku.net/column/23.html
2012/4/18(水) 午前 10:17
脳脊髄減少症 福岡さん、440万円はよほどリッチな病院でない限りは、
結構痛い金額だと思います。(8千万円とは大違いですが…)
一方、原告の手元には440万円では、ほとんど残らないと思います。
2012/4/18(水) 午前 10:20
こんな判決だしてたら日本の医者は専門外は診療拒否しますよ。
自分は専門のほうで、病院の外来でも多数脳梗塞やTIAをみてきたのですが、神経や循環器専門でも初期にTIAを正しく診断できないのはよくあります。この症例のように片麻痺の症状は内頸動脈系TIAを疑うのはたやすいですが、椎骨動脈系のTIAはめまいが主なので結構見逃されてると思います。それで初診医が全部裁かれたらやってられません。下手したらめまいの初診をみたら全例病院の神経専門医に紹介してMRI検査しれくれと言う事になりかねません。
別の急性期疾患でも似たようなケースは日常茶飯事ではないかと。
「後医は名医」初診で診断つけれない医師を全て糾弾していたら
日本に医者はほとんどいなくなるでしょう。
2012/4/18(水) 午後 2:38 [ NMD ]
NMDさん、裁判官はあくまでも個別案件の判決を下すのみですので、
「日本の医療全体への影響」は考えてくれませんからね…
>こんな判決だしてたら日本の医者は専門外は診療拒否しますよ。
実際にそうならないと国民は気付かないと、私は考えます。
今のように「何とか頑張っている」うちは、情勢は好転しないと思います。
2012/4/19(木) 午後 4:16
結局心原性脳塞栓だった模様ですが、対応としては、ホルター心電図まで出しておく必要はあったかも。ホルター陰性だったら1)アテローム血栓性脳梗塞を考えバイアスピリンを出しておく、2)アテローム血栓性脳梗塞らしくないとして抗凝固療法を始める、3)突発性Afの可能性も考えてはいるが、リスクを話して、まずは何もしない・・・どうしますか?
2017/12/11(月) 午前 8:27 [ fuw*_ki*o*ato ]