うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

救急医療

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内科医の減少で、4月から救急の受け入れを制限している千葉県の旭中央病院ですが、
いよいよ「時間外選定療養費」を徴収するそうです。
時間外診療費 軽症者は上乗せ 旭市中央病院
2012年6月21日 13時00分 東京新聞

 千葉県旭市の国保旭中央病院で、夜間や休日に救急外来を受診する軽症患者に限り、診療費に五千二百五十円を上乗せすることが決まった。二十日に閉会した同市議会で、条例改正案が賛成多数で可決された。八月一日から実施する。

 医師が問診後、「緊急性がない」と判断した場合などに「時間外選定療養費」として加算される。十五歳未満の子どもと、市内に一次救急体制がない旭市民は適用の対象外。

 加算制度の導入は、“コンビニ受診”とも呼ばれる軽症者の過度の受診を減らすのが狙い。背景には深刻な医師不足もある。同病院の昨年度の救命救急センター利用者約六万人のうち、約二割は腹痛や風邪など軽症者が占めるという。

 同病院は「患者が一極集中し、本来の救急患者への対応がしにくい状況。地域の医療機関との機能分担が必要」としている。 (宇田薫)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062190130004.html

“コンビニ受診”抑制図る 成田赤十字病院 導入済みで効果も
2012年6月22日 東京新聞

  もしも軽症だったら、五千二百五十円が診療費に上乗せに−。休日や夜間の救急外来に限ってだが、旭市の国保旭中央病院で八月から、こんな加算制度が始まる。なぜ、こうした制度を導入するのだろうか。 (宇田薫)

 Q 上乗せ料金を払わなければならない理由は?

 A 病院の救命救急センターには昨年度、約六万人が受診したけれど、二割程度は風邪や腹痛といった軽症患者が含まれていたようだ。医師が減っていることもあって、重い患者のケアという本来のセンターの役割が脅かされている。

 Q 患者に来ないでと言っているみたい。

 A 軽い症状の人はまず、地元のお医者さんに行ってくださいね、という趣旨だ。一刻を争う患者のケアに当たるセンターで、「コンビニ受診」で軽症者の受診が過度に集中するのを抑制するのが狙いだ。

 Q どういう場合に上乗せされるの?

 A 例えば具合が悪くなって、救急外来を受診する。医師が問診して「緊急性がない」と判断した場合、五千二百五十円が診療費にプラスされる。

 Q 子どもは事前に重症か、軽症か親は分からない。

 A だから、十五歳未満の子どもは適用外になる。旭市には夜間や休日に当番医が発熱、軽度のけがなどを診る一次救急体制がないため、旭市民も適用外だ。他の病院の紹介状がある人も加算の対象にならない。

 Q 五千二百五十円は高すぎない?

 A 厚生労働省によると、全国で二百三十三の医療機関が同じ制度を導入している(一〇年七月現在)。金額は病院の管理者が自由に決められ、最高で一万円というところもある。県内では成田赤十字病院(成田市)も二〇〇九年に導入済みで、旭中央病院は同じ五千二百五十円に倣ったそうだ。

 Q 成田赤十字は導入後、どうなの。

 A 年間約三万五千人だった救急患者が一万人減った。入院を必要とした患者は横ばいで、軽症者が減ったという。旭中央病院では今後、加算の適用方法を具体的に詰めるが、医師によって「軽症」判断にばらつきが出ないようになど、慎重に進めるつもりのようだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120622/CK2012062202000124.html

こういう「コンビニ受診」抑制策には賛成ですが、

市内に一次救急体制がない旭市民は適用の対象外

といった差別により、窓口でのトラブルが続出するかどうかに注目しています。

何せ、4月の記事では

同病院広報部は「どうしてもここで診てほしい、という人を拒めない」と悩む。

でしたからね…orz


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おっさん小児科医です。大学病院に勤務していた当時、救急車を受けたら、親御さんが「便秘だと思うのですが・・・」と笑いながら来院されました。診察し便秘でしたので、「タクシー代わりに救急車を要請してはいけない」と叱ったら、逆切れされ、病院で問題になりました。私は悪い事をしたのでしょうか・・・。今でもトラウマです。

2012/6/23(土) 午後 10:29 [ - ]

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そうですね。感冒とか感染性胃腸炎であれば少なくとも健常な成人であれば時間外受診は必要ないです。時間外受診する理由としては日本の場合は風邪や胃腸炎くらいで仕事を休めないという奴隷労働的価値観が定着しているからでしょう。医学的に普通に考えれば医療機関を受診して体力を消耗するよりも、大人しく家で1〜2日休んでたほうが早く治るはずです。下痢にしても殆どが薬局で売ってる経口補助液で間に合いますからね。ただし腹痛患者の中には一定割合で虫垂炎とか腹膜炎とか地雷が混じっている場合もありますが。
正直に言えば、感冒や感染性胃腸炎の外来診療ほど無味乾燥なものはないです。さらに医療機関で処方できるのは大半の患者にとって不要な抗生剤や解熱剤だけであり、薬局で市販されている種々の薬剤に比べて劣ることはあっても優ることはないですね。

2012/6/25(月) 午後 4:59 [ NMD ]

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>skk*ou*eiさま
とんでもないモラルハザード&モンスターピアレンツですな(苦笑)
こんな酷い輩を日夜相手にしてる小児科医のみなさんには本当に頭が下がるばかりです。
救急車を有料化しないで放置しているのは何故なのか???
私には未だに理解できません。さっさと有料化にしてほしいです。

2012/6/25(月) 午後 5:05 [ NMD ]

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skk*ou*eiさん、似たような経験は私にもあります。

「タクシー代わりに救急車を要請」するような人を少しでも減らしたいものですが、
なかなか理解させるのは難しいですね…

2012/6/25(月) 午後 5:44 さすらい泌尿器科医

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NMDさん、時間外に「発熱」のみの症状で受診と聞くと、力が抜けますね…(笑)

宋先生がコラムにも書いてましたが、なかなか問題は複雑です。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60472

2012/6/25(月) 午後 5:51 さすらい泌尿器科医


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