うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

救急医療

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「延命治療せず」救命センター6割経験 搬送の高齢者に
朝日新聞デジタル 11月11日(日)15時21分配信

 【辻外記子、月舘彩子】全国の救命救急センターの6割以上が、過去1年間に高齢者に対して人工呼吸器や人工心肺などの装着を中止したり、差し控えたりした経験のあることが、朝日新聞社の調査でわかった。救命医療で「最後の砦(とりで)」とされる救命センターでも、回復が見込めない患者に対し、家族や本人の希望があれば、延命治療を控える動きが広がっていた。

 最も重症の患者を診る3次救急を担う全国254の救命救急センターに10月、高齢者への終末期医療の実態を聞いた。57%の145施設から回答があった。

 この1年に救急搬送された65歳以上の高齢者に、人工呼吸器や人工心肺、人工透析などの積極的な治療を中止したり差し控えたりした経験の有無と件数を尋ねた。この結果、63%にあたる91施設が「ある」と回答した。呼吸器の中止・差し控えは計302件あり、このうち、患者の年齢や病気名など具体的データを挙げた中止例は14件あった。人工心肺の差し控え・中止は37件あった。

朝日新聞社

救命センターでも、回復が見込めない患者に対し、家族や本人の希望があれば、延命治療を控える動きが広がっていた。

いい傾向だと思いますが、
可能ならご高齢の方々とそのご家族が

ご本人が元気なうちに話し合って、「急変時に延命治療をどうするか?」を話し合っておいて欲しいものです。

(できれば、「平穏死」とありたいものですが…)

なぜならほとんどの場合、救命救急センターの医療者は運ばれた患者さんやご家族とは初対面です。

患者さんが生きるか死ぬかの瀬戸際の中、
ご家族に『積極的な治療』を望むかどうかを確認するのは大変ですし、
いきなり決断を迫られるご家族としても、心の準備が出来ていないのが普通でしょう。

倒れてからでは、少なくとも患者さん(ご本人)の希望を聞けないのです…


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初コメ!?させていただきます。
まさに記事の通りだと感じます。
積極的治療を望まれないならば何故に緊急で救急車を呼ぶのでしょうか?
心肺停止状態になっているのにも関わらず、CPRや特定行為を望まれないのであれば救急車を呼ぶのではなく、掛かり付け医師に連絡する等の別手段を取ってほしいものです。
我々が要請され現場に臨む際は常に救命に全力投球なのですから…

2012/11/12(月) 午後 2:03 常次郎

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常次郎さん、コメント有難うございます。

「救急車を呼ぶ=積極的治療を望む」なのですが、
非医療者でそのことを理解している方は、あまり多くありません。

また、長年にわたる『かかりつけ患者さん』でも、
急変時の対応は「決まってない」ことの方が、ずっと多いです…

忙しさを言い訳にせず、医療者側からご家族に
もっと働きかけていかないといけないのですが…(汗)

2012/11/12(月) 午後 4:48 さすらい泌尿器科医

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http://doctorheli.blog97.fc2.com/blog-entry-1183.html

医者自身が「来てから決めてね!」と大々的にやっているうちは
事前の確認とか無いと思います。

常次郎様のご意見の方が現実的だと思います。
特に高齢者に対する場合は。現場の稼働状況や、本人のQOLのためにも。

2012/11/12(月) 午後 5:53 [ 恥の戸市民 ]

もちろん、個人の人生観とか家族とかの意向とか絡むんでしょうけど、今まで長時間生きてきて、いままさに穏やかに最期を迎えようとしている御年配に、「死から生を呼び戻す」最新で高度な救急医療を施す事が必要であるのでしょうか。

2012/11/12(月) 午後 7:14 KIDNEY

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癌の終末期で自宅で死にたい&死なせたいと言ってたのに息が止まったとかって救急車呼んだりしますからね(涙)。自宅での看取りどころかちゃんとしたかかりつけ先を持たない人も多いですし、医療の側のキャパシティも落ちてきている様に思いますので、延命治療の差し控えはこれからもっと広く行われる様になってゆくものと思います。

2012/11/14(水) 午後 9:46 [ rad*o1*09* ]

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最近大手書店に行くと、「平穏死」とかいうテーマの書籍がフロントにズラッと並んでいますね。厚労省はもうこれ以上、老衰者やターミナル患者に対するナンセンスな高度救急&濃厚医療で高額な医療費を使わせまいと在宅医療に高額報酬を与えるなど考えているのでしょうが、いくら年をとろうが死を受容できず、家族や自身の死をイメージできない多くの日本人にとっては無理でしょ。家族はいつでもどこでもタダで救急車が呼べて、病院の医療費も1割しか負担しなくていいわけですから、CPRをわざわざ拒否する理由は全くないわけで。

2012/11/15(木) 午後 5:36 [ Goldport ]

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恥の戸市民さん、救命救急センターには、「かかりつけ」の患者さんはいない(ハズ)ですし、
来院された患者さんの救命に全力を注ぐのが救急スタッフの使命ですので、
こういう書き方は、仕方がないのではないでしょうか…
(急変前に「延命治療をどうするか?」を、患者さんやご家族と相談する立場ではないのです…)

2012/11/15(木) 午後 5:51 さすらい泌尿器科医

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KIDNEYさん、同感です。
ただ「穏やかに最期を迎える」為には、
ご家族としっかりと事前に相談しておくのが大切だと思います。
(いざ急変すると慌てて救急車を呼んでしまうご家族の方が、圧倒的に多いですから…)

2012/11/15(木) 午後 5:57 さすらい泌尿器科医

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rad*o1*09*さん、医療費の削減の為にも、
「延命治療の差し控え」への流れはこれから加速して行くと、私も思います。

救急現場の医療者がトラブルに巻き込まれないようにして欲しいものですが…

2012/11/15(木) 午後 5:59 さすらい泌尿器科医

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Goldportさん、日本社会は今まで徹底的に死を日常から遠ざけてきましたから、
「家族や自身の死をイメージできない日本人」は多いですね…

>いつでもどこでもタダで救急車が呼べて、病院の医療費も1割しか負担しなくていいしなくていいわけですから、CPRをわざわざ拒否する理由は全くない

現在はまったくその通りですよね…
いずれは変わってくるとは思いますが…

2012/11/15(木) 午後 6:03 さすらい泌尿器科医

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たしかベストセラーになった延命反対論者のドクターが「救急車を呼んだ時点で負け」みたいな事を書いていて、自らが体調急変した際にも家族に「救急車は絶対呼ぶな」と言ったそうですが...
タダで救急車が呼べるシステムを続けている限りはターミナル救急はなくならないでしょうね。それより救急外来のある地域病院から医者が逃散するほうが早いのではないかと(苦笑)。すでに逃げられた地域だと病院まで片道2〜3時間らしいですからね。手遅れだって。

2012/11/16(金) 午後 2:21 [ Goldport ]


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