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救急救命医、1年間で10人退職 大阪・近大付属病院
http://digital.asahi.com/area/osaka/articles/OSK201304090133.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_OSK2013040901332013年4月10日 朝日新聞 【阿久沢悦子】府南部の救急医療の要、近畿大学医学部付属病院(大阪狭山市)で、主に夜間や休日の診療を担う「救急総合診療センター」のER(救急救命室)専属医10人がこの1年間に相次いで退職し、事実上、不在となっている。最初に搬送者の増加や初期救急に対する考え方の違いなどで医師が半減し、残った医師も負担増となり退職した。後任確保のめどは立っておらず、病院は「当面は看護師が患者を症状によりふるいわけて、当直の専門科につなぐ体制をとる」としている。 近大病院が「救急総合診療センター」を立ち上げたのは2012年1月。それまでは、重症患者をみる3次救急と、中等症の心筋梗塞(こうそく)や脳出血の搬送を受ける2次救急を担っていた。 しかし、地域の開業医の高齢化や医師不足から、休日診療所が夜間や土曜の診療を相次いでやめ、大学病院に軽症患者が搬送されるケースが増加した。 「救急総合診療センター」はそのニーズに応えるもの。13年12月には病院の敷地内に災害救急センターを開設予定で、1〜3次の救急をすべて担う計画という。 救急総合診療センターでは当初、救急医11人がローテーションで当直し、診断や初期治療を行い、必要があれば内科、外科など27の専門診療科の当直医につないでいた。ところが、12年4月にかかりつけ患者の救急受付を始めたところ、自家用車や徒歩で来院する軽症患者が増え、患者数が月約50人増の250〜300人となった。 同病院によると、ER医の中に、外科的な処置もするか、軽症患者を総合的に見るか、という路線の違いもあり、9月までに5人が退職した。その後は若手医師が月10回の当直を担うなどしたが、負担感が増し、主任教授以外は全員退職に至ったという。 こうしたことから、病院側では84人の研修医が3人チームで当直を組み、初期診療を担おうとした。だが、カリキュラムが救急当直を前提に作られていないことなどから、今年度は研修医の活用を当面、見合わせ、看護師によるふるいわけで対応することにした。 近大病院がある南河内医療圏は、初期救急を担える医療機関が少なく、10年度の救急患者のうち、松原、富田林、河内長野、大阪狭山、河南の5消防本部の19%、柏原、羽曳野、藤井寺の消防本部の38%が堺市や大阪市など圏域外への搬送だった。 同病院の橋本克己事務部長代理は「大阪南部地域全体で後方支援体制を含めた病院間の連携を進め、救急患者の受け入れ体制をつくっていく必要がある」と話している。 (見るためには、会員登録が必要ですが…) 本日のYosyan先生の記事では、(昨日拙ブログ記事にした)産業医科大学での同じような話が書かれています。 大学病院としては、少し前の4年前の鳥取大学での集団退職も思い出します。 (松江とか沖縄でも、最近あったような…) 診断や初期治療を行い、必要があれば内科、外科など27の専門診療科の当直医につないでいた。ところが、12年4月にかかりつけ患者の救急受付を始めたところ、自家用車や徒歩で来院する軽症患者が増え、患者数が月約50人増の250〜300人となった。それら『軽症患者』も、基本的には専門診療科につながないといけないので、(救急科は「再診」はありません) 患者数が増えれば軋轢が増し、ER(救急救命室)専属医の心労も蓄積されていくのです… その辺の調整をするのが院長など偉い人の仕事ですが、上手くいかないとこうなります。 まあ、そもそも研究・教育がメインの大学病院と救急医療は、相性が悪いのかもしれませんね… |
救急医療
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まあこの大学病院は酷いというかろくでもないですね。
この病院の周辺に住む住民の民度も低そう。だから救急医も逃げ出したのではないかと。救急センターが機能しないのであれば、いっそ救急機能を放棄して救急指定を取り下げたらいいのでしょうが、
高次機能病院のメンツもあって、中途半端な状態で続けているのでしょうね。しかし素人同然の研修医に丸投げとは今の時勢で怖すぎる。
20年前のやり方で通用すると思っているというこの大学病院の見通しの甘さには呆然とするしかないです。
2013/4/13(土) 午後 1:56 [ GP ]