うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

医療崩壊(産婦人科)

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二審も病院が全面敗訴 心疾患見落とし、乳児死亡
2013/04/24 16:50 【共同通信】

 生後1カ月余りの女児が死亡したのは医師が先天性の心疾患を見落としたためだとして、栃木県の30代の両親が清水産婦人科クリニック(東京都江戸川区)の運営法人に5880万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、一審東京地裁判決に続き全額の支払いを命じた。

 判決によると、女児は07年11月、大動脈弁狭窄症で死亡した。病院側は「産婦人科医には診断が困難な心疾患だった」と過失を認めなかったが、坂井満裁判長は「遅くとも1カ月健診で心雑音を聴けば、適切に診断して他の病院に転送できた」と否定した。

 父親は「ずさんな診療が命を奪った」と病院側の対応を批判した。
http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013042401001542.html


1カ月女児の心疾患死亡 高裁も「病院側の過失」
2013年4月25日 東京新聞

  生後一カ月余りの女児が死亡したのは医師が先天性の心疾患を見落としたためだとして、県内の三十代の両親が、東京都江戸川区の清水産婦人科クリニックの運営法人に、五千八百八十万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は二十四日、一審東京地裁判決に続き全額の支払いを命じた。

 判決によると、女児は二〇〇七年十一月、大動脈弁狭窄(きょうさく)症で死亡した。病院側は「産婦人科医には診断が困難な心疾患だった」と過失を認めなかったが、坂井満裁判長は「遅くとも一カ月健診で心雑音を聴けば、適切に診断して他の病院に転送できた」と否定した。

 法廷で判決を聞いた父親は、裁判長に向かって深々と一礼。記者会見で「ずさんな診療が命を奪った」と病院側の対応を批判。母親も「このような医療事故が二度と起きてほしくない」と涙ながらに訴えた。

 病院側は「まれな心疾患で産婦人科医が結果責任を負わされれば、新生児医療は崩壊する」とコメント。最高裁に即日、上告受理を申し立てた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20130425/CK2013042502000179.html

お亡くなりになった女児のご冥福をお祈りします。m(__)m

原告(ご両親)のブログも拝見しましたが、
医学的には、病院側に厳しい判決に感じます…
(一カ月健診は、産科医が行なってはいけないのかも…)

カルテ改ざん(追記をそう認定された?)で裁判官の心証を悪くしたことが、
病院側全面敗訴につながったのかもしれませんね…

最高裁ではどういう判決が出ますかね?


今回もまた、脳性まひではないので、『産科医療補償制度』は役に立ちません…orz


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閉じる コメント(6)

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本日のYosyan先生の記事
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20130501

m3医療維新なども、合わせてご覧ください。
http://www.m3.com/iryoIshin/article/171149/

2013/5/1(水) 午前 11:07 さすらい泌尿器科医

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相変わらずへんな判決ですね、高裁は地裁に比べて理解しがたい判決多いですよね。まれな疾患になったら困ると思うのなら、クリニックでお産したらだめですよね。始めから、大学病院とか、Nicuがあるところ、選ばなくちゃ。逆に、高次医療をうたってる病院だったら、まれな疾患を見逃したとなると問題かもしれませんね。
お産も、数はだいぶ減っているのだから、大学病院や周産期センターのような大きいところで一元管理が良いと思います。クリニックは検診のみで。

2013/5/4(土) 午前 10:21 [ あき ]

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>あきさん
当該クリニックには下記のようにNicuが2床あると書いてありますけど・・・。

元気な赤ちゃんや多少の問題は、産婦人科で十分に対応できますが、その範囲を超えてしまった場合には小児科、生まれたばかりの赤ちゃんを専門にしている新生児科が必要となってきます。特にNICU(新生児集中治療室)があれば、そこは、大学病院も赤ちゃんを送ってくるかもしれないほどの「最高レベルの産婦人科病院」と考えてよいでしょう。
清水産婦人科クリニックには、NICUを2床備えておりますので、未熟児も安心して管理することが出来ます。」

2013/5/5(日) 午後 9:22 [ アンバター ]

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あきさん、アンバターさん、コメント有難うございます。

NICUはあっても、小児科医が常駐してる訳ではなさそうですけどね…
(本当に稼動しているのですかね?)

>お産も、数はだいぶ減っているのだから、大学病院や周産期センターのような大きいところで一元管理が良いと思います。

産科医の労働条件の改善の為には、そうした方が良いとは思われますが、
まだまだ個人の産科医院に頼っているのが、日本のお産の現状ですね…
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/22273742.html
(ちょっと前の話です)

2013/5/7(火) 午後 5:54 さすらい泌尿器科医

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分娩時に子供の安全を気にして小児科が常勤する医療機関で出産、退院時の健診は小児科医で何の問題も無しで退院。
が、それから数週間後に別の医療機関で心疾患が判明。
子供の泣き方で親であるあたしが気にして、救急に走りました。
酸素飽和度を測り、即入院→手術になった経緯があります。
小児科医でも判別出来ない場合もあるようです。
その後も救急外来を何度も(別な理由で)受診していますが心雑音に気づいた医師はたった1名。それも小児の循環器専門のレジデント。
このレジデントさんは相当優秀です。
循環器を専門としてない医師に質問したところ、雑音は
分からないとはっきり答えてました。
産婦人科医が心雑音分かるとしたら、相当重症な患者さんでないと
無理なのかも。
何のために施設整う医療機関で出産したのか...って思い出したので
コメントしてみました。

2013/6/12(水) 午前 0:34 [ マルモ ]

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とても哀しい記事です。
赤ちゃんのご冥福を祈ります...

2013/6/12(水) 午前 0:39 [ マルモ ]


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さすらい泌尿器科医
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