うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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旧奈良病院の当直訴訟 二審も「全て労働時間」 産科医に割増賃金 大阪高裁
2014.12.19 22:33更新 産経WEST

 県立奈良病院(現奈良県総合医療センター)の産婦人科医の当直時間帯すべてが「労働時間」に当たるかが問われた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は19日、一審奈良地裁と同様に労働時間と判断し、病院側に未払いの割増賃金など計約1280万円の支払いを命じた。

 病院側は、患者の急変など業務に携わる時間だけを割増賃金の対象としてきたが、水上敏裁判長は判決理由で「当直の全時間を通じ病院長の指揮命令下にあり、十分な休息を確保する見込みはない」と退けた。

 訴えていたのは産科医2人。2006−07年、当直勤務をそれぞれ1200時間以上こなした。

 昨年9月の一審判決は奈良県に約1900万円の支払いを命じたが、控訴審は「医師数の増員など、病院側も労働密度の低下にある程度努力している」として、付加金(制裁金)を減額した。訴訟を引き継いだ県立病院機構は「判決を精査し対応する。今後も医師の処遇改善に取り組む」とコメントした。
http://www.sankei.com/west/news/141219/wst1412190071-n1.html
(縮めようがないので、そのままです…(汗))

この話のさらに続報です。
付加金(制裁金)は減ったものの、

産婦人科医の当直時間帯すべてが「労働時間」に当たる

という根幹は揺るぎません。

その後の、2008−09年分、2010−11年分の訴訟が続いているそうですし、
その一方で、奈良県は提案を出していたそうです…

そんな奈良県に関する報道も、減ってきてますよね…


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マタ旅のリスク…

天漢日乗さんのブログ記事からです。
(引用は久しぶりのような気がする…(爆))

生後11か月のカナダ人の赤ちゃんは、
昨年12月ホノルルにある、カピオラニ・メディカル・センターで
誕生しましたが、両親の元には保険が適用されない、
約95万ドルの請求が届いているということです。

カナダからマウイ島に旅行に来ていた夫妻は、
滞在中に破水し、ホノルルにヘリコプターで運ばれた後、
カピオラニ・メディカル・センターで6週間にわたる入院を余儀なくされ、
結果、帝王切開にて9週早い出産となりました。

夫妻はブルークロスの旅行保険に加入していたものの、
加入前に、膀胱感染症による少量の出血があったことを理由に
保険金が支払われないことが判明しました。
http://www.mo-hawaii.com/news/2014-11-21/74360.html

今回はカナダの方の話ですし、

加入前に、膀胱感染症による少量の出血があったことを理由に保険金が支払われない

というのは、ちょっと酷い話に思えますが、
日本の「がん保険」などでも、些細な加入前の病気でも申告漏れがあると、
支払いを拒否される可能性がありますので気をつけて下さい。

日本人でも、同じように「多額の医療費」を請求される危険性は十分にありますね。
(宋先生の「マタ旅」ブーム…リスク覚悟してほどほどに、などもご参照ください)

多くの妊婦さんは知らないかもしれませんが、

日本では妊娠早期(22週未満)以外をサポートする保険が無いのですからね…

無保険での医療費がどれくらい高額になるか…
こういう話を反面教師にして欲しいものです。



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4年前にも、“マタ旅”ブームね…、特に海外は止めた方がいいですね。という記事を書いてました。
私は知りませんでしたが、柔道の(死亡)事故が大幅に減っているそうです。
柔道事故 死亡ゼロが続いていた――マスコミが報じない柔道事故問題「改善」の事実

確かに

こんなすぐにゼロ件にできたのであれば、もっと早くに死亡事故を減らせたのではないか

と思ってしまいがちですが、
新たな事故を防ぐための安全対策に、積極的に取り組んでいる関係者の努力は、
もっと賞賛されてもいいと、私も思います。

その理由となる、「頭部外傷」への関心、柔道界の変革、マスコミ報道の増加(と減少)についての記事も
あわせてお読み下さい。


私にとっては、それ以上に興味をもった記事は、
日本柔道 2人の「会長」の歴史的対話――全柔連と被害者の会の初協議会 事故対応委員会の設置は吉か凶か
です。
「重大事故総合対策委員会」の設置は吉か凶か

被害者の会が提案した、事故発生時の第三者による調査機関の設置については、全柔連側もすでに同種のものを準備していた。有識者を含む15名から成る「重大事故総合対策委員会」(仮称)である。被害者の会の要望とも重なり、この委員会は迅速に整備が進められると考えられる。ただしここで、これまでさまざまな学校事故対応を見てきた私の経験から、一つだけ注意を促しておきたい。

被害者の立場を重視した事故対応委員会は、両刃の剣である。これまで個別の事故に対して、全柔連側がほとんど見向きもしなかったことからすれば、なるほど事故対応委員会の設置は大きな前進である。その点は、高く評価したい。

しかしながら私は、その委員会の善意なる活動が、事故被害者の口を封じてしまうことにならないかと危惧する。競技団体側が、誠意をもって被害者に対応しようとするほど、被害者は文句が言いにくくなることがある。


事実究明なくして再発防止なし

被害者の不満が生じやすいのは、事実究明を疎かにしたままに、誠意や善意が示されるときである。たとえば学校の部活動で死亡事故が起きたときに、学校や教育委員会が十分な調査もしないままに、「命を大切にしましょう」と集会を開いたり特別なイベントを催したりする場合である。遺族はその前にまず、何が起きたかを知りたいのである。

万が一事故が起きてしまったときには、何よりも事実究明を優先させること。事故現場にいた指導者や生徒から、事故状況について迅速に聞き取りをおこない、どのような経緯で事故が発生したかを速やかに明らかにしなければならない。その作業を怠ったままに再発防止というきれい事を言っても、被害者は納得しない。そもそも、事実が何かもわからずに再発防止策など立つはずもない。「事実究明なくして再発防止なし」である。村川会長は、全柔連と手を結んだとしても、「自分たちはつねに全柔連のチェック機関として機能したい」と主張する。そのチェック機能に期待したい。

被害者の会も全柔連も、目指すべき方向は同じ、重大事故の防止である。そのためには事実究明を第一とすること。それこそが、柔道再生に不可欠の要件である。
この「柔道事故」を「医療事故」に、「学校や教育委員会」を「病院や医師会」に置き換えても、
文脈がほぼ成立しますね…

「事実究明なくして再発防止なし」

という部分には、私もまったく異論はありませんが、
この文章中には、加害者(指導者や教師)への(刑事)責任追及については、一言も触れられてません。


この話をそのまま医療事故に応用するのは無理でも、参考にすべき点は多いと私は思いました。



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この話の続報です。

 救急搬送された東京都世田谷区の診療所で死亡した女性(当時28歳)の遺族が、誤診があったなどとして診療所と、この診療所を救急医療機関に指定した都に計約9000万円の損害賠償を求めた訴訟は、東京地裁で和解が成立した。

 和解は25日付。遺族の代理人弁護士によると、診療所が遺族に6700万円を支払い、都への請求は放棄する。

 女性は昨年8月、腹痛のため診療所に救急搬送され、翌朝に死亡した。診療所は「急性胃炎」と診断したが、解剖の結果、「子宮外妊娠破裂による腹腔(ふくくう)内出血」と判明した。

 診療所の院長は取材に対し、「今後、再発防止に努めて診療にあたっていく」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00050143-yom-soci

受任した、米山 隆一弁護士のブログもご参照下さい。

改めまして、お亡くなりになった女性のご冥福をお祈りします。

『都への請求は放棄する』となってしまったのは残念ですが、
早めに決着がついて、良かったのかもしれませんね。

和解条項に
被告東京都は、原告らに対し、従前のとおり、関係法令に従い救急医療に関する施策を適正、適切に遂行するとともに、救急医療の在り方について不断に検討を続けていくことを約束する。
とあるそうですが、いまだに『救急指定』とHPにはあるようですね…
(更新してないだけ?)

再発防止=救急を止める、ではないのかもしれませんが…


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例の高橋宏船橋市議会議員らによって、
11月18日に「輸血・血液製剤」の危険性について、厚生労働省への陳情および記者会見
があったそうですが、衆院解散当日だったこともあり、まったく報じられてません。

その中で、唯一記事化されたIWJ(Independent Web Journal)の記事

※11月24日まで、会員以外の方にも動画全編公開中!

だったにもかかわらず、22日以降見れなくなっています。

ご丁寧にweb魚拓やキャッシュも消えてますが、あえて再掲しておきます。
(この記事自体を消される可能性が高そうですが…)
2014/11/18 「輸血は不要、むしろ危険だ」 ――内海聡氏ら医療関係者有志が会見、「最大のタブー」とされる「血の利権」にも言及

※11月24日まで、会員以外の方にも動画全編公開中!

 普段の日常生活では、特に疑問を感じない輸血に関する問題。これらに警鐘を鳴らす医師らが11月18日、厚生労働省に陳情書を提出し、その後、記者会見を開いた。

 日本では現在、年間120万人が輸血を受け、血液製剤はさらに多い数百万人に用いられているという。しかし、輸血も「臓器移植」と同様、副作用を引き起こすなど、深刻な被害が相次いでいると医師らは説明する。

 陳情書では、輸血・血液製剤の使用への批判や、日本赤十字の血液特権などの禁止・撤廃、医学教育の見直し、無輸血治療の優位性・有効性の啓蒙・教育、などを求めた。

記事目次
◾「輸血は不要、むしろ危険だ」
◾教科書の『人の血は骨でつくられる』という定説は間違い!?
◾批判を抑圧し「最大のタブー」であり続けてきた「血の利権」


•出席 内海聡氏(TokyoDDクリニック院長、内科医)、船瀬俊介氏(ジャーナリスト)、大沼四廊氏(ナチュラルメディスン代表理事)、高橋宏氏(船橋市議、無所属)
◦日時 2014年11月18日(火) 15:00〜
◦場所 主婦会館プラザエフ(東京都千代田区)
◦詳細 18日の記者会見のご案内|船橋市議会議員 高橋宏

「輸血は不要、むしろ危険だ」

 会見の司会は、NPO法人「薬害研究センター」代表であり、Tokyo DDクリニック院長・内科医の内海聡氏が務めた。

※以下、発言要旨を掲載します

内海氏「本日(11月18日)午前、厚生労働省に陳情書を提出しました。現在、日本で120万人以上に用いられている輸血や血液製剤の危険性などを訴えたもので、『エホバの証人』などの宗教やオカルト的なものを想起される方も多いでしょうが、それとは関係ありません。科学の立場から研究、提起しており、おそらく日本での行政への正式な申し入れは、私たちが初めてだと思います。

 きっかけとなったのは、千葉県船橋市の高橋宏市議会議員のブログです。輸血に疑問を呈したところ、医療関係者・製薬業界らしき方々などの書き込みにより炎上し、結いの党を離党するまで追い込まれました。しかし、医師の私たちがみても、高橋さんの主張がおかしいとは思えず、『輸血・血液製剤』を考える医療者の会を発足しました。

※船橋市議会議員高橋宏氏のブログ「揺るがない、動じない、諦めない」

 賛同人としては、あとでお話しいただく大沼先生などの他、吉祥寺の有名な小児科医である真弓定夫先生、小澤博樹先生、国会答弁などもされた『千島・森下学説』の森下敬一先生まで、加わっていただいています」

船橋市議・高橋氏「今年(2014年)8月、ブログに『放射線照射をした血液を輸血している現実』というタイトルで危険性を書き込み、炎上しました。新聞やNHKなどで『科学的根拠が無い』『誤解を与える』などという批判を受けましたが、私からみれば相手こそが『科学的根拠がない、誤解を招く、危険なコメント』だと思い、専門家の先生方のご協力を得て、今回の会見になりました。

 『無血手術法』(金原出版、1990年1月)の著者である広瀬輝夫先生とも会いました。広瀬先生は、血液は本来、臓器と同様『異物』であり、輸血はしない方がいい、とお考えです。大抵は(生理食塩水にカリウムやカルシウムを加えた)リンゲル液で充分であり、ヘモグロビン濃度が3gになると半昏睡状態、2gで意識を失いますが、それでも止血できれば開腹できる。大切なのは循環血液量と心拍量の維持で、血圧収縮期80mmHG以上保持すればいいと言います。

 『エホバの証人』での事例では、無輸血で死亡したのは2687人のうち56人で、2.1%です。つまり、何十年前から方法は確立しているのです。広瀬先生は、日本では無輸血手術専門医がほとんどいない中では『輸血禁止』までは言い過ぎだ、と思われたようで、ここへの参加を辞退されましたが、一度は賛同いただいていました」


教科書の『人の血は骨でつくられる』という定説は間違い!?

内海氏「続いて白血病治療のスペシャリストでもある大沼先生に、輸血だけでなく骨髄移植の危険性、また定説としての『造血説』の矛盾点、方法論、今の血液治療、さらに輸血製剤使用の無駄についてお話いただきます」

ナチュラルメディスン代表理事・大沼四廊氏「名古屋で30年間、重症患者を含めて5000人以上を治療してきました。まず紹介する例は、急性リンパ性白血病の少女です。茨城県の国立大病院でそう診断され、抗癌剤治療しましたが、そのなかでも脳腫瘍ができ、さらに投薬を重ねました。結局、外科手術でも除去しきれず、私のところに来たのです。

 治療では、何よりも血液を正常な状態にすることが大切です。といっても、西洋医学は数量ばかりみますが、私は画像で観察します。最近、よくいう『血が汚れている』『ドロドロ』などの、いわば先駆けです。身体に不調がある人は全員、白血球が動いていません。白血病でも同じです。それがなぜ増殖するのだろうと考えましたが、どの医者に聞いても答えはないのです。それで『白血病はがんではない』という本を書きました。

※大沼四廊著『がんの盲点―白血病はがんではない』(創英社、2006年1月)

 そもそも第一造血は、種を問わず、例外なく骨髄ではなく、卵黄の膜でされています。第二造血は、西洋医学では立派な事典でも肝臓で、第三造血は骨で、となっています。教科書では『人の血は骨で造られる』というのが定説となっています。

 しかし、現実の環境から、『白血球は7-10日、赤血球も120日で死んでしまい、しょっちゅう造っていなければならないのに』と疑問に感じ、知り合いの医者に聞いてもみんな『おかしい』と言う。どう考えても骨では血ができないと考えました。

 厚労省のデータ『癌の死亡率』で、海外では1985年を境に減ってきているのに対し、日本ではむしろ増え、まったく逆行しています。症状があれば全部それぞれ薬で消そうとする。抑制剤ですが、化学物質なので人体では消化しきれず蓄積残留し、一生懸命食べようとする白血球は死に、大きいので毛細血管を詰まらせて血栓となり、貧血、低体温、臓器活動も弱らせていきます。そして『輸血』も同様なのです」
(IWJ・細井正治)


批判を抑圧し「最大のタブー」であり続けてきた「血の利権」

この続きは、会員限定となります。
まだ会員登録がお済みでない方は、ぜひこの機会に会員となって続きをお読み下さい!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/206814

内容は荒唐無稽であり、(近藤誠のがんもどき理論同様)一部の狂信者以外の医療者は誰も賛成しません

(特に、『そもそも第一造血は、種を問わず、例外なく骨髄ではなく、卵黄の膜でされています』からの下り)

記事を削除した経緯は、私が調べた範囲では不明です…
高橋宏内海聡岩上安身氏のツイッターなどは、ざっと調べたのですが…)

どうしてでしょうかね?

こんな妄言に引っかかってしまったのを、一生の恥だと思ったのかもしれませんが、
一言くらい説明が欲しいものです(笑)。

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さすらい泌尿器科医
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