うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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<書類送検>器具管理の医師 故障で女児死亡 神奈川県警
12月1日13時11分配信 毎日新聞

 手術用医療器具の点検を怠り手術中の女児(当時5カ月)を死亡させたとして、神奈川県警捜査1課などは1日、横浜市栄区、県立こども医療センター(同市南区六ツ川2)元脳神経外科部長の男性医師(61)を業務上過失致死容疑で横浜地検に書類送検した。県警によると、医師は器具を管理する立場で「何度も使っており、大丈夫と思い、点検を怠った」と供述しているという。

 送検容疑は06年10月30日、慢性硬膜下血腫で同センターに入院していた同県秦野市の女児の開頭手術で、女性執刀医が頭の骨に穴を開けるドリルを使った際、先端から窒素ガスが漏れて血管内に流入、心臓にガスがたまる空気塞栓(そくせん)症で死亡させたとしている。センターは同日、県警に異状死として届け出ていた。

 県警によると、ドリルは高圧窒素ガスで動き、ドリル連結部のゴム製リングでガス流出を防ぐ仕組み。リングが劣化していたとみられる。劣化を防ぐための注油などの使用前点検が必要と説明書には書かれていたという。【吉住遊】
エブリデイだけが変なのかと思いましたが、
神奈川新聞も、読売新聞も内容は同じです。
手術中の女児死亡で医師を書類送検/神奈川県立こども医療センター
2009年12月2日 神奈川新聞

 横浜市南区の県立こども医療センターで2006年、慢性硬膜下血腫の除去手術中の生後5カ月の女児=秦野市=が死亡する事故があったことが1日、分かった。県警捜査1課と南署は同日、業務上過失致死の疑いで、手術を担当した男性医師(61)=横浜市栄区=を書類送検した。医師は当時、同センターの脳神経外科部長で、県警は医師が手術器具の点検を怠ったことが事故につながったと判断した。

 送検容疑は、06年10月30日に同センターで行われた女児の脳の表面にたまった血液を取り除く手術で、窒素ガスの圧力でドリルを駆動させる器具で頭骨に穴を開ける最中に、器具から漏れた窒素ガスを女児の体内に流入させ、血管などがふさがれたことによる空気塞栓(そくせん)症で死亡させた、としている。

 県警によると、器具は使用のたびに油を差すなどして点検するよう取扱説明書に明記されていたが、医師は月1回程度しか行っていなかった。器具の連結部のゴム製パッキンが劣化しており、ガスが漏れたという。

 医師は調べに対し、「何回も使っていたので大丈夫だと思った」などと説明しているという。

 同センターは「(書類送検は)器具の管理責任を問われたものと理解しているが、手術自体に過失はなかったと考えている。患者の冥福を祈るとともに、引き続き捜査に協力したい」とコメントした。県病院事業庁によると、遺族の同意が得られなかったため、事故は公表していなかったという。

『病院が異常死として届けていたから、警察が書類送検した』というだけの話であり、報道する必要性は無いはずです。

有罪が確定したのなら、仕方がありませんが…
どの新聞も今回は匿名報道ですが

書類送検=犯罪者、であるかのように報じる、いつものマスコミの報道姿勢が腹立たしいです。


女性執刀医が頭の骨に穴を開けるドリルを使った際、先端から窒素ガスが漏れて血管内に流入、心臓にガスがたまる空気塞栓(そくせん)症で死亡させたとしている

窒素ガスの圧力でドリルを駆動させる器具で頭骨に穴を開ける最中に、器具から漏れた窒素ガスを女児の体内に流入させ、血管などがふさがれたことによる空気塞栓(そくせん)症で死亡させた

実際の機械はおそらくはこんな感じです。
イメージ 1
http://www.dogudoraku.com/catalog/product_info.php/products_id/10179
イメージ 2
ガスは機械の駆動に使っているのであって、先端から噴射して使う機械ではないでしょうに…

器具から漏れた窒素ガスが、患者さんの体内に入ることすら想像し難いのに、
血管の中に流入させる事など出来るのでしょうか?
(手術操作によって、血管内に入ったのなら理解できますが…)

誰か教えて下さい。

【転載自由です】

「産科女医からの大切なお願い〜妊娠・出産の心得11カ条〜」が、無双舎より発売されました。

昨年11月に、私のブログである「Yahoo!ブログ LUPOのぶらぶら地球紀行」に、「妊娠の心得11カ条」を作って載せたところ思わぬ反響があり、インターネットのニュースや雑誌に取り上げられ、無双舎より書籍化のお話をいただいたという次第です。
拙ブログに載せた「妊娠の心得11カ条」とは以下のようなもので、産婦人科医ならばだれも当たり前と思うような内容です。これに長すぎぬよう解説を加えていました。(http://blogs.yahoo.co.jp/mihyon0123/18482021.html

この心得を作ったきっかけは昨年秋、脳出血を起こした妊婦さんが、受け入れ先がなかなか決まらず、結果的に命が助からなかったという報道を見たことでした。私たち産婦人科医からみると妊娠中の脳出血はそれだけで非常に予後の悪いものですが、私には報道が「受け入れ先がすぐに見つかりさえすれば命が助かった」と視聴者を誤解させてしまうもののように感じられました。そのため、妊娠出産は本来リスクを伴うものだということを理解してもらいたいと思い、この心得を作りました。

現在日本では産科医の不足が社会的問題となっています。これにはいろいろな原因がありますが、その一つに、「妊娠出産は安全で当たり前。何かあったらミスではないか。」という非医療者の認識が、現場の医療者のやりがいを失わせ、ストレスとなっていると日々の診療で感じていました。また、妊婦さんに専門知識がないばかりに的外れなことで悩んでいるとも感じていました。そのため、正しい知識の啓蒙が医療者にとっても非医療者にとっても必要だと思い、作成しました。そして、周産期を専門とするベテラン医師たちから非医療者の方々まで幅広く共感を得ることが出来ました。
(21世紀医療フォーラムで取り上げていただきました→http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gdn/report/200905/510824.html

ブログ版の心得は医療者である私からの心得を一方的に述べたものでした。その後私は日本の臨床を一時離れ、ロンドンに胎児超音波と胎児治療の勉強のために留学したため少し客観的に見ることができました。また、身近な人の妊娠・出産・子育て、さまざまな立場の人の意見やこちらのメンバーの方々からいただいた体験談(ほとんどそのまま載せさせていただいたものもあります)に触れることで、より非医療者側に立った視点で見つめなおすことが出来たと思います。より非医療者の方々の共感を得られやすい内容で、非医療者と医療者の架け橋の助けとなるようなものが書けたと自負しています。ブログ版に共感してくれた方も、ちょっとどうなのと思った方も、知らなかった方も、是非ご一読ください。

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大手チェーン書店の店頭にはあると思いますが、お近くの書店でご注文の場合には、ISBNコード978-4-86408-402-4で尋ねていただけるとスムーズです。

転載元転載元: LUPOの地球ぶらぶら紀行

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