相変わらず、読売は 憲法違反の医師計画配置を叫んでいますね…
有名な 2年前の社説からは、それなりに進歩していますが、根幹は変わりません。
題名が、『医師不足対策 病院の集約化が必要だ』
なら、だいぶ印象が変わるのですけどね…
医師不足対策 計画配置する仕組みが必要だ
10月25日付・読売社説
救急や産科などを中心に医師不足が深刻化している中、厚生労働省が初めて医師への求人状況に着目し、全国の病院などを調査した。
回答した約8700施設には、計16万7000人の勤務医がいるが、1万8000人足りないとして募集している。十分な診療体制をとるためには、さらに6000人が必要だという。
今回の調査は、医師不足の本質を「勤務医不足」ととらえ、地域や診療科ごとに深刻さの度合いを測るという意味では、実態把握の第一歩になろう。
例えば、東京都は医師を現状より8%増やせば病院が求める人数を満たせる。対して、岩手県では40%もの増員が必要だ。全国の診療科別で見ると、リハビリ科や救急科などでは30%近く増やさねばならず、不足感が最も強い。
医療の人材をどのように配分すべきか、ある程度の優先順位は浮かんでくる。
ただし、医師を増やせば勤務医不足が解消する、といった単純な話ではない。
医師国家試験の合格者は毎年約8000人おり、引退する医師を差し引いても、年に約4000人のペースで増えている。
さらに、医学部の入学定員は今年度に360人、来年度も約90人増員される。人数だけの問題ならば、いずれ充足するだろう。
今回の調査はあくまで、現在ある病院に状況を聞いたものだ。だが、無計画に病院が設置されていること自体が、勤務医不足の要因でもある。
近隣の自治体が競い合って、同じような総合病院を作っているケースが少なくない。
産科や小児科など昼夜を問わず診療を求められる部門も、民間病院や自治体病院に、広く薄く医師が配置されている。このため診療体制に余裕がなく、医療事故のリスクも高い。耐えかねた勤務医は開業医に転身していく。
この状況をそのままにして医師の養成数を増やしても、勤務医不足は解消されず、地域や診療科による偏在は進んでしまう。
地域の病院が役割を分担し、救急や産科などを集約する。開業医も連携して病院を助ける。研修医など若手医師を計画的に配置していく。そうした対策を、強い権限をもって進める仕組みが要る。
都道府県ごとに、大学医学部や基幹病院、自治体、医師会が協力し、利害を超えて医療機関と人材の計画配置に取り組むべきだ。調査だけでは事態は改善しない。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101024-OYT1T00685.htm
無計画に病院が設置されていること自体が、勤務医不足の要因でもある。
近隣の自治体が競い合って、同じような総合病院を作っているケースが少なくない。
これは同意します。
各市町村毎に、総合病院を持つ必要は本来ありません。
(産業の無い地域にとっては、貴重な雇用施設ではありますが…)
産科や小児科など昼夜を問わず診療を求められる部門も、民間病院や自治体病院に、広く薄く医師が配置されている。
大野病院や大淀病院などの裁判の影響で、
『1人医長』体制は、すでにかなり減少しています。
それでも
診療体制に余裕がなく、医療事故のリスクも高い。耐えかねた勤務医は開業医に転身していく。
この流れは止まってはいませんが、開業医は飽和状態に近づいているのが現状です。
地域の病院が役割を分担し、救急や産科などを集約する。開業医も連携して病院を助ける。
この部分は悪くはありません。
集約化による『アクセス制限』を、地域住民に説明する必要はありますが…
(開業医の病院支援は、その地域に合った方法を取る必要がありますね)
しかし続く部分が、何で
研修医など若手医師を計画的に配置していく。
となるのですかね?
「当直」などの医師の労働環境を改善し、 時間外給与を法律に従って払うようになれば、
『地域や診療科による偏在』は、徐々に改善していくはずなのですがね…
読売は(社員の人権を無視していることもあって?)、どうしても医師の『人権』を認めたくないのでしょうかね…
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