全救急車にiPad、佐賀県が全国初 受け入れ病院、即時に表示 読売新聞(ヨミドクター) 9月6日(火)14時30分配信 救急患者を速やかに搬送するために、佐賀県は、全国で初めて県内の消防本部などの全救急車に多機能情報端末(iPad=アイパッド)を配備し、受け入れ可能な病院が即時に分かるシステムを取り入れた。 県の集計によると、導入開始の4月以降、搬送時間が約30秒短縮されたほか、これまで救急搬送が集中していた3次医療機関に運び込まれる患者の数が減ったという。県は「分散化で医師の負担軽減も図られる」とみている。 県医務課によると、システムでは、現場に到着した救急隊員が、iPadを使って、患者の症状や対応する診療科などを選択すると、受け入れ可能な近くの病院の一覧が画面に表示される。搬送後は、救急隊員がどんな患者をいつ、どこの病院へ運んだかなどのデータをすぐに入力。医療機関も朝、夕の2回、その時点で受け入れ可能な診療科や患者数などの情報を加える。 これらの情報は瞬時に反映されるため、次に出動した救急隊は、最新の状況を画面で確認しながら、適切な医療機関に患者を運ぶことができる。 iPadは、県内で使用されている全55台の救急車に搭載。今後、医療機関にも順次配備していく計画という。 県消防防災課によると、119番通報を受けてから患者が病院に収容されるまでの県内の平均所要時間は、2009年で33・7分。全国平均より2・4分短いが、1999年より5・9分伸びている。これまで救急患者の受け入れに関しては、救急隊が、医療機関に電話をかけて要請する以外に方法はなく、一つの病院に搬送が集中したり、受け入れを続けて断られたりすることもあった。しかし、今回のシステムで、30秒程度の搬送短縮になっているという。 また、県医務課の調査で、県内では、10年の救急搬送患者のうち、32・7%が、緊急度や重傷度の高い患者に対応する3次医療機関へ搬送された。全国平均の12・8%を大きく上回り、2次医療機関でも対応できる症状や病態に関わらず、3次に搬送される例(オーバートリアージ)も、少なくなかった。しかし、7月の時点では、3次への搬送割合は28・9%に低下し、2次へ分散する傾向が出ているという。 同課は「同時進行で他の医療機関や救急隊の情報を知ることができるため、医療機関側に相互協力の意識が生まれ始めている。重篤患者を受け入れる危険を避けるために、搬送が断られる例も少なくなった。システムが積極的な受け入れにつながれば」と期待している。(遠藤信葉)といった、恵まれた地がある一方で、こういう話もありました… 最寄りの救急医療機関に到着するまで30分以上かかる住民の割合が14・9%から72・7%に増加したというのは凄い話です。救急医療:大田市立病院「救急」指定取り下げ、圏内住民への影響大 /島根
こうなってしまったのは、毎日新聞 9月6日(火)13時1分配信 ◇島根大など調査、データ化 搬送30分以上、14.9→72.7%に大幅増 大田市立病院が昨年4月に「救急告示病院」指定を取り下げたことにより、大田医療圏域(同市、邑南町、美郷町、川本町)で圏内の最寄りの救急医療機関に到着するまで30分以上かかる住民の割合が14・9%から72・7%に増加したことが、島根大と大阪市立大の研究グループの調査で分かった。同圏域の救急患者は隣接する医療圏の病院へも搬送されているが、指定取り下げによる住民への影響がデータで裏付けられた形。近く「日本農村医学会雑誌」で発表される。 グループの木村義成・大阪市立大講師(地理情報科学)らは、電子地図上で情報を分析できる地理情報システムソフトを活用。道路幅や種別に応じて救急車の速度を設定し、隠岐を除く県内六つの2次医療圏について現場から救急医療機関に着くまでの時間と、到達時間で区分した地域の人口割合(救急搬送カバー率)を調べた。 大田圏域では指定取り下げ前は、▽0〜3分7・2%▽3〜10分33・1%▽10〜30分44・8%▽30分以上14・9%−−だった。取り下げ後はそれぞれ▽1・3%▽6・2%▽19・8%▽72・7%−−となった。ほかの圏域で到着まで30分以上かかる人口の割合は、▽松江5・1%▽出雲6・0%▽雲南6・4%▽浜田10・8%▽益田21・0%−−で、東西の格差も確認された。 ◇中山間の体制課題 経過時間と救命率の関係の目安を示した「カーラーの救命曲線」によると、心肺停止、呼吸停止、多量出血の状況下では、それぞれ3分、10分、30分以内に適切な処置を施さないと救命率が50%を下回るとされている。 環境予防医学が専門の塩飽邦憲・島根大医学部教授は「交通の便が悪い中山間地域には、高齢者も多い。AED(自動体外式除細動器)やドクターヘリでも補完できるが、お年寄りが長く住み続けるためには30分以内に多くの人が救急医療機関にいけるという体制の維持が必要だ」と話した。【細谷拓海】 9月6日朝刊 300床以上の病院にもかかわらず、昨年3月に、外科・整形外科医が一斉退職したのが原因だそうですが、 病院のHPによると、外科医1名以外は未だに確保できていないようですね… この違いは何なのでしょうね… |
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