うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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手術ミス ぼうこうに穴開き男性死亡 1年近く公表せず
2012年3月22日 15:12 スポニチ

 青森県むつ市のむつ総合病院で昨年4月、同市の80代の男性患者がぼうこう腫瘍切除手術を受けた際、医師のミスでぼうこうに穴が開き、死亡する医療事故が起こっていたことが22日までに分かった。

 病院は今年2月に男性患者の遺族に損害賠償金1600万円を支払い、和解したが、医療事故について1年近く公表していなかった。

 同病院によると、昨年4月21日、40代の泌尿器科の男性医師が男性患者のぼうこうの腫瘍を尿道から管を通して削り取る内視鏡手術を行った際、ぼうこうに穴が開いた。

 患者は手術の翌日に合併症による肺水腫で死亡。医師は手術ミスを認め、病院側も遺族に謝罪、その後、示談の交渉が続いていた。

 1年近く公表しなかった理由について、同病院は「遺族の要望によるもの」としている。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/03/22/kiji/K20120322002882350.html

まずは、お亡くなりになった患者さんのご冥福をお祈りします。m(__)m

元ネタはssd先生の「膀胱罪」です。
何時もお世話になってます。m(__)m

医師は手術ミスを認め、病院側も遺族に謝罪、その後、示談の交渉が続いていた。

1年近く公表しなかった理由について、同病院は「遺族の要望によるもの」

ミスはあったものの、円満には解決した不幸な事故なのですから、
本来はマスコミに発表する必然性すら感じませんが、マスコミさん(議員?)には許せないようです。

ちなみに他紙はこんな感じです。
下北の2事務組合議員から疑問の声
2012年3月22日  読売新聞

(前半略)

 むつと大間、東通、佐井、風間浦の5市町村で構成する下北医療センターが運営するむつ総合病院(むつ市小川町)は21日、昨年4月、むつ市在住の80歳代の男性患者がぼうこう腫瘍切除手術を受けた際にぼうこうに穴が空き、翌日死亡する医療事故が発生したと、下北医療センター議会で報告した。

 同病院の説明によると、昨年4月21日、40歳代の泌尿器科の男性医師が、男性患者のぼうこうにできた腫瘍を尿道から管を通して行う内視鏡手術で削り取っていた時、ぼうこうに穴が空いた。

 男性患者は、翌日、合併症による肺水腫で死亡した。医師は手術ミスを認めている。遺族には昨年9月に手術ミスを認めて賠償交渉を始め、2月に和解が成立し、専決処分で損害賠償金1600万円が支払われた。

 1年近く事実を公表しなかったことについて、下北医療センター議会の議員の1人は「良くない。ミスを認めているなら早く公表して襟を正すべきだ。隠蔽体質を感じる」と指摘。同病院は「遺族から公表してほしくないと言われ、発表しなかった」と説明している。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120322-OYT8T00012.htm

下北医療センター議会の議員の1人は「良くない。ミスを認めているなら早く公表して襟を正すべきだ。隠蔽体質を感じる」

ご遺族の希望など、どうでも良いのですかね…

むつ病院で医療過誤、賠償し和解
2012/03/22 08:43 東奥日報

 むつ市のむつ総合病院で昨年4月、膀胱腫瘍(ぼうこうしゅよう)の切除手術を受けた同市内の男性患者が、手術中の医療過誤により肺水腫を起こし死亡したとして、病院側が今年2月、遺族側へ1600万円の損害賠償金を支払い和解していたことが21日、分かった。同日、同病院を運営する一部事務組合下北医療センター(管理者・宮下順一郎むつ市長)議会定例会で、宮下管理者が報告した。

 同センターによると、死亡した男性患者は80代。膀胱がんの治療のため昨年4月15日に同病院へ入院し、同21日に腫瘍を切除する内視鏡手術を受けたが、執刀した泌尿器科の医師が腫瘍を切除する際、膀胱に誤って穴を開け、翌22日に肺水腫を起こして死亡した。

 病院側は取材に対し、「膀胱に穴を開けた医療事故が影響して死亡に至ったと判断し、遺族側に損害賠償を支払うことで和解した」と答えた。

 同病院とセンター側は、膀胱に穴を開けたミスがあったことについては、手術直後に男性の家族側に説明していたという。一方、直接の死因となった肺水腫は、手術が無事終了した場合でも合併症として起こる可能性があったため、因果関係などを調査していたが、昨年9月、遺族側に対して男性の死亡に病院側の責任があった−との判断を伝えたという。その後、2月10日に和解するまで示談交渉などの手続きに時間を要したとしている。

 執刀した医師については「ベテランの常勤医」としたが、年齢や年代は明らかにしなかった。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20120322084331.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f

むつ総合病院で医療ミス 
03月23日 05時39分 NHKニュース

 むつ市にあるむつ総合病院で、去年4月、80代の男性患者が手術を受けた際、執刀した医師のミスでぼうこうに穴があき、死亡に至ったとして、遺族に1600万円の損害賠償金を支払い、和解していたことがわかりました。
 むつ総合病院によりますと、去年4月、市内に住む80代の男性がぼうこうにできた腫瘍を取り除く内視鏡手術を受けた際、執刀した医師のミスでぼうこうに穴が空き、男性は手術の翌日に合併症による肺水腫を起こして死亡したということです。
 病院側は「ぼうこうに誤って穴を開けたことがひとつの原因となって死亡に至った」として遺族に謝罪し、ことし2月、損害賠償金として1600万円を支払い和解したということです。
 病院側では、医療ミスについて手術からおよそ3週間後に男性の家族に説明し、死亡との関連を詳しく調べてきましたが、遺族の要望や、示談交渉が続いていたことを考慮して、1年近くにわたり公表しなかったということです。
 むつ総合病院の鴨澤信幸事務局長は、「このような医療ミスが起きないよう、再発防止に努めたい」と話しています。

詳細は部外者の私には不明ですが、「ベテランの常勤医」が執刀したのですから、
単純なミスではなく、大きな膀胱がんを削っているうちに
(出血も多く、オリエンテーションがつかめず)
膀胱に大きな穴があいてしまったのかと…

80歳代の患者さんに対しては、膀胱を全部取る手術は普通は行ないませんので、
膀胱鏡にて可及的にがんを切除しようとした結果、
こういう合併症を起こしてしまったのかと思われます…
(あくまでも、私の予想です)


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