うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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■野田聖子・自民党総務会長

 在宅医療や在宅介護は、女性活用と大矛盾しちゃう。基本、在宅介護は誰かが家にいるのが前提。働く女性を増やすときに子育て支援はいろいろ進めているが、介護は施設に預けると冷たいという目がまだある。女性だけでなくて男性の離職も増えている。これも大変だなと思っている。
http://www.asahi.com/articles/ASG5055CHG50UTFK002.html

野田氏に対する評価はともかく(笑)、話している内容には同意です。

基本、在宅介護は誰かが家にいるのが前提。

そして、ちょっと目を離してJRに轢かたりすると、賠償責任を負わされることもあります…(判決文もあります)

実際問題、『(高齢の)妻が夫の介護をする』時はそれほど問題になりませんが、
それ以外では、労働力人口を1人以上減らすこととなります。

先日の、NHK「シリーズ日本新生 日本の医療は守れるか?〜"2025年問題"の衝撃〜」でも
「病院から在宅への転換」が強調され、

全国医師連盟会長の中島先生の

「介護、お世話は労働。普通の労働は、労働基準法で1日8時間までなどと決まっているのに対して、家族介護はそうではない。家族に期限のない24時間労働を強いるのは、持続性がない。介護施設を充実させるべき」

という発言は、日本医師会長や元厚生労働事務次官などにはスルーされました。(平方先生のブログより借用)
まあ、カットされずに放送されたことだけでも評価すべきですが…

また、

女性だけでなくて男性の離職も増えている。

「シングル介護」とも呼ばれますが、確実に増加し続けていますし
いずれ大きな問題となると思います。

というのも、介護を受ける親世代(70代以上)は高額の年金を受給できますが、
親が双方とも死亡すれば打ち切られます。

残った子供世代(50前後)は、再就職しない限り収入を絶たれます。
(中高年の再就職は厳しいですよね…)
また、年金支給額や退職金も、離職してしまったら大幅に減少します。

その子供世代が、高齢になり病気になったらどうするか…orz

その上、昨今は非婚や離婚の増加により単身者が増えてます。
「シングル介護」すら家族がいなくて無理、というケースも増加する一方だと思います。


厚労省の『在宅医療や在宅介護』方針は、いずれ大転換を余儀なくされる

と私は考えてます。

以前の「介護施設を郊外や地方に整備」などは、(数少ない)いい案だと思いますけどね。


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