うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

いろいろとあわただしくて、時間が空いてしまいましたが、第2段です。
 
 
2、膀胱がん
泌尿器科領域では、前立腺がんに次いで多く、
 
前立腺がんほどは多くないものの(年間死亡者数1万人以上)、決して少なくはない数だと思います。
 
患者さんの多くは、肉眼的血尿で発見されます。
特徴は痛みを伴わないことです。(膀胱壁深くまで進行すれば痛みが出ますが、稀な話です)
 
また、肉眼的血尿はしばらく放置すると止まる ことが多く、
「痛くないし、出血も止まったので大丈夫」と自己診断して病院へ行かないと、癌が進行してしまうのです…
血尿についての以前の記事もご参照下さい。
 
とにかく、膀胱炎や尿路結石でもないのに尿が赤くなったら、非常に危険なのです。
(「膀胱炎がなかなか治らない」と思ったら、実は癌だった。という話も時々あります)
 
治療法ですが、膀胱粘膜の表層にとどまる早期がんならば、
ほとんどは下半身麻酔で行なわれますし、術後経過次第ですが、多くは1週間程度で退院可能です。
 
上皮内がん(CIS)や多発・再発を繰り返す場合は、術後にBCG膀胱内注入などを要することもありますが、
治療終了後しばらくすれば、日常生活はほぼ元通りになります。
 
何度も再発を繰り返す患者さんも多いですが、定期的な診察や膀胱鏡を受けていれば、
(膀胱鏡が痛いからと、通院しなくなってはいけません)
進行がんに発展することは稀です。
 
 
一方、進行がんの場合は、膀胱を全部摘出する手術が必要になります。
全身麻酔が必要ですし、数時間以上の大手術です。
そして、膀胱の代わりとなる回腸導管+集尿袋をつけた生活になります…
(小腸を使って新膀胱を作ることもありますが、元々の膀胱のように収縮させるのは不可能です)
 
高齢や全身状態が悪いなどで手術ができない時は、
放射線治療や抗がん剤治療を行ないますが、予後は厳しいことが多いですね…
 
 
膀胱がんは、診断に膀胱鏡が必要なこともあり、健診などではみつかりにくい病気ではありますが、
(尿潜血からみつかることは稀…)
とにかく「目で見てわかる血尿が出たら、すぐ病院へ行く」
ことだけは覚えておいて下さい。
 

全1ページ

[1]


.
さすらい泌尿器科医
さすらい泌尿器科医
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事