うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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先日の金スマの放送以来、多くの訪問数、コメントを頂いていますので、
一度、私の専門である泌尿器科領域について、
早期がん進行がんで、どのくらい治療内容が変わるか説明してみます。
 
1.前立腺がん
 PSA検診ライトブルーリボン運動などにより、早期がん患者数が増えていますが、
時々進行がんで発見される患者さんがいらっしゃいます。
 
治療法は、早期がん なら年齢や悪性度に応じて、
手術(前立腺全摘)、放射線治療、ホルモン療法、無治療経過観察
(『放置』に近いですが、ちゃんと経過を見て行きます(笑))
など、治療法がさまざまあって悩ましいくらいです。
 
そして、もし再発や再燃しても、ホルモン療法や放射線治療などで進行を抑えることが可能なことが多いです。
また、ホルモン療法で治療開始しても、長期間効き続けることが多いです。
 
 
その一方、骨転移による腰痛や、PSA異状高値(1000以上も多い(正常は4未満))で見つかる
進行がん(stageD)に対しては、基本的にはホルモン療法以外の選択肢はありません
 
また、3〜5年くらいで、ホルモン療法への抵抗性が出現し、再燃することが多く、
その後に抗がん剤治療や、他の薬剤によるホルモン療法などを行なっても、癌死する患者さんが多いのです…
(ホルモン抵抗性前立腺がんに対する治療は、どんどん新しいクスリが出てますけどね…)
 
 
前立腺がんは基本的に進行は遅いですし、進行がんで発見されてもある程度の期間は
生活の質を保って生き続けられることが多いのですが、
最終的には治療が効かなくなり、癌死してしまう患者さんがほとんどです。
 
一方早期がんならば、定期的な通院を怠らなければ、前立腺がんで死に至ることは稀です。
 
どう思われますか?

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さすらい泌尿器科医
さすらい泌尿器科医
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