うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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 熊谷市の特別養護老人ホーム「いずみ熊谷」で昨年12月、男性介護職員(48)が入所者の女性=当時(88)=に誤って別の入所者の薬を飲ませ、女性は嘔吐(おうと)後に誤嚥(ごえん)性肺炎と薬物中毒で死亡していたことが4日、施設への取材などで分かった。県は施設に再発防止を指導し、県警は業務上過失致死容疑で捜査している。

 施設によると、女性は昨年12月18日に入所。翌19日の朝食時、職員が別の入所者が服用しているパーキンソン病の薬などを女性の血圧降下剤などと取り違えて飲ませた。女性は約1時間半後から嘔吐を繰り返し、22日早朝に死亡した。

 職員がパーキンソン病の薬に付けられていた名前を呼んだところ、女性が「はい」と返事をしたという。職員は退職。施設は県に事故を報告せず、女性の遺族が1月中旬、県に通報した。施設側と遺族との間で示談が成立している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150705-00000046-san-l11


 老人福祉施設で入院などを要する重大事故が発生した場合、責任者は速やかに自治体などに報告し、書類を作成しなければならない。しかし、いずみ熊谷は薬の誤配事故が発覚するまで、その義務を怠っていた。会見に出席した施設の野口卓・元ゼネラルマネジャーは「前回の事故(いなりずしの誤嚥)が明るみになってしまうと思い、自己保身で報告が遅れてしまった」と隠蔽(いんぺい)の理由を述べた。

 県は厚労省令に基づき、老人福祉施設向けの危機管理マニュアルを作成し、報告を求めていた。県福祉監査課は「遺族が通報していなければ、発覚はもっと遅れていた。あってはならない重大な問題」と施設の対応を批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150705-00010007-saitama-l11

お亡くなりになった方々の、ご冥福をお祈りします。m(__)m

職員がパーキンソン病の薬に付けられていた名前を呼んだところ、女性が「はい」と返事をしたという。

よくある話です。

耳が遠く認知症がある方で多いので、気をつけないといけませんが、
多くの医療者・介護者は似たような経験をしているのではないでしょうか?

防ぐためには、大きなネームバンドや名札を付けるような、人権を軽視した方法を取るか、
介護職の人数を増やすなどですが、費用面などの制約は多いですからね…

県は施設に再発防止を指導し、県警は業務上過失致死容疑で捜査している。

再発防止対策は当然ですが、県警の今後の対応には注目です。

もしも立件されるようなら、介護職員の減少はさらに深刻化するかもしれません…

もしくは、後半の記事にあるように、徹底して隠蔽に走るようになる可能性もあります。

『自己保身』を考えない人間など、めったにいないのですからね。(苦笑)


何度でも言いますが、事故を起こした人間への刑事罰は「百害あって一理なし」です。

『自己保身』のために、原因検証が不十分となり、再発予防がきちんとできないからです。

マスコミや国民に理解される日は、永遠に来ないのですかね…



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