うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

泌尿器科の日常

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

【転載自由です】

「産科女医からの大切なお願い〜妊娠・出産の心得11カ条〜」が、無双舎より発売されました。

昨年11月に、私のブログである「Yahoo!ブログ LUPOのぶらぶら地球紀行」に、「妊娠の心得11カ条」を作って載せたところ思わぬ反響があり、インターネットのニュースや雑誌に取り上げられ、無双舎より書籍化のお話をいただいたという次第です。
拙ブログに載せた「妊娠の心得11カ条」とは以下のようなもので、産婦人科医ならばだれも当たり前と思うような内容です。これに長すぎぬよう解説を加えていました。(http://blogs.yahoo.co.jp/mihyon0123/18482021.html

この心得を作ったきっかけは昨年秋、脳出血を起こした妊婦さんが、受け入れ先がなかなか決まらず、結果的に命が助からなかったという報道を見たことでした。私たち産婦人科医からみると妊娠中の脳出血はそれだけで非常に予後の悪いものですが、私には報道が「受け入れ先がすぐに見つかりさえすれば命が助かった」と視聴者を誤解させてしまうもののように感じられました。そのため、妊娠出産は本来リスクを伴うものだということを理解してもらいたいと思い、この心得を作りました。

現在日本では産科医の不足が社会的問題となっています。これにはいろいろな原因がありますが、その一つに、「妊娠出産は安全で当たり前。何かあったらミスではないか。」という非医療者の認識が、現場の医療者のやりがいを失わせ、ストレスとなっていると日々の診療で感じていました。また、妊婦さんに専門知識がないばかりに的外れなことで悩んでいるとも感じていました。そのため、正しい知識の啓蒙が医療者にとっても非医療者にとっても必要だと思い、作成しました。そして、周産期を専門とするベテラン医師たちから非医療者の方々まで幅広く共感を得ることが出来ました。
(21世紀医療フォーラムで取り上げていただきました→http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gdn/report/200905/510824.html

ブログ版の心得は医療者である私からの心得を一方的に述べたものでした。その後私は日本の臨床を一時離れ、ロンドンに胎児超音波と胎児治療の勉強のために留学したため少し客観的に見ることができました。また、身近な人の妊娠・出産・子育て、さまざまな立場の人の意見やこちらのメンバーの方々からいただいた体験談(ほとんどそのまま載せさせていただいたものもあります)に触れることで、より非医療者側に立った視点で見つめなおすことが出来たと思います。より非医療者の方々の共感を得られやすい内容で、非医療者と医療者の架け橋の助けとなるようなものが書けたと自負しています。ブログ版に共感してくれた方も、ちょっとどうなのと思った方も、知らなかった方も、是非ご一読ください。

Amazonでのご購入はこちら
http://www.amazon.co.jp/%E7%94%A3%E7%A7%91%E5%A5%B3%E5%8C%BB%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E2%80%95%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E3%83%BB%E5%87%BA%E7%94%A3%E3%81%AE%E5%BF%83%E5%BE%9711%E3%83%B5%E6%9D%A1-%E5%AE%8B-%E7%BE%8E%E7%8E%84/dp/4864084025/ref=dp_return_1?ie=UTF8&n=465392&s=books

大手チェーン書店の店頭にはあると思いますが、お近くの書店でご注文の場合には、ISBNコード978-4-86408-402-4で尋ねていただけるとスムーズです。

転載元転載元: LUPOの地球ぶらぶら紀行

開設して2年10ヶ月になる、しがない『匿名医師ブログ』ですが、

ファン登録していただいた人数が200名になりました!

(減ってしまうと、悲しいですが…)
その他にも、1日1,000人以上のご来訪を頂き、感謝に耐えません。

今後とも宜しくお願いします。m(__)m


話は変わりますが、
私は、当ブログ上では『医師です』と名乗っています。
といっても、
実名も出していませんし、学会や医師会などの「お墨付き」がある訳でもありません。

ブログ記事やコメントを通して、
読者の方々に『うろうろドクター(さすらい泌尿器科医)は医師』だと認めてもらっているのです。

「ネットのHNによる匿名意見では情報価値を認めない」という意見も一部にはありますが、
Yosyan先生と同じく『発表した意見の内容の質の評価で高まる』と私は信じています。

また、
遺族団体やその取り巻き弁護士一部マスコミには、非常に評判の悪い『医師ブロガー』ですが(爆)
(加古川の話は、『5つの近隣病院に次々に転送要請をした』というデマを信じて
遺族関係者を非難してしまった事を、われわれは真摯に反省すべきですね…)

私は日本の医療を守る為にも、

疲弊した医療現場の状況を理解しない遺族団体に、邪魔をして欲しくはありません。



今後とも、ご贔屓にして頂ければ幸いです。m(__)m

イメージ 1



勤務医を「聖職者」から脱却させ、適正な報酬を
10月25日11時45分配信 医療介護CBニュース

 「これまで勤務医は聖職者扱いされてきた」と、「全国医師ユニオン」の代表を務める植山直人さんは話す。ユニオンは、勤務医らでつくる日本初の全国的な労働組合として5月に発足し、9月に実施した「勤務医110番 医師の労働相談ホットライン」には、若手医師や大学院生らから悲痛な相談が寄せられた。医療現場の疲弊を解消するには、勤務医を聖職者から脱却させ、労務管理の徹底を訴えることが必要だと植山さんは考えている。(兼松昭夫)

―勤務医を取り巻く環境が大きく変化したといわれますが、植山先生ご自身はどうお感じになりますか。
 わたし自身について言えば、1年目の研修は1990年に福岡県内の救急病院で受けました。かなりハードな病院で、研修医は院内に住み、1年目から結構難しい手技を任されました。当直回数も月8回とかなり多く、わたしは多い時には23人の患者を担当していました。今では考えられないことですが、そういうやり方が好きな人たちが集まっていました。患者さんとのトラブルや訴訟の問題など、プレッシャーは今のように多くはない時代だったので、肉体的にはともかく、精神的な負担は今のように感じていませんでした。しかし今では、何をするにも患者さんの「承諾書」が必要になるなど、時代が変わりました。もちろん、歓迎すべき変化もありますけど。

―歓迎すべき変化としては、どのようなものがありますか。
 昔は、悪い意味で医師は威張っていましたが、ここ10年でずいぶん変わりました。患者さんの権利を尊重する風潮が強まってきたのは非常にいいことだと思います。

―インフォームドコンセントという考え方も広がりました。
 それも歓迎すべき変化でしょう。ただ、インフォームドコンセントをしっかりやるには、それだけの時間が必要です。例えば、午前中の患者さんが10人だったら、一人ひとりに詳しく説明できますが、30人を診ないといけないなら、一人にかけられる時間はおのずと決まります。供給側の体制が変わらないまま、詳しい説明を求められるようになり、そのギャップが医療現場に重圧として掛かってくる状況が出来上がっています。

―全国医師ユニオンが9月に実施した「勤務医110番」(電話相談)では、30件近い相談があったと聞いています。
 特に、大学病院関係者や、そのご家族からの相談が多かったのが特徴でした。中には、大学側と契約を結ばずに無報酬で診療に従事させられている大学院生や、月にわずか18万円の給与で1日15時間、365日拘束され、オンコールへの対応が遅れると暴言を浴びせられるという若手医師のご家族からの相談もありました。その医師は「医者にならなければよかった」などとこぼしているといいます。

―大学病院で契約を結ばずに勤務させられるケースは多いのでしょうか。
 多いと思います。大学側も人手が足りず、何とか労働力を確保しなければならないのでしょう。だけど雇用契約を結んでいないと、万が一「針刺し事故」などのトラブルが起きても、労災の認定を受けられなくなります。ここは改善していくべきです。

―医師は売り手市場なので、勤務環境が劣悪なら別の病院に逃げ出せばいいと思うのですが、そうした行動を取るのは難しいのでしょうか。
 難しいですね。若手医師は学会の認定医や専門医の資格取得を目指すため、症例数を確保しようという意欲を持っています。そのため、症例数を確保できるなら、少しくらい苦しくても何とか踏みとどまろうと考えるのです。
 このほか、出身大学の医局に関連施設での勤務を指示されたら、たとえ納得できなくても逆らいにくいという事情もあります。実際、医局の意向に従わなかったため、それ以降の就職活動を妨害されるようなケースもあります。大学医局は大きく変わったといわれますが、その影響力は依然として強いと思います。勤務医110番で大学病院関係者からの相談のほとんどが匿名だったことからも、こうした事情がうかがえます。

■勤務医への未払い賃金の清算を

―前回の診療報酬改定で医師事務作業補助体制加算を付けるなど、国も勤務医支援に乗り出しています。こうした対策に効果はあるとお考えでしょうか。
 抜本的な解決にはつながらないでしょう。医療需要が増えているのに、医師の供給は限られていますから。

―では、具体策としてはどのようなものが考えられるでしょうか。
 女性医師のために院内保育所を設置したり、保育施設を紹介したりと、行政だけでなく病院側もいろいろな提案を出していますが、わたしたちはこれらとはちょっと違う視点からとらえています。勤務医の労働環境を改善するには、労働基準法の順守を病院に求めたり、本来なら勤務医に支払うべき報酬を明らかにしたりする必要があると思います。
 報酬に関しては、例えば医師の時給を4000円として単純計算すると、日中に8時間勤務した場合は3万2000円です。日勤から続けて、夕方5時から翌朝8時まで当直する「連続勤務」の場合には時間外勤務手当が付くので、報酬は8万2000円になります。しかし実際には、こうしたケースの報酬の相場は大体2万-3万円です。これらの差額が、いわば未払いになっているのです。管理職に手当を支払わない「名ばかり管理職」も横行しています。非常に大ざっぱですが、これらの未払い賃金を合わせると、ことによると年間2000億円程度になるのではないかとわたしたちはみています。
 仮に労基法にのっとってこれらの支払いを求められたら、医師に無駄な残業をさせずに帰宅を促したり、交代制の採用を検討したりと、病院側も労務管理を真剣に考えるはずです。医師でなくても対応できる業務については、医療クラークなど他職種への移行が進むでしょう。常識的な企業では、こうしたことにしっかり取り組んでいますが、医療界では「医師は聖職者だから残業代を払わなくてもいい」という、おかしなことになっています。こうした点はこれまでほとんど議論されてきませんでした。だけど今後は、専門職として適正な技術料を受け取れるよう、主張していくべきです。来年度に診療報酬が引き上げられるなら、箱物の整備などでなく、勤務医に確実に回るようにしてほしいと思います。

―勤務医の負担を軽減するため、地域の病院の統廃合を進めるべきだという声もあります。
 日本では、医療が十分に提供されているかどうかを病院やベッド数で図ろうとします。だけど病院が3つあっても、実はそれらすべてが医師不足に見舞われているかもしれません。ある病院では、新型インフルエンザが広がり始めた5月に発熱外来を開設するよう指定を受けたものの、実は内科医が一人もいなかったそうです(笑)。どの病院にどれだけ医師がいるのか、行政も把握できていないのです。病院やベッドがどれだけあっても、実際に診断に当たる医師がいないと話になりません。ですから、病院統廃合などの施策は、常勤換算した場合、その地域に医師がどれだけいるのかを明らかにしてから検討すべきです。

■体制整備が課題

―ユニオンでは今後、電話相談の取り組みを定期的に行うなど、活動を本格化させる方針だと伺っています。
 勤務医110番が効いたのか、医師の相談が普段から寄せられるようになりました。可能な範囲でしっかり対応していきたいと思います。また、労働関係法規をまとめた「医師の働く権利 基礎知識」(医師の働く権利編集委員会 編著)を出版するなど、5月の発足以来、情報提供には取り組めています。年明けには、病院を相手に想定した模擬団体交渉を公開で行う予定です。実績を積みながら、会員増に取り組みたいと思います。今後の課題は体制整備です。もう少しマンパワーがあれば、例えば毎月第4土曜日を相談対応の日にするなど定期的な対応ができますが、そこまでの体制はまだできていません。
こういう記事を載せると、
『時給4000円』あたりに反応されて、
「高給取りの医師はつべこべ言わずに働け!」などと言われそうですが…(汗)

医療界では「医師は聖職者だから残業代を払わなくてもいい」という、おかしなことになっています。

未だに多くの病院ではそうなっています。
『当直』明けは当然のように、手術を含む仕事ですし…

仮に労基法にのっとってこれらの支払いを求められたら、医師に無駄な残業をさせずに帰宅を促したり、交代制の採用を検討したりと、病院側も労務管理を真剣に考えるはずです。

今後は、勤務に制約の多い女性医師が増え、昔気質の『聖職者』は減少する一方です。
今のままでは『世界一の日本の医療』を維持することは出来ません…

開く トラックバック(1)



過労自殺や無給、相談29件=医師労組が初の110番
9月27日18時48分配信 時事通信

 医師による労働組合「全国医師ユニオン」(植山直人代表)が27日、初の電話相談「勤務医110番」を実施。過労自殺や長時間労働など計29件の相談が寄せられ、診療しているのに無給というケースもあった。
 110番は同日午前11時から午後4時まで、ユニオンの医師ら5人が担当。相談者は医師本人が16件、家族7件、一般市民6件だった。
 相談内容では長時間労働など労働時間に関するものが最も多く、残業代が足切りになっているケースや、そもそも労働時間の管理がされていない病院もあった。
 家族に勤務がきついと伝え今春自殺した医師の関係者からは、労災認定に関する相談があった。
 大学病院の30代精神科医からは「1人で責任持って外来診療しているのに、大学院生のため無給」との相談があり、雇用契約を結ぶよう求めた文部科学省の通達などを伝えた。
 劣悪な労働条件に関する相談は、大学病院が比較的目立つという。植山代表は「大学を責めるつもりはなく、医師にきちんと給料を払えるような予算を投入しないと解決しない」としている。
私は参加できませんでしたが、思ったより反響は大きかったようですね。
お昼のNHKニュースで大きく取り上げられたのが大きかったのかもしれませんんね…
医師の過酷な勤務に電話相談
9月27日 12時25分 NHKニュース

医師不足などによって過酷な勤務を強いられている病院などに勤める勤務医を対象に、電話で相談に応じる「勤務医110番」が東京で行われています。電話相談は27日午後4時まで行われ、電話番号は「03−3851ー4016」「03−3851−4017」「03−3851ー4018」で受け付けています。

この電話相談は、全国の病院などに勤務する医師の労働組合「全国医師ユニオン」が開いたもので、東京・千代田区の事務所には午前中から相談が相次いでいます。このうち、民間の病院で働く勤務医からは「時間外手当が一律で当直や夜勤で長時間労働を強いられているのに給料が上がらない」という相談が寄せられていました。また、心を病んで自殺した勤務医の知人からは「自殺は過酷な勤務に悩んだ末の過労死で、今後、労災を申請したいので支援してほしい」といった依頼が寄せられていました。全国医師ユニオンは、医師不足などによって過酷な勤務を強いられている医師によってことし5月に設立されました。全国医師ユニオンの植山直人代表は「医師不足で勤務医の労働環境の悪化はさらに深刻化していて、今後、日常的に相談に応じられるような体制を整えていきたい」と話していました。電話相談は27日午後4時まで行われ、電話番号は「03−3851ー4016」「03−3851−4017」「03−3851ー4018」で受け付けています。
この電話番号は当日限りですので、今後の問い合わせは
全国医師ユニオン事務所
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町2丁目7番地 第6東ビル605
TEL:03−5825−6138 
Fax:03−5825−6139
E-mail: dr-union@nifty.com
http://homepage3.nifty.com/zeniren-news01/union.htm

までお願いします。m(__)m

開く トラックバック(1)

是非、ご参加下さい!
という企画ではないのが残念ですが、紹介させて頂きます。m(__)m
(会員の募集もしばらく先ですし…)
■■■全国医師ユニオン企画■■■

「勤務医110番」―医師の労働相談ホットライン―

時:9月27日(日曜日) 11時〜16時

場所:全国医師ユニオン事務所

私たちは、医師の権利と労働条件の改善のために、法律に基づく正当な手段によって改革を進めるものです。長期的には最も人間的なEUの医師の労働基準(オンコールを含めて48時間労働)を目標にしますが、日本の医療崩壊の現状を考慮し、以下の活動を中心に運動を進めます。

ーー私たちの当面のスローガンーー

■ 過労死を引き起こす過剰勤務をなくそう!

■ 当直を時間外勤務と認めさせよう!

■ 主治医制を担当医制へ変えよう!

(*24時間365日拘束の主治医制度は見直す必要があります。)


私たちは、全国医師ユニオン設立を進めてきた「診療環境の改善」を理念に掲げる全国医師連盟と協力しながら活動を進めますので、全国医師連盟への入会をお勧めいたします。
(ユニオンに関する情報は全国医師連盟の会員専用ネットワークで詳しく知ることができます。)

尚、実務の体制作りの必要性などから、会員の募集はしばらく先になりますのでご了承ください。
ユニオンの具体的な活動や情報及び会員募集に関しては、当ホームページで随時お知らせしますので宜しくお願いいたします。

全国医師ユニオン事務所
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町2丁目7番地 第6東ビル605
TEL:03−5825−6138 
Fax:03−5825−6139
E-mail: dr-union@nifty.com
http://homepage3.nifty.com/zeniren-news01/union.htm

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事