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日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

医療崩壊(産婦人科)

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弘前大の診療拒否:損賠訴訟 簡裁、夫婦の訴え棄却 原告、控訴の方針 /青森
毎日新聞 12月17日(土)10時58分配信

 青森市に住んでいた40代夫婦(現在は山形市在住)が、不妊治療を受けられなかったのは診療拒否に当たるとして、弘前大と医学部付属病院の産科教授を相手取り140万円の損害賠償を求めた訴訟で、弘前簡裁(齋藤健一裁判官)は「病院が実質的に診療を拒絶したと解釈できるが、拒絶には正当な理由がある」として原告の訴えを棄却した。原告代理人は青森地裁に控訴する方針。
 判決などによると、夫婦は08年から同病院で不妊治療を受診。培養器のトラブルで同年10月に人工受精卵5個が成育不能となったのは病院の過失だとして10年8月、同大に慰謝料など1830万円の支払いを求める訴訟を地裁弘前支部に起こした。病院側は翌9月、妻に転院と診療延期を求める文書を通知したため、夫婦は「医師法19条(応招義務)違反の診療拒絶に当たる」として11年4月、弘前簡裁に別の訴えを起こした。
 齋藤裁判官は「不妊治療は予約なしにできず、実質的に診療を拒絶したと解することができる」とした上で、「先行する訴訟で信頼関係が失われ、患者の治療に緊急性がなく、不妊治療を行う別の病院もあることから、病院には診療拒絶できる正当な事由がある」と述べた。先行する訴訟は審理が続いている。【松山彦蔵】

「先行する訴訟」の提訴時の報道はこんな感じです。
Yosyan先生の記事もご覧ください。(私は取り上げてないみたい…(爆))
培養器事故で受精卵5個成育不能 弘前大を提訴 青森の夫婦
2010年08月31日火曜日 河北新報

 担当医の過失による培養器の事故で受精卵5個が育たなかったとして、青森県弘前大病院(弘前市)で不妊治療を受けた青森市の夫婦が30日までに、弘前大に対し、受精卵から生まれる可能性があった子ども5人分の逸失利益や慰謝料など計1830万円の損害賠償を求める訴えを青森地裁弘前支部に起こした。
 訴状によると、同病院の担当医は2008年10月、原告夫婦の体外受精を実施。受精卵5個を培養器に入れたが、数日後に培養器の電源が切れる事故があり、受精卵の成育が不可能になったという。
 原告側は「担当医の過失で事故が起きた」と主張。受精卵の着床や出産のリスクを考慮した上で、受精卵から生まれる可能性があった子ども5人分の逸失利益を計400万円と算定した。損害賠償のほか、学長名での謝罪文と東北地区の産婦人科学会への事故報告を求めた。
 原告側は訴状で「5人の子どもを医療事故で亡くしたと感じ、大きな精神的ダメージを受けた。
病院側の不誠実な対応でさらに傷つけられた」としている。
 病院側は「培養器の電源が切れたのは事実だが、弁護士と相談中で詳しくコメントできない」としている。
確かに不幸な事故ですし、病院側の対応も良くなかったのだろうと思われますが、
訴訟を起こしながら(暴力以外では最大級の示威行為)、その後の治療を拒絶したと病院を訴えるとは…

先行する訴訟で信頼関係が失われ、患者の治療に緊急性がなく、不妊治療を行う別の病院もあることから、病院には診療拒絶できる正当な事由がある

という「妥当な判断」を裁判官がしてくれて良かったです。

審理中の民事訴訟の行方も気になりますね。(和解出来てないんだ…)


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梨花、“壮絶”出産をブログで明かす「生死をさまよう事となってしまった」
オリコン 11月21日(月)12時36分配信

 18日午後に第1子男児を出産したモデルの梨花(38)が21日、自身のブログを更新。出産時に「意識不明」となり、「生死をさまよう事となってしまった」と、壮絶な裏側を明かした。

 梨花は「2011年11月18日午後14時05分!!!!! 3090gの元気な男の子を無事出産することができました」と初めて自ら報告。出産に際し「赤ちゃんの首には二重にへその緒が巻き付き私は意識不明」になったといい、「輸血、心臓マッサージ...そしてみんなの大きな呼びかけで目を覚まし、今、ここにこうして元気に存在することが出来ています。難産というよりも、生死をさまよう事となってしまった私は我が子を抱けたのは次の日.......赤ちゃんを初めて抱きしめることができた瞬間のシチュエーションは、全く想像とは違うものとなってしまった」という。

 過去に流産経験があり、今回も2度の切迫流産を乗り越えての待望の出産。無事に男児を授かったことで「今は母子共に元気で幸せな時間を過ごしています」、「今まで経験した事のない幸せを噛み締めて毎日を過ごしています」と幸せたっぷり。「妊娠できた時もそうでしたが、出産も母子ともに無事であるという事が決して当たり前ではないという事、命の大切さを、どこまでいっても神様は私に!伝えたいみたいです(笑)」と前向きに綴っている。
輸血はともかく心臓マッサージとは、本当に危険な状態に陥ったようですね。

母子共に元気になって何よりです。

ご本人のブログ記事にもありますが、

出産も母子ともに無事であるという事が決して当たり前ではないという事

再認識させる話ですね。



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<名大病院>新生児うつぶせ抱きで一時呼吸停止に
毎日新聞 10月27日(木)1時55分配信

 名古屋大病院(名古屋市昭和区)は26日、出産直後の母親に新生児をうつぶせで抱かせる「カンガルーケア」で、新生児が一時呼吸停止に陥る事故が09年8月にあったと発表した。分娩(ぶんべん)を担当した助産師の抱かせ方が不適切だったため、新生児の顔が母親の首に密着してしまったという。

 病院によると、マニュアルでは、カンガルーケア中は母子を観察するとしていたが、助産師は新生児を母親の胸の上に置いて約30分後に退室。その約20分後、呼吸停止状態になっているのを別の助産師が見つけた。

 新生児は腕が不自由になる後遺症が1歳前まであったが、ほぼ消失したという。松尾清一院長は謝罪したうえで、「今後も病院として診察を継続していきたい」と述べた。

 病院はカンガルーケアを03年ごろに導入したが、この事故後に中止した。母親は弁護士を通じ「顔が見える位置で抱かせてもらっていれば事故は防げた」とコメントした。【岡村恵子】

新生児は腕が不自由になる後遺症が1歳前まであったが、ほぼ消失したという

先々のことはわかりませんが、本当に良かったですね。

カンガルーケアにより、死亡してしまった事例は多数あるようですから…

私は、カンガルーケアを全否定はしませんが、助産師などの十分な観察は絶対条件です。
それが難しい、忙しすぎる現在の出産現場では、止めておいた方が無難だと思います。

昨年4月にも、相次ぐ赤ちゃん事故「カンガルーケア」実施に慎重さ求める動きという話がありましたが
これらを受けて、新たな動きがあるのでしょうか?


Yosyan先生の記事からですが、こういう話もあるようです。
国推奨、母乳育児で脳障害 両親ら「家族の会」結成へ 宮崎
産経新聞 10月26日(水)7時55分配信

 病院が完全母乳栄養法やカンガルーケアを優先して経過観察を怠った結果、新生児が脳障害を負うケースが相次ぐ中、国などに損害賠償を求める訴えを26日に起こす宮崎の女児(2)を含む子供6人の両親らが、来月末をめどに「家族の会」を結成することが分かった。両親らは「これから生まれてくる赤ちゃんには、わが子と同じ事故にあわせたくない」との思いで、再発防止を国などに働きかけていくという。

 宮崎の女児の両親が提訴する病院は、母乳育児を推進しており、赤ちゃんと母親2人きりで過ごさせる「母子同室」や、母乳のみを与える「完全母乳栄養法」、母子のスキンシップを重視する「カンガルーケア」に積極的に取り組んでいる。

 この女児も出生約1時間後からほとんどの時間を母親(35)と病室で寝かされた末、心肺停止となった。

 母親は女児に母乳を吸わせようと試みたが、ほとんど出なかった。帝王切開の鎮痛剤や出産の疲れ、高熱の影響で強い眠気にも襲われていたという。

 病室では女児の体温測定は行われず、赤ちゃんの呼吸の異常を感知する無呼吸アラームなども設置されていなかったという。女児が泣き止まないため、看護師が一時、新生児室に連れていったが、「手足が冷たいからあたためてあげてください」と母親にすぐに返されたという。

 両親は、安易な母乳育児推進に警告を発している久保田産婦人科麻酔科医院(福岡市)のホームページを見て、同様の事故で脳障害を負った子供たちが多数いることを知った。同医院や弁護士を通して「家族の会」の結成に動き出した。

 現在参加を予定しているのは宮崎の両親のほか、長崎、福岡、奈良、愛媛、神奈川の各県に住む計6家族。家族らは、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」について、低血糖症(栄養不足)や低体温症に対するリスクの説明や安全対策が不十分だとして見直しを求めていく方針。

 宮崎の母親は「これを機に、安全なお産ができる病院が1つでも増え、同じ事故が繰り返されないでほしい」と訴える。

 家族の会を支援する日野佳弘弁護士(福岡県弁護士会)は「赤ちゃんの脳障害が、原因不明の乳幼児突然死症候群で片付けられているとみられるケースが全国に多数ある。そのうち相当数が栄養・体温管理を怠った末の事故ではないか」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111026-00000009-san-l45

「完全母乳育児で脳障害」 損害賠償求め国訴え 宮崎で両親
産経新聞 10月27日(木)7時55分配信

 宮崎県南部の民間病院で一昨年生まれた女児が重度の脳障害を負ったのは、母親と赤ちゃんを一緒に寝かせる「母子同室」や赤ちゃんに母乳のみを与える「完全母乳栄養法」を試み経過観察を怠ったのが原因だとして、両親が26日、病院側と母乳栄養法を推奨する国を相手取り、計約2億3千万円の損害賠償を求めて宮崎地裁に提訴した。

 訴状によると、同病院は完全母乳栄養法などを積極的に実施。母親(35)は帝王切開による出産約1時間後から女児と2人で病室のベッドに寝かされた。女児は泣き止まないため、一時新生児室に預けられたが、大半の時間は2人きり。看護師らの定期巡回はなく授乳についての指示もなかったという。女児は出生約12時間後に心肺停止となって蘇生(そせい)措置を受け、現在も自発呼吸ができず寝たきりになっている。

 原告側は、完全母乳栄養法や母子同室に基づく新生児管理が、極度の栄養不足や体温の低下を招き、脳障害を引き起こしたと主張。同時に、同栄養法を推奨している厚生労働省策定の支援ガイド(平成19年作成)が、そうした病院の対応を招いた一因だとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111027-00000017-san-l45

国と病院との、賠償請求の内訳を知りたいところです。

裁判の行方はどうなりますかね…


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妊産婦の転院など搬送先探しに専念
2011年10月15日 東京新聞

 入・通院中の妊産婦や未熟児の転院が必要な場合、搬送先が見つからずに容体が悪化する事態を防ごうと、病院探しを専門に行う「母体・新生児搬送コーディネーター」が十七日から、さいたま市浦和区の県救急医療情報センター内で業務を始める。県が十四日発表した。二十四時間三百六十五日、助産師が交代で常駐してコーディネーターを務める。

 県によると、新生児集中治療室(NICU)がある地域周産期母子医療センターなどは一九九八年から「周産期情報システム」を運用。現在は計十六病院が、NICUと産科病床の空き状況の情報を共有している。

 だが産科医不足を背景に、満床などの理由で「受け入れができない」とする病院が多いのが現状。このため現場の医師が個別に病院に連絡を入れ、ベッドの調整などで受け入れが可能かどうかを打診しているという。

 県が新たに配置するコーディネーターは、こうした医師に代わって病院探しを進めるのが狙い。

 妊産婦らの転院先を見つけられなかった産科病院などは、まずは地元担当の地域周産期母子医療センターに連絡。そこで受け入れができなければコーディネーターに依頼し、ほかに受け入れ可能なセンターを探す。

 県は「医師による病院探しの負担を減らし、安心・安全なお産の場を提供できれば」と期待している。 (杉本慶一)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111015/CK2011101502000060.html

二十四時間三百六十五日、助産師が交代で常駐してコーディネーターを務める。

医師ではなく助産師ですか、どうなのでしょう?

どういう立場の助産師さんを呼ぶのですかにも、興味があります。(年齢とか、現在の所属先とか…)

何はともあれ、このシステムが上手く機能するか、見守らせていただきます。

根本的な対策も同時にしてくださいね…


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「マジメに医療をしていても逮捕されるのか」と産科医減少
NEWS ポストセブン 9月8日(木)16時5分配信

「出産難民」あるいは「お産難民」といった言葉が生まれるほどに、出産をしたくてもその地域に出産できる産婦人科や出産施設がないといった現状があるという。少子化に拍車をかけるようなこの深刻な事態について、産科医・性科学者の宋美玄さんと医療ジャーナリストの熊田梨恵さんが語る。

 * * *
宋:実は日本の中から次々と産婦人科が消えていて、日本の産婦人科医療は崩壊寸前なんです。読者のかたでも、妊娠した人が「産む場所がない」とかいうてる話、聞いたことあるんやないかと思います。

熊田:妊娠反応が出てすぐに産院に行っても出産の予約が取れないとか、聞きますね。

宋:ザラですわ…地方には産婦人科医がそもそもいない地域もあるんですけど、実は神奈川県や埼玉県なんかの都市部もかなり深刻な状況です。産める場所がないから、里帰り出産しはる人もいる。

熊田:以前産婦人科だったところが、婦人科に鞍替えしていてお産は診てくれなくなったというのもありますね。

宋:議論が高まったのは「大野病院事件」がひとつのきっかけでした。2004年に福島県立大野病院で妊婦が帝王切開手術中に死亡して、執刀医が業務上過失致死などで逮捕された事件です。妊婦さんはベテランの産婦人科医でも一生の間に1、2回しか遭遇しないといわれるほどの難しい胎盤の病気を抱えてはったうえに、当時病院には産婦人科医師がひとりしかいなかった。患者さんが亡くなってしまったことは、どんな事例であれ本当につらいことですが、「マジメに医療をしていても逮捕されるのか」といって、私の知り合いの産科医も辞めていきました…。

熊田:日本の医療の歴史に残る事件でしたね。被告は4年後に無罪になりましたけど、当初、表面的な報道だけが大きく流れて、「医者が医療事故で患者を殺して捕まった」という間違ったイメージも流布したと思います。

宋:どんなに健康な女性でも、妊娠すれば一定の割合で、予測できない母児死亡などの不幸な出来事が起こる可能性はあるんです。大野病院事件でも、医療者からすれば被告の先生は精一杯の医療をされていたとわかる。どれほど手だてを尽くしても医療に100%の安全・安心はないんですよね。不幸なことが起こるたびに医者が逮捕されたら、誰も医者なんて辞めてしまいます。

※女性セブン2011年9月22日号
拙ブログの読者さんには、「何を今さら」という話かもしれませんが、
最近も「業務上過失致死傷罪」での書類送検逮捕は続いており、

他ならぬ宋先生が某医療ジャーナリストとバトルしたような、
産科医バッシング報道も後を絶ちません。

どんなに健康な女性でも、妊娠すれば一定の割合で、予測できない母児死亡などの不幸な出来事が起こる可能性はあるんです。

某医療ジャーナリストが言うように、患者さんやご遺族にとっては「その1例がすべて」ですが、

不幸なことが起こるたびに医者が逮捕されたら、誰も医者なんて辞めてしまいます。

という「事実」も、ご理解頂きたいものです。



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p.s. 「大野病院事件」については、wikiや、「医療問題を注視しる」などをご覧下さい。

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