うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

医療崩壊(産婦人科)

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私でも、記憶が薄れつつありますが(汗)
 
 
紛争は、民事を含めて完全に終結したそうですが、
福島などの医療崩壊は、改善の気配もありません。
 
医療事故に対する刑事訴訟も、最近はめっきり減りましたが、
管制官有罪判決などを見ても、風向きは何時変わってもおかしくはありません。
 
世の中も不景気ですし、高齢化も進んでますし、政治も混迷を極めていますね…
 
今後の日本はどうなってしまうのでしょうか…

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「産科医であることが結婚の妨げ」−女性で4割超・学会調査
医療介護CBニュース 1月31日(月)11時49分配信

 産婦人科医であることが結婚や婚活の妨げになったと感じている女性医師が43.3%に上り、男性医師の24.5%を大きく上回ることが、日本産科婦人科学会の「次世代を担う男女産婦人科医師キャリアサポート委員会」の調査で分かった。

 調査は同学会員の医師を対象に、2009年12月から昨年1月にかけて主に実施したほか、昨年4月に同学会の学術集会で追加調査を行い、男性777人、女性517人から回答を得た。平均年齢は男性が53.9歳、女性が42.5歳だった。

 調査結果によると、結婚歴は、男性が「結婚あり」93.8%、「離婚または死別」3.1%、「未婚」3.1%だったのに対し、女性ではそれぞれ68.0%、8.9%、23.1%。男性に比べ、女性は未婚や離婚の割合が高かった。
 配偶者の職業は、女性では医師が63.9%で最も多く、14.0%は同じ産婦人科医。一方、男性では専業主婦が53.7%を占めた。医師は15.1%で、産婦人科医は4.8%だった。

 上司や同僚から子どもをつくるのを先送りするよう言われた経験がある割合は、男性の4.1%に対し、女性では34.6%だった。同委員会では「妊娠の高齢化によって不妊症、流産、妊婦死亡が増加することを熟知している産婦人科医師であれば、同僚の女性医師へのこのような発言は慎まなければならない」としている。

産婦人科医の1割、気分障害や不安障害に悩む 学会調査
2011年1月30日 朝日新聞
  
 産婦人科医の8.4%が気分障害や不安障害を抱えている可能性がある。医療事故や紛争などを経験した産婦人科医は8割いた。30日開かれた日本産科婦人科学会のフォーラムでそんな調査結果が報告された。 

 同学会は2009年末から10年春にかけ、会員の産婦人科医を対象に労働環境や私生活などを調べた。1300人から回答があった。 

 女性医師の7.7%、男性医師の8.9%が、臨床的に問題になるほどの気分障害や不安障害があると判定された。職業を限定しない日本人一般を対象にした同じ検査では1.8%で、それよりも高率だった。 

 気分障害や不安障害は、年収の少なさ、勤務時間や当直など労働量の多さのほか、仕事で自己決定ができない、子どもが少ない、といった項目と相関関係があった。仕事への満足感とは、逆の相関関係があった。 

 このほか、医療事故や紛争を経験して悩んだことがあると回答した医師はほぼ8割。裁判経験がある医師は女性13%、男性26%だった。(大岩ゆり) 
http://www.asahi.com/health/news/TKY201101300161.html

以前にも過酷な勤務についての記事を書いていますが、
相変わらず厳しい状況ですよね…

今の不況下では改善の見込みも薄いですし、どうなるのでしょうね…



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「参加可能数は200名」に対して、実際の参加者数は81人(スタッフ込)だったそうですね…

周知が不十分だったのかもしれませんが、奈良県民の出産への危機感はその程度なのでしょうね。



出産アンケート:「安心なお産」提言 奈良で報告会、1300人の声届ける /奈良
毎日新聞 1月23日(日)15時6分配信

 県内在住の女性を対象に、出産の実態や意識に関するアンケートを進めてきた「奈良お産アンケートの会」が22日、ならまちセンター(奈良市)で結果の報告会を開いた=写真。調査結果を踏まえ、約80人の参加者の前で「安心なお産のための提言」を発表。医療過疎地域とされる南和医療圏に分娩(ぶんべん)可能な医療機関を整備することなどを行政や医療関係者に求めた。
 出産の当事者である女性の声を行政に届けることがアンケートの目的。09年に市町村などを通じて5450人に配布し、約1300人から回答を得た。
 この日は同会のメンバー3人が、出産・退院後に妊婦が悩みを抱えるケースが多い▽県外で妊婦健診や出産を行う割合が高い−−など、調査で判明した傾向を報告。提言には、退院後の支援体制の確立や自治体を超えて利用しやすい公費負担制度の実現が盛り込まれた。県や奈良市の職員を交えた意見交換もあった。
 会のメンバーで、アンケートを発案した大阪府立大教授の田間泰子さん(54)は「行政への政策提言と同時に一人一人の女性がお産について考えるきっかけにしたい」と話していた。【大久保昂】
実際の提言はこちらです。
安心な出産のための提言

奈良お産アンケートの会
2011年1月22日

1.医療体制の全県的な充実と、南和保健医療圏など医療的過疎地域への配慮
 女性たちは、奈良県の医療従事者の置かれている厳しい状況の改善を求めるとともに、医療体制の全県的な充実を要望しています。その充実にあたっては、特に南和保健医療圏で、医療機関の不足について多くの声が寄せられていることから、県全域を等しく扱うのではなく、地域による状況の違いを配慮し、柔軟で実効性のある施策を要望します。具体的な要望は以下のとおりです。
   (1)医師・助産師・看護師等の増員と給与、勤務体制等の待遇改善
   (2)出産場所を増やし、身近で出産できる体制と、緊急時の体制を整備すること
   (3)情報が多くの県民に届くよう努力すること
   (4)南和保健医療圏については早急に、公立の出産場所を整備するか、
もしくは、助産師等による支援体制を立案すること

2.女性たちの生活全般への支援。特に、退院後の支援体制の確立
 現在の女性に対する医療体制と行政サービスは、妊娠時の健診と出産時を中心に行なわれています。しかし女性たちは、医療機関のなかでのサービスや、医療従事者のみで行なう支援だけでなく、生活全般にわたる支援、特に退院後の支援を必要としています。助産師などの訪問を含め、退院後すぐからの子育て支援、母乳やミルクの問題、家事支援、産後の産婦自身の体と心の支援、兄弟がいる場合の支援、復職支援、保育所の待機児童の解消などへの積極的取組みを要望します。

3.妊娠・出産・子育ての実情をふまえた支援
 女性たちの妊娠・出産について、実情がいくつか明らかになりました。たとえば妊婦健診は5人に1人、分娩は4人に1人が県外で行なっています。また、帝王切開率は増加傾向にあります。これらを踏まえて、具体的に以下のことを要望します。
(1)自治体を超えても利用しやすい公費負担制度の実現
(2)帝王切開での出産が4〜5人に1人いることを念頭においた指導

4.男女とも出産について学び、知ること、つながること、そして女性たち自身が声を挙げること
 私たちは、行政や医療従事者に一方的に要望だけをするものではありません。健診等の行政サービスやこの調査が届かない女性たちとつながりを築くこと、そして男女ともに出産について学ぶとともに、女性たち自身がつながり、自ら声を挙げることが大切だと考えます。行政による支援がそのための力となり、女性たちの正常産ができる力を培い、ともに奈良県を安心して出産ができる社会へ変えてゆけるようになることを望みます。

医師・助産師・看護師等の増員と給与、勤務体制等の待遇改善

『給与、勤務体制等の待遇改善』という項目が提言に入っていることは、流石だと思います。

男女ともに出産について学ぶとともに、女性たち自身がつながり、自ら声を挙げることが大切だと考えます。

この部分も同意します。

ただ、やはり

「大淀病院事件」「橿原妊婦搬送拒否事件」に関する『マスコミの医師バッシング報道』が、地域医療に及ぼした影響の検証は不可欠だと思うのですが…


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女性たちの正常産ができる力を培い

という部分は意味不明ですね…
困った顔

「ニュースサイトの転載」はサービス終了になりました。

今日の9時半に出産したばかりなのに、もう情報が流れるとは早いですね…
以前の記事も宜しければご覧下さい。
 
 
野田聖子さん 男児を出産
毎日新聞 1月6日(木)11時37分配信

 自民党の野田聖子元消費者行政担当相(50)は6日午前、男児を出産したとの談話を発表した。この中で野田氏は「みなさまには大変ご心配をおかけしました。6日午前9時31分男児を出産しました。しばらくの間、産後休暇を取らせていただきますことを、どうかご理解たまわりますよう切にお願い申し上げます」としている。同日午後に自身のブログで公表する。
 野田氏は昨年5月、米国で第三者から卵子提供を受け、体外受精で妊娠。今年2月に出産予定だった。

 
野田聖子・元郵政相が男児出産 母子ともに健康
2011年1月6日11時17分 朝日新聞

 自民党の野田聖子元郵政相(50)は6日、同日午前に東京都内の病院で男児を出産したと発表した。地元事務所によると、切迫早産の恐れがあり、予定日より約1カ月早い出産だったが、母子ともに健康だという。
 不妊治療を続けていた野田氏は、昨年5月下旬に米国で卵子提供を受け、6月に妊娠が判明していた。
 
予定日より約1カ月早い出産
これは超高齢出産ですし、仕方がないのでしょうね…
出産方法や出生児の状況は不明ですが、「母子ともに健康」で何よりです。
 
同日午後に自身のブログで公表する。
というのも凄いですね…
何はともあれ、ご出産おめでとうございます。
 
(追記)NHKには帝王切開とありますね。
 
野田元大臣 第三者卵子で出産
1月6日 12時25分 NHKニュース

 第三者から提供を受けた卵子で妊娠した自民党の野田聖子元郵政大臣が6日朝、都内の病院で男の子を出産しました。野田氏は、過去に不妊治療を受けていたことを公表し、治療体験をつづった著書を出版しています。

 野田元郵政大臣は、去年5月、アメリカの医療機関で第三者から提供を受けた卵子で体外受精を行い、妊娠しました。野田氏の事務所によりますと、野田氏は50歳で高齢出産となるため、先月から都内の病院に入院して出産に備えていましたが、6日午前9時半ごろ帝王切開で男の子を出産したということです。母子ともに健康で、野田氏は、しばらく静養して体力が回復ししだい、議員活動を再開するということです。野田氏は、過去に不妊治療を受けていたことを公表し、治療体験をつづった著書を出版しています。不妊治療を巡っては、平成15年に厚生労働省の部会が、不妊の夫婦が第三者から精子や卵子の提供を受けることを認めるなどとした報告書をまとめました。しかし、法整備は進んでおらず、自民党の女性国会議員らが野田氏の妊娠をきっかけに勉強会を発足させるなどして、法整備に向けた活動を活発化させています。
 
 
そのブログ記事はこちらです。
2011/01/06(木)

出産のご報告
野田聖子です。

本日、午前9時31分、帝王切開にて出産いたしました。
長年の念願であった家族を持つことが叶い嬉しいです。
男児。体重2154グラム。
予定日よりも1ヶ月ちょっと早まったので、
息子はしばらくNICUにお世話になることになりました。

ノダの方は普通です。

早まった理由は、高齢妊婦ノダのリスク回避のためです。
前述した通り、いくつかのトラブルが発生していましたが、
とどめを刺したのは肝機能の数値の悪化でした。
どれだけ飲んでもビクともしなかった肝臓が、薬の副作用で悪くなってしまい、
放置しておくと胎内の子どもにも影響を及ぼすというドクターの賢明な判断により、
かなり早めでありましたが、出産させていただきました。

このような危険極まりない妊婦を受け入れてくださり、
懇切丁寧にご指導をいただき、そしてフルサポートしていただきました主治医はじめ医療関係のスタッフの皆さんに心から感謝申し上げます。

妊娠の報告以来、多くの皆様の温かい励ましにより、今回の出産に臨むことが出来ました。
本当にありがとうございます。

取り急ぎ、ご報告まで。
 


カンガルーケア中の事故で示談 男児の脳機能障害 長崎の産科医院が責任認める
産経新聞 12月29日(水)20時10分配信

 長崎市の産婦人科医院で昨年12月、男児がカンガルーケア中に呼吸停止し、脳機能障害になった事故で、同医院がケア中の対応に不備があったことを認め、両親との間で示談が成立したことが29日、分かった。男児は9日に1歳の誕生日を迎えたが現在も意識不明のままで、両親は「1つの区切りとはなったが、子供の将来を考えると心配なことばかり」と不安を抱える。

 両親や同医院によると、男児は昨年12月9日夜、3156グラムで生まれた。院長の診断では健康で、助産師らはすぐにカンガルーケアを始めたが、男児はケア開始直後から爪が紫色になり、手足を動かさなくなっていった。

 しかし、助産師らは「大丈夫」と言うばかりで何の対処もせず、異変を感じた母親(46)の叫び声で助産師が駆けつけたときには呼吸は止まっていた。

 男児は市内の病院に救急搬送され、一命は取り留めたが、脳機能障害など重篤な症状が残った。

 同医院側は事故後、両親に謝罪の意思を伝えてきたが、今回の示談では、カンガルーケアの危険性について事前に説明しなかったことや、ケア中に男児を注意深く見守らなかったこと、助産師が男児の異変に対し適切な処置を怠ったことなどを具体的に認めた。

 その上で、医院側が再発防止策を講じることや、カンガルーケア中の事故が再び起こらないよう日本医師会に対応を働きかけることも示談書に明記。院長は「呼吸停止の理由は今後究明しなければならないが、結果についての責任はわれわれにある」としている。

 示談は今月3日に成立したが、男児は今もNICU(新生児集中治療室)に入院したまま。1歳の誕生日は病院のベッドで、父親(45)と母親、看護師らと一緒に迎えた。

 父親は「一生懸命に生きている息子を見ると、私たちも頑張らないといけないと思うが、この子の将来を考えると不安も募る」と率直な心境を吐露。母親は「二度とこういう事故が起きないよう、病院や医師会にはしっかり対応してほしい」と願う。

 両親はホームページ(http://www.geocities.jp/southsweel/KOUTAROU.html
で、事故の経緯や病院での男児の経過などを報告している。

 ■カンガルーケア 母親が出産直後に一定時間、胸元で赤ちゃんを抱っこすること。1978年に南米コロンビアで保育器不足の対策として始まった。母子関係の向上や母乳育児の促進に有効とされ、日本でも90年代後半から普及した。実施中に赤ちゃんが低体温状態に陥って死亡したケースもあり、カンガルーケアを推進する医師からも事前の説明とケア中の安全面の配慮を求める意見が出ている。
文中のHPも見ましたが、正式な(民事)訴訟はされていなかったようですね。

以前の記事にも書きましたが、

自律神経が安定していない出生直後は、低体温状態に陥りやすい

のですから、カンガルーケアには私は反対です。
(異変に即座に気づき、対処できる仕組みが確立していれば、絶対にダメとまでは思いませんが…)

先日の秦野の話も(続報はありませんが)これが絡んでいそうな気がするのですが…



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それではみなさま、よいお年を!

来年も宜しくお願いします。
(と言いながら、更新していたらすいません(笑))

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