うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

医療崩壊(産婦人科)

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
中学生の少年の主張全国大会
11月7日 19時56分  NHKニュース

中学生が思い思いに意見を述べる「少年の主張全国大会」が7日、東京都内で開かれ、12人の生徒たちが身近な体験を基に、社会に向けたメッセージを発表しました。

ことしで32回目となる「少年の主張全国大会」は、秋篠宮妃の紀子さまも出席されて東京・渋谷で開かれ、全国から選ばれた12人の中学生が自分たちの体験を基に意見を発表しました。このうち、宮城県の古川黎明中学校3年の辻永志穂さんは、毎日仕事に追われていた産婦人科医の父がおととし急死した体験を語り、あとになって産婦人科医の過酷な労働の実態を知ったと述べました。そして、「産婦人科の医師不足はほんとうに深刻です。私も父のような産婦人科医を目指し、過酷な労働状況を何とか変えたい」と述べました。

(後略)
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101107/t10015087491000.html

中原利郎さん、のり子さんの娘・智子さんの話を思い出します…

より詳細な内容が、地元紙にありました。
 
「誓い」
 宮城県古川黎明中学校 3年  辻永 志穂
            
 私は、父が嫌いでした。産婦人科医である父は、毎日仕事に追われ、一緒にいる時間はとても少なく、帰ってきても将棋ばかり。私達子供に構うこともなければ、家のことも母に任せきり。
 そんな父が、小学校六年生の十二月、一度だけ、ピアノのコンサートに誘ってくれたことがありました。「いっしょに行かないか。」と誘う父に対し、私は「絶対に嫌」と、とても冷たい口調で、父の顔も見ることなく断りました。それをきっかけとし、私の父に対する態度は、ますますひどくなっていきました。
父との関係が悪化する中、その日は、突然やってきました。三月の早朝、父が倒れたのです。病名は心筋梗塞。病院に運ばれましたが、父が目を覚ますことはありませんでした。
 父の死はあまりに突然すぎ、私は頭が真っ白になりました。父がコンサートに誘ってくれた、あの時のことを思い出し、もう謝れない悔しさと後悔で私の胸はいっぱいになりました。そして、なぜ、父は、自分の命を削ってまで、産婦人科医という仕事をしていたのか、疑問でなりませんでした。
 父の死を受け入れられないまま中学一年の秋になりました。職業調べという学習があり、私は父がしていた産婦人科医を調べることにしました。資料集めのため、助産師の母に話を聞いてみることにしました。母は、わかりやすい説明と一緒に、参考になればと、一冊のスクラップを貸してくれました。それには、産婦人科をめぐる、たくさんの新聞の切り抜きが集められていました。読み進めれば進めるほど、産婦人科医の過酷な労働の実態が分かりました。そして、父も同じような状況にあったのだと思い知ったのです。私は、すかさず母に質問しました。
 「こんなに忙しくて、産婦人科医の、どこにやりがいがあるの?」
 母はこう教えてくれました。
「志穂、産婦人科医という職業は、一度に二つの命を預かる本当に大変な仕事なの。片方の命を落とすこともないとは言いきれない。とてもリスクが高いうえに訴訟を起こされることも多い。だから産婦人科医は少ないの。でもね、元気な赤ちゃんが生まれた時のお母さんや家族の笑顔をみると、この仕事をやっていて本当によかったと思うのよ。それが一番のやりがいね。」
 母の言葉を聞き、私の疑問は解けていきました。産婦人科医という職業は、命をかけるだけの価値がある。父は、生命の誕生を支える、とても素敵な仕事をしていたのだ。私は、父を誇りに思いました。
 今の日本、産婦人科医の不足は本当に深刻です。このままでは、安心して子供を生み、育てることのできない社会になりかねません。
 だからこそ私は、父のような産婦人科医を目指します。新しい命を支え、病気で苦しんでいる女性の命を救い、たくさんの家族に幸せを届けたいと思います。また、父のためにも医師の過酷な労働状況を何とか変えたいと思います。私たちが親になる時、安心して暮らせる社会にしたいと思うのです。
 そのために、これから、私が身に付けなければならないことが、三つあります。今の生活や学習の中で、何事にも真正面から向き合う心と身体の強さ。いろいろな視点から物事を考える柔軟さ。そして、命を大切にする気持ち。この三つをしっかりと身につけ、自分の夢を叶えたいと思います。そんなに簡単ではないでしょう。しかし私は、決して夢をあきらめたりはしません。立派な仕事を成し遂げた父。大好きなお父さんに、誓って。
http://www.pref.miyagi.jp/kyosha/seisyonen/syutyouindex.htm

いい話です…(涙)

父のためにも医師の過酷な労働状況を何とか変えたいと思います。

私たちが親になる時、安心して暮らせる社会にしたいと思うのです。

本当に頑張って欲しいものですが、
この少女が『過酷な労働状況を変えられる』ようになるまでには、まだまだ長い年月が必要でしょう…

われわれ人生の先人は、こういう若者の為に道を開いてあげないといけないと思います。




HIVに母子感染
2010年10月31日 読売新聞

飛び込み出産、対策取れず
 県内で今春、エイズウイルス(HIV)の母子感染が報告されたことが30日、わかった。母子感染は全国で4年ぶりの確認。母親が妊婦健診を受けず、出産間近になって医療機関に駆け込む「飛び込み出産」が原因だった。県では、エイズ診療協力病院や保健所、医師会などに通知を出し、妊婦健診の受診徹底をはかっている。

 県疾病対策課によると、母子感染の報告があったのは今年4月から6月の間。10歳未満の女児が医療機関を受診してHIV感染が判明したため、母親も調べた結果、本人が感染に気付かないまま「飛び込み出産」で女児を産んだため、母子感染の防止策を医院で講じることができず、感染してしまったことがわかった。女児は現在エイズを発症しておらず、投薬治療を受けている。出産に立ち会った医師など医療従事者に、感染はなかったという。

 厚生労働省によると、早期に母親の感染が分かれば、自然分娩(ぶんべん)を避けた帝王切開、母乳ではなく粉ミルクを使った保育をするなど感染防止策をすることで、感染率を1%以下に抑えることができるという。

 県内での妊婦健診は、出産前に14回ほど行われており、妊娠初期の健診では採血を実施し、梅毒などの感染症とともにHIV検査もしている。確実な受診がHIVの母子感染の防止につながるため、県疾病対策課は「飛び込み出産は、感染症が分からずに危険が大きい。事前にきちんと妊婦健診を受けてほしい」と呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20101030-OYT8T00836.htm

母子感染は全国で4年ぶりの確認。

感染防止策は確立されているとはいえ、そんなに少ないのですね…
全国の産科・小児科の先生方の努力によるものですが、

母親が妊婦健診を受けず、出産間近になって医療機関に駆け込む「飛び込み出産」が原因だった。

にまでは、今回は勝てませんでしたね・・・


あんまり関係ないかもしれませんが、
お隣の国でこういう話があったようです。
HIV感染の女性が無差別売春、20人以上が感染可能性=韓国釜山
サーチナ 10月27日(水)16時6分配信

 韓国で19歳の女性がHIVに感染した事実を知りながらもインターネットのチャットなどを通じ、20人以上の男性と性関係を持ったことが明らかになり、衝撃を与えている。

 釜山の海雲台警察署は26日、同女性を後天性免疫欠乏症予防法違反などの容疑で拘束令状を請求。警察は女性と性関係を持った男性3人を売春斡旋の疑いで不拘束立件し、女性と性接触をした20人余りの男性を対象に捜査を拡大している。

 韓国メディアによると、警察は女性の父からの申告をうけ、女性に対する調査を開始。家出中だった女性は2010年2月にHIVに感染しエイズと判明したが、感染事実を隠して売春行為を行ったという。

 警察は女性が自分と性関係を持った男性らが避妊道具の使用を拒否したと陳述していることから、女性と性接触した男性らがHIVに感染した可能性が高いと推定している。

 韓国ではHIV感染者に対して、医療機関で一定期間の簡単な診療後に管轄の保健所が住居事実を確認するだけで、HIV伝播の予防および管理対策はなされていないという。今回の事件を通じて、HIV感染者の管理に関する問題点が大きくクローズアップされている。(編集担当:永井武)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101027-00000076-scn-kr

いずれは日本でも起きるかもしれませんね…



開く トラックバック(1)

妊婦だからこそ出たい旅がある──。旅行代理店も注目する“マタ旅”ブームの裏側
ダイヤモンド・オンライン 10月15日(金)8時30分配信


不安を取り除くのではなく、「妊娠・出産に不安は当然」と受け入れる人が増えたことが、“マタ旅”人気につながっている側面も。
 長時間同じ姿勢を強いられ、電車・バス・飛行機などの公共機関を使用する場合、もし体調を崩したとしてもすぐには降りられない。身体に無理がかかる行動は控えるのが、妊婦の常識だ。母体にもお腹の子どもにも高いリスクが及ぶ妊娠時の旅行はお勧めできないとされてきたのには、こうした理由がある。

 そんな常識を覆すがごとく、ここ最近妊娠5ヵ月を過ぎて安定期に入った「妊婦向けの旅行プラン」が人気だという。それが“マタ旅”──マタニティー旅行である。

 とある旅行代理店が企画・販売中の「マタ旅プラン」を例にとると、時間に追われて移動に無理がかからないようにスケジューリングされているのはもちろん、宿泊する部屋や食事も妊婦用にアレンジされている。身体のラインを見られたくない妊婦のために、浴場を時間帯によって貸し切りにしてくれる宿もある。

 これまでは、「妊娠=遠出NG」という考え方が大多数を占めていたが、妊娠前とは生活パターンが大きく異なり、ただでさえ不安感を溜め込みやすい妊婦にとって、ストレスは大敵だ。

 ストレスで心身に悪影響を及ぼすよりは、安定期に入って心も身体もある程度落ち着いた状態で旅行に出かける方がよいと考える産科医が増えてきたこともあり、マタ旅人気は高まる一方だ。

 ただし、マタ旅はあくまで自己責任。注意しなくてはならない点は多い。妊娠経過は人によって異なり、必ずしも「5ヵ月を過ぎた頃から安定期」というわけではない。マタ旅に出るにあたっては、主治医と相談しながら、そして何より家族の理解を得る必要がある。

 宿泊の際に、母子手帳や保険証の提示を義務付ける宿もあるので、予約の際に確認しておいて欲しい。無理に旅行をして、景色や食事を楽しむことができなかったら本末転倒。万一の事態が起こった場合、自分の過信を原因にはしたくないだろう。

 とはいえ、現状ではマタ旅人気はなかなかのものだ。国内旅行では満足できず、海外へマタ旅しにいく妊婦さんも急増中だとか。“いま”を生きる夫婦が、“これから”を担う子どもと、母体でつながっているうちから旅に出かけることは、家族の将来を話し、確認しあうよい機会にもなりそうだ。それがマタ旅の一番の魅力ではないだろうか。

(筒井健二)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101015-00000001-diamond-bus_all

確かに、出産後しばらくは旅行には行けませんので、
マタニティー中に旅行に行っておきたい気持ちは十分に理解できますが…


“いま”を生きる夫婦が、“これから”を担う子どもと、母体でつながっているうちから旅に出かけることは、家族の将来を話し、確認しあうよい機会にもなりそうだ。

何を能天気な…(怒)

急変時は、いわゆる「飛び込み出産」に近い状況ですから、お腹の子供や母体にとっては非常に危険な賭けになるのです。

この『男性』ライターは、そこまで理解して書いているのでしょうか?

マタ旅に出るにあたっては、主治医と相談しながら、そして何より家族の理解を得る必要がある。

(海外のスターのように)主治医が同伴するのならともかく、
何かあったら旅先の医療機関に迷惑をかけるのですけどね…

何かあったからといって、主治医には賠償請求などはしないはずですし、
関係を壊したくない主治医は、あまり厳しいことは言わないでしょう…

国内旅行では満足できず、海外へマタ旅しにいく妊婦さんも急増中だとか。

一応、保険はあるようですが、それでも妊娠22週未満が対象です。

それ以降で、旅行中に何かあった場合には、場合によっては数百万円〜数千万円の出費となる可能性もありますね。

そして、(旅行場所にもよりますが)日本と同じような医療が提供されるとも限りません。

それでも行くというのなら私は止めませんが…

マタ旅はあくまで自己責任

などと逃げ道を打ってますが、
そもそも妊婦の不必要な旅を推奨しないで欲しいものです。




開く トラックバック(1)

困った顔

「ニュースサイトの転載」はサービス終了になりました。

 
 
出産費用、全国平均47万3千円 厚労省が初めて調査
2010年10月13日21時24分  朝日新聞

 厚生労働省は13日、出産にかかる費用が全国平均で約47万3千円になることを公表した。同省による出産費用の調査は初めて。昨年10月から出産育児一時金を暫定的に4万円引き上げて原則42万円としたが、なお5万円以上足りない実態が明らかになった。
 今年8月の1カ月間に、医療保険が適用されない正常分娩(ぶんべん)で1人で生まれた全5万3千人余の出産を対象に調査。全国の病院や診療所、助産所でかかった費用を集計した。
 全国平均額は47万3626円。そのうち分娩料が約22万2千円で、入院料が約10万8千円かかった。病院や診療所の47万円台に対し、助産所は約44万8千円と割安だった。
 同省が研究班に委託調査した昨年1月分の集計では全国平均約42万4千円。出産育児一時金の上乗せに伴い、費用も引き上げられた形だ。一時金上乗せは今年度末までの暫定措置で、同省は今後のあり方について年末までに結論を出す。
 
 
助産所は約44万8千円と割安だった。
はあ?
 
多くの医師や助産師のいる病院と、数名の助産師しかいない助産所で、
費用が2,3万円しか違わない方が不思議だと、私は思いますが?
 
それに、分娩前後に何かあれば助産所から病院に搬送され、更なる出費が必要となるのですからね…
(健康保険は効きますが)
この程度の「割安」の為に、母子を危険にさらすことには、私は大反対です。
 
 
CBの記事も掲載させて頂きます。
平均出産費用47万円、出産育児一時金を5万円上回る
医療介護CBニュース 10月13日(水)22時34分配信

 出産費用の全国平均が、今年8月現在で47万3626円であることが10月13日、厚生労働省の調査で分かった。現行の出産育児一時金の支給額42万円を5万円上回っている。同日に開かれた社会保障審議会医療保険部会で同省が明らかにした。

 厚労省では、各都道府県の国民健康保険団体連合会に申請された直接支払制度の専用請求書5万3192件について集計した。

 それによると、医療機関の種類別では、病院(2万4611件)が47万6586円、診療所(2万7753件)が47万1761円、助産所(828件)が44万8186円だった。
 都道府県別に見ると、東京の56万3617円が最高で、神奈川52万172円、栃木51万4634円、宮城50万5060円も50万円を上回った。一方、最低は鳥取の39万1459円で、熊本40万6439円も低かった。

 出産育児一時金の支給額はこれまで、平均出産費用を反映させて改定してきた。昨年10月から来年3月までの暫定措置として、原則38万円から原則42万円に引き上げた際には、2007年度の公的病院、私的病院、診療所の平均出産費用39万円を反映させた。

 調査結果を受けて、出産育児一時金について検討する「専門委員」として同部会に出席している日本産科婦人科学会医療改革委員会の海野信也委員長は、「現行の42万円では、(出産育児一時金があっても)妊婦に経済的な負担が必要な状況が示されている」として、増額を検討するよう求めた。一方、日本経団連社会保障委員会医療改革部会長の齊藤正憲委員は、全国健康保険協会、健康保険組合連合会の厳しい財政状況を踏まえ、来年4月以降は原則38万円に戻すのが妥当だとの考えを示した。

■診療所、助産所への配慮を
 来年度以降の出産育児一時金制度をめぐってはこのほか、直接支払制度について議論した。この中で、資金繰りが苦しくなるため直接支払制度の導入が難しい診療所、助産所などの「小さな分娩施設」に配慮するよう求める意見が相次いだ。

 海野専門委員は、これまで退院時に受け取っていた分娩費用が、直接支払制度によって退院から1か月以上受け取れなくなれば、分娩費用が収入のほとんどを占める診療所、助産所は資金繰りが苦しくなると強調。日本産婦人科医会会長の寺尾俊彦専門委員は、「小さな施設がつぶれようとしている。小さな施設を救っていただきたい」と訴えた。

 これに対し、「小さな施設」の資金繰りに配慮して、今年4月から福祉医療機構による経営安定化資金の貸付金利が引き下げられたとの指摘があったが、「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達の会」代表の阿真京子専門委員は、「低金利にしたのに対応できない施設が悪いような雰囲気があるが、地域のお産を守っている小さな施設は、(直接支払制度によって)そもそもしなくてもよい借金をする羽目になっているのではないか」と反論した。
 
 
まあ、出産はあくまでも通過点であり、
その後の育児や教育には「5万円」どころではない、多額の費用が必要なのですけどね…
 
経団連が、患者さんや病院、国民のことなど、全く考えてないのは何時もの話ですね。

開く トラックバック(1)

困った顔

「ニュースサイトの転載」はサービス終了になりました。

資料保存的な記事です。
 
どれが本当か?それとも全部認識が甘いのか??
 
 
 
 
<医師不足>分娩医の不足深刻 現状の1.15倍必要−−厚労省調査
毎日新聞 9月30日(木)8時10分配信
 厚生労働省は29日、全国の病院と分娩(ぶんべん)を扱う診療所を対象に実施した「必要医師数実態調査」の結果を正式に発表した。特に不足が深刻な分娩を扱う医師は1124人足りず、現在の1・15倍が必要と判明した。全体(不足数約2万4000人)でみても、都市部さえ充足しておらず、医師不足が深刻な実態が改めて裏付けられた。

 回答した施設で分娩を取り扱う医師は7312人。各施設が機能維持に必要とした医師数の合計は8436人で、1000人以上不足していた。

 ◇医師充足地域ゼロ

 全診療科合計で、現在の医師数に対する必要医師数の倍率を都道府県別でみると、最も低い東京でも1・08倍で、医師が足りている地域はない。診療科別でも、1倍以下の科はなかった。

 求人を出している施設に理由を聞いたところ「入院や外来患者が多く、医師の負担軽減のため」が28%で最も多く、「退職医師の補充」が18%で続く。一方、不足しているのに求人していない施設の理由は、「求人しても確保が見込めない」が30%、「経営的理由」が20%に達し、医師確保の困難さが浮き彫りになった。

 厚労省は「今後の医師の養成数は文部科学省と検討する。地域や診療科の偏りの是正については、臨床研修や専門医研修の地域や病院ごとの定員調整といった対応を検討したい」と話している。【佐々木洋】

………………………………………………………………………………………………………

 ◆必要医師数の現在医師数に対する倍率◆

        現在医師数 倍率

内科      27558 1.14

呼吸器内科    4002 1.20

循環器内科    8261 1.13

消化器内科    7690 1.14

腎臓内科     2155 1.20

神経内科     3528 1.20

糖尿病内科    1898 1.18

血液内科     1709 1.15

皮膚科      3347 1.10

アレルギー科    258 1.09

リウマチ科     608 1.16

感染症内科     260 1.13

小児科      8537 1.16

精神科     10843 1.11

心療内科      341 1.20

外科      15202 1.09

呼吸器外科    1408 1.14

循環器外科    1986 1.12

乳腺外科      714 1.14

気管食道外科    105 1.10

消化器外科    3046 1.09

泌尿器科     4790 1.13

こう門外科     228 1.09

脳神経外科    5754 1.17

整形外科    12373 1.16

形成外科     1780 1.07

美容外科       59 1.08

眼科       4621 1.14

耳鼻いんこう科  3601 1.15

小児外科      726 1.08

産婦人科     7450 1.18

産科        452 1.24

婦人科      1084 1.12

リハビリ科    1750 1.29

放射線科     5101 1.12

麻酔科      7421 1.16

病理診断科    1283 1.20

臨床検査科     676 1.09

救急科      2610 1.28

全科       1829 1.12

 ※「全科」は複数の科の診療をする医師
 
 
産科医、全国で800人不足 厚労省が初調査
2010年9月29日11時49分 朝日新聞
 厚生労働省は29日、全国の病院に勤務する医師数が約1万8千人不足しているとの調査結果を発表した。妊婦搬送時のたらい回しや訴訟増加などの影響で、不足感が深刻なお産にかかわる医師数も約800人足りないことがわかった。同省が医師不足の現状を全国調査したのは初めてだ。
 厚労省が都道府県を通じ全国にある全病院と分娩(ぶんべん)取り扱い診療所の計1万262施設に対して調査。今年6月1日時点の勤務医師数や求人中の医師数などを調べた。調査に回答した医療機関は8698施設で回収率は84.8%。
 調査によると、病院に勤務している医師数は16万7063人。病院が求人している必要な医師数は1万8288人。お産にかかわる産科の医師数は7312人。必要医師数は796人で倍率1.11倍と、不足の実態がはっきりした。
 お産にかかわる医師について、都道府県別で必要医師数の倍率が高いのは岐阜(1.29)、島根(1.25)、青森(1.24)などだった。(月舘彩子)
 
日医総研ワーキングペーパー No.222 「医師の必要数に関するパイロット調査」 2010/09/07 up!
【概要】
日医総研ワーキングペーパー  No.222
医師の必要数に関するパイロット調査−仙台地域の産婦人科医調査結果より−

2010年9月7日
日本医師会総合政策研究機構
江口成美 出口真弓

キーワード
◆ 産婦人科勤務医の勤務状況 ◆ 必要医師数 ◆ 医師の適正配置

ポイント
◆ 医師の適正数の検討は、人口数だけでなく現場の実態と個々の地域の医療ニーズに基づくことが理想である。本調査は仙台の産婦人科勤務医191日分の勤務調査と地域の産婦人科医療ニーズから、医師必要数をパイロット的に算出した。
◆産婦人科医の分娩介助時間(産婦人科医が呼ばれてから分娩終了までの時間)は全勤務時間の7.0%、オンコールが26.0%で、あわせて33.0%を占めた。昼夜を問わず分娩介助とオンコールを行う厳しい勤務環境が示されたと同時に、分娩以外の業務の割合が高いことも判明した。
◆分娩介助では様式によって負荷の違いが大きく、緊急帝王切開の場合の分娩介助時間は平均92分、平均3.0人の産婦人科医が対応していた。
◆ 調査結果をベースに、仙台二次医療圏全体で必要となる産婦人科医数を推計したところ、当直なども含めて月間必要総時間は16,696時間で、1日平均11時間勤務とした場合の必要数は75.9人となった。現在の62.4人と比較して13.5人の不足であった。
◆ 回答者の勤務状況に一定の普遍性があると仮定して全国の医療圏に当てはめると、全国で必要となる産婦人科医数は7,693人であった。現在の4,981人に比べて2,712人の不足であった。
◆ わが国は将来的に人口が減少し分娩数も減少するが、現時点での不足数が大きいため、産婦人科勤務医は10年後も不足の状態を示した。
◆ 本調査は特定の診療科を対象としており、仙台という特定の地域を基準にしている。サンプル数の不足などさまざまな課題があるが、地域の医療ニーズと勤務状態から客観的に必要医師数を推計するという点で従来と異なるアプローチである。個々の病院のニーズと併せることで、必要な医師数の把握が可能になると考える。

 

.
さすらい泌尿器科医
さすらい泌尿器科医
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事