うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

医療崩壊(産婦人科)

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
 同クリニックによると、1996年11月から昨年末まで、夫に精子がない110組が、夫の実父(50歳代〜70歳代)の精子と妻の卵子で体外受精をした。子どもを得た79組中19組が2回以上出産した。移植1回当たりの妊娠率は38%だった。

 非配偶者間体外受精に関する法規定はないが、日本産科婦人科学会(日産婦)は体外受精を夫婦間に限っている。一方、厚生労働省審議会は2003年、匿名の第三者からの体外受精を認める報告書を出し、兄弟姉妹らからの提供は人間関係が複雑になりやすいなどの理由で当面は認めないとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140727-00050138-yom-sci

兄弟からの精子提供や、姉妹からの卵子提供は聞いたことがありますが、
夫の実父(舅)に頼る方法もあるのですね…

『夫の実父(50歳代〜70歳代』とありますが、多くは70歳代かと思われることを考えると、
(不妊治療をしているカップルの平均年齢は高め)
「妊娠率は38%」というのは、優秀なのではないでしょうか?

根津院長は「身内からの提供を望む夫婦は少なくない。カウンセリングを重ねて、慎重に行っている。血のつながりがあった方が、提供者家族も含めて良好な家族関係を築きやすい、出自が明確になるという面もある」と話している。
この辺はどうなのでしょうね?

夫の兄弟に頼むのと、父親に頼むのとどちらがいいか?
なかなか悩ましいでしょうね…


↓↓↓ 宜しければポチっと押して下さい。m(__)m
http://widget.blogram.jp/images/bgButton1_whi.gif
blogramランキング参加中!


夫の実父が必ずしも「遺伝上の父親」とは限りませんが、わざわざDNA鑑定をしたりはしないですよね?(爆)
 横浜市泉区で唯一の出産が可能な医療機関として、年間700件余りの分娩(ぶんべん)を扱ってきた国際親善総合病院(泉区西が岡)が今秋から、産科医不足で分娩を休止することが分かった。3月以降に急な退職や派遣中止が重なったためで、9月以降の分娩を予約していた100人近くの妊婦には事情を説明し、他の医療機関へ移るよう求めている。病院は「苦渋の決断だが、5人いた常勤医が1人に減り、緊急時などの安全確保が困難と判断した。何とか医師を採用し、出産できる環境を整えたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140702-00089377-kana-l14

かつて(6年前!)の「首都圏産科過疎地」マップでは、
泉区は「厳しい状況」で、神奈川県の中では悪くはない方でしたが、
『年間700件余りの分娩』が宙に浮くのは痛いはずです…

まあ、幸いなことにお隣の瀬谷区には
共同通信に潰されそこなった)年間3000件もの分娩を扱うあの病院が健在ですし、
秦野盆地ほど危機的ではないと思われます。

それでも、困った話です…

代わりの病院はありますが、人口も多い訳ですから、
こういう崩壊による勤務環境悪化は、ボディーブローのように効いてくるはずです…



↓↓↓ 宜しければポチっと押して下さい。m(__)m
http://widget.blogram.jp/images/bgButton1_whi.gif
blogramランキング参加中!
多くのコメントをいただいた、この話の判決が出ました。

 鈴木尚久裁判長は判決理由で「結果を正確に告知していれば、中絶を選択するか、中絶しないことを選択した場合には心の準備や養育環境の準備もできたはず。誤報告により機会を奪われた」と指摘した。

 判決によると、母親は胎児の染色体異常を調べる羊水検査を受け、ダウン症であることを示す結果が出た。しかし医院の院長は11年5月、母親に「陰性」と誤って伝え、生まれた男児はダウン症と診断され3カ月半後に合併症で死亡した。

 両親側は誤報告により生まれたことで、男児は結果的に死亡したと主張していたが、鈴木裁判長は「ダウン症児として生まれた者のうち、合併症を併発して早期に死亡する者はごく一部」として因果関係は認めなかった。

 判決を受け両親は「ミスの重大性や、生まれた子供の命を否定しなければいけなかった親の心情を深くくみ取ってくれた。この裁判がきっかけとなり、患者や家族に寄り添う医療につながっていくことを願っている」とのコメントを出した。【鈴木勝一、久野華代】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140605-00000117-mai-soci

詳しくは判決文を見ないと何とも言えませんが、
病院が結果を間違って伝えたのは事実ですから、賠償金額ゼロは有り得ない訴訟です。

しかし、

満額認定を出したということは、胎児の障害を理由とした『中絶を選択する権利』を裁判所が認めたことになりますよね…

現実として、経済的理由以外での中絶手術は、日常的に行われていますが、、
まさかの(ほぼ)満額認定には驚きました。

参考に、母体保護法第十四条を引用しておきます。
(医師の認定による人工妊娠中絶) 
第十四条  都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。 
一  妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの 
二  暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの 
2  前項の同意は、配偶者が知れないとき若しくはその意思を表示することができないとき又は妊娠後に配偶者がなくなつたときには本人の同意だけで足りる。 
この条文が、実態と乖離しているのは事実ですが、現在の法律です。
高裁ではどういう判決になりますかね…(控訴しなければ、これで終了ですが…)

別記事によれば
 両親側は陽性反応が出たと分かれば人工中絶していた可能性が高いと主張し「院長が誤った説明をした結果、ダウン症の子が生まれ、その子は死の苦痛を味わった」などと訴えていた。医院側は説明ミスを認めていた。
http://www.saga-s.co.jp/news/national/10208/71141

法律的には胎児には人権はありませんが、
人工中絶は胎児にとって『死の苦痛』ではないのですかね…orz

イメージ 1

↑ 約6年前の記事の画像です。

秦野赤十字病院の派遣産科医を引き上げ 昭和大が通告 周産期医療に影響
カナロコ by 神奈川新聞 5月20日(火)7時3分配信

 秦野市内で最多の分娩(ぶんべん)件数を扱う秦野赤十字病院(同市立野台)が、産婦人科医の派遣元である昭和大(東京都品川区)から、本年度末での医師の引き揚げを通告されていたことが19日、分かった。分娩継続のめどが立たなければ6月中にも新規の受け付けができなくなる恐れがあり、地域の周産期医療は危機的状況に陥りかねない。
 同大は今月1日に同赤十字病院側に引き揚げを通告。3月の同大江東豊洲病院(東京都江東区)の開院により、人員不足が続いているための決断という。
 同赤十字病院は同大に再考を求めるとともに代替の医師を探している。しかし来年4月以降が出産予定日となる人が、初めて来院する今年6月中旬ごろまでに受け入れ問題を解決していなければ、新規の受け付けはできなくなる見込みだ。
 全国でも産婦人科医は慢性的に不足しており、同赤十字病院は「非常に厳しい状態と言わざるを得ない」と見通しを話す。
 同赤十字病院によると、同大からの産婦人科医の派遣は約40年前から始まり、近年は3人の医師が年平均700件強の分娩を扱ってきた。その約6割が秦野市民といい、同市の年間出生数約1200人のうち、3分の1ほどが同病院で生まれていることになる。
 同大医学部産婦人科学講座の松岡隆医局長(45)は「院長からは了承いただいたと受け止めている。出産は通常、最長で10カ月先。引き揚げの11カ月前に通告しており、時期に問題はないと考えている」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140519-00081649-kana-l14


秦野赤十字病院産科医引き揚げ:「県西部全体の危機」「被害者は市民」
カナロコ by 神奈川新聞 5月20日(火)7時3分配信

 秦野市の周産期医療の中核を担う秦野赤十字病院の産婦人科が、医師の派遣元の昭和大から本年度末での引き揚げを通告された。地元の医師でつくる「秦野・伊勢原・中郡 産婦人科医会」は、「事前交渉なしで通告をした昭和大にも、大学に頼り切ってきた赤十字病院にも非がある。一番被害を受けるのは市民」と指摘する。
 1日に突然言い渡された引き揚げの通告。同赤十字病院側は「青天の霹靂(へきれき)。あまりに一方的で再考を求める」とするも、昭和大側は「既に決定事項で、産婦人科を続けるかは赤十字病院側の問題」と認識を示す。
 背景には同大内での産婦人科医の人材不足に加え、民間病院の給与を大幅に下回るとされる待遇格差と激務がある。医師1人が扱う分娩(ぶんべん)件数は年に100件程度とされるが、同赤十字病院は3人で700件強。かつて同赤十字病院に勤め、現在は同産婦人科医会の会長を務める平井規之医師は「現場は、医師の社会的使命感に頼って成り立ってきた」と指摘する。
 その上で「同大は40年近く秦野の周産期医療を支えてきたのに、引き継ぎの当ても探さず、簡単に通告したのは無責任。一方で赤十字側も同大におんぶにだっこを続けてきた。今回も通告を即座に突き返しておらず、危機意識が足りない」と双方の姿勢を問題視する。
 市にとっても痛手だ。市内での移転を機に補助金として2002年から年間1億5千万円程度の支出を続け、運営協議会委員には副市長が名を連ねる。「地域医療の核」と位置づけ“公的病院”としての機能を期待するが、運営に決定権は持たない。
 古谷義幸市長は「子育てのしやすい町を掲げる市として、あれだけのお産の場がなくなったら非常に困るが、市としては継続を訴えることしかできない」と歯がゆさを語る。
 来月には来年4月以降が出産予定日の妊婦が来院するはずだが、引き継ぎのめどが立たなければ引き受けられない。平井医師は、「年700件超の出産の場が失われれば、周辺の病院にも余力がなくなり、たらい回しなどの問題につながる。県西部全体の周産期医療のドミノ倒しにつながりかねない」と警告する。
 現在1歳の長女を同病院で産んだという秦野市在住の主婦(38)は、「近くで大きな病院は日赤だけ。何とか存続してほしい」。同病院で今秋に2人目を産む予定の主婦(38)も、「流産予防の治療でずっとかかりつけの病院なので、今後は別の病院に、といわれても」と困り顔だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140519-00081651-kana-l14

秦野赤十字病院が分娩停止となれば、影響は大きいでしょうね…
(周囲の二宮町中井町、大磯町なども産科病院がない…、隣接する足柄上病院はなんと院内助産…

新生児大やけど事件がどうなったか不明ですが(情報ありましたら、教えて下さい)
(激務や劣悪な待遇などが原因であり)関係はないのでしょうね?

どうなりますか…


↓↓↓ 宜しければポチっと押して下さい。m(__)m
http://widget.blogram.jp/images/bgButton1_whi.gif
blogramランキング参加中!
「帝王切開必要な状況、認めるに足る証拠ない」生まれた子に障害、病院の過失認めず 奈良地裁
2014.5.15 20:35 MSN産経ニュース

 十分な説明もなく自然分娩を選択したため、息子(5)が脳性まひの重度障害を負ったなどとして、母親らが、奈良県田原本町の医療法人「母と子の城」に計約1億9千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、奈良地裁は15日、請求を棄却した。

 原告側は「難産で自然分娩は危険性が高かった」と主張していたが、牧賢二裁判長は「帝王切開しなければならない状況にあったことを認めるに足りる証拠はない」とし、産後の治療にも注意義務違反や過失を認めなかった。

 判決によると、男児は平成20年7月、自然分娩により生まれ、その際、胎児の頭に吸引装置を装着して引っ張り出したり、妊婦の腹部を外側から押さえて胎児を押し出したりする方法がとられた。男児は約10時間後に県内の別の病院に搬送され、21年に身体障害者1級と認定された。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140515/waf14051520350036-n1.htm

『産科医療保障制度の開始』は平成21年1月1日ですので、補償対象外なのですね…orz

水中出産で有名だったようですが、公判中の大淀病院事件を知らなかったのでしょうか?

初耳の話で、事故の詳細を知りませんので、判決が妥当かどうかはコメントしません。(爆)




↓↓↓ 宜しければポチっと押して下さい。m(__)m
http://widget.blogram.jp/images/bgButton1_whi.gif
blogramランキング参加中!

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事