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日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

医療崩壊(産婦人科)

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子宮全摘出…完治はない、それでも夢へ歩む「麻美ゆま」の強さ
産経新聞 3月23日(日)17時0分配信

 《タレントの麻美ゆまさん(26)は昨年冬、芸能活動に本格復帰した。卵巣の境界悪性腫瘍(しゅよう)の闘病生活を経て、これまでとは違うものが見えてきたと麻美さんはいう。しかし、病気に関しては経過観察が続くが、今後は自身の体験談を伝える講演活動のほか、子供のころから好きだった歌にも力を入れたいと、新たな挑戦を続けていく。(藤原由梨)》

■ロスに短期留学

 計6回の抗がん剤治療に耐えた麻美さんは、昨年10月6日に動画投稿サイト「You Tube」に動画をアップし、治療を終えたことを自分の口でファンに伝えた。「少しずつになるかもしれないんですけど、病院の先生や自分の体調と相談しながら、第二の麻美ゆまとしていろんな活動に挑戦していきたいなと思っています」。笑顔で話す麻美さんの姿に、多くのファンが安堵(あんど)した。

 麻美さんはその後3週間、米ロサンゼルスへの短期留学に赴いたという。「闘病中も含め、これまでいつも自分は誰かに支えられていた。もっと自分とちゃんと向き合わないといけないと思って」。改めて自分が何をしたいのか考えたとき、浮かんだのが昔から望んでいた留学だった。

 ロサンゼルスでは、「タレントの麻美ゆま」ではなく、本当の自分と接してくれる人たちに出会った。「実は英会話学校の初日に、麻美ゆまだってバレたんですよ。だけど、学校に通う日々は、自分が麻美ゆまだということを忘れさせてくれるような、貴重な経験ができました」

 留学の夢をかなえ、次は、歌を歌いたいと考えている。昔から歌が好きで、「恵比寿マスカッツ」のライブは夢のような時間だったという麻美さん。「ファンの人と過ごすのが楽しいので、単独ライブもやりたい」と意気込む。「闘病中に歌に勇気づけられました。歌の力はすごいと改めて思いました。闘病した自分にしかわからない感情を、歌を通して伝えられたらと思っています」

■“大丈夫”のおまじない

 がんの告知を受けてから1年が過ぎた。26歳の女性には過酷な1年間だったことは間違いない。

 昨年2月25日の手術終了後、麻美さんの卵巣をむしばんだのは「卵巣がん」ではなく、「境界悪性腫瘍」と分かったとき、麻美さんは医師に子宮を残すという選択肢はなかったのか聞いたという。

 「残せる可能性が1%でもあれば、残してほしかった」と訴える麻美さんに、医師は「1%もある状態ではなかった」と告げた。

 その時点ではあきらめるしかないとは思ったものの、「いまだに、本当に赤ちゃんを産めなくなっちゃったのかなという気持ちはあります」。1年たった今もなお、どこかで自分を納得させるのが難しい部分もある。

 「この病気には完治というものはない」と麻美さんは言う。「今後も、毎月の検査で見ていかないといけない。5年たったからといって再発しないかというと、そうではない。可能性は残っています」と冷静に受け止めている。

 「病気の再発の不安はあります。でも、それよりも自分は大丈夫だという気持ちの方が強いです。大丈夫だと思っていたら、治る気がするんですよ」

 麻美さんは力強い笑顔を見せた。 

     ◇

 境界悪性腫瘍は卵巣の良性以外の腫瘍の約15%を占める。平均年齢は40歳と、卵巣がんに比べて若い女性に発症する。初期での発見が多いが、関西医大付属滝井病院の安田勝彦産婦人科診療部長は「初期は自覚症状が出ず、腹水がたまり腹が張るなどの症状は、病気がかなり進行した状態」と説明する。病気が進行して子宮に浸潤すれば、子宮の全摘出が標準的な治療で、20〜30代で発症することも珍しくないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140323-00000512-san-ent

「境界悪性腫瘍」というのは、泌尿器科領域にはあまりない概念です。
(悪性腫瘍=癌が見つかっても、無治療で経過観察をする場合はありますが…)


麻美さんも、『膨らんだ腹部』に気付いて病院へ行ったように、
自覚して検診を受けてなければ、なかなか早期発見は難しい病気です。
(普通の若い女性は、子宮がん検診すら忙しくて受けてませんよね?)

26歳の女性には過酷な運命ですが、主治医と相談しながら頑張って欲しいものです。



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精子提供で生まれた医師、「父」の情報開示請求
読売新聞 3月7日(金)22時44分配信

 不妊治療の精子提供で生まれた横浜市の医師、加藤英明さん(40)が、遺伝上の父親を知りたいとして7日、治療を行った慶応大病院(東京都)に対し、精子の提供者に関する情報開示を文書で求めた。

 海外では、こうした子供が遺伝上の父親を知る権利を認める国もあり、この権利を巡り議論を呼びそうだ。

 加藤さんは医学生だった2002年、授業で行ったDNA検査がきっかけとなり、自分が慶応大医学部生とみられる男性から精子提供を受け、同病院で生まれたことを知った。同病院産婦人科の吉村泰典教授を訪ね、提供者を教えるよう求めたが、「提供者を匿名にすることが治療の条件。両親も同意している」として回答は得られなかった。

 加藤さんは、その後も同大の卒業生名簿を頼りに提供者を捜し続けたがかなわず、この日、情報開示を求める文書を同病院に郵送。「遺伝上の父親が分からず、ずっと苦しみ続けてきた」と訴えている。吉村教授は「保存期間を過ぎてカルテも廃棄されており、調べようがない」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00001239-yom-soci

「提供者を匿名にすることが治療の条件。両親も同意している」として回答は得られなかった。

「口コミで来ていただいた方に匿名性のシステムを説明している。それは、『提供者は子どもと会うこともありません。子どもが訪ねてくることもありません』ということを前提に提供している」

ところが、今回のケースのように、ご両親は同意していても、
大きくなった子供は納得しないで行動を起こすケースは、今後とも起こるでしょうね。

先日の「DNA鑑定で新生児取り違え発覚」騒動や、大沢樹生-喜多嶋舞騒動などと同様に、
医療技術の進歩によって、昔ならうやむやにされていたことが、白黒はっきりするようになったのです。

“父親”は誰?精子提供で生まれた私
2013年11月6日(Nスタ)

 「1万5000人」という数字。これは、日本国内で精子提供によって生まれた子どもの数です。第三者の精子提供による妊娠は、64年前から行われています。しかし、生まれた本人にはそれが伏せられていることがほとんどなのです。真実が思いもよらぬ形で知らされたら・・・。家族の葛藤を取材しました。

 慶応義塾大学病院産婦人科の一画。ここでは無精子症など、何らかの原因で精子を得ることができなかったカップルに対し、第三者から提供された精子を用いた人工授精が日々行われています。その数、年間1000件。うち5%が妊娠に至り、新たな命が生まれていきます。

 「子どもを作る現場に2人が立ち会いたい」(慶應病院 久慈直昭医師)

 治療を受けるカップルへの同意書には、精子提供者に関する情報は一切得られないとの記載があります。

 「口コミで来ていただいた方に匿名性のシステムを説明している。それは、『提供者は子どもと会うこともありません。子どもが訪ねてくることもありません』ということを前提に提供している」(慶應病院 久慈直昭医師)

 精子提供者は、匿名を条件に慶応大学医学部の学生を中心に集められています。この技術により生まれた人は、現在、日本で1万5000人いるといわれています。

 その中の1人が、加藤英明さん(39)です。現在、横浜市内で医師として働いています。加藤さんは、11年前に自分が精子提供で生まれたことを受けた検査で知りました。当時はまだ研修医でした。なぜ、これまで隠していたのか。加藤さんは母親を問いただしました。

 「『墓場まで持っていくつもりだったのに、何でそんなに聞くんだ』、逆ギレにしか過ぎないんですけれども。結局、母親は何も知らない、かつ、話したくもない。もうそれ以上、僕は話をしたことはない」(精子提供で生まれた 加藤英明さん)

 これまで大切に育ててくれた両親には感謝している。両親を問い詰めたところで、お互いが幸せになれるとは思えませんでした。今から40年前、父親は無精子症であることがわかりました。病院で精子提供を勧められた両親の心境を思いました。加藤さんは、両親と精子提供について話すことをやめました。

 当時、加藤さんの母親は慶應病院を受診していて、提供者は、医学部の学生との説明を受けています。

 加藤さんは1973年生まれ。当時、在籍していた医学部生の中に、自分の遺伝上の父親がいるはずです。加藤さんは該当する人物の写真を集め、大切に保存しています。

 「慶應卒の60前後のドクターに僕の父親候補がいるはず。何人か直接会って“先生(精子)提供したことありますか?”って言っても、さすがに“はい”って言う人には会ったことがない」(精子提供で生まれた 加藤英明さん)

 精子提供の歴史は古く、1949年にさかのぼります。現在では、15の登録施設を中心に毎年100人近い子どもが生まれていますが、中には登録施設外で生まれている例もあり、実態は不明な部分も多いのです。加藤さんと同じように、自分が精子提供で生まれた事実を突然知った人たちの葛藤は、計り知れません。

 去年まとめられた実態調査。当事者たちの切実な声が浮かび上がります。

 「得たいの知れないもの(第三者の精子)が、体の中に入っていると思うと気味が悪かった。いっそ記憶喪失になってしまえばいい・・・」(精子提供により生まれた40代女性)

 調査に応じた5人は全員、精子提供の事実を子どもに伝えるべきだと訴えました。

 「親が子どもに知らせる覚悟もないままに選択した治療は間違っている」(精子提供により生まれた30代女性)

 海外では精子提供により生まれた人たちが、ネットを通して異母兄弟を見つけた例も珍しくはありません。加藤さんは、今後も精子提供で生まれた立場から発信を続けたいといいます。

 「不妊治療を受けている人たちにとっては、妊娠することしか目に見えてないかもしれない。でもそうじゃなくて、その先にあるのは“ひとりの人間が生まれる”ということ。より子どもに負担にならない納得するDI(精子提供)にするためにするには、子どもにできるだけ事実を伝える。そして子どもが知りたいと思ったことを受け止められる体制を作る、それが必要なのでは」(精子提供で生まれた 加藤英明さん)
http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/kodomo/news/20131106.html

興味のある方は、加藤先生の講演内容も、ご覧下さい。

なかなか難しい問題です…

子供にとって事実を知ることは重要で、隠し続けることは、良い事にならない
という加藤先生のご意見は、その通りだと思いますが、
親の立場からすれば、可能ならば言わないで『墓場まで持って』いきたい秘密ですよね…

どうなりますか?



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帝王切開手術料2万円下げ 4月、人件費減で厚労省
2014/03/06 17:23【共同通信】

 厚生労働省は6日までに、帝王切開で出産する場合の手術料を約2万円引き下げると決めた。現在22万1600円だが、4月から20万1400円にする。入院基本料などは別にかかり、窓口で原則3割を負担する。

 帝王切開手術の所要時間が短縮され、人件費が減ったという調査結果が出ているためで、2014年度の診療報酬改定で見直す。当初から手術を予定していたケースだけでなく、自然分娩中などに何らかの問題が生じて緊急手術をした場合も同じ金額。

 妊娠32週未満などで手術が難しい場合は現在24万5200円だが、3万円弱引き下げて21万6400円にする。
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030601001791.html

帝王切開手術の所要時間が短縮され、人件費が減ったという調査結果が出ているため

産科医の過酷な勤務状況が改善したから、ではないのですよね?

なんだかなあ…


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脳死女性が男児出産=生命維持装置外す―カナダ
時事通信 2月13日(木)5時19分配信

 カナダ西部ビクトリアの病院でこのほど、妊娠中に脳死となったカナダ人女性、ロビン・ベンソンさん(32)が帝王切開によって無事、男児を出産した。ロビンさんは出産後、予定通り、生命維持装置を取り外された。AFP通信などが報じた。
 夫のディランさん(32)は10日のブログで、「悲しいことに妻に別れを告げなければならなかった。しかし、生まれた息子は一番かわいい存在だ」と複雑な心境をつづった。
 ロビンさんは妊娠6カ月だった昨年12月、脳内出血のため昏睡(こんすい)状態に陥り、脳死と判断された。医師は出産を成功に導くため、生命維持装置によってできるだけ長く、ロビンさんの肉体的機能を保つことにした。ディランさんは出産後にロビンさんから装置を外すことに同意していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140213-00000034-jij-n_ame


脳死の女性が男児出産、カナダ
AFP=時事 2月12日(水)21時58分配信

【AFP=時事】昨年12月末に妊娠22週目で倒れ、脳内出血による脳死と判定されたカナダの女性が8日夜、男児を出産した。女性は出産するまで生命維持装置によって延命されていたが、出産の翌日、装置が外され、死亡した。夫が10日、ブログで発表した。

 ディラン・ベンソン(Dylan Benson)さん(32)は、妻のロビン(Robyn Benson)さん(32)の身に起きた不幸と、息子の出産に向けた準備をブログでつづっていた。

 ブリティッシュコロンビア(British Columbia)州ビクトリア(Victoria)の病院の医師らは妊娠34週目まで出産を待とうとしていたが、8日夜、妊娠28週目に帝王切開で男児の出産を行った。

 出産後、医師らはロビンさんの生命維持装置を外し、ロビンさんはまもなく死亡した。「9日、残念ながら、私が出会った中で最も強く、最もすてきな女性に別れを言わなければならなかった」「言葉で表現できないほどロビンが恋しい」と、ディランさんはブログで語った。

 ディランさんのブログは世界中の人々に読まれ、息子の医療費のために15万2000カナダドル(約1400万円)の寄付金が集まった。ディランさんは、息子は早産ではあるが健康だと述べ、集中治療室で赤ちゃんを抱いた写真を公開した。写真に付けられたタイトルは「心の底から悲しい、だがとてつもなく誇らしい」だった。【翻訳編集】 AFPBB News
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140212-00000059-jij_afp-int


少し前には、こういう話がありましたね。
米病院、脳死の妊婦から生命維持装置外す
ウォール・ストリート・ジャーナル 1月27日(月)12時48分配信

 米テキサス州フォートワースのジョン・ピーター・スミス(JPS)病院は26日、州裁判所の命令に従い脳死状態の妊婦の生命維持装置を外したことを明らかにした。これにより、終末期医療と胎児の権利をめぐる論争を巻き起こした訴訟が終結した。

 JPS病院によると、妊婦のマリース・ムニョスさんの生命維持装置は26日午前11時30分に外された。遺体はその後、遺族に引き渡された。

 マリースさんは昨年11月に血栓とみられる症状で倒れた。当時妊娠14週だったマリースさんは病院に搬送され、その直後に脳死と宣告された。しかし、JPS病院は、マリースさんの夫であるエリック・ムニョスさんの意思に反してマリースさんを生命維持装置につないだままにし、テキサス州法をめぐるJPS病院の解釈を理由に挙げた。病院が妊婦から生命維持装置を外してはならないとの解釈だ。

 エリックさんの弁護人は声明で、遺族が「これで、マリース・ムニョスの体を休ませる厳粛な埋葬作業を進め、苦しみ続けていたマリースの死を悼むことができる」とし、「マリース・ムニョスの冥福を祈るとともに、遺族が耐え難いほど長くつらい旅を完了することを望む」と述べた。

 マリースさんは胎児の権利をめぐる論争の火種となった。生命維持装置を外すのを拒否した病院を相手取り、夫のエリックさんが訴訟を起こしたからだ。エリックさんはテキサス州法が機能上脳死とされる人への適用を意図したものではないと主張し、妻の意向に沿おうとしているのだと説明した。エリックさんによれば、マリースさんはかつて、「人工的な生命維持措置」を受けたくないとの意思を示していた。

 JPS病院と中絶に反対する団体は、これに異議を唱(とな)え、州法には胎児の生命を保護する意図があると主張した。しかし、テキサス州の判事は24日、同法が脳死の人に適用されないとの判断を示し、病院に27日午後までに生命維持装置を外すよう命じた。

 エリックさんの弁護人は、胎児が異常を示しており、生存能力がないと主張した。

 JPS病院の広報担当者は26日に声明を出し、裁判所の命令に従って生命維持装置を外すことを明らかにした上で、病院を運営するJPSヘルス・ネットワークは「州法の要求だとわれわれが考えていたことに従ってきた」とし、「JPSの役割は法に異議を唱えることではなく、従うことにある、とJPSはこれまで主張している」と述べた。

 複数の法律専門家がエリックさんの見解を支持すると述べているが、一部の活動団体と議員が病院側に付き、判決への不満を表明している。

 反中絶団体「Texas Right to Life(テキサス生きる権利)」は判決後、「残念ながら、胎児の利益ないし幸福を代弁する人は誰もいなかった」という声明を出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140127-00000395-wsj-int


どちらも、聞くだけで胸が張り裂けそうになる話ですね…

私としては、ご家族や担当医の判断を支持するとともに、
残されたご家族の幸せを祈るのみです。m(__)m


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今日のアクセス数が多い原因かと思われますが、この話の続報です。

救急搬送先での28歳女性死亡めぐる裁判の口頭弁論 夫が胸中語る
01/22 18:41 FNNニュース

2013年8月、28歳の妊娠中の女性が、救急搬送先の病院で死亡した。医療態勢などに不備はなかったのか。訴えを起こした夫に話を聞いた。
妻を亡くした平野雄一さんは「自分の選択で、妻を亡くしてしまったという思いは、やはり消えないと思います」と話した。

妻を失った夫の後悔の涙。
2013年8月、救急搬送先の診療所で亡くなった平野夏子さん(28)。
その死は、あまりにも突然だった。
2013年8月4日午前1時ごろ、亡くなった平野夏子さんは、夫に付き添われ、世田谷区の病院に救急搬送された。
夏子さんが、自宅で激しい腹痛を訴えたため、救急車を呼んだ夫の雄一さん。
1週間前に、別の病院で、初期流産の可能性があるとの診断を受けたことを伝えると、救急隊員は、婦人科の受け入れ先を探し始めた。
しかし、雄一さんは「『婦人科はゼロから、もう1回、探すことになります』と言われたので、まず痛みだけでも」と話した。
雄一さんの選択で搬送されたのは、世田谷区内の診療所。
雄一さんは「簡単な、たぶん聴診器と触診か何かやったくらいで、(処置は)点滴と痛み止めの注射だけですね」と話した。
診療所の看護記録には、自然流産や婦人科への通院との記載があったが、医師の診断は急性胃炎。
診療所内で経過を見ることになった。
その後、医師は、隣接する自宅に引き上げて、夜勤の看護師も不在となった午前8時ごろ、夏子さんの容体が急変した。
雄一さんは「妻が呼吸をしていなくて、医師を呼んで、心臓マッサージをしてもらいました」と話した。
そのまま、息を引き取った夏子さん。
行政解剖により、死因は、子宮外妊娠が原因となった、卵管破裂による出血死と判明した。
雄一さんは「現実を、まだ受け止め切れていない。妻の(指輪)は、ネックレスにして、持ち歩いている」と話した。
突然の死から、およそ半年。

雄一さんや遺族は、夏子さんの死は、医師が適切な処置を怠ったためだとして、診察した医師や、診療所を救急病院に指定した東京都を相手取り、およそ9,000万円の損害賠償を求める訴えを起こし、22日、1回目の口頭弁論が行われた。
22日午前、雄一さんは「どういうつもりで、注射・痛み止めだけ打って、朝まで様子を見させていたのか」と話した。

診療所側は22日、夏子さんの遺族らの訴えの一部について、争う姿勢を示す書面を提出し、訴えを棄却するように求めた。
また、救急医療体制に不備があるとされた東京都も、法的に問題がなかったことを主張したいと、争う姿勢を示した。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00261714.html


去年8月、救急搬送された女性が8時間後に死亡した事件。診療所は急性胃炎などと診断していたが、死因は子宮外妊娠で卵管が破裂したことによる出血死。遺族側は「適切な処置をしなかった」として医師と救急医療機関に指定した東京都に対し損害賠償を求めが、口頭弁論で診療所側は、責任の一部は認めるものの「患者は流産した」と聞いていたなどと話しており、死亡の敬意については争う姿勢でいる。今回のようなケースで、産婦人科がない救急病院はどのように対応しているのか。安田和弘院長は血圧の変化に細心の注意を払い、ある程度の初期治療をし婦人科と救急医が一緒に対応できる病院に転送するなどと話した。
http://kakaku.com/tv/channel=4/programID=4938/episodeID=696151/

改めまして、お亡くなりになった平野夏子さんのご冥福をお祈りします。m(__)m

あまり一般には知られてない「東京都の全国最悪な救急体制」など、
多くの争点を含む訴訟であり、今後の成り行きには注目しています。
(もし、次回公判日がわかりましたら、教えて下さい。)

自分の選択で、妻を亡くしてしまった

「『婦人科はゼロから、もう1回、探すことになります』と言われたので、まず痛みだけでも」と話した

この「もう1回」が、5分や10分程度で済むなら、
旦那さんは「やはり婦人科へ」と答えただろう、と私は考えます。

しかし、東京都の現実としては、少なくとも数十分、長ければ1時間以上
痛みが続く中、救急車内で待たさせられたはずです。

ご家族がそれに耐えられなかったことを、結果論で責めることは、間違いだと私は考えます。


しかし一方、

「患者は流産した」と聞いていた

(ニュース映像中の看護記録にも、「先週自然流産されたそうです 婦人科通院された」との記載あり)
などの情報により、

医師もご家族も救急隊員も誰1人として、生前には『子宮外妊娠で卵管が破裂』という診断には至っていません。


どういうつもりで、注射・痛み止めだけ打って、朝まで様子を見させていたのか

と聞かれれば、『(誤った情報もあり)子宮外妊娠だとは、露ほどにも思わなかった』
と答えるしかありません。

後半の記事にある、安田和弘院長のコメントは、
あくまでも『子宮外妊娠の可能性を否定できない』時の対応であり、
そういう「致死的な疾患」を考慮していない時は、
『強い痛みには強い痛み止めを使う』のは普通の対応です…
(看護記録によると、ソセゴン+ホリゾンを筋注したようですね)

解剖結果が判明してから、『どうして適切な対応をしなかったんだ』
と言いたくなる心境は、十分に理解できますが、
医師や救急隊員も神様ではないのですから、無理なものは無理なのです…


旦那さんにとっては、心の傷に塩をすり込むような訴訟かと思われますが、どうなりますかね…



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