まいにちまいにち

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意外に大きな話題になっていないが、数日前TVを見ていて、わあ、これはすごい、と驚いたニュースが一つあった。自動車メーカーホンダが、ビジネス用のジェット機を開発したというものだった。

その四号機が日本に飛来した様子をTVのニュースで見た。その機体のなんと美しいことか。軽快な、安定した飛行ぶりだった。それで改めてネットでいろいろ調べてみた。関連参考記事、ビデオ動画などいろいろあるのでご覧いただきたい。

ホンダは元々二輪車メーカーとして有名だが、今やトヨタにつぐ日本有数の世界的な自動車メーカーなのだ。そのホンダが、5人から10人前後用のいわゆるビジネスジェット機を開発に関わっていることは知らなかった。それが創業者本田宗一郎氏が30年も前に、一念発起されて始まったことだ。そしてホンダはアメリカで「ホンダエアクラフト」という会社を設立以来その開発に当ってきた。それが今回の成果なのである。

この間、ホンダ自体その業績にいくつもの浮き沈みがあったが、このビジネスジェット機開発だけは、終始一貫、宗一郎氏の夢を実現すべく継続してきたプロジェクトだそうだ。そしてついにその夢を現実のものにしたという。

その安定した軽快な飛行ぶりは素人目にも明らかだ。その高い性能を見てすでに、購入予約が殺到しているとのことだ。

技術的には機体の軽量化のための国産の技術が活かされているということがある。ただこのホンダジェット機、その技術という点でユニークなのは、機体主翼の上にエンジンを搭載するという、これまでのジェットエンジン航空機の常識を覆す技術を導入したことである。これには世界中の技術者があっと驚いたそうだ。

このニュース単にジェット機の話だけで終わらない。ホンダという企業だけのの話でもない。日本の自動車産業、日本のあらゆる工業製品の優秀さ、イメージアップに大きく役立ったのだ。日本のもの作りの優秀さがここでも証明されたのである。そのイメーアップ効果ははかりしれないものがある。

昨年末から最近まで、例のタカタのエアーバックのリコール問題があった。トヨタもホンダもそれには業績上大きな影響を受けていた。なにしろそれは車の安全性に直接関連する問題でもあり、日本メーカーのイメージダウンに大きく繋がっていたことは間違いない。

ところがこのホンダジェットの登場でそのもやもやが一気に吹き飛んでしまったような感が強い。

航空機といえば、昨年ボーイング787が登場したことが話題になった。それは国産機ではないが、その機体の軽量化のため日本が開発した炭素繊維素材が使われた。機体そのものの部品を含めて全体の35%もの部品が日本製のものということが話題になったものだ。

ところがこちらの方は、バッテリーの欠陥問題が浮上してしまった。最近はその問題も解決、収束したが、そのこともあってB787のことはあまり話題にならなくなってしまった。

ところがこのホンダジェット、なにしろその部品がどうのこうのでなく、小型とは言いながらジェット機本体そのものの話なのだ。いや、これはすごいとなるのは当然であろう。

実は日本の航空機製造技術のことではもう一つ三菱重工業の戦闘機の開発の話もある。その道の専門家の間では、その優秀性が大きな話題になっているようだ。しかしこちらは方はなにしろ戦闘機という機密保持のこともあって、その技術力がおっぴらに語られたりすることはあまりない。ただ、その話もまた日本の工業力の優秀さを物語る、知る人ぞ知ることなのである。

その点ではこのホンダジェット機、戦闘機などと違って、その優秀さを世界中の人々の目の前で見てもらえるものなのだ。日本への飛行以来すでに仙台空港などでデモ飛行を行っているが、飛行機フアンでなくても、その飛行ぶり美しさ、見事さには感銘を受ける。

イメージアップというだけのことでない。それはあくまで小型ビジネス機のことなのだが、そのさまざまな技術が航空機のみならず、自動車産業はもちろんあらゆる工業分野に活かされるだろうことは想像に難くないのである。

いや、すばらしい。

tad 

参考資料/ビデオ:

ホンダジェット、各地でデモ飛行 赤い機体の思い :nikkei
ホンダジェットの革新⑥自動車と飛行機をつなぐ:nikkei 
創業者・本田宗一郎に繋がるホンダスピリットの神髄を見た:excite
【ホンダジェット】量産型4号機初飛行映像:youtube 
ホンダジェット】量産型4号機初飛行映像:youtube
仙台空港 ホンダジェット離陸着陸 展示飛:youtube 


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