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是非一言いただけましたら・・・

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「前文略・・・

中国深センで行われたWindows Hardware Engineering Community(WinHEC)というイベントに登壇したMicrosoftのOS部門の副社長を務めるテリー・マイヤーソン氏は「Windows 10への無料アップグレードは、正規版であろうとなかろうと、全てのWindowsが対象になります」と話し、「海賊版でも無料アップグレードできる」として大きな話題となりました。

これまで、上記の件については詳細な公式情報が明らかにされていなかったのですが、5月15日付のMicrosoftブログで「非正規版のWindows搭載デバイスに対して無償でのアップグレードは提供しない」ということがつづられました。

Microsoftによると、「非正規版の古いWindows OS搭載デバイスを利用しているユーザーに対してWindows 10のアップグレードに関する魅力的な申し出を行う」とのことですが、無料のアップグレードはあくまで正規版のWindows 7・Windows 8.1のユーザーのみを対象とするとのこと。

 非正規版・海賊版のOSはマルウェアに感染しやすく、個人情報が漏れやすいのですが、正規版だと思って購入し、海賊版を知らず知らずのうちに利用しているユーザーは非常に多くいます。そこで、ライセンスを持つ正規版のWindowsユーザーであるとMicrosoftが確認できなかった時は、PCのデスクトップに通知が表示され、ユーザーが正規版のWindows 10を購入できるようにするようです。もし正規版を搭載していると思っているデバイスに通知が表示されたら急いで購入店舗で返品を行ってください、とMicrosoft。

無償ではないものの、海賊版のWindowsから正規版のWindows 10へのアップグレードには対応すると見られており、これには海賊版ユーザーがWindows 10の潜在的な顧客であることも考慮されている様子。なお、海賊版ユーザーに対して行う「魅力的な申し出」の詳細は記事執筆時点では不明です。」Gigazine 

冒頭参照したGigazine誌のニュースを読んで、またか、と唖然としたのは私だけだろうか。その内容、経緯については私は3月26日の「なりふり構わぬマイクロソフト経営行動に疑問を呈する」と題するBLOGで書いている。

その内容、要するに、正規版のユーザーに対して、Windows10への無償バージョン・アップは認めるのはいいとして、いわゆる海賊版のユーザーにもそれを認めてしまおうと方針に対して、それが、世界でも有数の大企業のなすべきことですかと書いたのだ。

私たちWindowsユーザーは、Windows98、Xp、Vista、7、Windows8、8.1と変遷してくる中で、そのバージョンがアップされる度、結構高額のバージョンアップのための費用を負担してきた。それが当然だと思っている。Windowsの正規版のユーザーは、マイクロソフト社がトータルで世界に存在するあらゆるパソコン一台一台について、登録管理しているものと信じている。いや現にやっているようだ。正規に登録されて使われていないものはすべて海賊版、違法コピーのものであることは間違いないのである。

ところが、Windows8、8.1の頃からかどうか定かではないが、中国を中心に大量に海賊版が存在するようになったようだ。その事は先のニュースを読むまで全く知らなかった。海賊版が横行する? あの中国ではそんなこともあろうかと思った。

ところが驚いたというか、まさに青天の霹靂として受け止めたのは、マイクロソフトがWindows10発売に当って、その海賊版のバージョンアップも認めるらしいという報道であったことだ。

まさかと思ったが、マイクロソフトそのことを敢えて否定しなかったのは事実であった。ずっと最近までその方針であったことは明白である。そして今回のこのニュース、さすが、それはないかというのが一般的な受け止めかたのようだ。それについてはおそらく世界中なら非難の声が殺到した違いない。さすがそれで関係者が改めて否定に回ったというところなのだろう。

ところが、否定はしたものの、誤って、正規版だと信じて海賊版を購入してしまったユーザーには「魅力的な申し出」を提供する方針だという一文を読んで、「なんだ、それは何事か」と改めて無性に腹が立ったのである。

たしかに、中にには誤って買ってしまったもののあるかもしれないが、、その大半のユーザーはそれが海賊版であることを当然知っていたはず。購入して使っているうちにそれに気づくはずなのだ。

上記のようにマイクロソフトは世界中のWindowsパソコン一台一台について、その管理がきちんと行っている。少なくとも、日本で販売されているパソコンメーカーのものはすべて、その管理がなされていると理解しているし、されているはずだ。それでいい。それが当然である。

問題はその中国、マイクロソフトは大々的な海賊版の存在に当然気付きながらどうしてその対策をしてこなかったのかということである。ビル・ゲーツの時代はそうであったが、最近はそれがなされていないという報道も読んだことはある。どうしてなのか。その手抜きの理由は一体なんなのか。

このこと、もはやWindows10のバージョンアップがどうのこうのそんな細かい問題でない。それは経営者が交代して経営方針が変わったとか、マーケティング戦略が変わったとか、そんな次元の問題ではない。

それはマイクロソフトという企業の経営理念、経営哲学、より具体的にいうと企業コンプライアンスの問題ではないのか。

マイクロソフト社、その企業経営に当っては、世界国々の法令を順守してその経営を行う社会的責任がある。その中で自ら提供、販売してしている製品、サービスが違法にコピー製作されて販売されるような事態をどうして黙って見過ごしているのかということだ。欧米諸国、日本ではダメで、中国ならOKなのか。まさか。

このマイクロソフト社海賊版を見過ごすどころでない、その行為を追認するような挙に出ていること自体が信じられないのだ。

海賊版の無償アップ、さすがそれはとりやめた。ところが誤って海賊版を使用したユーザには「魅力的な申し出」を行うのだという。(注:マイクロソフト関係者のそのBLOG原文がどういう表現になっているか見たいものである。)

どうしてそんな特別の配慮をする必要があるのだろうか。それが善意であろうが、悪意であろうが、結果的に海賊版を使ったことはユーザー自身の責任ではないのか。またそういう考えにならない限り、この世から海賊版、違法コピーソフトの排除などできるわけがない。

すでに述べたがパソコン関連のソフトの管理システムから言って、それが正規版でないこと位ユーザーはすぐにわかるはずなのだ。それが正規のものでないことくらい分からない方がおかしい。であるのに、どうしてそんなユーザの救済を優先するのか、それが全くおかしいのである。

Windows10のユーザーはすべて無償でバージョンアップさせるのである。それなら大量に存在する海賊版のユーザーにもそれを認め、トータルのマーケットシエアアップを図るのか得策だ、と考えたのだろう。さすがにそれは出来なかった。しかし、そうした潜在的な善意のユーザー救済の名目があるではないか。それが「魅力的な申し出」の意味内容なのだろう。

もし仮にそうならば、、このマイクロソフト、まさに情けない企業だといわざるをえない。

tad


参考資料:

企業コンプライアンス:Wikipedia 
海賊版のWindowsを無償でWindows10にアップグレードする計画をMicrosoftが撤回:Gigazine


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