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「村山・元総理大臣と河野・元衆議院議長が、日本記者クラブで講演し、村山氏は、戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」について、安倍総理大臣は過去の植民地支配と侵略に対して痛切な反省を表明した、いわゆる「村山談話」を継承する立場を明確にすべきだという考えを示しました。

この中で、村山・元総理大臣は、安倍総理大臣が、戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」について、「私の後継の総理大臣はすべて、村山談話を継承すると言って、国際的に約束してきた。安倍総理大臣は、第1次政権では、村山談話を継承すると言ったが第2次政権になって態度が変わった。これだけ安倍総理大臣の談話が国際的に注目を浴びているのは安倍総理大臣が何を考えているのかが注目されているということだ」と述べました。

そのうえで、村山氏は、「安倍総理大臣には、きちんと村山談話を継承すると言ってもらわなければならない。戦後70年談話の中に、素直に、はっきり、明記すべきだ。国際的な疑問と誤解を解消することが大切だ」と述べ、安倍総理大臣は、過去の植民地支配と侵略に対して痛切な反省を表明した、いわゆる「村山談話」を継承する立場を明確にすべきだという考えを示しました。」NHK 

村山・元総理大臣と河野・元衆議院議長が、日本記者クラブで講演し、その二人がそろって、「村山談話」継承を発言したのだった。これについてTVでも報道があったし、新聞各紙をこれを報道していた。特に朝日新聞は6月10日のトップで大きく報道していた。戦後談話首相に継承要求、村山氏「侵略否定できない」、河野氏「後退絶対いけない」という見出しである。

朝日新聞の報道のスタンスは、まさにこの二人の言うとおり、安部総理は歴代総理が継承し、守ってきた村山談話をあたかも否定しているように見られかねない、それは間違いだ、というスタンスで報道しているのだ。二人の言ったことを事実として報道しているだけで、別に「そうだ、そうだその通り、それは間違いだ」とやっているわけではないが、どうもこんなニュースを一面トップに持ってくるところが、私は気にくわない。

そもそも安部総理が「村山談話」を何時、どのような場で、どのような表現でそれを否定したり、日本の先の戦争について、それを正当化するような発言をしたかということだ。それは一切ないということは事実だろう。むしろ話は逆ではないか、

これに遡ること、5月の安倍首相のアメリカ議会での演説がある。それが比較的評判がよかったのは、安倍首相が先の日本が起こした戦争について、アジア地域で混乱を引き起こし、アジア諸国に多大の迷惑を掛けたことについても反省の弁を述べていたことではなかったか。

そうした反省に基いて日本が新しい日米同盟関係を築いてきたことが今日の地域、世界の平和に貢献している背景ともなっていることを述べたのであった。対米関係となると日本は敗戦国、その日本、あの戦争で受けた被害は甚大であった。あの激しいそこまでやるのかという空爆、そして原爆投下があった。それを乗り越えて、それについては、その相手国アメリカに一切の批判や非難を投げかけることなくやってきたことが今日の日米関係の基礎となっているのである。それが当たり前と言えば当たり前なjのだが。

安倍総理、その演説の中では確かに村山談話を継承しますなどという言葉はなかったが、先の戦争についての反省、そしてこれまで中国、韓国を含めてそれについて歴代内閣が行ってきた謝罪を否定するようなことは一切述べていない。いるはずがないのである。

歴代内閣というが、何も村山談話が全てではない。日本の歴代内閣は日本が先の戦争について反省し中国や、韓国に対し、何度も謝罪の念を述べてきたことは紛れもない事実なのである。天皇が訪韓しそれをされたこともあったではないか。

その伝え方、内容、ニューアンスが時代とともに、多少変化があるのは当然のことではないか。いつまでも過去にとらわれないで、新しい歴史、新しい友好的な国家関係を作っていくためには、過去の反省を十分に踏まえながらお互い未来志向で行くのがいいという考えになっていくのも必然のことではないのか。

今の良好な日米関係がその典型的例ではないか、というのがアメリカ議会における安倍演説の骨子であったと私は理解している。別に中国や韓国に対し、そのことを見せつけたわけではないだろうが、要するに大切なのは、過去のことばかり言うのでなくより未来思考でいくことが大切だというニューアンスなのである。

それがあらゆる人間関係、国家関係をうまくやる基本中の基本ではないのか。何がどうあろうとそのことの大切さを否定すべくもない。

村山、河野両氏がなんのために「村山談話」だけ「金科玉条」のように持ちだしてあんなことを言うのか、そんなことをやって一体何になるのかと明確に言っておきたい。

村山、河野両氏はそうした安倍総理のスタンスが国際社会でとう受け止められるかを心配しているのだろうが。例えばアメリカなどでは日本は十分先の戦争について反省しその謝罪も行ってきたと見ている人が60%いるという世論調査結果もある。

日本は民主主義国家、言論自由の国である。村山、河野両氏なあのような講演を記者クラブでやることが自由なら、どうしてその一方でそのこと自体に反論する言論人、政治家を招いて反論の機会を与えないのか。そうしたい言論人も大勢いるはずなのにどうしてそれがないのか不思議でならない。

はっきり言っておくが。私自身は必ずしも安倍政権の支持者でもなんでもない。ただあの村山、河野講演の内容、それを取り上げた朝日などマスコミの報道姿勢がどうもある意味一方的で、バランスを欠いていると感じた。だからこのことを書いておきたいと思ったのである。

このこと国民の一人として言っておく。

tad

参考記事:

村山元首相「安倍首相は談話継承を:nhk 
「戦後70年〜歴史認識と日本外交」:nhk 
首相に戦後談話の継承要求 村山元首相と河野氏が会見:asahi 
アメリカ人の6割強が「日本は戦争謝罪の必要ない」:msn 

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