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6月22日の「ネット回線速度とパソコン通信速度の違い」と題するBLOGで、現在市場で行なわれている光回線について争奪合戦は少々異常であること、それに巻き込まれて間違った選択をされることのないよう注意しましょうという趣旨のことを書いたのでした。

と言うのも、まずはただ回線スピードが早いとか、遅いとか、その回線だけの月額費用の単純比較だけが全てでないということがまずあります。それだけで回線を何にするか、決まるわけでない。インターネット接続だけでなく、利用する電話、TVなどのサービスをトータルで考えることが大切だという趣旨がまず主眼でした。

さらに、通信スピード、スピードというが、各通信会社が売り込みにかかっているものについてはその回線スピードと実際のパソコンでの通信処理時間とは全く次元の違う話であることに注意する必要があるということでした。

パソコン入り口までのスピードがいくら早くても、問題はその後のパソコンの通信処理時間が遅ければなんにもならないということです。おうおうにしてそのことを軽視しがちです。

ただそうはいいながら、一つの目安として、その入口までの回線スピードが適切であるかどうかを知っておく必要はあるわけです。現在使っている回線、それが光であり、CATVであり、ADSLであり、モーバイルルーターなどでしょうが、その回線スピードがそれぞれどの程度のものであるか、USENのものなど計測する手段があります。それをやってみること自体は別に無駄ではない。そして私の場合はフレッツ光と手持ちのモーバイルルーター二種(3Gと4G)を比較してみたのでした。

結果はフレッツ光と4Gモーバイルルーターについては、実際の使用上全くなんの問題もない。快適にネットワークができるということが確認できました。3Gのルーターに関してはちょっと辛いところがあるが、まあ使えるのではないか、という判定でした。

いや、実際問題、その実験はそうであったし、実際に自分がそしたものを使っていての体験、体感から言っても全くその通りの結果であると納得しました。自らの通信手段の選択は、そうじた意味では特に間違ってはいないという結論を得たわけです。

その計測テスト、極めて簡単に出来るので一度やられてみるのもいいでしょう、と提案させていただいたのです。

昨日、パソコンクラブのKさんからメールがあり、その同じように回線スピードを計測した結果特に問題なかったという連絡をいただきました。それでよかったのですが、それで三つばかり、気がついたことがあったので今朝改めてそれについて書いておきます。

1)Mbpsとは:

回線スピードの計測はいいが、そこで登場するXXXMbpsなる用語。Mbpsとは通信スピードを表す単位のようだが一体どういう意味かということです。先のBLOGでは、そのことについて全く説明がありませんでした。それについてはパソコン用語辞典e−Wordをご覧ください。

Mbpsとは、通信速度の単位の一つで、1秒間に何百万ビットのデータを受信できるか送信できるかを表す値です。

Mbpssは100万bps(=1000kbps)で、1秒間に100万(=10の6乗)ビットのデータを送れることを表しています。8ビットで1バイトなので、1Mpbpsは125kbytes/S(キロバイト/秒)に相当します。1Mbpsを2の20乗倍の約105万bpsとする場合もありますが、大抵の場合は100万bpsの意味です。

この場合ビットというより、バイト単位で言った方が分かりやすい。というのも、パソコンに保存するファイル容量はバイト単で表すのが普通だからである。1バイトは半角文字一文字に相当する。つまり1Mbpsとは一秒間に125、000文字が送れるスピードだと考えていい。相当なスピードであることは感覚でわかりますね。

22日のBLOGでも書いたようにパソコン普段の通信速度は、動画を含めても数メガ以下です。その数メガ分の通信能力があれば、スピードテストで、大きな数字が出ようが出まいが普段の通信速度には関係ないのです。そういう意味では光は、普通の通信能力が有り余っているはずです。だから回線速度20Mbpsも出ていれば十分なのです。それの倍のスピードがードが出るの、10倍だの言っても意味がありません。

先のBLOGでは説明がなかったのですが、このMbpsという計測単位の意味は最低理解しておきましょう。

2)上り、下りの回線スピード

通信スピード計測値を出すとなると正確には、受信側と送信側分けて測定する必要があります。下りとはすなわちネットサイトから受信する場合であり、上りはその逆ネットサイトに送信する場合です。ただとりあえずは下り、受信スピードがより重要であることには変りなくそれが関心の中心となるのです。

通信スピード測定方法はいくつもあって、その多くのものは上りと下りを分けて測定するようになっています。が、そもそも回線スピードなるものを測定すること自体の意味はむしろ限定的なので、ここではあえての下りだけの話をさせていただいたわけです。そのことは理解しておいてください。

計測法がいろいろある中で、USENのものは、下り方だけですが、しかし測定した回線速度が、実際のパソコン・ワークでは概ねどのような使い勝手の良さに相当するかの評価を出してくれるのが分かりやすいのです。これなら結構早い、まあまあ問題なくできる、ちょっとしんどいかもしれないといった調子です。

ただそれだけのものです、あくまで一つの目安にしか過ぎないということを念頭において利用しましょうということです。

3)そもそも回線スピード測定値など、時間と場所、その他条件によって大きく変動する可能性が高い:

先のBLOGで私がUSENのそれを使った測定値の例を三つばかりあげています。そうした測定値自体何も絶対的なものでなく、同じ通信手段のものでも、その測定の時間、場所、その他条件によって相当違ってくることは当然出てきます。

例えば先のBLOGで私が測定したNTTフレッツ光の測定値は、BLOG図4によれば 106.703Mbpsとなっています。

その一方で上記Kさんが、メールで送ってこられたAu光の計測値は31.526Mbpsでした。 あれ、おかしいな? Auの方がフレッツ光よりはるかに早いはずなのに・・・。それがここでいう変動の可能性の典型例です。

いや、そうなのです。それがまさにこんな測定値一つをもって早い遅いいうこと自体が間違いなのです。何回も何回も測定して平均値をとったらやはり、AuのそれがNTTのそれをおそらく上回るでしょう。Auが発表しているスピード数値が本当にそうならばです。いや、本当なのでしょう。

その意味で、別にAuが嘘を言っているとは申しません。ただまさにその使用条件によってその結果が大きく違ってくるだろうことは予測できます。

その一方、では私が得た高いNTTの方の数値はそれは嘘であったか、全くそうではないです。あの数字は私が実際に計測して得た数値です。ただ、同じように何度も計測すると、その時間帯やその時のPCの状況にもよって大きく違ってくることは確認できます。図4であげた100Mbpsどころか、せいぜい20Mbpsのこともあります。

誰しもそうした数値を出す場合は、いわゆる「ベストエフォート」値を出すものです。つまり一番いい数値を例として出す場合が多いのです。

それを指摘したりすると、通信各社の窓口の担当者はぬけぬけと「それはカタログでもお断りしてありますが、ベストエフォート値ですから」などと説明します。

カタログにはそうしたことをちゃんと断ってあるかもしれませんが、売り込みの担当者はそんなニューアンスでは通常説明しないことは心しておきましょう。

よくサポートなどに電話すると、やりとりが始まる前に、「この電話サービス内容の改善をはかるため、録音させていただく場合があります」というメッセージが入ります。それを嫌がる人がいますが、私はそれは大歓迎です。言った言わないでもめた場合、そうした録音が解決に役立つのは何も相手側、業者側だけではありません。こちらはそのことを覚えていて、では
録音を確かめてみてください、とやります。

そうした数値をあげて相手が説明した場合、相手はこれはあくまでベストエフォート値ですがなどとめったに断りません。トラブルになった時、こちらが「そんな説明はなかったですね、最初の会話ではそれがベストエフォート値であるなどとおっしゃらなかったですよ、なんならその会話録音されたはずですから、チェックして見てください」位のことを言えばいいのです。途端に攻守の立場が逆転するでしょう。

いやなにもそのこと、相手をギャフンと言わせるのが目的ではありません。自身がやりたいことをきちんと達成するためには、やはり、なによりもそのことについて正しい知識と経験を積んでおくことだという趣旨のことを申し上げているのです。

この回線スピード、通信スピードのことに関して、以上三点を追加して書いておきます。

tad

参考資料:

Mbps【 megabits per second 】 メガビット毎秒:e-word 
Mbpsは何MB/ssなのかを計算します:mothfucka 
「ベストエフォート」の速度とは理論的な最大値?:724685 

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