まいにちまいにち

是非一言いただけましたら・・・

全体表示

[ リスト ]

世界の厄介者

ギリシャが30日に期限を迎える国際通貨基金(IMF)への借金返済額2100億円の支払いをめぐって、EU、そして世界中が大騒ぎである。昨夕のTVニュースでもこのことが盛んに報じられていた。

なにしろギリシャという遠い国のこと、多くの日本国民は、そんなこと関係ないや、と思っているかもしれないが、この後のギリシャの対応、EUの対応次第では、EUのみならず、世界中を巻き込む金融市場の大混乱を引き起こしかねない事態なのだ。日本もその例外ではない。

ところがその肝心のギリシャ首相、IMFへお返済期限30日のデットラインなどどこ吹く風かと言わんばかりに、7月5日に国民投票を実施すると宣言してしまった。その台詞でいわく、「それが(国民投票)が民主主義の原点だ。EUの提案など承認されるはずがない。」というのである。

あきれてものが言えない。それで一体どうなるというのか。いや、デフォルトなとの自体がが起こるはずはない、IMFへの支払いはただ延期、延滞になるだけのことと言ってるのだろう。要するに借金など当面踏み倒しておけばいいと宣言したようにも見える。

さてそれでどうなるか、である。

国民投票などやって一体なんになるのだろうか。いやそれでチプラス首相の意図に反してEUからの融資を受けるための年金減額など厳しい財政再建策を全面的に受け入れるという結果になるかどうかなのだ。それがギリシャが生き残るための唯一の道であることなど明白ではないのか。それはたしかにギリシャ国民にとっては茨の道であろうが、しかし今やギリシャはそれに掛けるしかないはずだ。

一番悲惨なのは、EUの勧告にノーとなった場合だろう。それで、EUはギリシャ切り捨てを決断することは明白である。ノーとなってもこの厄介ものの面倒をさらにみ続ける必然性はもはやないと決断したに違いない。ギリシャ破綻の影響はたしかに甚大だが、それはむしろ長い目でみればEU全体にとってプラス面が大きいの判断をすでにしているに違いない。

それは英国がEU残留かどうかの決め手の一つになるようだ。

ギリシャ首脳はそれが分かっているのか。それにしてもEU首脳との協議の場でのあのチプラス首相がふりまくあの笑顔は一体なんなのだろうとつくづく思う。

そしてこの首相、7月5日に実施する国民投票が民主主義の道だとのたまわった。大負債を抱え、融資先の銀行から再建案を突きつけられた。今日明日中の破産の前に、それを受け入れることが融資の条件だと言われているのである。企業経営者が、30日すでに破産してしまってから、株主総会を7月5日に開き、株主の意見を聞いてから融資を受けうかどうか決めますと言ってるようなものだ。何がそれが民主主義道だ、である。呆れてものが言えない。

この問題、日本のTV新聞でも大きく取り上げられてはいるが、国民の関心はさほど高くないようだ。たしかにギリシャの財政問題と日本の財政赤字の問題では話の中身が違うことは分かっている。忘れてはならないのは、日本は世界でもまさに冠たる借金国であることだ。

あの政治史歴史的事件として誕生した民主党政権がわずか四年で吹っ飛んでしまった最大の原因は菅、野田内閣が財政再建問題に関わり、増税を巡って党内がそれで真っ二つに割れてしまったという経緯があったからである。

今の安倍内閣、そんなことどこ吹く風かとばかり、アベノミクス経済成長路線一点ばりなのだ。それが全て間違いなどと言わないが、どうして最近この財政再建問題が殆ど取り上げられなくなったのか。

そういう意味での国民の関心が高く、それが国会での論争の焦点の一つであっていいと思うのだが、全くそうでないのが不可解なのだ。

こうしたギリシャの事態、日本の事態については専門家の解説をいろいろ読めばいいだろう。そのいくつか関連記事をあげておこう。たださまざまな解説を読んでも、あまり生産的ではない。

この際状況のまとめとして、私はそれを五つの下手くそ時事川柳にしたのお読みいただければと思う。想像力をたくましくしなくとも、その意味内容十分ご理解いただけよう。


「デフォルトを へとも思わぬ あの笑顔」 チプラス首相

「破綻では 意味をなさない 民主主義」  国民投票

「切り離せ それが本音の ユニオン旗」  EU

「忘れるな 世界に冠たる 大負債」    どこかの国

「インフレの 怖さを習う いい機会」   どこかの国2

今朝のBLOGのタイトルは「世界の厄介もの」だが、それは別にギリシャに限らない。EUの中にも第二の厄介ものの候補いくらでもいる。

G8とか称して世界で指導的役割を果たしているつもりの日本もことと次第ではそう
なっておかしくない状況、条件も十分あることを忘れてはならない。今はその仲間から外れているが、あの巨大国ロシアがそのデフォルトの仲間であった時代があった。

そのプーチン11月に日本にやってくるのも、このことと無関係ではないのだろう。


tad


参考資料:

ギリシャはどうなる??EUはどうなる? 目前に迫る、デフォルトのデッドライン!:gendai 
ギリシャ支援協議、再び物別れ デフォルト回避へ週末に最終折衝: reuters
コラム:ギリシャがデフォルトでもユーロは売られない=佐々木融氏:reuiters 
ギリシャ来月5日に国民投票、首相「支援案の是非問う」reuiters 
年金生活者に見るギリシャの「矛盾」:reuitgers 

この記事に


.


みんなの更新記事