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每日のニュース、聞いていて明るく楽しいもの、悲しくつらいもの、どうでもいいものいろいろある。大谷翔平選手の大活躍ぶりのニュースなどはTV画面何度見ても飽きることがない。逆に目を避けたくなるような、悲惨な、悲しい事故のニュースもある。
私個人として最も関心のあるニュースは6月初旬にシンガポールで開催が決まった米朝首脳の会談に関するものだ。それがこれからの日本という国家にとって、一つ最大の重要事である。
まずはこの米朝首脳会談が、日本にとっていいことなのか、そうではないのかだ。
そのこと自体最高にいいこと、好ましいことであることには変わりはない。昨年の今頃、米朝は一発触発、何時戦争が始まってもおかしくない状況だった。これまでのアメリカ大統領と違って、あのトランプ大統領の下では、その可能性大いにあった。それは軍部内部からの必死の制止もあって、なんとかそれは避けられた。そしてたしかにそのこともあって、金正恩委員長は自らの保身、その体制維持のために、米朝会談を仕組んだ。そして今回事態となった。戦争絶対回避のためにはそれでよかった。
それにしても、それはあまりにもとんとん拍子でに進んだ。そして、それについてのトランプ氏のはしゃぎぶりまさには恐れいる。ポンペオCIA長官を派遣して金正恩氏と話をつめ、米朝会談を決めた。国務長官ではない。
非核化の内容、そのプロセスもそこそこにして、とうとう北朝鮮国家体制を維持保証し、米国が積極的にそれに関与するするというところまで踏み込んでしまった。
北朝鮮は非核化の証拠として、核実験場廃棄を日本を除く国際記者団にそれを査察させる。
ついこの間まで、日米韓が一致して北朝鮮圧力強化路線を推し進めてきた中でのことだ。
日本だけfが、蚊帳の外の状況になってしまった。安倍首相、口ではこの
米朝交渉の進展ぶり、結構なことと云っているが、腹の中は煮えくり返って
いるのだろう。当然だ。
しかも北朝鮮は公然と、日本が主張する「拉致問題」など解決済のこと、世界のあらゆる国の中で日本だけが、この平和のための会談開催に水をさす国だと言い放つ始末だ。
トランプ氏、安倍首相との約束の手前、「拉致問題」を米朝会談で持ち出すものの、そんな真剣にこれを討論するつもりなどないだろう。なにしろその友好ムード、平和構築の様子を世界中そして国内選挙向けに見せたいのである。これぞ、かってアメリカのどの大統領もなしえなかった偉業だと喧伝したいのである。
この間にあって日本はたしかに一見完全に蚊帳の外におかれる。だから
安倍首相必死で米朝会談後、トランプ氏と会ってその内容を確認する
場を作ろうとしている。どこまでそれが出来るかのか出来ないのか現段階では不明だが。
しかしである。それでは、蚊帳の中の、米中ロ韓、そして北朝鮮の関係がそれで上手く、北朝鮮の思惑通り行くののか、である。
そんな筈がない。その五カ国、完全に同床異夢の状況だ。事態進展する中で、あらゆる政治的、経済的な問題でそのうち路線対立がはっきりしてくるのは目に見えている。
時間が経過するにつれ、蚊帳の外の日本はむしろ漁夫の利を得ることになるのではないだろうか。
焦ることはない。むしろ、日本の立場は明確である。「拉致問題」の解決への進展のない限り、日本は北朝鮮とのいかなる経済支援に関わる交渉、取引には応じないというスタンスを明確に打ち出して当然だ。そしてむしろ悠然と構えていることだ。こちらから積極的に日朝会談を申し入れることも
ない。
安倍首相も、見せかけ上のことは別にして、そのように考え、そのように動かられるだろうと私は推測している。いや、そうあるべきだ。
「泣く子と地頭には勝てぬ」ということわざがある。この際泣く子とは北朝鮮のことであり、地頭とは米国のことだ。
「泣く子と地頭には勝てぬ」とは、道理の通じない者や権力者にはどうやっても勝てないから、無理を言われても従うしかないという意味だ。北朝鮮という国、元々道理もなにもない国である。
その一方米国は元々それでも道理、倫理、理念などが通用する国であったはず。今のトランプアメリカはそれが失われている。しかし、そのうち、それを取り返してくる可能性は高い。次回の選挙でトランプ派が勝つようでは
アメリカももう終わりだ。
目先のことだけ考えると、今はトランプ氏がはしゃぐことはあろう。しかし
事はもっと長いスパンで考えるべきだ。あらゆる意味であのトランプ路線必ず失脚する時が来る。
「泣く子も地頭」もその道理なき、理不尽な行動について必ず破綻の憂き目に遭遇することになるだろうと私は想像している。
米国はすでに世界的なリーダーとしての地位を失いつつあるが、その
流れを加速するか、歯止めを掛けることが出来るのか、一つこの米朝会談の結果とその後のプロセス次第であろう。
日本は北朝鮮との関係では、蚊帳の外でそれを悠々と高みの見物位のスタンスでいいのではないか。「果報は寝て待て」だ。
tad
参考記事:
米金正恩体制維持を保証する考え 会談で非核化の場合:asahi.ocm
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2018年05月15日
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