まいにちまいにち

百聞は一見にしかず、百見は一験にしかず。

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今日国際政治外交の最大の関心事は、6月の米朝会談が本当に行われるのか、どうかだ。現在の状況では、90%の確率で、それが行われる可能性が高いとされている。米朝双方の動き、かけ引き、事前交渉が水面下で行われている。

その水面下の交渉が、その主役の一人トランプ大統領自身が、その交渉プロセスを刻々と、ツイッターで書き込みするのである。結果、その内容がどんどん公表公開されてしまう。それがすごいというか、世界の政治、外交史の中でも画期的な展開なのである。

米朝会談、6月12日にシンガポールで行われると決まっていたものを、トランプ氏、北朝鮮が米韓演習にクレームをつけたこととか、金正恩委員長が、またまた中国北京を訪問したことが気にくわないところがあって、突然会談中止の声明をツイートしたのだった。それも一種の取引戦術だったのだろう。

慌てた金正恩氏、韓国文在寅大統領に会談予定通り実現の調停を依頼
した。結果、文在虎氏のとりなしの形となった。それで、トランプ氏、そうか、よしよしそれならばと再び米朝会談の実施をツイッターで宣言するというめぐるましさであった。これには世界中が振り回されたものだ。

トランプ氏、このツイッターという武器をフルに活用して、米朝会談の設定段階から会談自体を上手くリードしている感がある。それも、トランプツイート政治。外交の成果と、云えなくもない。

うーん、たいしたものだ、と感心するところはある。外交関係交渉のプロセスで、このツイッターなるものをこんな形で使った国家首脳などかってなかった。しかしその一方で政治とか,外交がこんな形で展開されて果たしていいものかどうかという根本問題に戻る。戻らなくてはならないはずだ。

世界の国々、主要マスコミがこれについて、なんらかの明確な問題提起をしているわけではないが、まずは米朝会談の実施、その結果を見ての論評につながっていくのだろう。

米国の大統領といえば先代のバラク・オバマ氏もツイッターをやっていた。
しかも、そのフォロワーの数などトランプ氏などよりはるかに多かった。しかしこんな形で、ツイッターを国内政治はもちろん外交戦に使うことはなかったし、そんな発想すらあろう筈がなかった。

その一方でトランプ氏のこのツイッター政治の展開がある。それをすごいと見るか、それ自体、さまざまな問題をはらんだ困った、間違った、本来の政治に混乱をもたらす手法だとみるかだ。その両面がある。

結論的には、アメリカ国内では、やはりこのトランプ氏のツイッター政治の展開自体が、トランプ大統領支持率低下の大きな要因の一つとなっているようだ。

今日アメリカ国民、政界、とろわけマスコミは、このトランプ氏のツイート政治を、冷ややかに見ているところが支配的なようだ。大統領戦では、たしかにそれはその勝利のための一因ともなった。

しかし大統領候補と、現職の大統領ではその立場は全く違う。ツイートの使い方一つとってもあらゆる意味でその使い方違うべきなのだ。

ところがそうでないのが、トランプ氏だ。「うーん大統領になったのにまだ懲りもせずあんなツイッターの使い方をやっているのか」という感じで見ている国民、政界、そしてマスコミ界のようである。

そのことについてまとめのいい論評があったので参考資料にあげてみた。
『トランプの「ツイッター政治」に、ついにアメリカ国民が飽き始めた」』と
というタイトルにその本質が語られている。

資料としては少し古いきらいはあるが、今日の大きな世論の流れには変わりはないと私は考えている。

本BLOGで書きたいことと、米朝会談やるか、やらないか、その内容どうあるべきかといういわば本論とは、関係ない。

米朝会談、それが米朝にとって、韓国にとって、そしてなによりも日本にとってどう展開され、どういう結果になるのが望ましいか。また日本がそれにどういう戦略で臨むべきなのか、なによりも拉致問題の解決とどう結びつくのかつかないのか。

これからの展開次第なのだ。

トランプツイート外交と、それにまつわる米朝会談のゆくえ、その中での
日本の外交がどのように展開されていくか、まずはじっくり観察している
ほかない。

tad

参考資料:
『トランプの「ツイッター政治」に、ついにアメリカ国民が飽き始めた」』
現代 中岡 望 東洋英和女学院大学大学院客員教授

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